追加　サッカーの名解説者、二宮寛氏の極上コーヒーを飲む : 葉山珈琲パッパニーニョ

記念すべきJリーグ開幕試合。それは1993年5月15日。国立競技場での。ヴェルディ川崎対横浜マリノス。来賓としてサッカーの王様ペレや。日本サッカーの礎を築いた。デットマール・クラマー氏などが招待された。

ヴェルディ川崎は。GK菊池新吉はじめ。都並敏史、柱谷哲二、ラモス瑠偉。さらに武田修宏、三浦知良と。そうそうたる黄金時代のメンバー。対する横浜マリノスもGK松永成立はじめ。井原正巳、水沼貴史、ビスコンティ。さらに監督は清水秀彦。

もちろんNHK総合テレビで中継が。そして解説者は二宮寛（ひろし）氏。この店のオーナーである。氏の解説は非常に歯切れ良く。又的確で好評だった。それもそのはず。氏はかつて日本代表の監督も務めた。選手時代は天皇杯優勝も経験。

その後インテリジェンスな。ビジネスセンスを活かし。国際派ビジネスマンとして活躍。2000年に三菱重工退職後は。この葉山に移りコーヒーショップを経営。店の名前は親友の。皇帝ベッケンバウアーが命名したという。

店は御用邸から坂道を少し上がったあたり。閑静な住宅街にあり、落着いたたたずまい。店の中には日本のサッカーの歴史を知る。そういう貴重な資料や収集物が。しかも料理も含めてジノリなどの。高級な食器、カップを使用。二宮氏の強い拘りを感じる。

この日はカフェ利用で。二宮氏みすからのココアとスイーツを。〆のコーヒーはやはりカイザー・ブレンド

ココアムースとコーヒーのセット　 1200円
ドリンクをココアに代えて　カカオの風味が匂い立ち　また余韻も心地良い

カイザー・ブレンド
切れの良い苦味・奥行きのあるコク。当店の名づけの親、1974年にキャプテンとして。1990年には監督としてW杯を優勝した。ドイツサッカー界の皇帝フランツ・ベッケンバウワー氏の。称号であるカイザーを本人了承の上ブレンド名に。

場所は葉山のザ・葉山とも言える。葉山町一色の小高い丘の。誠に閑静な住宅街の一角。御用邸にも近く、海岸通りからさらに。小道を進むと外見では。可愛らしい郊外のカフェという印象。隣はご自宅の堂々たる古民家で敷地はかなり広い。

オーナーの二宮寛氏は元サッカー選手。そして三菱重工や全日本の監督まで努め。欧州三菱自動車社長として。国際派ビジネスマンとしても活躍。引退後は解説者を務めていた。歯切れの良い口調で。しかも常に熱い思いを優しく語りかけて。

最初に飲んだのがパッパニーニョ・ブレンド。2回目が滑らかなドミニカ。オーナーがワゴンをひいてきて。目の前で丁寧にドリップしてくれる。パッパニーニョ・ブレンドは香り豊かで。ほろ苦さがあるが。全体的にまろやかでバランスがとれている。

ドミニカは、豆はドミニカの最高級品とのこと。爽やかな味わいと。上品な香りで満足感に満たされる。コーヒードリップの時間。これがコミュニケーションの時間となって。居心地をよくしているようだ。

コーヒーは素晴らしい香りを放ち。オーナーとの会話も。次第に盛り上がってくる。極めて満足感の高い。居心地の良い幸せな気分になって。葉山という閑静なレイアで。大人の、ゴージャスな時間が過ぎて行く。

家内が葉山ハートセンターに緊急入院、そして退院した直後に訪問。思えば5年前に同じ病院で大手術を受けた。あの時は退院のすぐ後に訪問した。要はあの味気ない病院食に飽き飽きして、それで風味たっぷりの自家焙煎コーヒーを飲みたいとのこと。今回もすぐにこちらに立ち寄った。

こちらのオーナーはあの高名な、元全日本代表サッカー監督の二宮寛氏。店名はかの皇帝ベッケンバウアー（伝説的ドイツサッカーのミッドフィールダー）が命名。ブンデスリーガーとの親交も厚く、日本人第１号の奥寺選手を送り込んだ。店内は二宮氏の思いでの品々が飾られている。

氏は引退後この葉山の地でカフェを開業。本物志向のコーヒー専門店として世界各地から最高級の生豆を調達して焙煎、商品化している。美しい海と山に囲まれ、優雅で豊かな自然の葉山。この地で豊かな気持で芳醇な香りのコーヒーを味わえる幸せを満喫する。

＊今回の写真は最初の4枚

2008.8.24
この店を最初に訪問したのが5月27日。家内の手術を控えての入院手続きや諸スケジュールに関して説明を受けた後でした。気持ちを落ち着かせるためにコーヒーを飲みたくて。2度目が退院の日（7月11日）です。元気になった家内が晴れの退院後に美味しいコーヒーを飲みたいというので早速立ち寄りました。

場所は葉山のザ・葉山とも言える葉山町一色の小高い丘の誠に閑静な住宅街の一角。御用邸にも近く、海岸通りからさらに小道を進むと外見では可愛らしい郊外のカフェという印象を受けます。隣はご自宅の堂々たる古民家で敷地はかなり広めですから駐車には困りません。

しかし店内はオーナーが長年かけて収集した見事なインテリア類とサッカーに係わるコレクションの数々が嫌味なく整然と飾られています。テーブルや椅子その他の家具類も重厚でありながら品よく端正で心が落ち着ける雰囲気に溢れています。

その中にかのドイツ・サッカーの輝く星である「皇帝」フランツ・ベッケンバウアーとオーナーが一緒に写っている写真があります。

実はオーナーの二宮寛氏は元サッカー選手で三菱重工や全日本の監督まで努めた方。その後、欧州三菱自動車社長として国際派ビジネスマンとして活躍し引退後は解説者を務めておられました。歯切れの良い口調で、しかも常に熱い思いを優しく語りかける気持ちの良い解説で私は大ファンでした。

最初に飲んだのが「パッパニーニョ・ブレンド」、2回目が滑らかなドミニカ。この店ではオーナーがワゴンをひいてきて目の前で丁寧にドリップしてくれます。少しずつ心を込めて、時には会話を楽しみながら。やがてその高雅な香りは微風が頬をかすめるように伝わってきます。

パッパニーニョ・ブレンドは香り豊かでほろ苦さがありますが全体的にまろやかでバランスがとれています。最後のフィニッシュで少しだけ甘みを味わいます。ドミニカは、豆はドミニカの最高級品とのこと。家内が退院して初めて飲みますから爽やかな味わいと上品な香りということでオーナーが選んでくれました。

さらにこの店では通はココアを飲むそうです。ココア100％のガーナ産で牛乳で溶くそうでこれがまたまろやかな甘みと密かなコクで美味しいのです。

実はベッケンバウアーと言えば忘れられない思い出があります。サッカーでスター軍団と言えばレアル・マドリッドと言われたものでした。しかし、私はもっと強いスター軍団をこの目で見ています。

これについては日記をご覧ください。一生忘れられない「夢がかなった」思い出の一つです。

http://u.tabelog.com/00010815/diarydtl/9455/

この店とは直接関係の無い話ですが、オーナーとお話していると話が盛り上がってしまい、走馬灯のごとく青春時代の興奮と感動が蘇ってきました。こんな素晴らしい店があるとは葉山の方々が羨ましい！