時間帯での違いを楽しめるか : らぁ麺 桃の屋

リピートして行く中で気づいたことは、なかなか飽きない事と訪問時間により若干味が変化する事。
他のこだわり系ラーメン店でも、ここまでリピートしてこなかったのでわからないが、あるのだろう。
それは、スープの煮込み時間の差によるものと思われる。もちろん火加減も関係ある。
オープン直後は、淡麗塩ラーメンだが夕方近くなると鳥の濃さと骨からのえぐみがキツくなってくる。
特に火が強く煮込みすぎた時は、好みから外れ残念な感じに。
まぁそれでも美味しいのだけれど。
店主もオープン前に味見をするのだろうが、午後を回ったあたりで味見をすることはないのではないか。
オープン時に店主の満足がいく味になっているのなら火を止めて濾してしまった方が、味が安定すると思う。
まぁ忙しい時間でもあるので難しいのであろうが。
いつ、何時に行っても同じ最高のラーメンが食べたいなぁ。
とはいえ、煮込まれたスープが絶妙に塩レモンとバランスして美味しい時もある。
えぐみが出てる時はNGだけどね。

幾度となくリピートしてますが、最近また進化している。と言うか自分好みになってきている。
塩ラーメンなのだが、以前より丸くなった。
穂先メンマと細麺とのペアリングが向上。
最近では、他所で気に入らないラーメンを食べた口直しに完全食の桃の屋さんの塩ラーメンとピクルスのセットを食べるのが習慣に。
クミンの香るピクルスが、
酸味と甘味のバランス良く、絶品なのよ。

やっぱり、小田原近辺では好みのラーメンのひとつです。美味しい。特に塩。まぁ美味しいですわ。
期待を裏切らない。微妙に上回る絶妙なおいしさです。
そして今回初めて頼んだ、自家製ピクルスもさっぱりとした酸味と甘味がうまくバランスを取っていてらぁ麺との相性もバッチリ。
とても美味しかったです。

2回目の来訪。
前回は『あっさり塩らぁ麺』だったので、今回は『こく旨醤油らぁ麺』。
チキンブイヨン系の濃いめの醤油スープに極細の麺。
麺とスープの相性はバッチリ。普段醤油ラーメンはあまり頼まないが、ここのはとても美味しい。

しかしながら下の方から絡まった麺が！
恐る恐る食べてみるとやはり若干の生茹で状態。
残念ながら減点マイナス1。
さらに、せっかくのつみれも中心が冷え冷えで冷たい。
これが無ければ、全体的に高得点だったと思う。

人気店で行列ができていた上、新しいスタッフに指示しながらの調理。らぁ麺作りに集中できていない。
繁盛店であるが故に、何が大切か見失っているのではないでしょうか。

お客様がたくさんいて、1000杯に1杯で0.1%のミスなのかもしれないが私にとっては、この1杯が100%。全てなのです。

忙しいのはわかるが、一杯のらぁ麺を大切に作って欲しい。

塩好きの私は期待して11時の開店前に到着も７番目でギリギリ入店。そう、7席の変形カウンターで小さなお店。
雰囲気は、新しいだけあって綺麗で女性の1人利用もしやすい感じ。
女性店主の気遣いがそこかしこのアメニティからも感じ取れる。
期待して、さっぱり塩ラーメン味玉付きを注文。
5分ほどで提供。
味は、期待が大き過ぎたのか、事前情報が多過ぎたのか、ちょっと残念。
スープが若干塩辛い。塩に拘っているとのことだが、頼りすぎか。旨みが足りない。
鳥のスープは、雑味もなく、とても上手に取れている。嫌味のある脂もなくとても良い。
野菜の旨味や甘味の出し方、種類に工夫が必要。
煮込む時間に合わせた切り方、旨みをプラスするための野菜選び、もう一歩で大きく化ける可能性あり。

塩レモンも時間をかけて仕込んでいるようだが、塩と砂糖の割合の見直し、火入れの温度とタイミングの見直しで、倍は良くなる。
せっかく仕込んだレモンの切り方も大事。
雑に削がれたピールは、苦味の強い白い部分こそ除いてあるが持ち味の半分も活かせていない。
丁寧な細かい細切りなら、半量で3倍おいしく提供できるはず。

オープンして間も無く人気店になってしまったせいで、味を追求する前に、キャパオーバーになってしまったかな？
落ち着いて改善された頃には、本当の意味での行列の絶えない人気店になると思う。
期待して待ちます！
夕方にはもうひとつの『こく旨醤油らぁめん』食べに行くかなぁ。