魔女が作る雪料理！？ : カフェ ランタン

5ヶ月ぶりの再訪である。
きっと魔女は覚えてないだろうと思いきや、なんと覚えていてくれた。
それどころか「何か書いてくれましたよね？」とまで。
前回のレビューを魔女本人でなく常連さんが見つけてくれたんだとか。

ホッ！悪いこと書いたレビューじゃなくてホッ！！←

前回は看板メニューの『牛すじブラックカレー』を食べた。
なので今回は『魯肉飯』と心決めてやってきた。
すると今日はないんですよ。と衝撃の告白。
途方にくれるあたし。

「パスタで良ければ何か作りますよ？」と魔女。

さすが魔女。
臨機応変にサラッと対応できちゃうところは個人店の強みかな。

いくつかメニューを挙げてくれたんだけど、最初に聞いたヤツで即決。
というか、他のメニューはぜっんぜん頭に入ってこなかった。
だって聞いた瞬間それしかない！って思ったんだもん。直感で。

【ミートボールボロネーゼ】

そう、そうだよ！　劇中でルパンと次元が奪い合うあのスパゲッティだもん。
そら自称ジブラーのあたしだったら絶対頼むっしょ。
それから『大和読本』で気になっていたかき氷。
前回は２月で無かったのでここぞとばかりにご注文☆
いやはや我ながらぬかりないね。ムスカくらいにぬかりない。

ほどなくしてやってきたスパゲッティ。
ミートボールが想像以上にふっくらと柔らかくてビックリした。
そしてソースも挽肉とトマトがたっぷり使用されたミートソース。
専門店ならではの特別なハーブやスパイスを使った…じゃない定番のミートソース。
安心して食べられる美味しいミートソースってやつ。
既製品だとこーはいかないもんね。
なんたってアレは挽肉含有率が、見ろ！ゴミのようだ！なレベルでシャバシャバだもの。

ペロッと平らげふとカウンターへと目をやると、魔女が息を吹いて粉雪を舞わせていた。
（※実際には機械を使用しております。）
その姿はまるであのエルサ。
そーいや似てるかも。エルサと美魔女。
髪型もそうだし綺麗だし、何と言っても魔女だし。

【ふわふわ雪のようなかき氷】を作りながら、もっとふわっふわにも出来るんだけど気温が高いとすぐ無くなっちゃうんだよね。と魔女。
持って来てくれたそれは本当にふわふわで、シロップをかけるとあっと言う間に溶けてしまう。
あまりに儚いその氷の一生に、淡くせつない恋心を思い出した。
今、こうして現実にあるのに、目の前にあるのに、一瞬にして無くなってしまうのね…と胸がアツくなって涙が溢れる43歳寅年。早期の更年期だな、こりゃ。
（※実際には涙など微塵も溢れぬドライアイ）

シロップはシャバシャバ系。
濃厚で味が濃ゆいタイプではない天然100%もの。なのでこれだけたっぷりな量を用意してくれるんだね。練乳もそのままではなく練乳ミルク。シャバシャバ系。きっと練乳のままかけたらクレパスできちゃう。♡とか描いちゃう。←

魔女イチオシのかき氷は期間限定の桃だそう。長野のおそろしく美味しい桃を直接取り寄せてるんだけど、今年はまだ出来てないらしく届いてないんだとか。スーパーで売ってる桃でシロップを作ってみたんだけど、あの味は出せないのよね…と魔女。


そこまで魔女がこだわる桃、次回はそれで。

通る度にやっていないこちら『ランタン』さん。
今日も何気なく通過したら開いていてビックリ！
慌てて愛車のママチャリを急ブレーキ＆ウィリー走行。
散らばる食材（エイヴイにて購入）を拾い集め、恐る恐る近づく。

やってる！ ほんとにやってんよ！！

嬉々としてパシパシ写真を撮りまくる。
高鳴る胸に息を整え、さぁついに開けよ、この扉！！！

「いらっしゃいませ～」

何かを炒めながらにこやかに魔女は言った。
魔女と言ってもアレ。美魔女の方だ。
綺麗なおねいさんというヤツだ。
フレンドリーなおねいさんで色々と話してくれた。
どうもいつもやっていないと思ったら、１２～１5時の3時間限定営業だったわけ。
土曜日はお休み。日曜日は１２～１７時。ハードルが走り高跳び級に高い。
そりゃどうりでなっかなか巡り合えなかったわけだ。
こちらは以前から購入した『大和食本』でチェックしてたのでいつか行きたいと思っていた。
そして心決めていた【国産牛すじのブラックカレー】をオーダー。
５分ほどで提供。

おおおお、黒い。ほんと黒い。
そして香りがいい。香ばしい。
煮込まれている牛すじも柔らかい♡

なんでこれ黒いんですか？と尋ねたところ、惜しげもなく色々と教えてくれた。
仕込みにとても時間がかかること、一度でたった十数食しか作れないこと、
そして黒い理由は、自分が想像していたより奥が深かった。

ほんとはね、むっちゃレビューに書きたいんだけど、
企業秘密だって言ってたから内緒♡
味や作り方、美魔女っぷりが気になる方はぜひご来店を！