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店名 |
鈴廣蒲鉾 本店(スズヒロカマボコ)
|
---|---|
ジャンル | その他 |
予約・ お問い合わせ |
0465-22-3191 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
箱根登山鉄道風祭駅から歩いてすぐ 風祭駅から122m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
料理 | 魚料理にこだわる |
---|
利用シーン |
|
---|---|
ホームページ | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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"卵黄焼きかまぼこ"とは鈴廣では伊達巻の正式名称である。
そう、伊達巻も立派な蒲鉾なのである。
ショーケースに陳列されている商品を拝見していると、本店では超特選シリーズをはじめ、特上クラスのこだわり商品を厳選して販売している様だ。
もちろん定番物もしっかりと取り揃えてはいるが、こちらでは厳選された素材を熟練した職人が焼き上げた蒲鉾を調達したい。
隣の鈴なり市場で連絡いただいていたため、古黄を用意してくれていた。
古黄は1日150本限定の商品で、鈴廣程の巨大な組織でも、これ以上は焼けないという逸品。
毎日伊達巻職人が一本一本焼き上げているという。
蛇足であるが、他に目に留まった商品が5色の蒲鉾。
黄色、緑、水色、オレンジ、ピンクといったラインナップだ。
これはいくらなんでも人工着色料だろうと思っていたのだが、擂り身には一切使用されていないとのことだ。
後刻HPを見たところ、一例として
黄色(うに、たまご)
緑(抹茶、ほうれん草、よもぎ)
水色(くちなし)
オレンジ(かぼちゃ、にんじん)
ピンク(コチニール(中南米原産))
となっていた。
観ても楽しき蒲鉾の意匠であった。
家に帰って早速伊達巻の食べ比べをしてみた。
普通の伊達巻でも十分美味しいのである。
しっとりとして甘味も良くて魚の旨味が卵と調味料との調和を上手く取っている。
さて、メインの古黄のお味は如何に。
何じゃこりゃーー!!?
これこそルェヴェルが違うんだよ、ルェヴェルがあぁぁ!!
先ず魚の擂り身と卵の良い風味の違いに驚く。
商品説明によると、古黄には蒲鉾の材料でも最高級なグチで"黄グチ"のみを使用しているとのこと。
甘味の利かせ方が実に巧妙で、魚や卵との調和の図り方がズバ抜けている。
双方ともしっとりと焼き上げたモノだが、口当り、舌触りが断然古黄の方が心地良く優しくフィットしてくるのだ。
こう比較すると普通の方は水っぽく、甘味に棘がある様に感じてしまう。
あくまでも超特選の古黄と食べ比べての感想なので、単体で食べていればその様には感じさせなかったであろうバランス配合である。
魚の含有量が多く、普通の伊達巻と比すると滑らかながらもややムッチリと弾力もある歯触りなのも気持ち良い。
甘味は和三盆と味醂での加味だ。
塩は天日塩と国産にがりで作られた蒲鉾専用塩。
他の調味料も化学的に作られたものは一切排除しており、自然発酵の調味料を使用している。
水は箱根と丹沢山系の伏流水で箱根百年水と呼ばれており、100年以上もの長い年月を掛けて自然に濾過されたものだ。
何より鉄分がほとんど含まれていないそうで蒲鉾作りには最適なのだとか。
製品開発までには鈴廣の現在持ち得る長年の歴史からの総決算で、材料や調味料の配分量や組合せ等相当緻密な計算と幾度となく繰り返された実験と調理、試食の賜物だ。
これは今まで食べてきた店頭販売物の伊達巻の中では間違い無くNo. 1のうまさである。
次回鈴廣に来店した際には古今も購入したいが、また迷ってしまうこと必定である。