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呑み友になってくれるかい？
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飲食店のない、県道52号沿いで営業していた。
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"飲み放題"が一際目立つ！"月曜定休"とあったが、この日は月曜。聞くと"不定休"だそうだった。
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お通し2種(鶏と大根の煮物、オクラのお浸し)
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串ものは全て100円と、リーズナブル！(なんこつ、白もつ)
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バターコーン(380円)
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店舗基本情報
| 店名 |
掲載保留
呑み友しばちゃん
|
|---|---|
| ジャンル | 居酒屋 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
相模線原当麻駅下車徒歩５分 原当麻駅から215m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
￥2,000～￥2,999 |
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 席数 |
10席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法）が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| オープン日 |
2015年 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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県道52号、通称、相模原町田線は、一級河川の相模川から国道16号町田までを通るローカルな道路だ。このあたりは生活道路でトラックの往来が多く、飲食店に限って言えば、駅周辺に多少あるくらいだった。
今日は地元の駅を下りそのまま帰る気分ではなかったので、帰路とは反対方向の道へと歩いた。と言うのも、久しぶりの寄り道にも関わらず、橋本の立飲み屋では学園祭並みの接客で、多少煮え切らない思いをしていたからだった。良い機会だから、県道にぽつんとあり、気になっていた居酒屋を覗いてみよう。
歩道橋から県道を横断し、外観をまず眺めてから店内へと入った。入口脇にあった"飲み放題980円"のポップが、一際目を引いた。
店内に入るとすぐがL字型カウンターになっていて、工員風の男性4人が入口正面に、奥には若い、職人風の男性がそれぞれ料理を摘まみながら自分たちの空間を楽しんでいる。
いずれも近隣のお客さん、といった雰囲気を感じた。
カウンター内側には、70近くの女性が手持ち無沙汰にしている。そして体格の良い、50代ほどの男性はひとり調理をこなしていた。
ボクと目が合うと、女性はカウンター奥の席へと促した。まず飲みものを"飲み放題"にするか、確認してきた。すぐ帰るつもりだったので、そうしなかった。そして、"緑茶ハイ"にした。飲物単品は生ビールを除き400円と分かりやすいが、それほど安いとは思えなかった。
串ものは全てが100円と、お手頃な値段だ。家に帰って食事をするから、串ものにあとひと品付けて楽しむことにしよう。
料理を注文しようとすると、女性は注文票に記入しての注文となることを告げた。
注文票には"なんこつ"、"しろ(もつ)"、そして"バターコーン"と書いた。
まずはお通しがふた品、カウンターへと乗った。見るからに手作り感ある料理は、"鶏と大根の煮物"、そして"オクラのお浸(ひた)し"だった。次に"緑茶ハイ"が提供された。
"煮物"から手をつけたが、お通しとしては満足いく味わいだ。これで量があれば、当然売り物として通用する。"オクラのお浸(ひた)し"には味がついていないので、卓上の醤油を回した。ねばねば系で、小料理屋で提供するお浸(ひた)しみたいだった。
緑茶ハイで、料理を流し込んだ。緑茶は居酒屋ではよくある粉茶ではなく、キチンと茶葉で抽出されていた。何よりも甲類の焼酎は…かなり濃い。これなら飲物の値付けは、納得できる。
調理場のふたりの会話を聞くと、どうやら女性は店主のようで、いわゆる女将。そして男性は雇われの従業員のようだ。
お通しが無くなるころには、串ものふた品が提供された。卓上の辛味噌で、楽しむようだった。
串ものはともに、値段の割には身がしっかりしていた。言われた通り、辛味噌を付けて楽しんでみよう。
大きめの"なんこつ"の串は、こりこりとして食べごたえを楽しめた。
"しろ(もつ)"は、見た目は鳥皮のようだ。弾力があって、食感を楽しんだ。ただ多少の臭みを感じたが、許せる範囲だった。
緑茶ハイのグラスは、すでに空になっていた。飲物は一杯目は単品で注文していたが、これなら"飲み放題"の方にスイッチした方が良さそうだ。
串ものを楽しんでいると、"バターコーン"がカウンターに乗った。居酒屋の定番メニューだが、口にいれると缶詰めを使っていないのは驚いた。
手作り感を楽しめる居酒屋だった。店のふたりは一見客の自分にも、常連客と同様に会話のキャッチボールを楽しんだ。
会計を済ませ扉を開けて振り返ると、若い職人風のふたりが笑顔で送ってくれた。
良い常連客がいる店は、良い店に違いない。