京都最高レベルの、素晴らしいフレンチのお店です。お勧めいたします。(注目されていない京都のお店シリーズ3) : Restaurant ai

昨年、訪問しました。今年に入って、もう十数件以上、
京都のお店に行っていて、東京のお店にも行っていて、
細かい部分を忘れていまっています。また、
食べログのレビューも書く時間が全然ない(もっと、重要なものにつきっきり)
ので、駆け足のレビューになります。推敲する時間もありません。
大変申し訳ありません。ただし、レビューの鋭さはあると思います。
印象に残ったものはちゃんと書かせていただきます。

(1) 舞茸のスープ

確か、乾燥したものと生のもの両方使っていたと思います。
色が茶色であるのは乾燥しているものからでしょうか。
味は非常に濃厚ですが、すっきりとしていて、
本当に舞茸だけだっけ？と思う味です。私が感じた印象は
いろいろなキノコのコンソメ風の味です。
和食のレシピに「七茸汁」というものがありますが、
それもめちゃくちゃ美味しいですが、このスープも相当なものと
感じました。とにかく、普通の舞茸の味とは全然違います。他のキノコも
使っているのでは？と本当に感じました。味は正確に覚えていますが、
言葉に起こすのが難しいです。見た目通りの色、キノココンソメ風(造語です)
としか申し上げられません。

(2) 八橋

スペシャリテという名にふさわしいものでした。
中はフォアグラとピーカンナッツのキャラメリゼされたものだったと
思います。八橋自体も街中で売っているものの雰囲気はありつつも、
その八橋とは違ったと思います。食感のシナッとした感じは同じですが、
市中の八橋よりもさらにシナッとした感じが心地良かったです。
全体的な味も独特の味で例えようが無いのですが、個人的にはピーカンナッツは
分からずに、フォアグラ＋八橋と言った感じでした。味的には心地の良い、
かなり甘めのものです。文章だけでは想像がつかない味で、
食べてみないと分からないと思います。フォアグラと甘味はあいますが、
ここまで、組み合わせを変形したものは出会ったことがありません。
これが一番、インパクトがあり、印象に残りました。
このスペシャリテを食べに来る価値はあると思います。

(3) カンパチ

炙った、カンパチにブルーチーズを合わせています。
この品もとてもじゃないけれど、思いつきません。
ブルーチーズの味の量が適切なのでしょう、
独特の味がカンパチの味と融合しています。

(4) カリフラワーと帆立

これは思いつきます。この組み合わせは合います。
カリフラワーのソース、単体とバター味の帆立は
あいます。カリフラワーのソースは良いのですが、素の
カリフラワーは味が薄く、また浮いてしまうので、
バターで軽く、さっと火を通した方が良いかもしれないと感じました。
同じ傾向の料理を自宅で数日前に作りましたが、私はカリフラワーのソースに
アオサも使いました。結構、アオサの磯の味は行けます。
今日は牡蠣とカリフラワーでパスタを作ります。

(5) 魚

魚はクエでしたが、皮目の火の入り方と身の火の入り方が
明らかに違います。ソースの味は薄らと覚えていますが、
文章に起こせるほど、正確には覚えておりません。
添付した写真の見たまんまの味ですが、バター味(魚の出し入り)
が一番目立っていましたかね。ハイレベルの意味で、まずまずと
感じました。付け合わせのカブが素晴らしくて、
「レフェル」様の冬場の旬のカブの味と同じレベルでこちらの方が印象に残っています。

(6) 肉

鹿肉でしたが、相当ハイレベルの鹿肉を色々なお店
(一番よかったの博多の「Restaurat Sola」様)でいただいているので、
これもハイレベルの意味で普通に感じました。
キノコは大黒しめじで、良いものですが、数日前に
ぼるた様の人生最高の原木椎茸を頂いたので、これも普通に感じました。

(7) チーズ

追加で注文いたしましたが、リーゾナブルなお値段に驚きました。
追加料金500円でした!　最近では非常に良い海外の味のいろんな種類のチーズも
スーパーで手に入るので、味的には驚きませんでしたが、どれも美味しいチーズであるとは
感じました。

この辺になると、頻繁に起こる、話の方が盛り上がってきて、味を覚えておりません。

(8) スイーツ1

クランブル系とクリーム系の鉄板パターンですね。
下のクリームは確か、クリのクリームだったと思いますが、
それほど、栗の味が際立ったものではなく、大人しめのものだった気がします。

(9) スイーツ2

確か、トンカ豆とチョコレートを使った、スイーツだと思いましたが、
奥の円筒形の外側のものの儚さが印象には残っています。
味的には驚くほどのものはなかったかと思いますが、
見栄えに反して、「何これ？」と思う、よくありがちな
ものとは違ったと思います。


(8) コーヒー

これまた、一ヶ月後に「Est」様で超絶素晴らしいエスプレッソを
いただいたしまいましたので、もはや、記憶にありません。
すいません。

(9) カヌレ

美味しいカヌレですが、個人的には内部がもうちょっと、
しっとりしていただけたらとは感じました。

(10) お土産

お水とフィナンシェもいただけます。飲んだ時と食べた時は鮮明に味を覚えていたことは
覚えていますが、お水の方がやや記憶が薄らいでいます。透明度があり、柔らかすっきりの
味だったと思います。フィナンシェの方ははっきりと覚えていて、発酵バターが強く薫る
王道のものとは違い、バター味を抑えているかと感じました。蜂蜜にこだわりが
あるようで、そのためかと感じました。生地は締まって、きつい感じですね。
蜂蜜の質は非常に良く、西洋とは違う、サラッと系のものでした。

お値段は質の高いぶどうジュース2杯、チーズをつけて、お土産付きで、
確か、17000円を下回ったので、CPは非常に良いと思います。


結論から申し上げると、個人的には前回の京都滞在で満足度最高の
フレンチでした。口コミ数6件、評点3.06のレベルのお店では
全然ありません。お勧めいたします。

来年度、再訪する予定です。