そうだ、京都行こう。～その５・黒七味が美味。 : 原了郭 京都駅 八条口店

到着したときは、時間はたっぷりあると思っていたのに、夜になるのは早い。
二条城のライトアップのイベントの「二条城夜会」に行ったんだけど、パフォーマンスそのものは１０分程度だったし、夜は庭園しか見られないから、予想以上に二条城を後にするのが早かったんだ。

ＪR二条駅まであるいて、それっから電車で京都駅。
今回の宿は九条にとってあるし、荷物は京都駅のロッカーに入れてるので、京都駅には行かないと。そして、京都駅周辺で夕ご飯にしてホテルに行こうということになりました。
八条口のほうにいるから、このあたりでお店を・・・と思って歩いてみる。

駅ビルっていうのかな。アスティってとこに、飲食店がズラッと並んでるエリアがあってね。おもてなし小路って言うエリア。じゃあ、この中で決めようというということで、今回のお店になりました。
原了郭って読めなかったけど、はらりょうかく。ああ、そのまんまなのね。特にひねりは必要なかったみたい。←どうひねるつもりだったのか。

ん～と、祇園に本店のある香煎処だって。香煎とは、お米とか麦を炒って粉末にしたものの総称だそうな。ということは香煎処とは、平たく言うと、和のスパイス屋さんって解釈でいいのかな。
確かにお店の入り口には、レジ横に香辛料の類の販売コーナーが展開されてたよ。

さてさて。
入ると全体的に白い内装。テーブル席とカウンター席があるよ。カウンター席があれば、ひとり客でも気楽だね。テーブル席に案内されて着席。なににしよ。
メニューのとこに、７種類のスパイスの紹介があったよ。この料理にこういうスパイスが合いますよって。テーブルには、一味、黒七味、粉山椒の３つは用意してあるんだけど、それ以外の辛極、スパイシー、うまっ塩、ゆず辛は店員さんに声をかけて用意してもらうというシステムらしい。

今回同行の親友のまっちゃんは「祇園ブラック」にするって。名前だけ聞くと、なんか競走馬みたいだな。←それはキタサンブラックだ。
「京風だしの懐かしい風味の中華そばに、当店独自の黒七味から作ったラー油のこれまでにない辛味をお楽しみください」って紹介文にある通りにラーメンである。

もっちっちはかき揚げ丼にしよう。なんかお米が食べたいな。お吸い物とタクアンがついてくる。そして、登場したかき揚げ丼。・・・かき揚げ、でっか！　ご飯、見えませんけど・・・。
せっかくだから、数あるスパイス、どれか使ってみようかな。かき揚げに合うと書いてあるのは、うまっ塩、粉山椒。そして、黒七味はすべてオススメって書いてあるよ。

天ぷらに塩が合うの定番だからねえ。山椒も好きだけど、ここは黒七味かな。・・・シャッカシャッカ♪♪
いっただきま～す。
春菊だか大葉だかの緑、玉ねぎスライス、エビ、その他もろもろの具材でサクッと揚がってるかき揚げは上出来である。それに・・・黒七味。めっちゃ美味しいっ。
ちなみに黒七味は、白ごま、唐辛子、山椒、青のり、けしの実、黒ゴマ、麻の実をから煎りして唐辛子や山椒の色が隠れるまで手で揉み込んで、独特の濃い茶色になるそうであります。

もっちっち、辛いのって苦手だけど、これは全然平気。かき揚げに合ってる。冷めてもかき揚げはサクサクしてる。具材がギュッと変に詰まってなくて、わりに隙間が多いから、食べてても、なんか軽くてパクパクいけるんだよね。
それでも、そもそもの量が多いんで、すっごい満腹。あ～タクアンが美味。

お店に入ったのが、すでに１９時をとうに過ぎてたんで、食べ終わるころには２０時近い。途中、ドリンクを買ってホテルに入ろう。翌日の予定をおさらいしとかなくちゃ。伏見稲荷の山頂まで登ったせいで、もうすでに筋肉痛だっての。
お店を出るときに会計だけど、そのときに、まっちゃんは黒七味を買ってたよ。すっごい美味しかった～って言って。まっちゃんもお気に入りのご様子。

この後は、九条にある予約したホテルまで歩くよ。作ってきた予定表をもう一度見て、翌日のプランを見直さないと。当初、予定になかった昼間の二条城もプランに入れないといけないし。だって建物内には入れなかったんだもん。二条城は、襖絵と欄間の彫刻を見ないと、行く意味がないって思うのさ、もっちっちは。

ちなみに、松本に帰宅後、まっちゃんはうどんに黒七味がお気に入りらしい。それでついつい、うどんをお代わりして爆食いをして、一気に３キロ増えたって「ひえ～」ってなってたよ。でも、やめらんね～って言ってた。