京の趣を感じながら～美味しいカクテルを～【祝！世界チャンピオン】 : ロッキングチェア

【再訪/追加修正①】歴史と情緒の街､｢京都市｣｡国内からの観光客の方も多いですが､外国からのお客様も非常に多く見受けられます｡いつ訪れても思うのは､｢京都｣は､独特の風情を持つ､世界でひとつの街だと思います｡そんな｢京都｣の街に､目指すそのお店はあります｡｢京都市学校歴史博物館｣の斜め前にありますが､見た目は､１軒の民家に見えます｡看板が無ければお店とは気付かないでしょうね～｡引き戸を開けて入りますと､奥へと続く､小路があります｡右側には庭木があり､左側には｢薪｣が積まれています｡冬の間は､暖炉を使うそうで､毎冬２トン(ト･トン？！)位は仕入するそうです｡奥へ進み､扉を開けますと､衝立の様な壁があります｡左へ１段上がりますと､丁度お店の真ん中辺りです｡左側には､１段下がって､テーブル席が並んでいて､一番奥に暖炉があります｡右側には､カウンター席とバックバーがあります｡４人用のテーブル席が１卓と､一番奥には､ロッキングチェアの席があります｡その先には､お庭があり､樹木や石灯篭があります｡トイレと反対側のパウダールームをご利用の際は､段差がありますので､お気をつけください｡カウンター席のイスは､ひじ掛けがあり､座面も柔らかくて､良い座り心地です｡バックバーは､中央に大きな扉付の棚があり､両側には､低い位置に沢山のボトルが並んでいます｡スタッフの皆様が働く部分には､大黒柱が残されています｡右半分は､２階までの吹き抜けになっています｡オーナーバーテンダーの､坪倉さんは､東京の｢ガスライト｣で研鑚を積まれた後､故郷へ戻られて､京都の､ Bar K6 で研鑚をさらに積まれた後､独立されてこちらのお店を開業されました｡その手から創られるカクテルは､とても美味しいです｡フード類も､お酒の｢アテ｣から､食事メニューまであります｡ ★2015年には､ＮＢＡ(日本バーテンダー協会)の技能大会で総合優勝されました｡その際に創られたオリジナルカクテルが､｢ライズ｣です｡日本チャンピオンになられたバーテンダーの方は､次の年に開催される世界大会への出場権が得られます｡世界大会は､色々な国々で開催されます｡坪倉さんは､翌年､2016年10月に､20年振りに､日本で開催された世界大会へ出場されました｡この大会は､東京の帝国ホテルで行われました｡坪倉さんが出場された､｢ＷＣＣ Ｃlassic｣は､世界各国の選手が５部門に分かれて､各部門の優勝を目指します(部門は自分では選べないそうです)｡各部門の優勝者の方は､部門ごとの世界チャンピオンですが､さらに､各部門優勝者は､｢スーパーファイナル｣と呼ばれる決勝で､｢ワールド･バーテンダー･オブ･ザ･イヤー｣を目指します｡チャンピオンの中のチャンピオンなのですかな？｡詳しくは判りませんが､勝ち抜くのは大変な事ですね｡日本での開催なので､お客様やバーテンダーの方も応援の方が沢山いらっしゃいました｡08:00頃行きましたが～､会場の扉前､一番乗りは､ＮＢＡ関西本部の皆様でした～(笑)｡坪倉さんは､｢ショートドリンク(サワー)部門｣に参加されました｡国内大会とは違い､デコレーションを､会場の隅で､お客様の目の前で創られました｡壇上で､カクテルを創る際は､マイクを付けて､｢英語｣で､説明をしながら､創って行きます｡観客からの声援も飛び､選手もそれに答えます｡坪倉さんは､終始笑顔で､落ち着きも見受けながら演技をされました｡～(本人は､｢それは無いです｡｣と､言ってましたが～(笑)｡ 見事､部門優勝されました｡続く､｢スーパーファイナル｣が始まる頃には､広い会場は満員に近くなりました｡関西本部の方から､お名前入りの､｢祇園うちわ｣をただいて､応援される方々が目立ちました｡｢スーパーファイナル｣では､創っている際に､ご自信の説明に加えて､審査員から｢英語｣での質問もありました｡ここでも､坪倉さんは､落ち着いて応答されていました｡(本人は､｢だから､それは無いですてっば～｡｣と､言ってましたが～(笑)｡ そして､2016年の世界大会の頂点に､立たれました｡ おめでとうございます｡
【坪倉さんのオリジナルカクテル】
｢ザ･ベストシーン｣
2016年の作品｡ジンベースのショートカクテル｡まず､清涼感のある､ミント系の香りが鼻腔を刺激します｡ひと口目､涼風の様なさわやかな口当たりです｡刺激は少なく､｢スッー｣と､爽やかな味わいが口中を駆けて行きます｡ほんのり､｢コク｣を感じます｡ＷＣＣ世界大会｢ショートドリンクサワー部門｣優勝｡｢スーパーファイナル｣優勝｡世界チャンピオンおめでとうございます｡
｢ライズ｣
2015年の作品｡ジンベースのショートカクテル｡やさしい香りが上がってきます｡フルーツ感のある味わいが口中に広がります｡刺激は少なく､ほんのり口中に余韻が残ります｡ＮＢＡ全国大会､総合優勝｡
｢アレグレス｣
2014年の作品｡フレーバードウォッカベースの､ショートカクテル｡優しい口当たりで､少し刺激が舌の先と口中に感じられます｡フルーツ感もあり､ノドの奥まで､｢スッー｣と落ちて行きます｡ＮＢＡ全国大会､創作部門､第１位｡
｢ラスター｣
2013年の作品｡ジンベースのショートカクテル｡ひと口目から､口中に刺激が広がります｡｢ビッ！｣と来る味わいです｡余韻が鼻腔へ駆け上がります｡背筋が伸びる､辛口な味わいです｡少し強めで､後から｢グッ｣と効いてきます｡ＮＢＡ全国大会､創作部門､第１位｡