久しぶりの訪店…相変わらずの素晴らしい出来栄え : 中村麺三郎商店

【2020.6.8,19再訪】
緊急事態宣言が発令された時…私自身は、それほど日常生活に変化が出るとは考えていませんでした。私のクライアントの多くは緊急事態宣言何てお構いなしの昭和の男だったし、私自身も家族の事で、どうしても動き回らなければならないことが多く、結局平素とあまり変わらない忙しさだったからなのです。しかし、実際に仕事で出かけてみれば…ここでも何度か書いた通り、街は信じられないくらいに静まり返っていました。日本人の生真面目さが垣間見えたような気がします。
っで、そんなムードが漂うと、私も家の外に出るのが億劫になって、何となく怠惰な時間をダラダラと過ごすのが休日の過ごし方の定番となって今に至ります。人間って本当に一度怠惰な生活を覚えると抜けきれなくなるものですね…って私だけでしょうか＾＾；
緊急事態宣言が解除されてからは、例年とはまた違った毎日が待っていました。それまで何だかんだと滞っていた仕事を一気にやっつけなさいという御触れがクライアントから出されるわけです。さあドタバタです。午前中の僅か15分の打ち合わせのために呼び出されたり、明日の打ち合わせまでにこの資料作っておくように…何て無茶な要求が続いたり…って愚痴っぽくなってしまいました＾＾；
そんな最中にこちらの店に久しぶりに寄ってみたのです。まさに15分の打ち合わせのために大久保まで呼び出されたその帰りです＾＾；
営業自粛させられていたんでしょう、お店も普段に比べて物々しい…消毒用のアルコールが店先に、カウンターに、配備されていました。もちろん店主はじめスタッフの皆さんもマスク姿。それでも逞しく営業をしていてくれて、何だか安心しました。お昼時でしたのでもっと混雑しているかと思ったら、意外にも空席がありました。この店では平素、考えられないことです。
券売機では…蒸し暑かったこの日、つけ麺が食べたくて…「白湯つけ麺(950円)」の食券を購入。店先には「煮干そば」の立て看板がありましたが、持ち帰り専用メニューだったようです。そうか、この店もテイクアウトをやっていたんだ…大変な苦労ですよね。
程なくして提供された私の注文の品。基本のつけ麺メニューながら、内容はかなり豪華です。つけ汁は白湯ベース。醤油・塩の清淡スープに加え、毎日白湯スープまで仕込むのは大変でしょう。良くこなしてますね。注文が入ると雪平鍋にスープのベースを移しています。濃厚で、冷蔵された状態では半ば固形化してます。出来上がりは非常に濃厚な鶏白湯スープ。つけ麺は酸味が効かされていますが、加えられている揚げ葱とのバランスが悪くない。このつけ汁は濃度抜群でやっぱり美味しい！
麺は自家製の多加水麺。非常に平べったい断面で、ツルツルの食感。もっと太い麺でも良さそうですが、このつけ汁との相性は抜群。とても旨いです。麺量は推定茹で前200g弱でしょうか。麺の上には酸味の効いた茗荷と思しき薬味が乗っかっています。どれも個性的な組み合わせですが、不思議としっかりバランスされています。店主の確かな腕を感じます。
チャーシューは2種類。肩とモモでしょうか、脂身バランスの良いものが使われていて、低温製法。つけ汁にさっと通していただくのが旨い。

そして後日、先日食べた鶏白湯のつけ麺が旨かったので、今度は温かいらぁ麺にしてみました。券売機で「海老ワンタン白湯らぁ麺(1100円)」の食券を購入。
ベースは先日のつけ麺と同じ鶏白湯ですが、当然酸味は効いていません。それにしても非常に濃厚な出汁濃度。スープに粘度を感じます。鶏ガラなどから摂られたと思しき出汁の自然な甘みが出たスープは臭みもなく実に美味しい！
麺はつけ麺とは変わって細ストレート麺が採用されています。加水率は中等。これまたもっと太い麺でも良さそうに見えますが、食べてみると組み合わせは絶妙なのです。
バラ肉と思しきチャーシューは柔らかく、味付けも濃すぎずしっとりして美味しい。そして何と言ってもワンタン…鶏白湯と海老ワンタンの組合せは、一見間違ったようにも感じられますが、食べてみるととても美味しい！餡の肉汁が感じられるとともに、海老の旨味と蓮根と思しき歯応えがあって、凄く凝った作りなのです。

もうしばらくすれば、また元と同じ行列が発生するでしょう。
ハードルが高くなって以来、なかなか食べに行く機会が持てませんでしたが、昨年以前に提供されていた限定の、清淡なつけ麺なども食べに行きたいものです。

【2018.11.11再訪】
午前中に仕事を片付け、淵野辺駅まで帰って来たのはちょうど13：00頃。まだ昼飯を食べていなかったので、駅に近いこちらの店で食べて帰ることに。
13：05に店到着。日曜日なので店外で待つことになることもある程度覚悟して出向いてみれば、何と空席がありました。限定メニューがあればそれを頂くつもりでしたがありませんでしたので、券売機では「海老わんたん塩らぁ麺(1030円)」と「ちいさいごはん(100円)」の食券を購入。フロアー係の店員さんに食券を渡し、カウンターの空いている席に腰かけてしばし待ちます。

このメニューの事は何度も書いていますので今回は簡単に。
丸鶏や動物ガラ、節や煮干などの魚介がベースの出汁はとても優しく融合しています。塩タレの方に仕込まれている貝や昆布の旨味もほんのりと効いています。ですが、繊細なスープゆえのバランスの難しさなのでしょうか、初めてこの店で食べた時のような、全体的な丸みが感じられず、少々塩がとがった印象を受けました。それでも十分に美味しいのですが。
麺は相変わらず安定しています。粉の風味がしっかり伝わるストレート細麺。麺量も多めでしっかりとした食べ応え。
トッピングしたわんたんは餡がしっかりして海老と挽肉と野菜の旨味がギュッと詰まったもの。出来栄えを勘案すると、この店のわんたんはお得です。
わんたん麺にすると何故かチャーシューが抜かれてしまう店が多いですが、この店は基本ラーメンの具は全て入っています。2種類のチャーシューも上出来。
最後に、残ったスープをご飯に掛けて〆。その際、卓上のミルで胡椒を強めに挽いていただくと、ちょっとジャンクな感覚でこれまた悪くないのです。
次回は少しずつ変化している担々麺をいただいてみようと思います。

【2018.05.14再訪】
いくつか買い物に出かけなければならなくなったこの日、午前中の仕事を終えて出かけたわけですが、久しぶりにこちらのラーメンが食べたくて訪問しました。ここのところ真夏みたいな暑さが続くので、そろそろつけ麺が始まるのではないかとちょっと期待して出向きます。

13：30頃店到着。ちょうどお昼休みのピーク時間が過ぎて、店は一時的に空いていたようです。駐車場も空いていました。店内は半分くらいのお客さんの入り。
残念ながらつけ麺は提供されていませんでした。なので醤油ラーメンをいただこうかと思ったら…「酸辣湯麺(900円)」なんて言う新しいメニューが加わっていました。かなり蒸し暑かったこの日ですが、酸味と辛みで体を引き締めるのも悪くない。そんなわけでこの食券を購入。ついでに「ちいさいごはん(100円)」も。待つことしばし。

前の3組くらいのお客さんが入ったばかりだったようで、この日は提供までちょっと時間が掛かりました。10分弱くらいで私の注文の品が到着。以前この店で提供されていた「担々麺」同様、スープが真っ赤でかなり辛そう！それでは早速そのスープをいただいてみます。
ベースはこの店の清淡スープ出汁で間違いないと思いますが、一口目から唐辛子の辛味がガツンと来ます。よく見ると青唐辛子の刻みが使われているようで、その爽やかで痺れるような辛味と、赤唐辛子由来の喉奥や胃が温まる様な奥深い辛味。ただ辛いだけではなくて、そこに旨味が感じられます。そして適度な酸味。暑い日でも思わずグイグイ飲みたくなるスープです。このスープもレンゲを使って啜り込む度に唸りました。旨いです。この旨さ、やはりベースがしっかりしているからなんですよね。辛さは思ったほど凄いものではなく、辛さに対して強くも弱くもない私が美味しくいただけるレベルでした。

麺は他のメニューと生地は同じと思われます。極細ですが、決してダレやすいわけではありません。不思議にこのスープにも良く合っています。太さはスープの種類に応じて変えているとのことでしたので、醤油らぁ麺の麺に比べると更に細く感じました。麺量も多く、茹で前150g以上ありそう。食べ応えも十分。

チャーシューは鶏の胸肉とロースチャーシューの2種類。共に食べやすく短冊状に刻まれていました。どちらも旨いけど、特に鶏チャーシューが好みです。脂身が無いのにしっとり柔らかく、このスープにも良く馴染んでいます。ご飯のおかずにも最適。

穂先メンマや白髪葱も、このスープに良く合っています。
これら少量残して最後にスープをご飯に掛けていただいてみますと、麺とはまた違った美味しさ。

色々なメニューをこの店で試してきましたが、毎回の完成度に驚かされるばかりです。
今年の夏こそ、清淡なつけ麺メニューを食べてみたいものです。

【2017.12.29再訪】
今年の仕事も終了し、後は正月の雑煮の準備をするばかり。例年だと大晦日までなんだかんだとやることが沢山だったのに、今年はなんだかのんびりしてます。ちょっとした買い物ついでに今年最後の地元飯を食べに行こうと思い立ち、家を出ます。
さてどこで食べようか、色々迷いました。その結果、買い物帰りに便利な淵野辺駅北口側の『淵野辺大勝軒』を目指します。今年何度も食べた店ですが、食べ慣れた味はやっぱり安心感があるのです。ところが、店の前までやって来て唖然！外まで伸びる行列が出来ています。その数は十数名。しかも運悪く私の目の前で駐車場が埋まってしまいましたorz
年末休みに入って家族連れのお客さんも沢山並んでいました。ちょっと時間が掛かりそう。なのでここは諦めて、別の店に移動します。

その途中、ダメもとで寄ったのがこちら。時間は12：15を過ぎようとするところ。絶対に行列が出来ていて大変なことになっているだろうと思ったら、何と並びなし！しかも駐車場も空いてます！急遽車を駐車場に停めて店内へ。
お昼時のこの時間にもかかわらず、珍しくカウンター席もいくつか空いていました。ところが私が入った後から次々にお客さんが現れて、あっという間に満席、そして店外に並びが出来ました。素晴らしいタイミングだったわけです。
日中でも寒い今日この頃、レギュラーメニューになった「担々麺」が食べたくなりましたが、やっぱりこの店で今年最後に食べるなら清淡なメニューだろう…と言うことで「海老ワンタン塩らぁ麺(980円)」の食券を購入。しばし待ちます。

ロットの関係で少々時間が掛かりました。概ね7分程度で私の注文の品が到着。店主は相変わらず仕事が丁寧ですね。それではいつものようにスープから一口。
ベースの出汁は丸鶏、鶏ガラ、豚骨、牛骨、本枯節、煮干しなどから摂られたもの。そして塩ダレは、海塩、岩塩を配合し、浅利、貝柱、昆布等の出汁と合わせたもの。タレにも出汁が加わっているので、ベースのスープは醤油味のメニューと同じ清淡スープでも、全く味わいが変わります。醤油味のスープは分かりやすい美味しさであるのに対して塩味は非常に複雑。しかし奥行き深く、染み入る様な旨みが感じられます。塩分濃度も適度。

麺は自家製の細ストレート麺。スープの味に合わせて太さを微妙に変えるというこだわりよう。粉の風味がよく、スープを良く持ち上げます。麺自体が旨いですね。

チャーシューは2種類。冷製のロースチャーシューと鶏チャーシュー。どちらも素晴らしい出来栄え。ロースチャーシューは熱が入りきらない内に食べる方が美味しくいただけます。鶏チャーシューは脂身のない胸肉と思われますが、しっとり柔らかく出来上がっています。

トッピングしたワンタンは、この店の好みの具です。海老と香味野菜が打ち込まれた挽肉。恐らく蓮根も餡に使われていると思われ、時折シャキッとした歯応えが感じられて旨い。これも素晴らしい完成度です。

こちらの店は、近年私の家の近所に新規開店した店の中では断トツの完成度です。この内容、完成度のものを都内で食べようと思ったら、きっと全く違う価格になってしまうのでしょう。旨い店が自分の家の近くにあるというのはありがたいものです。

【2017.11.09再訪】
すっかり人気店になったこちらの店。最近では昼飯時ともなると駐車場を利用できないことも多く、ハードルが高くなってしまいました。この日はどうしてもこの店のわんたんが食べたくなって、打ち合わせに出かける前に出向いてみました。12：40頃の訪問でしたが、駐車場は一台分空いていました。ラッキーでした。

わんたんの入ったらーめんを食べるつもりだったのに、券売機の前で「担々麺」も気になって迷ってしまいました。担々麺は人気らしく、レギュラーメニュー化されたのでしょうか。結局は初志貫徹で「海老ワンタン醤油らーめん(950円)」と「ちいさいごはん(100円)」の食券を購入。フロアー係の店員さんに渡してカウンター席に座って待つことしばし。

この店のスープも、日によって少しずつ変化があるのだと思います。様々な動物系出汁を合わせているこの店のスープですが、この日のスープはとりわけ鶏の旨味がくっきり出ていました。清淡なスープなはずなのにどっしりとした深みのあるスープ。そこに魚介出汁が合わせられた醤油ダレ由来の魚の旨味が付いて来るイメージ。旨いです。
このスープは最後にご飯にかけていただきました。ご飯に掛けることでより出汁の旨味が強く浮かび上がります。鶏の旨味がとてもしっかり出ています。それでいて独特の臭みもない。下処理をしっかり行っている証拠ですね。

麺、チャーシューとも相変わらずの出来栄えで、下ブレすることのないこの店ですが、具の中では今回トッピングしたわんたんが特に好みです。加水率の高いツルツル食感の皮に包まれた餡は生姜が効いて、挽肉と葱の旨味も良く、そして海老がしっかり入っています。完成度が高いですね。わんたんは店によってさまざまで、小田原系のラーメン店のようにパツパツに詰まった餡を食べさせるタイプとツルツルの皮の食感を楽しませる店とありますが、この店は両者のバランスが素晴らしいです。

寒くなってきました。次回は鶏白湯ベースの担々麺を食べてみようと思います。

【2017.10.19再訪】
家で仕事をしていたこの日、昼飯時近くになって突然この店の白湯スープが恋しくなりました。なので買い物ついでに出かけます。

12：10頃店到着。最近では昼飯時は行列が出来るこの店ですが、この日は駐車場も空いていましたし、店内未だ空席もちらほら。
券売機では予定通り鶏白湯スープのメニューを買うことにしましたが、せっかくなので「味玉白湯らぁ麺(850円)」と「ちいさいごはん(100円)」の食券を購入。フロアー係りの店員さんに食券を渡して
しばし待ちます。

既にこのスープのメニューについてもレビューしていますので今回は簡潔に。
この店は鶏白湯スープ専門店ではないのに、素晴らしく濃厚な鶏骨出汁が摂られていて感心します。その独特の香りと旨み。少々トロミを感じるほどのスープ。説明書きによれば一部豚骨も使われているそうですが、旨味は圧倒的に鶏の味が勝っています。魚介も煮干しや鯖節が使われているそうですが、一緒に炊かれている香味野菜の影響でしょうか、その旨味がはっきり分からないけど、スープ全体のバランスを下支えしているのですね。

ここに合わせられる自家製細麺も旨い。具もしっかり作り込まれていて、特に鶏の胸肉を使ったチャーシューが旨い。トッピングした味玉も、黄身がゼラチン質で自然な甘みが感じられます。

最後は残ったスープをご飯にかけていただいてみますと、今まであまり感じられなかった魚介の旨味が顔を出します。麺とはまた違った美味しさで二度楽しめました。

【2017.05.18再訪】
こちらの店、最近精力的に限定麺を提供してくれています。そんな中、淡麗なつけ麺が最近数量限定で提供されていますが、タイミングが悪く、なかなか食する事が出来ません。この日は残念ながら限定メニューの提供は無く…しかし久しぶりにレギュラーの塩味メニューが食べたくなって、店に向かいます。

13：30頃店到着。流石に昼休み時間を外してしまえば、限定メニューが提供されていない限りそれ程凄い混雑にはなりません。この時間お客さんは、前に3人、後からも3人。
券売機では予定通り塩味を購入するわけですが、今回はワンタンをトッピングしてみます。「海老ワンタン塩らぁ麺(980円)」と「ちいさいご飯(100円)」の食券を購入。フロアー係の女性店員さんに促されてカウンター席に座ります。待つことしばし。

程なくして提供された私のらぁ麺。相変わらずビジュアルも美しいです。では早速スープを一口。
丸鶏や動物ガラ、節や煮干などの魚介を時間をかけて炊いたとされるベースの出汁は優しく、そしてそれらが喧嘩することなくまとまっています。でも何だろう、初めてこの店で塩味を食べた時に感じた、貝や昆布の旨味がちょっと弱かったですね。それらはタレの方に仕込まれているようなので、今回の塩タレは出汁が上手く出なかったのでしょうか。決してすべてが強ければ良いというものではないけれど、最初に食べた時の、複雑にして奥行き深い味が素晴らしかったので、ちょっと拍子抜け。

麺は相変わらず旨いです。中に淡い褐色の粒々が見えます。全粒粉を使っているのでしょうか。風味豊かな多加水麺です。スープの味によって太さを使い分けているそうですが、確かに塩味スープのこの麺は非常に細いものでした。

チャーシューもレベル高いです。そもそもワンタンメンにすると何故かチャーシューを抜いてしまうのに価格がかなり高くなる店も数多いですが、この店はしっかり2枚入っています。ロース肉と鶏の胸肉のチャーシュー。共に柔らかいがしっかりとした噛み応えがあって好みです。
そして肝心なワンタンですが、皮は加水率高くツルツルで、餡もしっかり海老と挽肉が詰まったもの。そして噛むとシャキッとした食感の何かが入っています…蓮根か、山芋か、そんな食感ですが判別できず…その食感が何とも言えません。美味しい。

最後は残ったスープをご飯にかけていただいてみます。旨い雑炊の出来上がり。スープをご飯にかけると、麺とはまた違った美味しさで楽しめます。

今回も美味しくいただきました。
是非淡麗なつけ麺もいただいてみたいのですが…先日は大行列でした＾＾；

【2017.04.21再訪】
ここのところ、胃腸の調子が悪いです。恐らく年度末のドタバタと、新規仕事への対応などから疲れが出ているのでしょう。当然食欲も落ちてきます。しかし！食べなければ体がもちません！そんな食欲がない日でも食べる事が出来そうな店…ということで思いついたのがこちらの店。

14：20頃店到着。本当はもっと早めの時間に食べる予定でしたが、そんな時に限って電話が鳴りやまず。結局いつものように中途半端な時間に昼飯を食べることになりました。
この日は「特製醤油らぁ麺(980円)」の食券を購入。胃の調子が悪いのでサラッと食べるつもりが、つい欲張ってしまいましたよ(ﾉ∀＾)

流石にこの時間は空いていました。それでもお客さんは私の前に4組6名、後からも2名。店の立地がもし、都内の一等地だったら…間違いなく切れ目のない行列が出来る店になるでしょう。もっとも、その場合価格もかなり高い設定になるでしょうが…。
概ね5分ほどで私のらぁ麺が到着。では早速スープから一口。

塩味のスープも好きですが、醤油味もやっぱり美味しい。出汁は醤油・塩味とも共通だと思います。動物系出汁と魚介系出汁、共にしっかり摂られていますが、決して重くならない。淡麗なスープにまとまっています。タレが醤油と塩では大きく違っているようで、醤油タレは塩タレと違い、貝出汁が使われていないので非常に分かりやすいシンプルな味にまとまっています。このスープも飲みだすとレンゲが止まらなくなりますね＾＾

麺は自家製の細麺。スープの味に合わせて太さを分けているようです。粉の風味がしっかりして、そしてしっかりと重みのある麺。このスープに良く合います。ちょっとザクッとした歯応えも心地よい。麺量も結構多めなのではないでしょうか？食べた感じでは茹で前150g以上に感じました。

特製なのでチャーシューが沢山入っています。一種類目はロースチャーシュー。周りがローストされ、スパイスが効かされたもの。中は赤みが射していて、しっとりして旨味が凝縮されています。
二種類目は鶏チャーシュー。胸肉と思われ、脂身が無いけどしっとりして柔らかく、このスープに実に良く合います。そして三種類目はバラ肉。脂身バランスよく、今風のトロトロチャーシューとは一線を画しながらスープの味を壊さない味付けは私好みです。“特製”メニューは鶏チャーシューとバラチャーシューは2枚ずつ入ります。凄い食べ応え＾＾
味玉の出来栄えも良く、適度にゼラチン質の黄身が自然な甘みを伴っていて美味しい。
穂先メンマの選択も良いですね。スープを良く吸って、美味しくいただけます。

今回も美味しくいただきました。
限定では淡麗スープのつけ麺も始めたみたいです。今後も目が離せない店です。

【2017.01.13再訪】
この店のツイッターをフォローしているわけですが、限定の担々麺が提供されている旨、発信されていたので食べてきました。
12：45頃店到着。まだ昼休み時間帯だったため、混雑していると思ったら、以外にも空いていました。どうやら最初のピークが過ぎた直後だったようです。私が入った後からもお客さんが途切れることなく入ってきたのは流石人気店。
券売機では予定通り「担々麺(850円)」の食券を購入。ついでに「ちいさいご飯(100円)」も。フロアー係の女性店員さんに食券を渡し、カウンター席の端っこに座って大人しく待ちます。

概ね5分ほどで私の注文の品が届きました。スープの色は…かなり赤いですね！相当辛いのか？と恐る恐るスープを一口。
いや、それほど凄まじい辛さではなかったのでほっとしました。
担々麺なので、ベースは豚骨で別に摂っているか、あるいは鶏白湯スープを使うかどちらかだろうと勝手に想像していましたが、どうやら清湯スープがベースのようですね。そこに擦り胡麻がたっぷり加えられていて、一見白濁しているように見えるのです。しかし丼表層をレンゲで軽く攪拌すると、下の澄んだスープが出てきます。
清湯スープがベースなので予想以上にすっきりした飲み口。そこに擦り胡麻の香ばしさが意外なほど良く合っています。唐辛子と辣油も辛すぎず、花椒とともにピリッと舌を刺激するのが心地よいです。そのスープに炒めた挽肉をベースにしたこれまたビリ辛の肉味噌が旨味を与えて、確かに担々麺の味に仕上がっています。
これは美味しい！寒い時期になってから、こうした辛味の付いたラーメンを食べる機会が多くなってきたけど、最近食べた辛いラーメンの中では断トツの出来栄えです。

麺はストレート細麺。スープの色に紛れてよく見えないけど、かすかに腑が入っているように見えました。なので、心持ちモッチリした食感には感じますが、ベースの粉の配合はその他のメニューに使われている麺と同じではないでしょうか。スープに良く合っていてこれも美味しい。

最後はご飯を残ったスープに投入していただきます。こうすることで、麺とはまた違った美味しさが味わえます。ご飯を加えると、何故か出汁がくっきり浮かび上がって感じられるようになるものですが、今回もベースの動物ガラや陰に隠れた魚介の旨味がしっかりと感じられました。そして花椒の辛味も…。
実は結構辛いみたいです！後からじわじわ辛さが効いてきて、食べ終わる頃には大汗かいていました＾＾；

今回も美味しくいただきました。
暖かい季節になったら、是非この店が提供する清淡なつけ麺が食べてみたいです。限定で提供されないかと、今から楽しみにしております＾＾

【2016.10.27再訪】
夏の繁忙期が過ぎ去り落ち着きを取り戻していたこの日、買い物ついでに久しぶりの訪問です。
12：00頃に店到着。平日ですがちょうど昼休み時間に差し掛かったこの日、並んで待たされることをある程度覚悟していました。しかしタイミングが良かったのか、駐車場も空いているし、並ぶこともなく店に入る事が出来ました。ラッキーです。
この日は食べるメニューは決めていました。この店のレギュラーメニューの中で、まだ食べていなかった“鶏白湯スープ”のメニューです。せっかくなので「特製白湯らぁ麺(980円)」と「ちいさいご飯(100円)」を券売機で購入。カウンター席の一番端っこに座わり、女性店員さんに食券を渡して待ちます。

程なくして提供された私の注文の品。白濁して見るからに濃厚なスープ。早速そのスープから一口いただいてみます。
動物系出汁が主体であることは間違いありません。店の蘊蓄によれば、動物系出汁には鶏ガラ・丸鶏に加えて豚骨を使用しているようですね。スープには少々粘度を感じるくらいで、醤油味や塩味のスープのような清淡さとは真逆の、油成分も多めで非常に濃厚なスープに仕上がっています。実は私、超濃厚な鶏白湯スープは好んで食べる方ではないのですが、このスープは豚骨のバランスなのか、鶏独特のくどさが緩和されて、非常に飲みやすいスープになっています。更に香味野菜と、鯖節や煮干などの魚介系出汁も摂られているとのことですが、それは前面には顔を出しません。言われてみれば感じられるような控えめな使い方。でもそれらがまた、素晴らしいバランスを生んでいるのだと思います。丼上に乗せられた揚げ葱をこのスープに絡めると、香ばしさが出てまた悪くない。このスープは旨いです。

麺は同じ系統のスープを使ったつけ麺と同じような、平打ちの多加水麺が使われているのだと予想していましたが、中細の全粒粉入りストレート麺でした。醤油・塩味に使われている麺に比べると、もしかしたらちょっとだけ太目にしているかも。この麺は美味しいですね。このスープにも良く合っています。でもスープが強いだけに、もっと強い麺でも良さそうな気がします。一つの店で、原料から変えて行くのは難しいとは思いますが…。

特製なので具沢山です！醤油・塩味の特製メニューと同じ構成ではないでしょうか。
チャーシューは3種類。適度にサシの入ったロース肉、しっとりした胸肉を使った鶏チャーシュー、食べ応えのある三枚肉。いずれも素晴らしい出来栄えです。味玉やメンマも、こうした濃厚スープの中に入っても美味しく感じられます。

最後は残ったスープをご飯にかけていただいてみます。先ほどはあまり強く感じなかった鯖節がしっかりと顔を出して、麺で食べるのとはまた違った味わいになって美味しいです。

この店は今後も何度も通うことになると思います。限定メニューも始めているようですし、ちょっと目が離せません＾＾


【2016.07.28再訪】
来月から仕事が忙しくなるので、いろいろストックしておくための買い物に奔走しています。その途中でまたこちらの店を訪問しました。開店時間直前の11：25頃店到着。既に並んでいる方がいて、私は４番目でした。駐車場は幸いにして一台分空いていました。
外の待合席に座っていると、予定通り開店しました。前のお客さんから順番に店に入りつつ券売機でお目当ての食券を買います。この日私は、レギュラーメニューの中で食べていなかった『白湯らぁ麺』を食べる予定でした。しかし、並んでいる最中に店先の立札を発見。「本日つけ麺あります」とのこと。梅雨明けし、気温がぐんぐん上昇して暑かったので、券売機で「限定A(900円)」と「味玉(100円)」の食券を購入。フロアー係の店員さんに渡してカウンター席に座ります。
私の前後につけ麺を頼んだ人はいなかったようなので、ロットによってはちょっと待たされるかな、と思いましたが、順番通りに仕上げてくれます。概ね10分少々で私のつけ麺が出来上がりました。

この店のつけ麺は、どんなスープがベースなのか興味津々でありましたが、どうやら白湯スープがベースのようです。そのつけ汁を箸で掬って味見をしてみると、濃厚な動物系出汁に加えて煮干の風味も強く感じられます。もしかしたら仕上げに煮干油を入れているかも。中央の黒いのは揚げ葱でした。前回まで食べた淡麗系のスープとは打って変わって非常に濃厚。この出汁濃度は凄いです。しかもケチることなく器になみなみ注いでくれるところは太っ腹。

続いて麺をいただきます。まずつけ汁にいれずそのままで。この麺は使っている粉は淡麗系のらぁ麺と同じではないかと思いますが、加水率がかなり高めで、しかも平打ちの麺でした。一本が長いのか、あるいは非常に薄い断面なので麺同士が絡むからなのか、適量を箸で持ち上げるのに難儀します＾＾；
加水率高めになっても粉の風味は豊か。つけ汁に浸しつついただくと、ツルツルといくらでも食べられそうです。麺量は推定250g位。かなり食べ応えも感じます。

チャーシューはその他の基本メニューと同じ。三枚肉のチャーシューと鶏チャーシューが麺の丼の方に入っています。これも間違いのない美味しさ。具については基本的には全て麺の丼の方に入っていました。恐らくつけ汁に麺を浸けやすくしているのだと思いますが、つけ汁の中にももう１枚、ロースチャーシューが沈んでいました。これも美味しい。
その他、穂先メンマもこのメニューに良く合っていますし、茗荷には甘酸っぱい味付けがされていて麺と一緒に食べるとほのかな酸味が感じられて清涼感があります。
トッピングした味玉は黄身がゼラチン質で、これも美味しくいただけます。

麺と具を食べ終わった段階でかなり腹いっぱいでしたが、せっかくなのでスープ割もお願いしました。まだ相当量のつけ汁が残っていたので、半分くらい流して淡麗スープを注ぐのではないかと想像していましたが、再び白湯スープをなみなみ注いでくれました。全部飲んだら本当に腹いっぱいです＾＾

今回も堪能いたしました。この店は何を食べても旨いですね。今後も定期的に通い続けることになると思います。

ちなみに当方、来月から毎年恒例の繁忙期に入ります。なのでレビューはしばらくお休みします。
10月半ばころ、また再開する予定です。それまでの間はみなさんのレビューを拝読して癒されます＾＾


【2016.06.23再訪】
外出のついでに再びこちらの店を訪問です。
14：30頃という実に中途半端な時間でしたが、店内はカウンター席が一杯！私はテーブル席に通されました。その後も続々とお客さんが現れます。店の外に待ち行列まで出来てしまいました。そんな中、とっくに食べ終わっている学生風二人組は喋り倒しで全く席を立とうとしません。そして別のカウンター席が空いたので、私はそちらに移動する事となり、テーブル席は後からやってきた4人組のお客さんが座ることになりました。なおも立ち上がらない学生風二人組…空いている時ならともかく、混雑している時はなるべく早く席を立つのがマナーだと思いますが、結局この二人はその後も20分以上、水を飲みながら喋り倒していました。これでは店もたまらないな…。

前回は塩味を食べたので、今回は醤油味と決めていました。券売機で「海老ワンタン醤油らぁ麺(950円)」と「ちいさいご飯(100円)」の食券を購入。しばし待ちます。

程なくして提供された私のらぁ麺。ビジュアルはやはり奇麗ですね。では早速スープから一口いただきます。
店の蘊蓄によれば、醤油タレは4種類の醤油に魚介出汁を合わせて作られているそうで、ベースとなる清端スープに含まれる煮干出汁と合わさって、魚介の風味がくっきりと感じられるものでした。動物系出汁は後から優しくついて来るイメージ。前回食べた塩味のスープはかなり複雑な味わいだったけど、このスープはそれに比べるとシンプルに感じます。それ故分かりやすい味にまとまっています。いやそれにしても奥行き深く、とても美味しいです。塩味と醤油味、甲乙付け難いけど、どちらかというとシンプルに感じられる醤油味の方が好みかな…迷いますね＾＾；

麺は塩味に比べるとほんの少しだけ太めなのかな？加水率やや低めの重みのある麺で、断面がかなりはっきりと角ばったもの。スープを良く持ち上げます。この麺の出来栄えも完璧。この清端なスープに良く合っています。

今回の具のメインになるワンタンは、皮は加水率高いツルツル食感。餡もしっかりしていて、海老と生姜の効いた挽肉がみっちり。かじると海老と肉の旨みがしっかり感じられます。5個くらい入っていてかなりの食べ応え。これはご飯のおかずにも最適＾＾
ワンタン麺にすると何故かチャーシューが抜かれてしまう店がありますが、こちらのメニューではしっかりと鶏チャーシューと三枚肉のチャーシューが入っていました。基本メニューの具は全て入っているようですね。
穂先メンマもこのスープには良い選択だと思います。緑が鮮やかな九条ネギもスープによく馴染んでいますね。

これまた完成度が高くて驚きです！
この店では次回は是非白湯スープのメニューを食べてみたいです。


【2016.06.14初訪】
最近何かと話題のこちらの店。新規開店後間もなくして大評判になり、週末には行列が出来るほどなのだそうで…最近凄まじい行列に並ぶ気がしないので、ちょっと落ち着いてからにしようと訪問の機会をうかがっていたのでした。この日たまたまその方面に所用で出かけることになったので、ついでに寄ってみることにしました。
こちらの店主は神泉にある『麺の坊 砦』の出身なのだそうですね。ということは、今大ブレイク中の『地球の中華そば』の店主と同門ということですね。『麺の坊 砦』の店主は新横浜ラーメン博物館の『一風堂』の店主を務めた方なので、そのベースは豚骨スープのはず。『麺の坊 砦』も『地球の中華そば』も、未だ食べたことのない私が言うのもなんですが、何故『地球の中華そば』店主も、ここ『中村麺三郎商店』店主も淡麗なラーメンを提供しているのか？ちょっと不思議に思っていたのです。調べてみると『麺の坊 砦』では限定メニューとして淡麗なラーメンを提供していたみたいですね。お二人ともその影響を強く受けているのでしょう。

店到着は13：30頃。平日で、しかも昼休み時間をとっくに過ぎた時間だったので、店は予想以上に空いていました。前客3名、後からも3名。この場所は元もラーメン店でした。何度も食べないうちに閉店してしまいました。店内は奇麗にリニューアルされていて、店の外にはデッキが設けられていて、これからのシーズンは外でも食事ができるようになるのかも。入り口の引き戸を引くと、右手に券売機があります。味のベースは3種類。醤油、塩、白湯になります。醤油味のボタンが一番上に並んでいるということは、恐らく醤油味が一押しなのだと思いますが、この日は一番気になっていた塩味と決めていました。せっかくなので「特製塩らぁ麺(1000円)」の食券を購入。ついでに、最後の締めに雑炊を作るための「ちいさいご飯(100円)」も購入。フロアー係の女性店員さんに促され、カウンターの一番奥の席に座ります。待つことしばし。

さてほどなくして出てきた私のらぁ麺は…見た目からして淡麗なスープ。盛り付けも非常に奇麗です。では早速スープから一口いただいてみます。
一口目から、じんわりと出汁の旨みが広がります。それは非常に複雑。動物系出汁については鶏が主体なのだろうという程度しか判別できませんでした。そこにほんのりと節系、海草、そして貝出汁が感じられます。店の蘊蓄によれば、確かに数々の出汁を使っているのですね。そして今回勉強になったのは、貝出汁は塩タレの方に効かされているのですね。そういう使い方もあるんだ…
それにしても、これだけ複雑に出汁を合わせると、毎回の味の安定と、そしてなにより味のまとまりを付けるのが非常に難しくなりそうな気がするのですが、破綻なくまとめ切っています。フライドオニオンの香ばしさも悪くない。店主の技量には並々ならぬものを感じます。率直に美味しいです。

麺は国産小麦だけを使用しているという自家製麺。スープの味に応じて太さを変えているというこだわりよう。私が食べた塩味は細ストレート麺でした。一部全粒子を使っているようで細かい粒々が見て取れます。ザクッとした歯応えがあり、粉の旨みが感じられる麺。最近流行りの麺でもありますが、これも美味しい。別のお客さんと店主との会話によりますと、その日の気温や湿度に応じて加水率を微妙に変えるのだそうです。実際のところ、その加水具合はお見事。

チャーシューは“特製”なので3種類入っていました。しっとりしていて、脂身の甘みと旨みが感じられるもの。
どのチャーシューも素晴らしい出来栄え！1種目は適度にサシの入ったロース肉。周りはローストされてスパイスがされて香ばしく、中は赤身が残ってジューシーな状態。柔らかく味付け良く、肉の旨みがダイレクトに感じられます。これが2枚。
2種目は鶏チャーシュー。胸肉でしょうか？脂身がなくさっぱりしています。それでいてしっとり。これも周りにスパイスが打たれていて実に香ばしい。味付けもスープの味を邪魔しないもの。これも2枚。
そして3種目は三枚肉でした。
味玉はチャーシューの凄さに比べるとちょっと凡庸な気もしますが、いやいやそれでも素晴らしく上手に味付けされています。
メンマは穂先。この選択は悪くないですね。スープと麺に良く合います。

途中、チャーシューなどを食べながらご飯も食べてしまったので、最後の締めのご飯は半分になってしまいました。ここに残ったスープをかけていただいてみますと…貝柱の旨みと海草の旨みがくっきりと感じられるようになりました。これまた麺とは違った美味しさです。

なるほど大評判になるわけが分かりました。本当は4.5以上を付けたいところでしたが、この店はきっとまだまだ美味しくなると思います。その伸びしろに期待して今回の点数を付けましたが、今後とりあえず全ての味を試してみる事は確定です！
出自は神奈川ではないのかもしれないけど、今後停滞気味の神奈川淡麗系を牽引してゆく存在になってほしいです。期待してます。