旬の味をひと工夫加えて愉しませてくれる京の老舗居酒屋。おばんざいも充実。 : 御料理 めなみ

【2016年4月　再訪】（写真を追加しました）

大阪で桜を見た後、京都に戻って夕食に予約しためなみを訪問。
私がとても好きな、おばんざいなどを出してくれるお店です。

◇サッポロ黒ラベル大瓶
◆お通し　壬生菜とお揚げの炊いたん
こちらのおばんざいではこの菜っ葉とお揚げの炊いたんが特に好きです。
お通しで出てくると特に嬉しいです（＾_＾）

◆よこわお造り
何となく京都でのお造りはきずしか横輪を頼んでしまいます。
いい色いい味。爽やかで美味しい横輪（メジマグロ）です。

◆おから
こちらも必ず頼むおばんざい。酸味が効いている所がとても美味しいです。

◆焼ホワイトアスパラ
少し早いのかなと思いましたが食べたかったので注文。
良い焼き加減。サクッと綺麗に噛み切れます。
味もジューシーで美味しい。

◆筍と白魚の天ぷら
旬の美味の組合せ。軽やかに揚がっており美味しいです。
白魚に添えられた山椒の風味も良し。

ビール2本の後は日本酒に行きます。

◇花見酒 グラス750円、1合1,000円
琵琶の長寿の春酒。純米吟醸新酒。
春酒らしい華やかな旨み。爽やかな酸味がありキレよし。旨い酒です。

◆さくらの飯蒸し
カウンター上に並ぶおばんざいの中でも特に気になって注文。
焼いた鯛の身を道明寺で包み、桜の葉で巻いたものを蒸して餡掛けで頂きます。
元の見た目は桜餅。塩味と桜の風味が相まってとても美味しいです。

◆筍 木の芽和え
こちらのこのお料理は春の鉄板。この時期には必ず頼みます。
柔らかい筍に山椒か香る木の芽味噌の美味しいこと。

◇九頭龍 上燗 1合
上燗で通じるスバラシイお店w

◆豆ごはん
後でラーメンとかに行かない様にちゃんと〆めておきますw
関西の豆ご飯はお豆さんがホクホクとしてとても美味しいですね。


お腹いっぱい。今日も堪能しました。
やはりめなみは良いなぁ。
何か春に来る事が多い気がしますので、次回は他の季節にも来ますね。

どうもご馳走様でした。

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4月初旬。
出張に絡めて春の京都に3泊します。

さて、初日は昼過ぎに京都に到着、夕方まで桜を見て6時頃から飲み屋に出陣。
仕事は明日ですw

最初に赤垣屋を覗くともう満席。

土曜日だし観光客多いし無理かなぁと駄目元でめなみに電話すると、なんと入れるとのこと。
お店に行ってみたら一席だけ空いていたようです。今日もラッキー。

このあと予約のないお客さんはほとんど断られていました(^_^;

さて、めなみは三条通りから木屋町通りを少し上がった所にある居酒屋です。
もともとは太田和彦さんの本とテレビで知り、それから何回かお邪魔しました。
高瀬川沿いにお店が並ぶ賑やかな一角、通りに面したビルの1、2階にお店があります。

格子戸を開けて暖簾をくぐると、やや狭めの一階には白木のカウンターに8席と、テーブル席が少し。
2階には座敷があるらしいです。

昭和初期開店の歴史ある居酒屋。
今の建物は近年に建て替えられたものです。
3代目の女将さんが白割烹着姿で元気に接客されています。

カウンター内はイケメン親方に、女性の焼き方、若い色黒の板前さんの布陣。
次々と入る注文をテキパキとこなしていきます。

活気があって気持ちがいいお店です。

さて、一席だけ空いていたカウンター席に着席すると（左右の席の方、大きいのが割り入って申し訳ない）、まずはビールで喉を潤します。

◇サッポロ黒ラベル大瓶
◆お通し　お豆と野菜の煮物

カウンター内の壁のおすすめメニューをチェック。なんとも言えない味わいのある字体ですねぇ。

◆よこわお造り
でも結局、手元の紙のメニューからチョイスw

えらく脂のノリの良さそうなのが来ましたよ。
でも見た目よりもさっぱりして食べやすいです。
もう少し身の味がほしいところ。

めなみのカウンターにはおばんざいがずらりと並んでいます。次はここから選びましょう。

◆いいだこ旨煮

おや?柚子の香りがしますね。仕上げに振ったのかな？
ここの親方は味付けにひと工夫してくるので、料理に意外性があって面白いですね。
飯蛸の足はややしょっぱ目の味付けと柚子の風味でさっぱりしています。
軽い歯応えもあり楽しい味わいです。

頭には飯が詰まっており、ほろほろとした食感が楽しく旨みもあり美味しいです。
飯が少し固く、もう少し柔らかい方が私は好みかな。

お酒に行きましょう。
日本酒の種類はそんなにないものの、いつも幾つか季節のお酒を置いています。

◇琵琶の長寿　純米酒　花見酒

滋賀県の有名銘柄です。
花見酒と銘打つだけあり香りがすごく良いですね。香りも爽やかです。
思ったより日本酒らしい味ですが、香りの良さと相まって軽やかな印象を受けます。
酸味もあり、程よく辛口で美味しいですね。
2合頂きました。

◆おから

私はこちらのおからが大好きで、毎回頼んでしまいます。
少し酢で酸味を効かせているのが本当に美味しいですよ。
ひじき、人参、蒟蒻、蓮根などと合わせています。
酒が進むんだ～、これ(^▽^)

◆筍の木の芽焼き

季節のものを頂きましょう。
細かく方形に切った筍を木の芽味噌で和えています。

木の芽味噌がいい味だなぁ(*´∀｀*)
山椒の風味が主張してきて、甘い味付けの中でよいアクセントになっています。
この木の芽味噌は持ち帰りたい旨さです。
筍も旨いんだけど、味付けの方の印象が深いですね。

◇鷹取
燗はこれのみ。伏見のお酒ですね。一合頂きます。
食事の邪魔はしませんが、それほど特徴はない感じかな。
少し甘く感じるけど、さっぱりした味で飲みやすくはあります。
でもお料理が全体的に上品で洗練されているので、もう少し膨らみのある燗酒が欲しいです。

◆みぶ菜とおあげの炊いたん

こちらでは菜っ葉とお揚げの炊いたんはお通しに出ることもあります。
菜っ葉は季節によって変わります。
みぶ菜は特に好き。

私的には必ず注文するメニューです。400円と安くて美味しいしw
お揚げの風味が良いし、唐辛子が少し効いているのもまた美味しいです。

◆筍ごはん

普段は居酒屋ではシメないのですが、他の方が食べているのを見て食べたくなりました。
炊き込みご飯大好きです。
特に筍ご飯は良いですよねヽ(=´▽`=)ノ
おこげも入っていますよ～。
優しくて香ばしくて旨くて最高です。

今日も美味しかった～。
めなみのお料理は感動するほど美味しいという訳ではないのですが、一品一品が洗練されていて味の水準が高いし、またそれぞれに何かひと工夫加えられていて口に入れた時に良い意味で予想を裏切られるのが楽しいのです。

メニューにはいつも食べたいものが多く、目の前に並んだおばんざいにも目移りするのですが、当然食べきれません。
いつもあれも食べたかったなーなどと後ろ髪を引かれながらお店を後にするのです。

今日もとても満足しました。
どうもご馳走様でした。