見映えはしないが案外品良く旨い♪／だけどやはり書いておこう : 花いちもんめ

ここはハードルというか敷居というか、高かったですねぇ～(^o^;
綾瀬市綾西の綾西バザール、海老名市国分寺台と一連の住宅街でバス停で言えば国分寺台第１０。
そんなところにと意外感のあったコドールの隣。
もっともコドールは既に閉店して違う名前（Reka だったかな？）のインド料理店になったかと思ったら、その後間もなく閉まってそのままになっておりますが…

さて、お店はランチ＆喫茶の看板を掲げておりますけれど、なんと申しましょうか一見して高齢者福祉の雰囲気が強いお店です。
実際、店内に置いてあったチラシを見れば、（明らかに高齢者向け）配食サービスもやっているようであります。

食べログでは、例によってツマジロさんによる口コミあり。
もう私、ツマジロさんフォローばっかりですね～(^o^;
だって仕方ないんですよ、行く先々にツマジロさんの口コミあり！

まあお店の見た感じと、ツマジロさんのレビューと、イメージは合致しておりました。
実態や賛否はともあれ、お店に踏み込めばご高齢の常連さんの世界だろうと、もう疑いようのないところ (^o^;

ただこの日、私にとってはいきなり外食を要する状況。
この季節にしては肌寒く、冷たい雨が降っておりまして、私にしてもあまり遠くを攻める気にはならず。
だけど常連のお年寄りが集まりそうなお店も、そのお天気なら少しは疎らになるんじゃないかなぁ～なんて・・・
だからここを逃しては"花いちもんめ"に行く機会はないだろうと思い定めて行って参りました。

まあその辺、狙いはそれなりに当たったのだろうと思います。
だけど、お店に踏み込んでみれば、お店の方もお客さんも皆々さん人生の大先輩ばかり。
だけどだけど、誰がお店の関係者で誰がお客さんなのか、ま～ったく見当の付かない状況であります！
たとえばお客さんだと思った人がいきなり接客して来たり・・・
なんかその辺がきっちり区別が付くんじゃなくって、あくまで濃淡としてあるような・・・(^o^;

まあともあれランチセット（コーヒー付き）￥600 をお願いしましてやがて運ばれて来ますと、ツマジロさんの口コミで見たとの似たような印象というか、妙に素っ気ない、率直に言ってしまえば見映えのしないお料理がやって来ました。
トレイの上には、大きめのお皿にちょぼちょぼと盛られたお総菜に、お味噌汁とご飯。
コーヒー付きで￥600 ですから、まあ仕方ないよなぁ～と思ったんですが…
だけど口を付けてみますとね、見た目の印象とぜんぜん違うのっ♪

店先の立て看板で本日のランチセット（コーヒー付き）の内訳は、ミートボール・白菜サラダ・人参と卵・フルーツ・ごはん／汁物…となっておりました。
だけど実際とは少々食い違っていたような…

まずミートボールと言いますが、世間一般のミートボールじゃなくて、鶏肉を軽くほぐして硬め直したみたいな鳥団子。
いやぁ～、あまりお目に掛かった記憶のないものでございまして、多分僅かに黒酢あんかけかなにか纏っていて、なかなか悪くないお味♪

白菜サラダは見当たりません。
対応していたのは、菜の花の胡麻和えかな？
人参と卵も、う～ん、人参が沢山混ぜられた炒り豆腐だったような気がするんですが…(^o^;

フルーツに相当するのは、マーマレード様のオレンジピールを寒天で固めたもの。
汁物とされていたお味噌汁はたしか、菜の花と葱と、あともう思い出せないんですがもうひとつなにか入ってたなぁ～
(追記) 思い出した、しめじだっ！
そして明示されておりませんでしたが、ご飯のお替わりもできたようです。
それであれっ？、カボチャの煮物もあったっけ・・・

ランチの構成物どれも、甘く倒れたり濃い味だったりすることなく、品良く食材の味を活かしたお味。
まあ世間並からすると少々薄味傾向ではあるかもしれませんが、季節感も盛り込まれておりますし、なかなか美味しいんですよ！
いやぁ～、ちょっと驚きました♪
ただコーヒーは、これはおそらく（ちょっと断言はしにくいんですが）インスタントだろうなぁ～

店内は、一種独特の雰囲気ではありますが、明るく清潔。
手工芸品の販売コーナーがあるのはこの手のお店では良くある話ですが、生ピアノが鎮座していたのがこれもちょっと驚き。

そんなわけでたしかに敷居というかハードルは高いですし、アウェイ感も否定できないんですけれど、そこを乗り越えて入ってみる価値のあるお店と思います。
私もリピート可能性大というか、一旦リピート始めたらことによってハードリピートしちゃいそうな・・・(^o^;

(2014.03.29 初稿)

* * *

(2014.09.26)
だけどやはり書いておこう

初訪で結構このお店を気に入ったので、近くを通りかかった折など機会ある毎に幾度も、老母を連れて入ろうとしておりました。
ところがこれがなかなか困難。

初訪から間もないとある日には、満開の桜並木を見せに母を連れ出したついでにコーヒーだけでも頂こうとお店に行ってみますと、まだ午後３時頃だったと思いますが今日は早仕舞いだと言われます。
その後も昼ご飯を頂こうと覗き、まだ１２時を過ぎていくらも経たないタイミングで本日売り切れで入れず（このパターンが多分２回）。
他にランチセットの中身が、食べ物の難しい母に向かなくて諦めたこともありましたが、まあこれは仕方ありません。

そしてこの日、店先に掲示されたランチセットの先頭に書かれていたのは"チーズサンド"。
"チーズサンド"はパンなのか、その辺は正体不明ではありましたけれど、その他の中身も母に問題なさそうに思え、この日ようやく入れました。

ちなみにこの日、偶々９名様の予約があったとかで、更にそこへ私達二人が入ったためか、正午になる前からやって来た常連さんに今日は終わっちゃったみたいなことを・・・(・ ・;
これじゃなんか申し訳なくて、もう入れないような・・・

それはそれとして、結構時間を要して母と私の前にそれぞれ出て来たランチセット。
ともあれ最大の問題は主菜とでも言うべき"チーズサンド"の指すお料理の中身でありまして、薄い豚肉２枚の間にチーズを挟んでカツ状に揚げたものだったんですね。
これは母には食べられません。
"チーズサンド"が豚肉の揚げ物だったとは、流石に予想を遙かに超えました。

そういえば初訪時も、店先の立て看板にランチセットの中身として紹介されていた文言と、実際の中身の間に随分大きなズレを感じておりましたが…
これだと苦手な食べ物の少なくない人には入れませんね。
非常に大きな問題だと思います。
まあそれと関係あるのかないのか、超常連さんのみ相手にしているというのが実態のようですが・・・

まあその豚肉にチーズを挟んだ揚げ物、私の感覚では別に不味くはありませんでした。
ただこの日のランチセット、初訪時に感じた品の良さやきめ細かさなど、"チーズサンド"含め全体を通じてまったく感じられませんでした。
お客さんばかりでなく、お店を営む側の人々の年齢層も高く、どうも日によって激しく交代しているようであります。
だから日によって随分違うといった面もあるんじゃないかな。

というわけで、パスしちゃおうかと一旦思ったのですけれど・・・
以上やはり書いておきます。
そして当然のこと、各種評価も下方修正せざるを得ません。

(追記1) 私一人での再々訪ならあるかも
(追記2) 隣の（コドール跡地の）ＲＥＫＡは営業再開というか再度の営業中、ランチもあるようです