阿蘇産の鶏卵をいろんな調理でいただける朝食 : 阿蘇の司 ビラパークホテル＆スパリゾート

宿泊を伴う飲食は、部屋のグレードや手配方法により、内容や価格が異なるため一部の評価は控えています。

阿蘇にある大型宿泊施設です。

朝食も夕食と同じくバイキング形式です。
やはりライブキッチンがあり、オムレツと目玉焼きを提供してくれます。
また、夕食と同様に自社栽培の野菜を使ったサラダは健在ですね。

・チーズオムレツ・プレーンオムレツ
卵を使ったメニューが多いのが特徴ですが、その中でもメインとなるのがオムレツです。
卵は、阿蘇産の卵を使っているとのことで、こちらでたくさん食べると熊本の農家にお金がまわることを意味します。頑張っていっぱい食べました。
チーズは普通のプロセスチーズですが、ふんわりオムレツにくるまれて熱々なのものをいただくと美味しいですね。お金はかかっていないけど、手間はかかっているメニューです。
また、これを焼いている料理人は日本人ではないような感じでした。館内の従業員には結構な数の外国人がいます。外国人観光客への対応と日本のサービスを学んで母国で活かすのが目的でしょう。頑張っている感じがして好印象ですね。
・目玉焼き・ベーコンエッグ
こちらもライブキッチンです。どんどん焼かれて並びます。
黄身が濃厚で美味しいです。
・だし巻き卵
こちらは、奥の厨房で焼いていて、定期的に焼き上がりが並びます。
・オクラとごまの和え物
・昔ながらの金時豆
・田舎きんぴらごぼう
・山の幸　ぜんまい煮
・熊本名物　ちくわサラダ天ぷら
家庭料理の隠れた熊本名物ですが、こちらでもいただけました。知名度が高いですね。
・焼き鮭
・サンドウィッチ
・阿蘇九重のゆで卵
・名物辛子蓮根
こちらも名物ですが、あまり辛さが無く、珍しくイマイチな料理です。
・田舎とうふ
・九州の味、辛子明太子
魚介類が少ない山のホテルの朝食なので、これが美味しく感じます。
・阿蘇塩麹アンパン
・クロワッサン
・チョコクロワッサン
・バターロール
・バゲット
・食パン
・阿蘇の温泉水で蒸しあげた温泉卵
・阿蘇の田舎そば
・ホットケーキ
・フライドポテト
・もっちり麺のナポリタン
・スクランブルエッグ
・ベーコン
・あらびきソーセージ
・赤牛を使った欧風ホテルカレー
朝食の主食は、カレーにしました。夕飯にあったものと同じですが、地元の名産の赤牛の挽肉が入っています。辛さは控えめでコクのあるカレーですね。


牛乳は、阿蘇では有名な『阿部牧場』のもの。テレビで観たことがあるもので飲めてちょっと感動です。朝食時も２機ある清涼飲料水のサーバーが使用可能で、子どもも大満足ですね。大人はコーヒーですが、阿蘇の美味しい水で淹れたものですし、また、１杯はカップに入れて持ち出しＯＫです。出発を急いでいる人や部屋でテレビを観ながらゆっくりしたい人にもいいですね。

朝食としてはスタンダードなものを揃えている感じがありますが、地元の食材を多用している感じに親近感がわきます。熊本地震以降、観光客が減っているでしょうけれども、こういう観光の拠点となるホテルが地元の食材を買い、お客さんに提供することで地域全体が潤うかと思います。そういう努力も買いたい朝食ですね。

宿泊を伴う飲食は、部屋のグレードや手配方法により、内容や価格が異なるため一部の評価は控えています。

阿蘇にある大型宿泊施設です。

屋号に「＆スパリゾート」と付くだけあって、温泉施設が充実しています。『クアリゾート』なる施設があり、温水プールのような感じですが、温浴運動施設なので、子どもが楽しいものではありません。

夕食は、メインダイニングでのバイキングです。
お客さんは中国人の団体観光客が多いですね。マスコミが取り上げる中国人観光客というとうるさくてマナーが悪いことが多いですが、こちらにいらしていた人たちは、マナーもよく、うるさくもありませんでした。和食の食べ放題で盛り上がるかと思いきや、普通に食べて、普通に部屋に帰っていき、あまり長居もしていませんでした。

いただいたのは、
■ディナーバイキング
地元産の食材が満載のバイキングです。特に野菜については自社栽培というこだわりですね。
大型ホテルのバイキングなので、今回紹介する料理で全体の７割程度です。品数は圧巻ですね。
また、ドリンクが充実しており、清涼飲料水のサーバーがあり飲み放題ですし、コーヒーもあります。

・当店人気のビーフサーロインステーキ
ライブキッチンで料理人が焼いてくれます。そのため、ダイニング全体にいい香りが広がっていますね。専用のステーキソースもありますが、イマイチこれが美味しくないので塩胡椒でいただくと非常に美味しいですね。

・熊本田崎市場より入荷のお寿司各種
・熊本田崎市場より入荷のお刺身各種
・和風マリネ
山の中のホテルですが、海鮮系もあります。鯛・ブリ・マグロ・サーモンの４種類しかありませんが、「熊本田崎市場」と書かれているだけあって、近海物の味わいが違いますね。鯛・ブリの質がいいです。特に鯛のレベルが高く、食感がいいですね。
マグロは、関西で珍重されるキハダですね。サーモンは外国人観光客向けに揃えたのでしょう。
山間部ですが、需要に応えて品数を絞ってでも美味しいものを揃えてる印象があります。
刺身と寿司は、提供するスタイルが異なるだけで素材は全く同じです。
また、和風マリネは、この切り身を醤油とゴマ油でマリネにしたものです。和風というよりも中華風という感じで、これも外国人観光客対策でしょう。

・カジキのソテーバジルソース
作り置きタイプのメインが肉と魚と２種類あるのですが、食べきると次に出てくるのが違うメニューになっていました。そのため、このメニューがあった場所は、『鯛のポワレクリームソース』があった場所です。
スタンダードな調理法ですが、ちゃんとしていて安定感があります。また、盛り付けが美しいですね。

・鯛のポワレクリームソース
鯛はおそらく、刺身等と同じものを使っているでしょう。
皮のコラーゲン部分が美味しく香ばしく仕上がっていて、美味しいですね。
クリームソースがやや軽めで、伝統的フレンチからは離れ気味ですが、あっさりとした仕上がりが日本人向けですし、胃にも軽いのでバイキング向きの味わいでしょう。

・ローストビーフ
一般的には一番人気になりそうな存在ですが、存在感がやや薄いですね。これはライブキッチンでステーキを焼いてくれているのと、こちらもステーキと同じくソースが冴えない印象です。お刺身と共に醤油でいただくと美味しいです。
こちらのホテルの弱点は、ソースの味わいでしょう。

・鶏肉のフリカッセ
作り置きタイプのメインのお肉です。こちらもスタンダードな鶏肉のクリームソースの軽い煮込みですが、こちらのソースは美味しく仕上がっています。

・熊本阿蘇の食材をふんだんに使用した天ぷら
茄子・サツマイモ・かぼちゃ・鶏天です。野菜は熊本産でしょう。

・サラダ
自社栽培の野菜を使ったサラダで、ミニトマト・サニーレタス・フリルレタスが自社栽培です。他に
オニオンスライス・スイートコーンがあります。
野菜の鮮度が素晴らしく、特にレタスが綺麗ですね。地味で目立たない料理ですが、野菜好きにはたまらない料理でしょう。


他に、中国人観光客向けなのか、本格中華の大きな焼売・酢鶏のような甘辛鶏唐揚げ・豚肉とネギの炒め物などもありました。子供向けには、ハンバーグ・唐揚げ・肉じゃが・昔ながらのソース焼きそばなどもあり、実に豊富です。
また、地元の食材を多用したスタンダードなメニューも多く、茶碗蒸しや温泉玉子はどは阿蘇の新鮮タマゴを使用。阿蘇の高菜おにぎりやからし蓮根などの熊本の郷土料理も豊富です。主食では阿蘇の赤牛を使ったミートソーススパゲッティや同じく赤牛を使った欧風カレーもありました。

満足が得られるようなスタンダードな豪華メニューを用意しつつも、熊本の味覚が詰まったバイキングという感じです。この構成は素晴らしく、誰が利用してもおおむね満足がいく内容になっていると思いました。品数がありすぎるので全部食べるのは難しいですね。好みのものに集中して満足いくまで食べるのがいいと思います。