謙虚なご主人の姿勢を見れば更なる精進をしていくことでしょう！ : なる屋

この日はかみさんと京都をブラブラ。
　
やって来たのがこちらの割烹料理店。

場所は、錦市場の堺町通りをちょっと入ったところ。

こちらのご主人は、室町和久傳の料理長だったそうで、
和久傳は私も好みですので期待をしての訪問になります。
少なくとも好みに合わずに残念な結果になることは無いなと思って（＾＾）

さて予約時間である18時ちょっと前に入店します。

店内は、カウンター8席。我々は真ん中辺りに案内されました。

お店は、まだお若そうなご主人と女性の板さんの2名で切り盛り。

BGMはありません。

こちらはおまかせコースということでしたのでそれでお願いしました。
大体2万円くらいとの案内でした。
ただし同席した方の料理を拝見すると我々のものよりもグレードが高かったので、
おまかせの中でも値段設定が変えられるんだと思います。

私は、

・廣戸川 純米酒　1000円
　　純米酒らいしい米の旨み。

かみさんは、

・梅酒ソーダ割り　800円
　　酸味が特徴でした。

を頼んでカンパ～イ♪

この日にいただいたおまかせコースの内容は以下になります。

・先付
　　黒豆、堀川牛蒡胡麻和え、数の子になります。いわゆる正月料理ですね。
　　堀川牛蒡の柔らかさが秀逸でした。

・前菜
　　牡蠣の南蛮漬けとなますの柚子釜です。
　　牡蠣の南蛮漬けの上に干し柿、大根、人参、ちしゃのなますを添えています。
　　牡蠣ってたまに臭みを持つ場合があるのですが、牡蠣の南蛮漬けはそれが無くて。
　　これは美味しかったですねえ（＾＾）

・向付１
　　よこわの刺身です。祝い大根、大根おろしが添えられ、雲丹と卵黄のたれで食べます。
　　雲丹と卵黄のたれがいいっすね（＾＾）
　　よこわにたっぷりと絡ませてたれも完食ですよ。

・向付２
　　天然とらふぐのポン酢和えです。くわい煎餅と水菜が添えられて。
　　くわい煎餅は何度か頂いていますがほんと香ばしくて旨みあって素晴らしいわ。
　　これを普通にスナック菓子として商品化出来ないもんでしょうか。

・椀物
　　白味噌仕立ての雑煮です。白味噌ベースの出汁に、揚げ焼きの餅と、ほんだわら、
　　菜の花、大根、人参を添えて。
　　私は白味噌仕立ての雑煮はあまり好まないのでちょっと残念ですが、
　　正月シーズンの京都ではしゃーないですけんねえ。
　　それも高確率で出てくるので（T▽T）ノ_彡☆ばんばん!

・八寸
　　四角形の箱に入ったミニお節バージョンです。
　　生麩、車海老、あんきも、れんこん、スナップエンドウ、牛蒡、海老芋、竹の子。
　　これは特に印象が薄いかなあ。

・凌ぎ
　　河豚の白子炙り寿司です。これはさすがに旨いわ（＾＾）

・焼物
　　牛の三角ばらの炭火焼きです。
　　うどの金平マスタード仕立て、聖護院大根、野生のクレソン、わさびの葉が添えられて。

・箸休め
　　もずく酢の加減酢ジュレがけです。もずくは極細タイプを使用。

・煮物
　　鰆と銀杏の吹雪仕立てです。炊いて揚げた鰆を使用しており凝ってます。
　　このあっさり出汁は好みでしたねえ（＾＾）

・食事
　　牡蠣となめこご飯、赤出汁、香の物です。
　　牡蠣となめこご飯はかなり柔らかく炊いたものです。
　　通常のご飯とおかゆの中間くらいに。普段はやや固めご飯が好きな私ですが、
　　これはこれで美味しく頂けました。もちろん完食！
　　何気に赤出汁に入っていた豆腐が旨くて。もの凄い豆の風味を感じる。

・水菓子
　　柚子のシャーベットに、香川のさぬき姫という苺、金柑煮、かりんを添えて。

・和菓子
　　栗餡の求肥包みです。

・お薄

上記に加え私は、

・義侠純米吟醸酒原酒50％　1200円　×　2杯
　　吟醸らしい芳香。気に入ったのでお替りを。

を頼んで〆て47000円。一人当たり23500円。

CPとしては悪くないと思います。ドリンクがそんなに高くないのが救い。

ご主人は非常に腰が低くて謙虚なふるまい。
同席したお客さんはちょいと俺様風でしたが、うまく対応されていましたし。

女性の板さんもまだ1年ほどとのことですが、我々にも時折話しをしてくれて、
和んだ雰囲気を作ってくれました（＾＾）

和久傳出身との情報でしたので外さないと思っていましたがその通りの結果に（＾＾）

その代わり、その期待を超えるところまでは感じなかったのが残念かなあ。

いずれにせよ、謙虚なご主人の姿勢を見れば更なる精進をしていくことでしょう！

ご馳走様です！（2017/2/6現在、4.16ポイント、ミシュラン☆）