今回は｢蕎澤おすすめ膳｣を楽しみました；　前回は、｢伊呂波」セットで一通りいただき大満足でした : 純手打ち十割そば 蕎澤

(2014/9/13)
久しぶりの再訪で期待大です。今回は、｢おすすめ膳｣に注目、家内は｢豆ふづくし｣、私は｢野菜天ぷら｣です。野菜好きの家内は壁のメニューにある｢野菜甘酢漬け｣に注目、また、最初 ｢つけ鴨｣ (通称、鴨せいろ) にひかれた私は｢鴨のうま煮｣が食べたくなり、この二品を追加です。

土曜日の昼時で混雑しており、｢少しお待ちを｣ということで、｢野菜甘酢漬け｣がすぐに出され、その心遣いがありがたいです。これが非常に美味しいです。色とりどりの野菜に上品な味付けがなされ、素晴らしい味わいです。皆美味しいですが、セロリ、茗荷、コリンキーなどが特に印象的で、料理待ちの時間に大いに楽しませていただきました。
登場した｢おすすめ膳｣はどちらも素晴らしいです。店主から｢伸びてしまうので、まずは、そばを｣と勧められ、そばを食べるとこれがやはり素晴らしい、辛めのつゆをちょっと付けることで、その味わいと香りがさらに楽しめます。店主の勧め通り、そばを、ネギやわさびなどとともに美味しくいただきます。野菜天ぷらは、タマネギ、ゴーヤ、ナス、ニンジン、カボチャ、さつまいも、とたくさん、カラッと揚がった天ぷらを付け合せの塩や、おろしを入れたそばつゆで堪能しました。付け合せの白和えも非常に楽しい一品です。家内の｢豆ふづくし｣には、とろっと美味しいおぼろ豆ふ、おからのサラダ、卯の花の春巻き、などが付いおり豪華です。卯の花の春巻きは初体験で、なかなかです。また、｢鴨のうま煮｣は濃い色ですが、柔らかい鴨肉と優しい味付けが絶妙、ネギと一緒に鴨肉を大いに楽しみ、大満足となりました。

こちらのそばはもちろん、他の料理もすべて素晴らしいです。後になって、昨年美味しいと思った｢発芽田舎そば｣に変更することを忘れたことを残念に思いました。sophia703さんがおっしゃるように、やはり｢発芽田舎そば｣でした。近いうちに再訪せねば。
今気づいたのですが、こちらでは、｢おから｣と｢卯の花｣を使い分けておられますが、違いがあるのでしょうか?

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(2013/10/7)
もう何年も前から気になっていたお店ですが、駐車場がないということでなかなかうかがえずにいました。今年の8月に思い切ってうかがったところ、あいにく夏休みとのことで、なんとも残念な思いをしました。年のせいか、最近、日本そばが非常に気になってきており、そこで、再びこちら「蕎澤」さん訪問となった次第です。平日の12時前だったのですが、すでにご婦人3人組の方が来ておられました。

メニューを見ると、丁寧な説明が付けられているのにお店のこだわりをまず感じます。もちろん、美味しそうな品が並び、そばも2種類、オプションもさまざま、セットメニューもいろいろあり、メニューを見ているのが楽しくなります。ただ、いつまでもそんなことを言ってられないので、最初の訪問ということで、ここは、「伊呂波」セットに決定です。ここ「蕎澤」さんの基本的な味を一通り楽しめる上に、家内と二人だと、一人前 \1,500 とびっくりするようなお得価格になっています。

最初の登場は、「細打ち盛りそば」、2種のつけ汁、盛り汁とゴマだれ、それに、白和えの小鉢です。細打ちそばは香り高くしかも上品、これが、濃いめの盛り汁と濃厚なゴマだれで楽しめ、嬉しい気分です。さらに、白和えがこれまた非常に美味です。この最初の時点で、幸せいっぱいです。程なくして、今度は「中太発芽田舎そば」の登場です。これが香りが強く腰があり、この野性味はまさに私好みのそばで、ますます楽しくなります。

ここで、「自家製おぼろ豆ふ」が登場して、一休み。桜塩、ゆず七味、それにこだわりの岩塩がそえられ、さすがこの店自慢のおぼろ豆ふ、何もつけずにいただくとこれが味わい深くすばらしい、さらに、3種の味で大いに楽しみました。これは、フレンチやイタリアンでいったら、シャーベットで一息いれましょうといったところなのでしょう、店の心遣いを感じます。

次は、細打ち温そばの「海老天ぷらそば」です。立派な海老天に彩りのオクラが添えられ、ちょっと色の濃いめのつゆがなんとも美味しそうです。まず、つゆは色の印象よりも薄味で上品、素晴らしいです。海老天も見事な揚げ上がり、サクッとした食感とつゆに浸かったとろっと感がなんとも言えません。もちろん、先ほど盛りそばで楽しんだ細打ちそばは、この温つゆとの相性も抜群で、極上の温かけそばです。

急須でだされたそば湯も美味しく、醤油ベースの盛り汁とゴマだれのふたつの味で堪能させていただきました。

デザートの「そばがきぜんざい」も極上です。大きめのそばがきはふんわりとして香りが良く、この食感は未体験ゾーンのもので、そのままでも美味しいのですが、もちろん、ぜんざいと合わせることでよりデザートらしい楽しさを感じることが出来ます。

2種の冷たいそばを2種のつけ汁で、さらに、温かけそばと5種のそばを楽しみ、加えて、白和え、おぼろ豆ふ、そばがきぜんざいを堪能し、大満足の昼食となりました。これで、一人 \1,500 とは恐縮してしまいました。「ごちそうさま」だけでは済まない気分でした。