本音はフルサイズで食べたいカチョエペペ : IRORI

読売ランド前駅から歩くこと3～4分。昨年何度か伺っている「IRORI」のカチョエペペが食べたくなって、ふらりとランチで立寄りました。コロナ禍ということもあって、予約なしでも待つこともなく店に入ることができました。

ランチで利用するのは1年ぶり。少しメニュー構成が変わったようです。基本は「IRORIランチコース ￥2,800」と「パスタプレート ￥1,650」のどちらかを選ぶようになっていて、アラカルトで単品を追加できるようです。折角なので、家族3人なのでランチコースを2つとパスタプレートを1つオーダーしました。

ランチコースの方は、前菜・パスタ2種盛り合わせ・メインディッシュ・デザートの構成です。まずは前菜の「プロシュートのサラダ」から。味付けはバルサミコドレッシングなんですが、塩加減のいいプロシュートに新鮮な野菜との組合せがよく、子供もパクパクと食べていました。

パスタは「カチョエペペ」と「サルシッチャのペペロンチーノ」の2種類。それぞれハーフサイズのパスタをワンプレートに盛り合わせてくれています。

この店にいく目的のひとつがカチョエペペ。パスタが隠れるほどしっかりと削られたチーズにペッパーだけの味付けなんですが、これがシンプルで隠すことのできない味の良さ。やっぱり旨いと思うんですけど、ハーフサイズじゃなくフルサイズで食べたいのが本音です。

メインは「IRORIのボルケッタ」。これは以前ディナーで伺った時に頂きましたね。崩れそうなほど柔らかく煮込まれています。ローズマリーが効いててワインが飲みたくなってしまいます。緊急事態中なので控えてますけどね。添えられたマスタードとの相性もよく、見た目以上に軽く平らげられてしまいますよ。

〆のデザートは「ピスタチオのジェラート」。これももうシンプルに美味しい。ボルケッタの後は少し口の中が脂っぽくなりますから、それをすーっと整えてくれる爽やかさ。それでいて程よい濃さもあるのでたまりません。

「パスタプレート」の方は、夏に合わせて作った新メニューのようで、「野菜たっぷりの太陽パスタ」と名付けられていました。見た目にも美しく盛り付けられたパスタで、周りに盛られたサラダやマリネなどを少しずつ混ぜながら食べるという混ぜ麺のようなパスタ。これは結構楽しいかも。こういう食べ方もありなんですね。

相変わらず満足度の高い料理を提供してくれる「IRORI」です。よく考えたら冬の料理を食べたことがないので、今度は冬に伺ってみよう。

読売ランド前駅から歩いて4～5分ほどの場所にある「IRORI」に。先日ランチで伺って美味しかったので今回はディナーで。

事前に予約して伺ったところ、エントランス近くのソファー席に案内してくれました。店内はそのソファー席の他に厨房の目の前にあるカウンター席、奥にあるテーブル席で構成されています。子供連れのファミリー客などはゆったり寛げるソファー席に案内してくれるのは嬉しい配慮ですね。

「生ビール ￥650」をいただきつつ、ランチでは食べられなかったメニューを色々と。まずは「有機野菜のバーニャカウダ ￥1,100」から。8種類ほどの有機野菜と自家製の濃厚なバーニャカウダソース。このソースが絶品。野菜の味もしっかりと濃くて美味しいんですが、このソースに合わせれば何でも美味しいんじゃないかと思わせてくれるほど。

続いて「シャインマスカットのカプレーゼ ￥1,480」を。シャインマスカットをカプレーゼにするって、なかなかに斬新ですよね。甘みのしっかりとしたマスカットにイタリアから直送している濃厚なモッツァレラ。これは間違いのない組合せ。濃厚ですが、マスカットの甘みもしっかりと引き立っているから嬉しいですね。

「肉厚椎茸のミートパイ ポルチーニソース ￥1,480」も。秋と言えばやっぱりポルチーニ。この香りの豊かさは食欲の秋に感謝せずにはいられません。肉厚な椎茸、熱々のミートパイとの相性も抜群です。これはリピートしたくなる一品です。

ビールをお替りしつつ、この辺りからワインへ。この日は「ラムズフック マザーズミルク2018 ￥800」を頂きました。合わせる料理は「赤身肉の炭火焼き タリアータ仕立て ￥2,500」。看板メニューとのことで、食べてみると赤身肉の旨みがじゅわぁっと口の中に広がって、チーズとの組合せの良さは言わずもがな。もちろんワインとの相性も。

お腹もそろそろ満たされてきたので〆に。「マルゲリータ ￥1,480」はそんなに感じることはなかったんですが、以前のランチでも頂いた「カチョエペペ ￥1,480」がやはり絶品。シンプルにペコリーノ・パルミジャーノと黒胡椒だけで味付けしたというシンプルさですが、シンプルだからこそ伝わってくるこの味。絶妙な固さに茹で上げたパスタも最高に美味しくて、これはリピートして大正解でした。これを食べるだけでも訪れる価値がありますねぇ。

そんな訳でしっかり食べて飲んでも1人5,000円ちょっとというコスパのよさ。お店の雰囲気も接客もいいですし、また間違いなく伺うと思います。

読売ランド前は遊園地にいく以外は普段なかなか用事がないと降りることのない駅ですが、たまたま何かの雑誌かサイトかで見かけてチェックしてあったこちらの「IRORI」という店が気になって、ランチで伺ってきました。ウリは炭火焼きと自然派ワイン。

場所は読売ランド前駅から歩いて4～5分ほど。世田谷通り沿いに登戸方面へ歩くと、周りに飲食店がなくなった頃に突如雰囲気のいい外観の店が目に飛び込んできます。

扉を開けると驚くほど広い空間が広がっていました。昼でも落ち着いた照度でありながら、窓際は自然光が優しく届きます。

ランチは2つのセットのみ。前菜・パスタ・ドリンク（￥1,500）とそれにお肉付き（￥2,400）の2つです。

まずは「生ビール ￥300プラスして」をいただきつつ、店内を眺めていると、中央に設けた広々としたオープンキッチンから、音や香りが客席に伝わってきて食べる側をワクワクさせてくれます。

前菜は「プロシュートのサラダ 熟成バルサミコで」。切り立てのプロシュートに葉物野菜とシンプルな組合せ。香りの素晴らしいバルサミコの酸味とプロシュートの塩気のバランスがいいですね。小学生の子どももパクパクと食べていました。

パスタは2種類。「カチョエペペ」と「自家製ボロネーゼ」の2つで、両方いただきました。

まず「カチョエペペ」に驚かされます。パスタが隠れるほどたっぷりとかかったチーズと胡椒のみのシンプルな味付け。もちっとしながらも程よい固さもあるパスタの茹加減も絶妙です。こんなにシンプルなのにいつまでも食べていたいと思わせてくれるのは不思議なほど。「自家製ボロネーゼ」も絶品。3日間しっかりと煮込んだミートソースは肉肉しくって、見た目以上に食べ応えもありますね。

お肉は「サルティンボッカ」です。生ハムでくるんで焼き上げたローストポーク。まず見た目に目を奪われます。この色はたまりませんねぇ。カリッと焼きあがった表面と柔らかくジューシーな中の組合せ。これはあまり他では食べたことのないような感覚。少し脂は多い気もしましたが、ローストポークならではの旨味に頬が落ちますよ。

お店の方も程よくカジュアルでフレンドリー。赤ちゃん連れにも優しい店のようで、大人だけでなくファミリーなど幅広いシーンに対応してくれそう。お店を後にしてから店のウリのひとつである自然派ワインを飲み忘れたーと気づきましたが、今度はディナーでゆっくり飲みにいこうかな。