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店の雰囲気と接客も味の内…海老名の老舗蕎麦店
【2016.07.21初訪】
野暮用で海老名に出かけることになりました。私にとって、海老名駅周辺は仕事などの縁がないので釣りに行くときの単なる通過動線であったりします。ビナウォークにはラーメンコンプレックスがあるし、有名店『中村屋』もあるので、買い物ついでにラーメンを食べに来たことはあります。しかし、『中村屋』のラーメンが初期の頃とは全く別物になってしまってがっかりし、それ以降海老名駅周辺で食事を摂ることは全くなくなりました。
しかしこの日、せっかく駅近くまで出向くので、昼飯に何か食べて帰ろうと思いまして食べログなどを検索。私の琴線に触れる店が一軒だけ見つかりました。それがこちら。
実は私、蕎麦についてはほとんど知識らしい知識がないのです。強いて挙げれば、蕎麦粉の収穫高は北海道が断トツでNo.1であることを札幌在住時に教わったくらい。そもそも子供の頃から旨い蕎麦なんて食ったことがありませんでした。東京生まれのくせに、親が出前で注文する蕎麦は美味しくないので、むしろうどんの方を好んで食べていたくらい。
ところが、私の家の近所に『三峰庵(閉店)』という知る人ぞ知る名店があって、知り合いに勧められて初めて食べた時は感動を覚えました。蕎麦を食って旨いと思ったのは初めてだったかもしれません。もう数十年前のことです。何でもない住宅街の中にありながら、店の周りを樹木で取り囲み、見事な和風空間を作り上げていました。そうした雰囲気作りも大切ですよね。ところがこの店、代替わりしてすぐに閉店していしまいました。料理ってデリケートですからね…当初の店主でなければ出来ない何かがあったのかもしれません。
社会人になり、ちょっと良いものを食べる事が出来るようになって、都内の有名店でも食べてみました。確かに旨い。でも時はバブルの残り火がまだ勢いを持っていたころ。ほんのちょっとしか蕎麦の乗らない“せいろ”一枚1000円以上取られるのが当たり前で、若かった私にとっては物足りないは金はかかるは…年中食べるものではありませんでした。
先の『三峰庵』も、決して安い店ではなかったし、いつ行っても1時間くらいは普通に待たされる店だったけど、都内に比べればはるかに安い価格で旨い蕎麦を食べる事が出来て重宝でした。閉店してしまったのが本当に残念です。
こちら『国分寺そば』も老舗と聞いています。確かに随分前から看板だけは見かけていました。住所をカーナビにセットすると、何度か通った道をちょっと入ったところだったのですね。店の前まで来てみれば、こんな場所にこんな立派な蕎麦屋があったのかと驚きました。駐車場は凄い数が用意されています。ピーク時間になるとこれも満車になるのでしょうか。11:15頃の訪問でしたが、この時間はまだ空いていました。
こちらの店も、住宅街にありながら周りを緑で取り囲み、純和風の亜空間を生み出しています。敷地に足を踏み込んだ瞬間から、がらっと風景が変わるようです。良い演出です。
玄関を入りますと、店内は外観同様古民家のようなつくりで、素朴な和風で統一されています。フロアー係の店員さんがすぐに対応してくれました。履き物を脱ぎ、一段上がった奥の間に通されます。そしてすぐにお茶とお手拭き、お箸が運ばれてきます。平日のこの時間、既に半分以上の席が埋まっています。やはり地元の方が多いようで、酒を飲みつつ蕎麦がきなどをつまんでいます。
私は車の運転があるので酒を飲むわけにはいきません。メニューを眺めますと、お得なランチメニューがありましたが、オーソドックスなメニューを探します。本当は「天せいろ」が食べてみたかったのですが、朝飯が中途半端で、お腹に溜まりそうなものは避けたかったこの日は油物は回避し、「鴨せいろ(1300円/外税)」を注文します。待つことしばし。
大して待たされることなく私の鴨せいろが出てきました。蕎麦は二八くらいの色合いでしょうか。まずはつゆを浸けずに蕎麦をそのまま食べてみます。ややかための茹であがり。噛みしめるとほのかに蕎麦粉の香りがします。適度な歯ごたえも感じます。
続いてつゆに浸けていただきます。熱々のつゆ。味付けも強めで蕎麦を半分くらいだけくぐらせて食べるのが美味しい。するっと啜り込みます。恐らく粋な食べ方はあまり噛まずに喉で味わうのだと思いますが、どうしても噛んでしまいますね、私の場合^^;
蕎麦の量は結構なものでした。量的に食べ応えを感じます。良心的です。
つゆの中には当然鴨肉と葱が予め入っております。鴨肉は予想以上に良質でした。時折鴨肉に妙な臭みを感じる店がありますが、鮮度なのか産地なのか…この店の肉は臭みなんて皆無。それでいて鶏肉とは違った歯ごたえと野趣あふれる旨みが感じられます。
一緒に入っている長葱は、軽く炙られ、そして噛みやすいように飾り包丁が入っています。仕事が丁寧ですね。ほんのり香る柚子も良い。
その他の具は店によっていろいろですが、この店は韮も使っていました。一歩間違うと失敗しそうな癖のある野菜ですが、美味しくまとまっていました。鴨肉に良く合います。
フロアー係の方は頃合いを見計らって暖かい蕎麦茶と蕎麦湯を運んでくれました。このタイミングが絶妙。蕎麦湯を少しずつ、つゆの器に注ぎつつ味を調整します。やや薄めに仕上がったところでゆっくりといただきます。まさに上質な時間です。
蕎麦茶で口の中をさっぱりさせたところでお会計のために立ち上がると、私の履物が既に用意されていました。さりげなく、そして鮮やかな対応で感心しました。
蕎麦の味もさることながら、店の雰囲気づくりや店の方の接客対応の良さに驚きました。それらも美味しさの内です。
この店は是非もう一度お邪魔したいです。その時はシンプルにそばつゆで食べるメニューをいただいてみることにします。
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Dr.TJ
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店名 |
国分寺そば
|
---|---|
ジャンル | そば |
お問い合わせ |
046-231-2261 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
小田急小田原線 海老名駅徒歩10分 海老名駅から595m |
営業時間 |
|
予算 |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
席数 |
64席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 30台(専用) |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1967年9月 |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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【2017.10.09再訪】
昨年の7月に初めてこの店で食べてみて、そのCPと接客の良さに驚きました。今回は仕事の打ち合わせの合間、昼飯を食べに訪問しました。
11:30頃店到着。この時既に待ち行列が出来ていました。よく考えたら祭日です。本来月曜休みのこの店ですが、家族連れやカップルなど、いろんな人たちが食べに来ていたのでした。あまり待たされるようではその後の予定に差し障るので躊躇いましたが、一応記帳台に名前を書いて待っていると、5分くらいで案内されました。タイミング的にはラッキーだったかも。
前回同様、何を食べようかかなり迷いましたが、前回は「鴨せいろ」だったので、今回はやはりシンプルな蕎麦つゆでいただくメニューが良かろうということで「天せいろ(1500円)」と、連れと二人で「無添加ちくわ天(500円)」をいただくことに。
待つことしばしで私たちの注文のが出そろいました。早速いただきます。
蕎麦は前回食べたものと同様、ややかための茹で上り。艶やかでのど越し良いもの。一見量が少なめに見えたので大盛にしなかった事を後悔しましたが、食べ始めるとかなりの食べ応えでした。
蕎麦つゆはシンプルなかえしと鰹出汁。私にはちょっと甘め。結構濃い口のつゆなので、あまりそばを浸さずにつるっといただきます。前回同様ですが、よく蕎麦は喉で味わうものだからあまり噛むものではないなんて言われますが、どうしても私の場合噛みしめてしまいます^^;
天ぷらは海老2本、茄子、南瓜、舞茸。天つゆと紅葉卸しが添えられていて、彩りが美しいです。どれもサクッと揚がっていて美味しい。
一緒に注文したちくわ天もかなりのボリューム。二人で分けて食べても相当な食べ応え。揚げ物はお腹に溜まりますからね…蕎麦を大盛にしないで正解でした。
凄い蕎麦だとは思はないのですが、酒の肴も含めて本格的な蕎麦店のメニューを揃え、この価格で提供してくれる店は実にありがたいです。接客も非常に丁寧なので、仕事でお客さんと訪問しても問題ないと思います。
車でないと不便な場所なのでなかなか難しいのですが、夜にお酒を飲みながらつまみをいただき、〆でせいろをいただく…なんてことをしてみたくなる店です。