マタオマと別物の｢つけ麺｣&衝撃の｢替麺｣ : 吟醸らーめん 久保田

京都市下京区にある「吟醸らーめん 久保田」さんに来店しました。

お店は西洞新花屋町交差点の近く、西洞通り沿いにあります。

お店には駐車場はなく、お店前のコインパーキングが満車だった為に200m程離れた200円/40分のコインパーキングに車を停めての来店です。

11月の3連休の中日の晴れた土曜日。
11:15着。
出遅れたので行列を覚悟していたのですが待ち客はなし。
私が入って満席になり、その後に中待ちが3名出ていました。

お店の外のメニューで注文を選び、店内の券売機で「吟醸つけ麺味噌(大 330g)」、「半熟玉子」をポチッ！！
さらに、「替麺(一人前)」をポチッ！！
※「替麺」は一人前(150円)と半人前(100円)があります。

カウンター10席のみのお店は手狭ですが、食べる時にお隣の方に肘が当たる、食べログ用の写真が撮りにくい(^_^;)ということはなく狭いですが不自由を感じることはありませんでした。

カウンターの上にティッシュ、紙エプロン、割り箸が設置され、狭い店内のスペースを有効に活用されています。

卓上には、自家製ラー油、一味、六味(黄緑色で七味から一味唐辛子を抜いたもの)、昆布出汁の割りスープが置かれています。

お店は店主さんと男性店員さんのお二人でのオペレーション。
お二人共にカウンター内の厨房で手際よく動かれています。


【「吟醸つけ麺味噌(大 330g)」+「半熟玉子」】

食券購入後、席に案内されカウンター越しに食券を渡して待つこと15分弱。

「吟醸つけ麺味噌(大 330g)」+「半熟玉子」の着丼です。

「食べ終わられたら替麺をお申し付け下さい」とのこと。


薄黄色に輝く麺に茶濁したつけ汁。
つけ汁には刻みネギ、魚粉、ラー油、そしてトッピングした「半熟玉子」が浮かんでいます。
つけ汁からは味噌の芳醇な香り。


まずは麺だけでいただいてみます。
麺は自家製のややちぢれの極太麺。
やや多加水の麺で、冷水で〆られ、弾力性が強くコシもしっかりとしています。
弾力性とコシがしっかりとしているので、噛めば噛むほど小麦の風味が溢れてきます。
喉越しや口当たりもいいのですが、歯応えと小麦の風味を楽しむ麺という感じがします。


お次は麺をつけ汁に浸して♪
つけ汁はトロ～リとした粘度があり、ちぢれ麺の段差も手伝って麺とつけ汁がしっかりと絡みます。

つけ汁は数種類の味噌が合わさった手の込んだ味噌(おそらく信州味噌と八丁味噌と赤味噌)。
塩辛さはなく、芳醇で甘辛～～～い感じのお味です。

つけ汁内に入っている細かく砕かれた豚ミンチで、つけ汁の香ばしさがＵＰ！！！
豚ミンチを細かく砕いているところが仕事が細かくて丁寧！こだわりを感じます( ゜o゜)
味噌と砕かれた豚ミンチ、本当にメチャクチャ合う(^^)

ベースは中抜きの丸鶏のガラ。
味噌が目立ちがちですが、鶏のお陰で濃厚でまろやか～～～☆
なめらかで口当たりもスゴく良くなっています。
丸鶏なのでイイ感じの甘味も出ています(^o^)

つけ汁内に入っている魚介がスゴくよく効いています。
つけ汁上に浮かんでいる魚粉の影響も地味にあるのかな？

表面に浮いているラー油も素晴らしく良い仕事！！
辛味ではなく、つけ汁に程よいオイリー感と香ばしさ、ラー油の食をそそる香りを与えてくれています。

その他にも色々と仕込まれていると思いますが、色々な美味しさがバランスよく複雑に細かく絡み合って、他では食べられない珍しい一杯になっているように感じます。

濃いめで濃厚なのに、まろやかでクドさがなく、口当たりがよくて、芳醇でまったりの甘辛～～～いつけ汁。
麺との相性も最高で、麺をつけ汁に浸しても弾力性とコシの強い麺は噛めば噛むほど小麦の風味が溢れでます。

簡単に表現するなら茶濁した「味噌鶏白湯」かな？？？
初めていただいたお味のつけ汁でした＼(^o^)／


食べている途中で卓上の自家製ラー油を麺に掛けて、麺だけで食べてみると、まぜそばの麺のようになり麺に香ばしさが加わりメチャクチャ美味(^○^)

さらに、つけ汁に自家製ラー油を加え、混ぜずにラー油に麺をくぐらせるようにして食べてみると、つけ汁の旨さとラー油の香ばしさ、オイリーさが混ざり合い何とも言えないくらい美味しさ( ・∇・)
この自家製ラー油、スゴ～～く良く出来ています！！！

同じく卓上の一味をつけ汁に加えてみると、「吟醸辛つけ麺味噌」に早変わり( ・∇・)
ピリッ！と辛い味噌も辛いもの好きの私には最高でした♪

さらに卓上の六味という黄緑色の珍しい粉を麺に加えて、麺だけで食べてみると、麺に山椒、白ゴマ、黒ゴマ、青紫蘇、青海苔、けしの実の風味が加わり、麺の小麦の風味と混ざり合い、他では味わったことのない素晴らしい風味の麺に変化！！！
特に山椒が一番際立っててイイ感じ☆

六味をつけ汁に入れてみると、つけ汁にアクセントが付き、濃厚さの中に爽やかさが加わると同時に、キリッとしまった味噌鶏白湯のお味に変化します＼(^o^)／
素晴らしい味の豹変ぶり☆☆☆
この六味、本当に最高です！！！


色々な食べ方で食べてみましたが、全て素晴らしかったです！！
大盛の330gでも「麺が足りない、もっと食べていたい」と思えたくらいのアレンジのバリエーションと美味しさでした(^○^)


チャーシューは薄切りの豚肩ロースチャーシュー。
つけ汁内に入っています。
つけ汁の熱で温まっている為にスゴく柔らか～～～p(^-^)q
メッチャ味噌のつけ汁吸ってる～～(^o^)


トッピングした「半熟玉子」は、やや固めの半熟具合。
味噌のつけ汁と半熟玉子、素晴らしい組み合わせ！！
半分に割り、卵黄部分に味噌のつけ汁を垂らして食べてみるとヤバいくらいウマイ！！！
次回も「半熟玉子」のトッピング、決定！！☆☆☆


【替麺(一人前)】

麺を全て食べ終えた後で、食券を渡しておいた「替麺(一人前)」をお願いしました。

替麺なので茹で時間の短い細麺で、別皿で提供されて、つけ汁に浸して食べるスタイルだと思っていたのですが…。。。

店員さんが、
「では、つけ汁の器を貸していただけますか？」

店員さんに器を渡すと電子レンジでチ～～ン☆！！！
そこに、昆布出汁の割りスープを注入！！
茹で上がった細麺をダイブ(^^)
さらに、薄切り豚肩ロースチャーシュー、刻みネギ、味噌ダレも投入！！！
恐ろしく早い手さばき( ゜o゜)

そして！なんと！！
味噌ラーメンのような状態で提供して下さいました(^○^)
というか、
「これ！完璧な味噌ラーメンや～～～ん＼(^o^)／」
これは嬉しい予想外！！！
本当に嬉しい＼(^o^)／


麺は細麺のストレート。
こちらも、しっかりとしたコシの小麦の風味が溢れる麺です。

この細麺、昆布出汁で割られた味噌つけ汁とメチャクチャ合います(^^)
お互いを潰し合わずに良さを引き出しあってる(^_^)/


昆布出汁で割られてタレを足されたつけ汁は、つけ麺の時とは別物！
とってもサッパリとして飲みやすい。
味噌つけ麺と味噌ラーメン、二種類の味が楽しめました(^-^)v

薄切り豚肩ロースのチャーシューまで付いてきて嬉しい限り！！


一人前でお願いしましたが、麺量もありお腹も満足(^^)
大食いの私なので、大330g+替麺(一人前)でちょうど良い量でしたが、女性の方なら、つけ麺を小160gにして、替麺(半人前)にする注文の仕方もありかな？と思いました。


しかし、替麺(一人前)150円で、ここまで楽しめてメチャクチャウマイ味噌ラーメンを食べれるとは、コスパ良すぎです( ・∇・)


珍しい味噌のつけ麺。
私は「マタオマ系」のつけ麺が大好きで普段からよく食べるのですが、「マタオマ系」とは全くの別物で初めて体験したお味でした。

豚骨をベースにしたつけ麺とは違い、鶏をメインのベースにしているので、濃厚なのに食べやすくて胃もたれや重さもゼロ(^^)
女性だけのお客さんも多く、女性も食べやすいのだと思います。

来店時は「吟醸つけ麺味噌」を注文されているお客さんがほとんどで、女性の方は全員が「吟醸つけ麺味噌」を注文されていました( ゜o゜)

メチャクチャ美味しい味噌のつけ麺。
ポピュラーな「マタオマ」ではない本当に貴重なお店だと思います。

13時過ぎに再度お店の前を通りましたが外待ち客が5名。
おそらく中待ち客も5名程おられると思うので約10名待ち。

皆さん、貴重で珍しくてメチャクチャ美味しい味噌の味を求めて来られているのかもしれませんね(^o^)


また来店させていただきます。

ごちそうさまでした。

ありがとうございました。


《2018/11/24 昼 訪問》