マーメイドカフェ 京都ヨドバシ店の閉店で、急遽訪問した店。 : カフェ鴨川

この日は午前中、JR鯖江駅で無料レンタサイクルを借りて、今立をまわった。
午後になって鯖江から京都に移動。
今回は通常切符（鯖江～二条・2210円）の利用で、京都駅で途中下車した。

まずは近鉄京都駅で、用意していたスルッとKansai2dayチケットのクーポンを（本）チケットに交換してもらい、ヨドバシカメラに移動。
ちなみにこのスルッとKansai２dayチケットは、（有効期限内に）自動改札を通した日から連続する２日間有効となる。
今回は翌日（11/30）から利用する予定。

ヨドバシカメラで携帯を充電したりの所要を済ませ、予定ではマーメイドカフェ 京都ヨドバシ店で休憩のはずだった。
ところが…
念のためにインフォメーションで確認したみたら、「マーメイドカフェは閉店しました」といわれた。
え？
そんなに遅い時間帯ではなかったので、「営業時間は何時まで？」と問うと、「11/15で閉店しました」との答え。
えぇっ？？
その日の営業が終わったのではなく、店自体が営業をやめてしまったという意味での閉店だった。（驚）
よりにもよって、何たる事か？！
京都駅周辺には店は星の数ほどあるとはいえ、入ろうと決めていた店がNGだと、とてもヘコむものだ…

2012年11月29日訪問
そこで急遽予定を変更して入ったのが、カフェ鴨川だった。
京都メルパルクの１階にあって京都駅に近いのが、こちらを選択した理由だった。

奥に進み、２人かけのテーブル席が４つ並んでいるコーナーへ…
両端の61番と64番に先客がいたので、私は62番席のソファ側に着いた。
アイスコーヒー・450円を注文。

こちらもメニューは注文と同時に引き上げるシステムなので、じっくりと見られなかった。（汗）

少ししたら61番の席が空いたので、62番から63番に移動した。
（本当は端の61番が望ましかったが、テーブル上の後片づけがあるので）

ほどなくアイスコーヒーが運ばれて来た。
ガムシロップとミルクは市販のやつだし、特徴は感じられなかった。（残念）
ただ、窓際の席に座ると、夕空に浮かぶ京都タワーが眺められるので、参考まで。
（窓際ではなかった私の席からは、タワーの一部がかろうじて見える感じだった）

まあ京都駅へのアクセスが良いので、その意味では便利な店だと思う。
ごちそうさま。

【法住寺と後白河】
2012年12月１日、私は法住寺を参拝した。

隣りには、淀殿が豊臣秀吉に願い、父・浅井長政の供養のために建て、焼失後は江によって再建された養源院があり、向かいには、平清盛が後白河に寄進した蓮華王院（三十三間堂）が建っている。

さて法住寺は、一般的にはあまり知られていないが、後白河とつながりが非常に強い寺である。

後白河天皇の、守仁親王（二条天皇）への譲位後、この位置に、法住寺を包摂する形で後白河上皇の院の御所が営まれた。
→それが法住寺殿である。
実は三十三間堂も、この寺の境域に建立されたお堂のひとつであったのだから、その広大さが偲ばれる。

ところが1183（寿永２）年、木曾義仲の軍勢によって火がかけられ焼失。（→これを法住寺合戦と呼ぶとの由）
以後上皇は、六条西洞院の長講堂に移り、そこで生涯を終える事になる。
その後に、法住寺殿の敷地に新たに法華堂が造られ、上皇の御陵と定められた。

法住寺の本尊は不動明王だが、別名（通称）を身代わり不動尊という。
法住寺合戦の折、天台座主明雲が敵の矢に当たって絶命してしまったが、寺伝によれば、後白河は、この不動明王が明雲と化して自分の身代わりになったと嘆いたといい、それが身代わり不動の由来となったとか。

たまたま一緒になった参拝客の中に、同志社大学の先生（と住職が呼んでいた）がおられ、講義を拝聴出来たのがラッキーだった。
その先生が住職に、歌を披露するように声をかけると、赤松圭祐住職が登場。

「♪遊びをせんとや　生まれけむ～」→これは「今様」の中で最も有名な歌で、大河ドラマでも毎回テーマソングで流れたのでお馴染み。（笑）
しかし住職の歌は、大河ドラマの節とは違っていて、ちょっと異様に聞こえた。
実は節まわしについては、楽譜がある訳でもないので、正確なところは不明なんだそうだ。
→それを、当時はこう歌われていただろう、との想像の下、近いとされる節まわしで披露されている…との説明だった。
という事で実は、大河ドラマでの節まわしも、当時のものとは違っているらしい…なるほどね。（納得）

住職は、かなり若く見えた…もしかしたら、まだ30代？に見えた。
歌はいつも披露されているのか？は不明だけど。

他にも赤穂浪士の話や、サザエさんの話にまで及び、とても勉強になり、かつ面白かった。
→本堂には赤穂浪士の木像が安置されている…この寺は、大石内蔵助が大願成就を祈った寺でもあるという。
（山科への途中にあるので）
さらにここは、サザエさんの作者・故・長谷川町子の菩提寺でもあるらしいのだ。

残念だったのは、12/1が土曜日で、後白河天皇法住寺陵の参拝が出来なかった事…すぐ裏手なんだけどね。
宮内庁はお役所なので、土日祝日はお休みらしい。（苦笑）
ちなみに平日なら、自由に参拝出来るみたい。