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2022/09訪問
収穫の秋は贅沢なキノコとムール貝の宴 @読売ランド前
この時期にこのお店では希少で最高級と言われる食材を利用したメニューが楽しめる。
イタリアでキノコと王様と言われるポルティーニ茸。そして、フランスの超名門モン・サン・ミッシェル産のムール貝だ。
それぞれの特性を巧みに引き出した料理に感動を覚えつつ、ご機嫌の宴は続く。
◆前菜
生ハムとイチジクとチーズをサラダ仕立てで。
ヘルシーでありながら様々な味覚を刺激。白ワインと良くマッチ。食のモチベーションが上がる。
◆ポルティーニ茸のフリット【絶品】
これよこれこれ、生のポルティーニですよ。
それを丸ごとフリットし、食べやすくカットしてくれている。熱々を頂く。独特の旨味がジューシーに溢れる。繊維の歯応えにも品があり。
衣にも味付けがされており、その存在が少しだけ気になったが、十分にポルティーニの美味さが楽しめる。
生ハムと交互に食べて味の残像の変化を楽しんだり、レモンをギュッと絞って味変したり。
日本でこんな贅沢な楽しみ方をさせてもらえるお店は数少ないはず。ありがたや。
◆肉厚椎茸のミートパイ【絶品】
大きな原木椎茸をベースにしたボリューム感のるミートパイ。とろけるチーズと肉汁をたっぷりと吸った椎茸、パイの香ばしさなどなど。それは形だけではない非常に立体感のある美味さ。
炭火の香りが残る付け合わせの玉ねぎの甘さはトマトクリームソースと融合している。
一皿で色々な体験ができる贅沢。
◆モンサンミシェル産ムール貝のボンゴレビアンコ【超絶】
待ってました。
鮮やかなムール貝の黄色にドライトマトの赤、ハーブの緑、それが地色となる貝殻の黒の上で映える。その圧巻の彩に息を呑む。
鮮度のあるムール貝はプリプリの食感で、旨味がしっかりと残されている。
モンサンミシェル産は小ぶりとなるケースが多いが、このお店のそれは一つ一つを楽しむボリュームとしても満足度が高い。
しっかりと出汁の出たソースをパスタに絡めて楽しませて頂いた。
◆ピスタチオのジェラート
最後のお楽しみはいつものこれだ。エスプレッソとのマッチング最高。
2022/07訪問
美味さ探求の勢いが止まらない @読売ランド前
最近、当日予約が難しくなって来た。
当日はラッキーなことにカウンターが取れた。
早めに行ったのだが先客が3組くらい。空いている全てのテーブルの上では小さな焼物のロバ達が口にカードを咥えて待っている。全て、予約済みなのだ。
毎日が嵐のよう。
にもかかわらず、キッチンの中に疲労感は一切見えない。その爽やかな挑戦の勢いは中央のキッチンから全てのテーブルに届いているようだった。
◆前菜盛り合わせ
・トウモロコシのムース
宮崎のキャビアとウニのトッピング。とうもろこしの甘みに複雑さとアクセントが加わってゴージャスな味に。
・真鯛のカルパッチョ
ケッパーの風味が爽やか。
・生ハム3種
切り立ては香り高く舌触りしっとり。
・桃のカプレーゼ
モッツァレラはイタリア産だとか。癖がなく濃厚で桃の甘味と良くマッチしていた。
・ゴルゴンゾーラのムース【絶品】
いつもながらクリーミーでとても食べやすい。ハチミツの甘さとゴルゴンゾーラのほのかな香り。
◆太刀魚の炭火焼き【絶品】
沢山の野菜のマリネの中にそれは隠されていた。
太いアスパラを太刀魚で巻いて炭火焼きしたもの。脂の乗りが最高で、アスパラのジューシーさと合わせて食べるとその旨味が広がる感じだ。
レモンを絞って爽やかさを加えて食べるのが良かった。
◆炭焼きポルケッタ【名物】
このお店のスペシャリテ。
仕込んでいるのを覗いたことがある。大きな豚バラ肉にミックスした香草を乗せて巻いて大きな筒状にして紐で縛ってきたような。かなりの迫力だったな。それを丸ごとグリルしてスライスすると渦のような断面が見える。
仕上げに炭火焼きするのかな。これは想像。
豚の脂の旨みにハーブな香りが乗っている。チャコールの風味が際ダイナミックさを引き立てている。
◆スカンピのトマトソースリゾット【超絶】
手の長い海老。それが丸ごと入った贅沢な一品。
米はイタリア産で尖った長粒米だ。これがまた美味い。艶のある舌触りとモチモチ感があって、ベタベタにならないところが良いな。
味深いトマトのソースがしっかり絡んでくれていた。
◆IRORIプリン、ティラミス
いつものピスタチオジェラートが品切れだったので。
ほろ苦くキャラメル感のあるプリンは大人の雰囲気。
ワインの上質な香りのするティラミスは2層式。
新しい感覚が知れて良かった。
2022/04訪問
ここには必ず感動がある @読売ランド前
コロナも安定した様子を見せ始め、3年ぶりに制限なしでGWを迎えることが出来そうだ。
しかし、皆、一気に気を緩めるようなことはしないだろう。この暗黙の信頼感は安心の元となる。
そんな安心感を頼りにこのお店に伺いたくなった。リラックして心からの感動を味わいたいと本能が求めているんだろうな。
そんな期待に見事に応えてくれるシェフとマスターには本当に感謝。
◆マンゴーとパッションフルーツのカプレーゼ【超絶】
テーブルに乗せられて瞬間にとても華やかな気分になる。そしてその芸術的な色彩と盛り付けに圧倒される。
全て天然の素材の色。
マンゴーの完熟した甘みにパッションフルーツの果肉ソースの酸味が絶妙なバランス。それをチーズと食べ合わせることでコクと広がりが加わって旨味が無限大に広がるような。これぞ天然素材のマッチングによる贅沢。
◆前菜盛り合わせ
・3種のハム グリッシーニと共に
これは定番の美味さ。舌触りに艶を感じるハムが絶品。
・レバーパテをバゲットに乗せて
臭みなく、品のある芳醇さが好きだ。
・ゴルゴンゾーラをバゲットに乗せて
ハチミツが大事な役割を果たしていそう。
・初鰹のカルパッチョ
滑らかな舌触りとか熟成感のある赤身。
◆筍と仔牛のコトレッタ【絶倒】
立体的で美味の想像力を掻き立てる盛り付けだ。
仔牛の肉に香草やレモンの皮をミルフィーユ状に重ねてグリルされている。乳飲み牛は引き締まった若々しい食感。それに幾重にも織りなす香りや味の変化。フライ状になったパン粉の香ばしさもイイ。肉汁の旨味とアンチョビの香りを纏った筍はシャキッとしてコリッ。歯応えが最高だ。今朝採れた京都の若い筍だとか。
トッピングは酸味を効かせたホワイトアスパラ細切りで拡散する味覚を引き締めているようだった。
終盤にレモンをギュッと絞って頂く。
豊腹絶倒、珠玉の一品だった。
◆トウモロコシのアラビアータ
巨大なチューブ状のパスタはパッケリ。イタリア語でビンタ(平手打ち)を意味するらしい。茹で時間はなんと20分強。それが濃厚なトマトソースに良くマッチ。噛み締める歯応えを感じながらソースを味わう。
ピリッとしたトマトソースに甘味のあるトウモロコシ。ハーブと共にワイルドかつ洗練された大人の風味だ。
◆ドルチェ
今宵の甘美なる体験を回想しながら、ピスタチオのジェラートとエスプレッソで〆る。
2022/02訪問
絶品づくしの夜 @読売ランド前
いつものカウンターに落ち着いて、
前菜を楽しんでる間にシェフが提案してくれる。ディナーの方針を出すこの話し合いが楽しい。
おかげで今宵も最高の体験をさせて頂いた。
◆生ハム3種
口の中でトロける生ハムは味良し香り良し。
◆前菜盛り合わせ
・スカマルツァ【絶品】
燻製したモッツァレラのソテー。これは上等。
・ヒラメのカルパッチョ
・キャロットラペ
・紫キャベツ かもの旨味
・はっさくのサラダ
◆肉厚椎茸のミートパイ【絶品】
鴨の脂身や鹿肉の旨味も染みた椎茸にふっくらとしたパイが被っている。その焼き具合のおかげでパイ自体が大きな丸いキノコに見える。
◆鶏胸肉のインヴォルディーニ【超絶】
沢山のハーブとや卵白を大きな鳥の胸肉で巻き、更に生ハムで覆ってグリルした料理。
これが超絶に美味い。今年食べた何よりも美味い。
具材の旨味がしっかりと肉に絡んで、焼き目の香ばしさ加わり、最後にはプラムのような深い甘味が後味を包み込む。
形はしっかりしているがとても柔らか。
赤ワインとの相性も抜群だ。
◆シラスとトマトのペペロンチーノ【絶品】
艶のある綺麗な橙色。
和える時に茹で汁で乳化させないようにしました、と。ついに理解は出来なかったが、この透明感のある鮮やかさはそのおかげなのかな。
トマトとガーリックの風味が素直に伝わってくる。シラスの舌触りが気分を上げて、食欲を唆る。
2022/01訪問
創造し続ける姿に感動 @読売ランド前
創造は生命
これ、日本を代表するゲーム開発会社の社是なんです。それは、人々が感動する体験を創造し続けることが使命、ということ。
このお店の絶えることのない創作意欲のパワーとスタミナはとにかく凄い。
◆前菜盛り合わせ
・ハム三種に新たなナインナップが。
モルタデッラ 塩とペッパーだけで蒸したハム。張りのある食感と、きめの細い艶のある舌触り。
・ヒラメのカルパッチョ ハーブと塩の加減が絶妙。
・紫キャベツ【絶品】
鴨肉の旨味で下味が。何度も食べてきたのだが、改めて感じだ深い美味さ。
◆宮崎牛のサルシッチャのフレッシュローレル包み焼き【創作・超絶】
気がつくとカウンターの花器にフレッシュローレルが生けてあった。シェフがそれをパチパチとハサミで切って収穫。
しばらくして出てきたのはイタリアントリコロールが美しい一皿。
先程収穫したフレッシュローレルで包んだサルシッチャだ。その中にも細かく刻んだフレッシュローレル柔が入っている。
ローレルの香りが肉に染みている。朴葉の包み焼きみたいな効果かな。これは素晴らしく美味。
トマトソースにつけておろしたてのチーズを乗せて、変化を楽しんだり。レモンが一番、この料理の特徴を引き立てていたように感じる。
感動のうちに、あっという間にペロリだ。
トマトソースが余ったので、マスターがバゲットをら、一切れ出してくれる。さりげなく温めてくれたのだが、これが微かなチャコールの香りがして、また美味し。
◆鴨のコンフィ
フランス産の鴨。ポテトにリフトされて立体的。上昇感のある美しい盛り付けだ。
やや荒めに切られたパンがまるで衣のように鴨を纏っている。それに旨味が染み込んでサクサクの食感と共に香ばしさが。その美味さのおかげで身の味が淡白に感じてしまうほど。
ポテトは、いんかの目覚めだったか。しっかり熟成させることにより贅沢な甘味を放っていた。
お腹いっぱい胸いっぱい。
ということでパスタはパスだ。
お決まりのピスタチオジェラートとエスプレッソで落ち着いて帰路に着く。
2021/11訪問
冬の一人飲みを極めれば @読売ランド前
ウィズコロナを生き抜く術の一つが「一人飲み」だろう。
信用できる安全なお店で最上の料理とお酒を楽しめれば。ストレス解消、免疫力も維持できるというものだ。
◆前菜盛り合わせ
ガラスの丸皿の宇宙。
安定の美味さ。生ハムは口の中で脂がとろけて芳醇な味わいが広がる感が素晴らしい。
食べる直前でカルパッチョにレモンをギュッと。引き締まった旨味が冷えたワインと合う。
ゴルゴンゾーラのムースはとてもクリーミーな舌触り。蜂蜜とマッチしてバゲットとよく絡む。
◆蝦夷鹿ラグーソースのペンネ
シンプルそうに見えるがとても奥行き感のある美味 さ。硬めに茹でられたペンネ。それに絡むソースが素晴らしくコクがあって滋味深い味わいだ。一本、そしてまた一本と、しっかりとした歯応えと小麦の味わいを極上のソースで楽しみながらワインをスーッと流し込む。
このループがたまらない。
2021/09訪問
モンサンミッシェルと日本の秋を舌で旅する感じかな @読売ランド前
コロナ禍で旅行にも行けず自然の変化を見て季節の移ろいを感じることが難しくなっている今日この頃、小生はひたすらに食材の変化を観察する。
それは単なる食欲による追求というより、感性を守ろうとする心の防衛本能なのだろうか。
◆前菜盛り合わせ
・スライスしたての生ハム
・芳醇さと爽やかさを併せ持つゴルゴンゾーラムースバゲット
・笑顔も輝くシャインマスカットのカプレーゼ
・大人の旨味染み出す鴨ロースト
・シャキシャキの歯応えと酸味さっぱりキャロットラペ
そして、
・アスパラガスのフリット生ハム添え【超絶】
前菜の立体的な盛り付けの奥に潜む最強な一品。
なんて贅沢な。
アスパラはシャキッととした歯触りでジューシーだ。それが香ばしい衣に染み、ハムの芳醇さに触れる。
美味のハーモニーを奏でる化学反応が起きている。
◆モンサンミッシェルのムール貝の白ワイン蒸し【超絶・レア】
当日の朝に追加入荷したものだとか。こんな実入りのしっかりし新鮮なたムール貝は他では食べれませんぞ。
モンサンミッシェルには行ったことがないが、いつかあのシルエットを近くで見上げてみたいと思っていた。
そして、本場のムール貝を食べたいと思っていた。
正に、テレワークならぬ、テレイートか。
◆キノコのグリル【絶品】
収穫の秋近づく。
活き活きとしたキノコたちはチャコールで炙られ、アンチョビの香りを纏っている。
素材の香りや味、食感を見事に残した調理に感服。
◆厳選後の炭火焼き タリアータ風
上等な赤身の肉はこうやって食べるのが一番だな。
肉汁は一滴も漏れず、旨味がしっかり留まった感じだ。
んー上手いから美味い。
◆カチョエぺぺ風パスタ
当日は月桂樹の葉が乗せられていた。
私は死ぬまで変わりません、そんな花言葉があるようだ。
チーズのみのソース。
ポリシーが効いたお気に入りのメニューだ。
◆ピスタチオのジェラートとダブルエスプレッソ
これは、ポリシーか。
2021/09訪問
一人カウンターで秋の収穫を味わう @読売ランド前
一本物の巨木で造られたハイカウンター。
使い込まれて飴色になって、今や名物に。
表面には製材時についたノコギリの跡が地模様のように残る。よく見ると畳の目に似ているのでご確認あれ。
さて、
◆前菜盛り合わせ
真っ白のぷっくりしとした丸皿に、立体的な盛り付けが映える。
ここの生ハムは本当に美味い。食べる直前に極薄にスライスしてくれる。フワフワと漂う芳醇な香りと共に口の中一杯にその旨味が広がる。
レバーパテとゴルゴンゾーラのクリームチーズはバゲットと共に。
この季節のお楽しみ、シャインマスカットのカプレーゼも一流だ。
冷えた白ワインでご機嫌のスタート。
◆厳選牛と季節のキノコの炭火焼き【美味悶絶】
原木椎茸、エリンギ、舞茸、シメジにアンチョビの風味を加えて炭火焼き。辛めのオリーブオイルを絡めて仕上げている。
焼き加減が絶妙。キノコな香りしっかり、歯応えの変化楽しい。アンチョビの芳醇さにチャコールのスパイスがマッチ。
深みがあってとても贅沢な料理。
赤身の牛も最高のコンディションだが、この横にあるキノコの美味さには悶絶していまう。
◆トマトソースのペンネ アンチョビ風味【超絶】
これもメニューにない一皿。
ワインを飲みながらつまめるようにと、トマトソースのペンネをアレンジしてくれた。
これがまた美味。
アンチョビソースを染み込ませたカリカリのバゲットがサイコロ状に。これが軽快な歯応えと風味のアクセントになっていた。
ペンネは噛み締める感覚が楽しい。
じんわりと後から湧き上がる辛味と赤ワインがマッチ。その繰り返しで、かなり良い酔い心地になる。
2021/08訪問
多種メニューをシェアできるグループ利用は楽しい @読売ランド前
いつもは一人か二人で伺うのだが、当日は久々に家族で。
賑やかで楽しい。それだけではなく、人数が増えるとアラカルトの種類も増える。それをシェア出来るので、美味い料理を少しずつ数多く楽しめる。
一品の量としては4人が丁度良い具合かな。
カウンターでマスターやシェフと話しながらの食事も良いが、ソファで賑やかな美味料理を囲むのにも別の楽しみ方がある。
◆前菜盛り合わせ
盛り合わせ感爆発の一皿。
・夏野菜のフリットは熱々でレモンをギュッと絞って頂く。甘〜いトウモロコシは輪切りで揚げてある。なるほど付け根までしっかり楽しもう。
・桃のカプレーゼはヒンヤリトロンとした食感。瑞々しく爽やかな甘さの桃が濃厚なモッツァレラと良くマッチ。
・自家製レバーペースト
・生ハム
◆モンサンミッシェルのムール貝のワイン蒸し【超絶】
こんなムール貝は東京でも食べれないっ。と驚愕するほどのクオリティ。プックリ、そして、しっかりとした見入り。旨味もしっかり詰まってる。
空輸で直送された物だとか。この類の料理は素材の流通の力がモノを言う。
不思議と地元民としてそれを誇りにおぼえたり。
慌ててバゲットを追加。スープに浸してあっという間にペロリ完食だ。
◆クアトロフォルマッジ カチョエぺぺ風【絶品】
ご存知、チーズと黒胡椒だけのピザ。
ストイックなコンセプトだが、驚くほどグラマラスな味わいだ。
◆インカノメザメのポテトフライ トリュフ風味
深い甘みのインカノメザメをトリュフの風味が包む。贅沢な。
◆宮崎赤牛 イチボのタリアータ【絶品】
ご覧あれ、この彩りの美しさを。
何度か頂いているが宮崎牛のイチボはイイね。赤身肉の旨味と霜の甘みのバランスがとてもスマート。
チーズのコクと酸味、ハーブとオイルとチャコールの香りが加わって見た目以上に凝った味わいなのだ。百聞は一食に如かず。
日によって産地が異なるので、シェフに相談しつつ、是非お試しを。
2021/07訪問
見て楽しんで食べて楽しんで @読売ランド前
プロの働く姿は美しい。
カウンターに座ってそれを眺めるのもこのお店の楽しみの一つだ。
チャコールグリルの煙と炎、大きなパスタ鍋から立ち登る湯気、湯切りやガス台で振る鍋の音。
目の前でスライスされる生ハム、綺麗に盛り付けられる前菜達。
◆前菜盛り合わせ
いつもの美味な前菜に、トマトソースの冷静パスタが添えられている。
モッツァレラかな、その深みと極細パスタの舌触りのコントラスト楽しみ。
◆ピザ クアトロフォルマッジ カチョエぺぺ風
とにかくチーズが盛り沢山。厳選されただけあって、その品質とブレンドは素晴らしい。
もちろんハチミツでの味変も最高。
◆宮崎牛 ランプとザブトンの食べ比べ
今日は宮崎牛の美味いところが入りましたとシェルフの誘い。オリーブオイルを塗りながら炭火でグリルするその姿は頼もしい。時折、人の背の高さ程の炎が立ち登る。
食べる前から、らいいね。
食べても美味。しかも、ランプとザブトンの食べ比べとは。ダイナミックな焼き方とは打って変わってその味わいの変化は繊細だ。目をつぶって噛み締めてしっかり分かる。甘味の旨さと繊維の違い。
楽しい。
◆レモンのトマトクリームパスタ フェットチーネ
これは新しい体験。トマトとは全く別物の爽やかな酸味が加わり、クリームのコクと深さがバランスしている。
この爽やかながら力強いソースが太いフェットチーネと良く合っていた。
2021/07訪問
アドリブの幅の広さがリピート意欲を掻き立てる @読売ランド前
プロフェッショナルによる臨機応変な対処って嬉しい。想像をし得ない発想に感心したり、未知の世界に感動することが出来るからだろう。
このお店でも、そんな体験が出来る。
もちろん、それはお店とお客の互いのリスペクトがあってこそ。
リピートとリスペクトが生む美味体験か。いいね。
◆前菜
・生ハム
・ゴルゴンゾーラムースと蜂蜜/バゲット【定番・美味】
・レバーパテ/バゲット【定番・美味】
・ジェノベーゼの冷製パスタ
今年の夏は盛り合わせの一品に即席の冷製パスタを加えてくれる。これがヒンヤリ美味。シャンパンが残っているうちに頂けるところが良いな。
◆ピザマルゲリータ
世界最大の花、ラフレシアを思わせる妖艶な装い。
その味も普通のマルゲリータとは大違いだ。
それは生ハムの風味と生地のサクフワ感が活かされた美味。
◆アンガス牛ざぶとんの香草焼き【超絶】
シェフがその場でアレンジの提案をしてくれた。
肉の塊の一つの面にグリーンの香草がたっぷり。それをチャコールグリルで丁寧に。
黒いスレートの皿に盛られた赤身の美しさ、付け合わせやソースのデザインが素晴らしい。
もちろん味の方も。赤身は肉汁がしっかり留まり、それ自体の旨味を味わえる。歯応えはしなやか。そしてソースや岩塩を付けながら赤身の美味さを堪能。時折香草の風味に触れてその変化を楽しむ。
◆カチョエぺぺ
チーズと胡椒だけのパスタ。シンプルだけにチーズの配合や調理へのこだわりを感じる。好物。
◆ピスタチオのジェラート
これとエスプレッソで〆るのが常。
コクのあるミルクをピスタチオの風味で包んだような味わい。大人の甘さがエスプレッソのほろ苦さで引き立つ。
和むな。
2021/07訪問
贅沢な夏の夜長を楽しむ @読売ランド前
地元の好感度イタリアン。
夜の営業の後半にバータイムを設定したとのこと。
ワインでチャコールグリルを活かしたイタリアンを楽しんだ後に、カクテルやシングルモルト、ラムで仕上げる。
なんて贅沢な企画だろう。
早速お邪魔した。料理に合わせたオーガニックワインを頂き、その後も至福のバータイムを堪能。
しっかり仕上がってしまいました。
◆前菜盛り合わせ
・生ハム3種
・チーズ2種
・燻製鴨とマッシュルームのサラダ
鴨はマリネが効いてとても味わい深い。それがフレッシュな生マッシュルームの軽快な歯応えとマッチしていた。
・自家製レバーペースト
定番安定のレバーペースト。滑らかで臭みなし。ここまで仕上げるには相当な下ごしらえが必要なはず。
・ゴルゴンゾーラムース
これも定番美味。外せない前菜の一つだ。ゴルゴンゾーラの香りが自分の鼻から漏れるのを感じて何故だか可笑しかった。
・ボッタルガの冷製パスタ【絶品】
細かなゴールドの粒子が輝く。それを極細のパスタで絡めていた頂く。噛むごとに沸き立つ芳醇な味わいに感動。オリーブオイルの爽やかな香りが味覚をを敏感にさせ、相乗効果に。
◆オトナのマヨコーンピザ【サプライズ】
確かに…。マヨコーンピザはお子さん達のの好物だ。上等なチーズ。そこに黒トリュフを忍ばせて。
この香りの魔力は大人にしかわからない。チーズの旨味の底からトリュフの香りが優しく追いかける。マヨとコーンは控えめだ。
特筆すべきはこの生地だ。厚みがあり、カリッとした歯応えを残しながらフワモチな食感だ。チャコールグリルで炙ったとのこと。なるほどそんな香ばしさもスパイスの一つになっているのかも。
シェフが更にスパイスを勧めてくれた。それはなんと山椒の粉。大人の味の変化の連続展開に子供のようにはしゃいでしまった。
◆自家製トマトソースのブルスケッタ
サックリと焼かれたバゲットに自家製のトマトソースをトッピング。載せられた緑のハーブが可愛い。
摘んでみるとサーモンの握りに酷似した様相だが、立派なイタリアン。非常にシンプルながら説得力のある味わい。
その場の空気にぴったりのつまみをサクッと作ってくれる。ありがたく、会話が弾む。
◆トスカーナ風鶏胸肉のバターソテー【超絶】
大好物のメイン料理だ。黄金のバターの海に浮かぶ褐色の鶏胸肉。しばらく前からシェフがつきっきりで焼き具合を見ていたものだ。絶妙な火の通り。真っ白な断面の美しさを楽しみつつ、バターに浸して頂く。
しっとりとした舌触りに香ばしさとバターのコク。そこに品よくレモンの香りが。素直でとても深い美味しさだ。
◆スパゲティ ジェノベーゼ
夏だジェノベーゼだ。
その様相は予測とは違ったものだった。とにかくひたすらに緑のソースが絡むのがジェノベーゼだと思い込んでいた。しかし、このジェノベーゼはその固定概念をあっさりとひっくり返す物だった。
1.9mmのスパゲティはアルデンテ。それが緑と褐色を混ぜたように色付いている。ソースには緑の細か破片が見える。どうやらバジルをすり潰したりしたのではなく極細に刻んだのかもしれない。そのためか、バジルの青味よりもソース自体の出汁の旨味が印象に残る。
具はインゲンとミニトマト。
歯応えと酸味、果汁の変化が楽しい。
満足。
いつもならここでドルチェ、なのだが、閉店前のバータイムを試してみようと、モヒートとラムを頂く。
新しい楽しみ方、発見。
2021/05訪問
ノンアルグルメ試行は続く @読売ランド前
令和版禁酒法のさなかに上質なイタリアンを味わう方法を見つけたい。
ノンアルコールワインや脱アルコールワインもあれど、どうもしっくりこない。
しかし、探求すれば方法は見つかるはずだと。。。
ディスタンスを保った席レイアウトのお店はやや寂しいが安心。カウンターの向こうからはいつもと同じようにマスターやシェフが話しかけてくれる。料理を楽しむ環境は完璧だ。
さて、当日は変化球。ブラッドオレンジジューストニックにてトライ。
◆前菜盛り合わせ
木製の丸皿にぎっしりと盛られた7種の前菜達はそれぞれがくっ付き合うくらいに充実している。盛り付けの配置、彩り、艶と。醍醐味のある美しさが食欲をそそる。それぞれが改良に改良を重ねられた強者ぞろい。
・生ハム二種
・真鯛と柑橘のカルパッチョ
・メカジキの入ったカポナータ
・ホタテとトマトのグリル
・苺とスッターラのカプレーゼ
・ゴルゴンゾーラのムース【定番・美味】
・自家製レバーペースト
◆シラスのシチリア風アヒージョ【絶品】
アンチョビの風味が効いたオイルにシラスを和えてたっぷりのレモンを搾る。それを薄くカットされたバゲットに乗せてサクッと。
奥深い味わいのオイル、サラサラとした心地よい舌触りのシラス、爽やかなレモンの酸味。
こりゃ堪らん。
◆宮崎牛 外もも、内ももの食べ比べ
良い肉が入ったと、贅沢な赤身の食べ比べをシェフが提案してくれた。こういう臨機応変な提案はとても嬉しい。
見よ、この美しき焼き上がりを。外皮はしっかりと焼かれ、中は綺麗なレア。肉汁は完璧にキープされているのだ。皮目のスパイシーな香りと味わいはチャコール独特の美味さ。元々の赤身の美味さは素晴らしい。その性質は内も外も共通しているようだが筋の細かさやしなやかさが触感の変化が味わいの変化として感じられて楽しい。
スプーンに盛られた特性のタルタルも違った味わいが楽しめて美味。うれしい粋な演出。
◆ピスタチオのジェラート【定番・美味】
〆に必ずエスプレッソと共にいただく。
大人の甘さとコクがいい。
ノンアルのグルメ志向は今回も回答を得られず。
お酒がないと、会話も少なくなり、食べるのが早くなり、あっという間にドルチェとなった。
なるほど、感染防止に効果は出るはずだ。
2021/03訪問
ランチタイムの穏やかな時の流れを楽しんで @読売ランド前
ランチ時に少し緊張しながら車を走らせる。
このお店の通りに面した駐車スペースが果たして空いているかなと。それをしばらく前から気にしているのだ。
確率的に、ほぼ停められない。だから、ランチに入店したことがない。
空いてる。
当日は滅多にないチャンスに巡り合えた。
と、言うことで初ランチだ。
◆前菜 生ハムの乗ったサラダ。
おろしたての生ハムの豊かな香りは夜と変わらない。
◆ローストしたきのこのペペロンチーノ
フワーッと立ち上る湯気。秘境の山を描いた絵画のような様相だ。
濃色のキノコの間に見え隠れするパスタは艶やかで白い。
そんな美しさに感心しながらフォークを絡めてと。
じっくりローストされたきのこは香り豊か。ブリッとしたりカリッとしたり多彩な食感だ。
パスタはもちろんアルデンテ。口の中での躍動感を楽しみながらスルスル、ペロリと、一気に食べれてしまう。
こんなに気持ちを集中させて一皿のパスタを楽しんだのは初めてかな。
ワインも飲まないし、最後まで感覚が冴えている。夜と比べると時がさらに豊かに流れているように感じた。
ごちそうさま。
2021/02訪問
探求と挑戦の先にある美味とは @読売ランド前
コロナ禍で変化する人の流れ、お店の営業方式もそれに応じることとなり不安定になりがちだ。
そんな中、料理にかける情熱を燃やし続けてくれているこのお店。
手に入れた上等な素材を如何にして美味しい料理に仕上げるか。やり直しが効かない状況に恐れず挑む料理人魂を見た。
頂いたのは美味さだけでない。
◆前菜盛り合わせ
毎度、楽しい美味しい盛り合わせだ。
スライスしたてのハムや季節のフルーツを用いたカプレーゼ。定番のオンザバゲットは安定の美味さだ。これらを楽しみながらマスターに本日のメインを相談する。
・三種のサラミ
・二種のハム
・イチゴのカプレーゼ
・ゴルゴンゾーラのムース 蜂蜜と
・自家製レバーペースト
◆空豆とジャガイモのフリコ【絶品】
フリウリの伝統料理をアレンジした物。
イタリア版のお焼きという感じかな。ホックホクな食感と素材を確実に感じる調味。オリーブオイルの爽やかさ、生ハムのふんわりとした食感と、それらの香りがアクセントに。
◆真鴨の炭火焼きポルペッタ【超絶】
宮崎から届いた天然真鴨をお店で捌いたのだとか。全ての部位を無駄にしないように使った料理。様々な部位の肉は荒めのミンチにしてハンバーグのような形に形成されている。
その中には蕗の薹やナッツも練り込まれている。
荒々しくも計算高いなバランスだった。蕗の薹のほろ苦さが鴨肉独特の香りを深みのあるものに変化させ、ナッツが食感に楽しさを与えてくれる。
骨や肉のブロードをベースに作られたソースはコクがあり全体の旨味をひとまとめに。
手に入った素材を使って最大に楽しむ感覚。発想と経験と勇気と。尊敬します。
◆4種のキノコのペペロンチーノ
きのこの香りと食感をひたすら楽しめるパスタ。
◆ピスタチオのジェラート
〆にコーヒーと共に頂くこのジェラートには大人の甘さとコクがある。
ゆっくり落ち着いて、今日の至福の旨さを振り返る。
贅沢な時間だ。
2021/01訪問
地域に常に寄り添うイタリアン @読売ランド前
平日営業を開始したその日に伺った。
時短営業を強いられる中だが、爽やかな空気感だ。高速で更新し続けられる新しい平常に向けたスタートに立ち会うことが出来て良かった。
このお店では様々なNet媒体を利用して発信をし続けている。営業時間やイベントの告知だけではない。シェフによる料理教室までも。
地域のお客に対する観察も鋭く、営業時間帯の工夫や、業態の変更を伴うような展開も考えているようだ。
金融事態宣言下でも委縮をせず、ルールを守りながら自らがどのようなサービスが出来るかを常に考えている。
そんな姿勢に胸をうたれた。
◆前菜盛り合わせ
・切りたての生ハム3種
お約束の美味。このお店に来ていつも一番敏感な最初に口にするもの。直前に絶妙な薄さでスライスされたハムは香り豊かでフワッとした食感だ。今日もイケそうだな。
・イチゴと水牛モッツァレラチーズのカプレーゼ【絶品】
モッツァレラはイタリアから直送されたもの。蜜を吸ったイチゴとの相性抜群だ。
・鮮魚のカルパッチョ
オイルの旨み。トマトとミカンのソースが綺麗。
・ゴルゴンゾーラとピスタチオのムース【絶品】
冷たく滑らかな舌触り。アオカビの癖は爽やかなコクに変化。ピスタチオの歯応えが食感に変化を与えていた。
これは完成度の高い一品。
・カポナータ 野菜のトマト煮
◆肉厚椎茸のミートパイ きのこソース【絶品】
コロッとした丸い形がなんとも愛らしい。擦り下ろされたチーズに青葉がアクセントに。傍には沢山のキノコが盛り合わされたソースが。
円形黒いスレートの皿にそれらの輪郭が映える。
ミートパイの中は、これまた嬉しい断面構成だ。したから逆さにした大きな椎茸、その上に挽肉、チーズとポテトかな。そして、それがサクサクのパイで包まれて旨みを守っているような。
この断面を上手に切ってソースを絡めて食す。口の中で一杯に広がる深く複雑な味わいに思わず唸る。
◆ピッツァマルゲリータ 生ハム添え【お初】
このお店で初めて食すピザ。初めての時は定番のマルゲリータね。ところが、このマルゲリータは他のお店とは全く異なる様相だ。
やや厚めにスライスされた生ハムが大きな花弁のように広がり、中央に盛られた新鮮なルッコラの緑が美しい。その間からとろけた水牛モッツァレラが顔をのぞかせている。
食べ方がやや難しいが、明らかにオリジナリティの美味さ。食感や香りの立体感とトマトソースとチーズによる深さと。
これは必食ですぞ。
◆厳選牛のタリアータ仕立て【超絶・必食】
シェフがグリルの前に立ち、肉の塊に何かを仕掛けている。大きな炎が上がる、それでも何から肉に何かを施す。なかなか消えない炎は大きくなったり静かになったり。迫力のあるパフォーマンスだな。
実はこれ、強い炭火の上でオリーブオイルを塗り続けて表面を揚げるようフィレンツェ風の手法だとか。
この切断面をご覧いただきたい。外はしっかりと香ばしく焦げ、中は旨味が詰まったレアの赤身。この彩は野趣を伴った食欲をそそる。
喰らいついてみる。味覚中枢を貫くようなガツンと来る力強い美味。外皮のフライの部分の軽やかな歯ざわり。炭に滴り落ちたオリーブオイルと肉汁によるスモーク感。深い旨味でしなやか食感の赤身。気分転換にハーブとパルメジャーノレッジャーノを摘まみながら、とても充実した感じに浸れる。
◆ピスタチオのジェラート
小生が選ぶの定番ジェラート。大人の甘さにピスタチオのコクがベストマッチ。
2020/11訪問
雰囲気が料理の美味さを増幅する例 @読売ランド前
人間というのは複雑で繊細な生き物だ。
その場の環境に漂う空気感によって、その時に感じる目の前の印象が大きく変わってしまうからだ。「人の心は移ろいやすいもの」と言われるが、無意識にその絶対的ではない雰囲気というものを積み重ねているからだろう。
この日、しみじみと感じたのはこのお店に漂う活き活きとした感じだ。もちろん、今はオープン当初の緊張感に気合が飛び交うバリバリの雰囲気はない。コロナによる営業自粛から蘇ったときの安堵感もない。正に新しい平常(ニューノーマル)の雰囲気が見えたように感じる。如何なる事象にも動じない安心感、スタッフを育てようとする成長の期待、料理に関する新鮮な情報、それら全てに温かな生気を感じるのだ。
そんな雰囲気がこの料理の美味さを最大限に増幅させているような。
やや理屈っぽい表現ではあるが、百聞は一見に如かずだ。
お試しあれ。
◆前菜
・切りたてプロシュートとニョッコフリット【絶品】
チーズ味の揚げパイをプロシュートで包んだもの。サクッとした軽快な食感とフワッと漂う芳醇な香り。
・シャインマスカットのカプレーゼ
上質なモッツァレラに爽やかな甘さ。
・ゴルゴンゾーラのムース バゲット
蜂蜜は欠かせぬ脇役で。
・鰹のカルパッチョ
燻感が絶妙だ。
・インカのめざめのポテトフライ
トリュフの贅沢な風味が素朴なポテトの旨味に上手く乗る。
◆肉厚椎茸のミートパイ ポルチーニソース【超絶】
これはたまらん。キノコの王様、ポルティーニの風味をしっかりと肉に沁みこませ、パイで封印している。見よ、この立派な断面構成を。
◆鶏胸肉のバターソテー
これを頂くのは2度目。部厚い胸肉だがその食感は柔らかくしっとり。決してバサバサさせないところに技がありそうだ。なるほど、丁寧にバターを掛けながら長時間かけて作ったらしい。豪快なパフォーマンスも良いけれど、このような根気のいる作業もありがたい。
◆蟹と卵黄のペペロンチーノ
2020/08訪問
ディナー再開で再会したイロリのヒューマンパワー @読売ランド前
通常営業で再開したディナー。
待ってましたよ。
ディスタンス確保のために若干、席を減らしたのかな。当日はそれが満席の状況。マスターはカウンターのお客にフレンドリーに接しらシェフはグリルでガンガン料理を作り出している。この兄弟のモチベーションとヒューマンパワーを味わうのはのは実に久しぶり。やっぱりイロリはこれじゃなくちゃね。
◆前菜盛り合わせ
・生ハム2種【定番】
パルマのプロシュートとフリウリの燻製ハム。頼んでこらスライスする。その薄さが絶妙で、軽快ねフワフワ感と香りの高さは一流。必須メニューだ。
・レバーペースト【定番】
これもルーティン。臭みが全くない新鮮なレバーの旨味が最大限に引き出されている。ワインが進む。
・夏野菜とキノコのマリネ
◆とうもろこしのムース ウニ乗せ【絶品】
これはお初です。コクと深い旨味のあるとうもろこしムースはクリーミーな食感。そこにフレッシュな香りのオリーブオイルと芳醇なウニ。豊かな発想に感心しつつ、洗練された大人の美味さに酔う。
◆ムール貝の白ワイン煮
◆フルーツトマトのアラビアータ【絶品】
今年の唐辛子は辛い。シェフコント通り鋭く潔い辛さが口の中を走り抜ける。トマト自身のの爽やかな甘みとのバランス絶妙。シンプルだが普通じゃない美味さだ。
◆カチョ・エ・ぺぺ
チーズとブラックペッパーだけのパスタ。チーズは数種類。その美味さが広がり胡椒で〆める。
◆ボルケッタ
このお店の看板料理。分厚い豚肉で様々な香草を巻いてグリル。それを輪切りにした豪快な料理だ。
◆ピスタチオのジェラート
◆エスプレッソ
2020/04訪問
Take OutでCome Back @読売ランド前
テレワークの毎日。
そろそろ気分転換が欲しくなったその時に、テイクアウトで営業再開の情報が。これは早速予約だ。
テレワーク勤務終了後に車で取りに伺った。
久々の店内の雰囲気は前と変わらず温か。
カウンターのマスターの笑顔が光る。グリルでフライパンを振るシェフも活き活きした様子だ。それを見て懐かしさと安堵でジンときたり。
店内の入口近くでは産直の野菜を売っている。どれもエネルギッシュで美味そうだ。
マスクをして距離を置いて、世間話をしていると料理が完成。肉料理は出来たて熱々の状態で容器に入れられる。
さ、急いで家族の待つ家に持って帰ろう。
◆前菜 5種盛り合わせ
・タコとじゃがいものジェノヴェーゼ風
・自家製セミドライトマトとオリーブのマリネ
・切りたてプロシュート
・宮崎野菜のバーニャカウダ
・チェリートマトのカプレーゼ
懐かしい盛り合わせでワインが楽しい。
◆亜麻仁牛サーロインの炭火焼きステーキ【絶品】
なんとか温かい状態で食べられた。チャコールの香りを纏った肉の旨味はパワフル。これは家庭料理では味わえない代物。2種の特製ソースで味の変化を楽しむ。
◆豚ロースのソテー ジンジャーソース
肉厚のロースの全域にジンジャーソースがコーティング。肉汁が残った熱の通り方が絶妙。
シェフから言われた通り、ご飯が欲しくなる。
◆熟成インカのめざめのラザニア
充実の具沢山。レンジで加温したら形が崩れてしまった。
◆炭火焼鶏もも肉のアマトリチャーナ
ペンネを12.5分茹でて。トマトソースと和える。
簡単なようで難しい。
家庭のガスコンロのパワーではもう少し茹でないとダメだったかな。
上等なテイクアウト。
家庭での調理にはそれなりの技量が必要ということが分かった。
ワインでゆっくり前菜を楽しんで、温かなパスタやメインに繋げる工夫を考えてみたいな。
2020/03訪問
いつ行っても新鮮な驚きがあるお店 @読売ランド前
名物料理や美味い定番料理があるお店はもちろん魅力だが、普段の生活のルーティンの一部として通って嬉しいのはメニューの変化や多彩さかもしれない。このお店に伺った当日、ふと、そんな事を思ったり。
毎回毎回、マスターとの温かくも軽妙な会話を楽しんで、その話の端からヒントを掴んで注文を決める。そして毎回毎回、シェフが創作する料理の初めての美味さに驚いて。そんなライフスタイルを楽しませてもらっている。ありがたや。
◆前菜盛り合わせ
・イタリアハム3種
ハムは空気と混ぜて口にしてその風味と舌触りを楽しむのが好きだ。その点でこのハムの薄さは絶妙だ。素材の良さとスライスの技術の名演。
・バスク豚のパテドカンパーニュ
臭みなく、コクと深みが創造する大人の美味さ。
・野菜のカルパッチョ
鮮やかな黄と赤のパプリカ。ちょこんと乗せられたケッパーの実が可愛い。
・ベイクドポテト
パルメジャーノレッジャーノと空豆のトッピング。
・モッツァレラのオーブン焼きブルスケッタ【定番】
バゲットにキッチリと盛られたゴルゴンゾーラのムース。そこに蜂蜜が乗る。サクッとした食感としっとり感。そして広がりのあるゴルゴンゾーラの味香り。これはワインと会話が進む。
・キャロットラペ
程よい酸味と甘みに新鮮な歯応えが特徴。
◆豚バラで巻いた葉ニンニクの炭焼き【絶品】
炭焼きの香ばしさと共に食欲を唆るニンニクの香りが漂う。スティック状の豚バラ巻きと薄切りのバゲットに深い緑色をした葉ニンニクのソースが載る。
肉巻きにナイフを入れる。ほう、葉ニンニクは想像よりも太く中から美味そうな汁が滲み出てきている。さて、一口食べて広がる野趣のある旨味は前述の汁とソースの相乗によるものだろう。さらに、脂の甘味とほのかに漂う炭の香りがたまらない。
◆真蛸のトマト煮こみ【超絶】
シンプルで堂々とした盛り付け。深い赤と新鮮な白のコントラストが綺麗だ。真蛸はトマトとセロリだけで4時間ゆっくり煮込んだもの。柔らかいが崩れない絶妙な食感が気持ち良い。トマトの旨味がよくもまあこんなに上手に浸みるものだと感動を覚えた。艶やかな白インゲンとの相性も抜群でソースを残さずペロリ。
◆ジュラ地方のホンデチーズ
最後の料理をソテーしている間、これでお待ちくださいと。単なる繋ぎとは思えない上質なチーズ。上品な酸味と深いクリーム感。少しずつちぎりながらワインと一緒に楽しむ待ち時間も良いな。
◆トスカーナ風鶏むね肉のバターソテー【超絶】
白い器に注がれたバターの海に真白なむね肉がデーン。そこに乗せられたレモン。白と黄色だけで構成された色感がスマートなポリシーを感じさせる。胸肉はしっかりとした厚みだ。ナイフを入れるときめの細かい肉の繊維が綺麗に整っているのが見える。
その味は肉の旨味にバターの深いコクが乗り、とても味わい深い。ソテーをする際に入念に卵黄を肉の表面に塗っているのだとか。旨味が強く食感がバサバサしないのはそのおかげか。途中でレモンを振って味の変化を楽しんで。
美味。
◆苺のカクテル風
カクテルクマラスに盛り付けられたクリームと苺。大人雰囲気満載だ。
2020/01訪問
正月明けのワイン初め @読売ランド前
正月料理に疲れた頃に陥いる重度のワインの禁断症状に対処せねば。
ということで遅めの初詣帰りに伺った。
店内を見渡すと、テーブル席とソファ席は見回すと正月休みで集まった賑やかな親族が、カウンターには我々のような夫婦客が鈴なりに。満席だ。
やはりカウンター席はいいな。活気のある料理風景を眺めるだけでも楽しいのだが、マスターやシェフが料理やワインについて色々と教えてくれること、その会話の中で何かのやる気エネルギーが得られるのも良いところだ。
当日の料理にはひとつの素材の力に頼るのではなく、様々な材料の複合や調理の仕方の変化によるマッチング技術の魅力を感じた。前から実践されていたことだったのかも知れないが、それに強く気付いたという印象。
さてさて、
◆冷製の前菜盛り合わせ
・三種のハム
お約束の美味さ。スライスの加減が良いと思う。空気を含むというか、鼻に抜ける香りと一緒に味わえるというか。
・パテドカンパーニュ
秀逸な定番。複雑な旨味の複合形はとても贅沢で、ワインにとてもよく合う。
・レバーパテ
これも定番の美味さだ。レバーを絶妙な調味で仕上げたもので、不思議な新鮮味のある味わい。
・シチリア産オリーブの塩漬け
お店でちょうど良い加減に塩抜きしたオリーブ。パリッとした歯応えと深みのある味わいが上等さを感じさせる。
・キャロットラペ
オレンジジュースの柑橘感とレーズンの甘みがバランスしている。微かに感じる酸味はワインビネガーか。
◆インカのめざめのポテトフライ トリュフ風味
サクッとした歯触りの後に来るこの深い甘みは熟成させたインカによるもの。トリュフとローズマリーのソースは香り高く大人の味わい。それらのマッチングが素晴らしかった。旨味の複合によるリッチな味わい。
◆安寧芋の炭火焼 クワトロフォルマッジ
黄金色の安寧芋に炭火の焦げ目が強いコントラストに。女性にはたまらないビジュアルであろう。熱々の白い器には4種のチーズがミックスされ、トロトロに溶けた状態で待機している。一片の芋を摘まんでチーズフォンデュのようにして食す。その上品な酸味とクリーミーさが深い甘みの安寧芋にとても良くマッチする。ポテトのフォンデュと違った旨味に驚く。
◆フランス ペリゴール産IGP 鴨のグリル【絶品】
EUの産地保証付きのブランド鴨。皮を細かなさいの目に切り目を入れて20分以上寝かせて脂を安定させたのだとか。それを丁寧にグリルしてミディアムらの状態でカットしてある。前述の隠し包丁と蜂蜜のお陰で皮目は細かくキラキラと黒光りしている。トッピングされたカリフラワーの薄切りの白さとの対比がとても綺麗だ。鴨肉はしっかりとした歯応えと野趣をのある旨味。軽快なカリフラワーの歯応えが食感のアクセントになっていた。ソースはなんと、醤油とレバーで整えたもの。芳醇さと深みを演出する効果が絶大だった。
◆タレッジョチーズのオリーブフリット【絶品】
シェフが即興で作ってくれたもの。カットしたオリーブとチーズを生ハムで巻いて団子にしたものをフライに。トロっとしたチーズにを媒体に、生ハムの芳醇な塩味とフワッとした食感が、オリーブのコクのある塩味と小気味良い歯応えが複合していた。味の変化を楽しむためにシチリア産のアカシア蜂蜜をかけて黒胡椒を振る。即興とは思えない完成度の高い一品。感謝。
◆甘長唐辛子としらすのペペロンチーノ
フランスのニンニクは炒めると美味い。イタリアのニンニクは焦がすと良い香りが出る。シェフが教えてくれた。お客の気付かないそんな使い分けの工夫が活かされたパスタだ。シラスの旨味を吸ったペペロンチーノソースは海の恵みのありがたさを感じさせる美味さだ。トッピングの長甘唐辛子は肉厚で独特の旨苦い味。そこにカリカリのニンニクが香ばしさと歯応えの楽しさを加えていた。
2019/11訪問
味の美 色の美を楽しむ宴 @読売ランド前
秋の終わり。
3人、ソファ席でワイワイガヤガヤと。
イタリア直産の素材は様々な手法で調理される。時に繊細に、時に大胆に。そして一皿一皿に美的な盛り付けが施される。マスターやシェフとの会話も雰囲気の大事なエッセンス。料理を食べながらワインを片手に大いに笑って過ごす。イタリアが少し近く感じた。そんな宴だった。
◆前菜盛り合わせ
・洋梨とフルーツトマトの土佐酢ジュレ
イタリアにも鰹節があるのだそうだ。その鰹出汁とホワイトバルサミコを使ったイタリア風のジュレ。心地よい酸味の奥に燻感のある鰹の香りが。優しい甘みの洋梨に爽やかな酸味。新しい懐かしさと表現すべき新感覚だ。
・パテドカンパーニュ
味わいや食感の異なる多種の素材が一つになって。その複雑さと融合の美はとてもスマートだ。二種のソースを楽しむ。
・生ハム、サラミ
・モッツァレラチーズ
・キャロットラペ
◆焼きリゾット
芳醇で味わい深いリゾットにチーズの酸味とお焦げの香ばしさ。味わいと食感に変化あり楽しく頂いた。?
◆スミイカ、蟹、蕪のペペロンチーノ【絶品】
爽やかで彩り豊かな外観。真っ白な皿にスミイカと蕪の白が同化し、艶のあるクリーム色のパスタが絡む。そこに鮮やかな蕪の葉や蟹肉の朱、細かな柚子の黄色が乗る。
説明によると、蟹とスミイカのゲソと蕪でペペロンチーノ作って、上からスミイカと蕪の葉のアーリオオーリオを乗せ柚子皮をすり下ろしたものだとか。とても手の込んだ料理。
◆キアニーナ牛肩ロースのグリル
・タリアータ
イタリア産のキアニーナ牛はその肩の高さが人の背丈ほどもある大きな牛なのだとか。その肩ロースは意外なほどに脂が少なく肉の旨味をしっかりと味わえる。熟成感のある旨味と甘みは品がある。噛み進めると、和牛やアメリカ、OZビーフと全く違った肉だとな気づく。ファンになった。
オリーブオイルの香り、チーズの酸味とクリーム感、ルッコラの爽やかな苦味と青味、これらが肉の旨味と合わった一瞬にイタリア料理の深さを感じた。行きたい。
・フレッシュポルチーニ茸のラグーソス【超絶】
絶品のソースだ。イタリア産の本物のポルチーニは秋の贅の香り。そして、上品ながらワイルドな深い旨味がたまらない。食感もとろみがあって歯応えがとても楽しい。
これが品のあるキアニーナ牛と抜群のマッチング。本年最高の肉料理を食べた気がした。
◆プリン
やや引き締まった食感が素朴で美味なプリン。
バニラの粒が透けるカラメルをすくう大人の喜び。
2019/10訪問
新鮮なイタリア直送の食材を贅沢に頂く @読売ランド前
イタリアの秋の味覚の代表といえばフンギ・ポルチーニ。その素晴らしい香りと味わいにより、食通の間ではトリュフや松茸に並びキノコの世界三大珍味の一つとされる。人の手による培養が不可能で、その全てが天然採取物であることもその貴重さを高める要因だろう。
そのポルチーニが目の前にゴロゴロと。フレッシュを頂くのはこれが初めてで、やや興奮気味に。
はやる気持ちを抑えて、まずは前菜から頂こう。
◆冷静前菜
・シャインマスカットのカプレーゼ
爽やかな色合い。それは緑のトマトジュレのおかげ。シャインマスカットの甘さが印象的。
・ハム3種安定感のある美味さと風味はカットの薄さ加減によるものかもしれない。
・シチリア産オリーブ
口の中でオリーブオイルが出来そうなジューシーなオリーブ。
・キャロットラペ
酸味と甘みは控えめで、人参のフレッシュな歯応えを残す。
◆ランプレドット
フィレンツェの郷土料理のモツ鍋。臭みの無いモツは柔らかく、上品なコクと深い味わいは日本人に馴染む。緑のソースはジェノベーゼだったか失念。
◆自家製レバーペーストとチーズをバゲット乗せて
このお店のレバーペーストは鉄板。そのフレッシュ感とコクがたまらない。ゴルゴンゾーラには蜂蜜、ホイップ状のパルメジャーノには熟成バルサミコがトッピングされていて、その絶妙なコンビの妙を楽しめる。
◆ローストビーフ
熊本のA5黒毛和牛だとか。炭焼きされた塊を見てその迫力に圧倒された。
上質な脂。それとの調和を図るためか、生胡椒が添えられていた。小生の感覚では、これはローストビーフと言うよりも上等なレアステーキだ。美味いことには変わりないが。
◆ポルチーニ茸の炭火焼【超絶】
ついに出ました。イタリアから飛行機で直送されたと言うこれらのポルチーニはフレッシュ故にジューシーさがある。傘に溜まったスープ、それがまたまた美味し。そして深みのある贅沢な歯応えがたまらない。口の中一杯に広がる風味には新鮮さと奥深さが感じられ、茸の王者としての風格を思わせる。
◆キアニータ牛のタリアータ【絶品】
イタリアの最高級赤身肉は確かに良い香りがする。そして、かなりしっかりとした噛み応えだ。噛み締める度に染み出る旨味は確かに食べ慣れた牛赤身肉と違っている。
◆フレッシュポルチーニのタリアテッレ【絶品】
これよ、これこれ。
フレッシュの食感を楽しめるように厚めにカットされたポルチーニには微かにトロみが。炭焼きとはまた違った食感。特別感ある独特の風味と味わいがパスタ全体に広がっていた。
◆自家製プリン
お店味のプリン。バニラの粒々がカラメルに透けて見える。大人の味わい。
2019/10訪問
ここは正に美味さと楽しさの楽園か @読売ランド前
会社帰りに一人。満席要注意なので事前連絡してから伺った。
躍進を遂げるこのお店の凄いところは、成功してもあぐらをかくことなく手を緩めないところ。
一晩で頂いた全ての料理に絶品の美味さを感じたのは初めての経験だ。それも自分の好みと料理に合ったオーガニックワインを選んでもらい、ウイットに富んだ会話を楽しませてもらいながら。
それは大袈裟でなく、おべっかでもなく。
◆シャインマスカットのカプレーゼ【絶品】
爽やかな白と緑のカプレーゼだ。透明感のある緑はトマトジュレで気持ちの良い酸味。マスカットの糖度は半端なく高いが、それをレモンで締めてマッチさせてい
。塩味の効いた水牛のモッツレラチーズ美味し。そして、バジルは控えめに。全てを一緒に食ふと言うよりは、トマトジュレとモッツァレラとバジルを最強のバランスで楽しんで、その間にマスカットの甘みでリフレッシュする感じ。
斬新な発想は芸術的。更に、美味い。
◆山海の幸の温性盛り合せ
一つ一つがとても手の込んだ料理。しかも料理人の知恵と思いが込められているよう。感激。
・炭火で焼いた目玉焼きと茸【絶品】
半熟の目玉焼きにプリブプリにソテーされた椎茸をドリップして食べる。美味い楽しい。椎茸の出汁に黄身の甘みとコクが広がる。微かに香るガーリックがまた食欲をそそる。
・ハツのローズマリー串焼き【絶品】
レバーペーストを作るために取り寄せた内臓から抽出したとのこと。とても野趣のある見た目。その新鮮なハツをローズマリーの枝で串刺しにしてグリルしたもの。ハツの脂とローズマリーの香りが一体となり、とても上質でボーノな焼鳥に。これ、イタリアの粋な内臓の食べ方なんだとか。
・ホタテのジャガイモ包み【絶品】
大きな貝柱がジャガイモの千切りでフワッと包まれて揚げられている。外はカリッと香ばしく、中はホタテの旨味を吸ってしっとり味わい深い。
◆モン・サン・ミシェルのムール貝のパスタ【超絶】
こんなに膨よかなモンサンミシェルのムール貝は初めて見た。獲れたてをその場で冷凍して空輸されるのだとか。なるほど。その旨味がたっぷり出たソースの旨味は贅沢。そこにトマトの酸味とケッパーの塩漬けの風味が旨味にパワーを加えていた。
◆トモサンカクのタリアータ【超絶】
夏の間に使ったトリュフの端や様々なキノコを細かく切ってペースト状にして保管してあるとシェフが語る。それをクリームで和えたソースを作ってくれた。各々の素晴らしい個性がガツンと出るところをクリームが上手く調和。それが赤身の力強いシンプルな美味さに広がりと奥行きを与えている。
それは脳内の味覚神経が混乱する美味さだった。
肉の噛み応えはしっかり。だが、筋を感じることはない。日本じゃないみたいだ。
◆クリーム,キャラメル
古き良きプリンの旨味。それはほろ苦く深く甘く。正に大人のプラン。
◆エスプレッソ
2019/07訪問
料理の先にフィレンツェの風景が見える @生田
五感をもって感じとった情報に未知の物事を心に思う。それは人間にしか成せないこと。
当日いただいたランプレドットという煮込み料理はフィレンツェの名物ストリートフード。それを味わいながら話を聞くにつれ、訪れたことのないその地のその情景を想像させてもらった。料理を通じてそんな経験も出来るのだな。ありがたし。
◆前菜盛り合わせ 6種
・ゴルゴンゾーラムースとバゲット
今や前菜の定番になりつつあるこの一品はゴルゴンゾーラの深い香りと爽やかな舌触りが特徴。そこに蜂蜜のコクのある甘みが加わる。弾けるレッドペッパーの辛さがアクセントに。
・キャロットラペ
人参がきしめんのように薄く切られているのがここの特徴。爽やかな酸味と甘み。
・トウモロコシの冷たいムース
甘く冷たいムースは舌先で滑らかに溶ける。思わずニンマリだ。焦げ目をつけたコーンと爽やかさを演出するオリーブオイルが見た目と味に複雑さを与えていた。
・生ハムメロン
完熟で濃厚なイタリア産のメロンは甘く、幸せなオレンジ色をしていた。薄くスライスした生ハムの色、香りと絶妙にマッチ。両者が遠くイタリアから日本に渡り、ここで出会って我々を驚かせている。どんな気持ちだろう。
・泉州水茄子とアイコトマトのマリネ
・モルタデッラハム
ピスタチオの薄い緑とハムの上品なピンク。それらパステルカラー同士の色合わせは、そのまま味わいにも通じる優しいものだった。
◆トスカーナフリット サマートリュフがけ
低温貯蔵で熟成させた いんかのめざめ は甘さが半端じゃない。知っていたけれど、フリットで頂くのは初めてだった。油を含んだ香ばしい皮の焦げ目が大人の味わい。トリュフを加えると更にゴージャスに。個人的にはポテトの個性が強いだけに、それだけで十分との印象。
◆ランプレドット【超絶】
前述したフィレンツェ名物のストリートフードが登場だ。可愛い豚の形をしたSTAUB製の鋳鉄の鍋蓋を開けると白い湯気の中から美味そうな煮込み料理が浮かび上がる。
アキレス腱、ギアラ、ハチノスを野菜の水分だけでじっくり煮込んだとか。調味料は一切加えていない。それぞれの素材の旨味が絶妙に融合して生まれる珠玉の味わいは、限りなく深く、そして優しい。内臓は臭み無く、それぞれの食感や風味を残した煮込み加減だ。
シンプルながら奥の深い料理を味わうに、遠くフレンツェの街並みやその情景を想った。
「修行時代は街中でパンやパニーニに挟んでよく食べたんです」とシェフが感慨深く話す。汗の光るその笑顔には爽やかな自信が滲んでいた。
梅雨寒に身も心が温まる。
◆ グリーンアスパラの炭火焼 ビスマルク風
北海道産のアスパラは素直でしっかりとした食感と深い甘み、贅沢だ。炭焼きをそのまま塩で頂いても十分に美味そうなアスパラが、パルメジャーノの香りとコク、玉子の黄身の芳醇さが合わさった瞬間に全く異国の料理に変わる。
◆大山鶏もも肉のプランチャ【絶品】
骨付きの大きなもも肉を炭火でグリルし、皮の部分をフライパンで焼いていた。それをバンバンと切って、野菜や香草と一緒にスレートの皿に豪快に盛り付ける。その様子を見ているのも楽しい。
フライパンで脂を落とした皮目はパリッパリ。塩が効いて旨味が濃い。添えられたローズマリーの香りが雰囲気を盛り上げてくれる。そして、肉は驚くほどにしっとり、しなやかな味わい。流石ブランド鶏だ。味の変化は粒マスタードを載せたり、軽くレモンを振ったり。レモンが凄く合っていた。
◆ピスタチオのジェラート【定番】
食後に必ずいただくのがこれ。エスプレッソのコクと香りと併せて今日の至福を回想する。これも人間の特権が。
◇ワイン各種をグラスで
小生の好みを分かってくれているマスターが料理に合わせて様々なワインを提案してくれた。自らが厳選したジオワイン。躊躇せずにに栓を空け、グラスを回して開いてくれる。
恐縮、美味い、ありがたし。
2019/05訪問
シンプル イズ ベストがイタリアンの極意 @読売ランド前
ツイてるねノッてるね。
ご存知、80年代の国民的アイドル中山美穂のヒット曲。当日の店内の雰囲気は、そのタイトルを口ずさみたくなる様相だった。
店内は満席。小さな子供連れの3世代家族からカップル客、女子友グループ、そして、我々中年夫婦客と。このお店での食事が生活の一部になっているお客がしっかりツイている様子だ。
カウンターの内のマスターやシェフの動きは活発でキビキビと鋭く声を掛け合いながら連携している。それはまるで忙しさと緊張感を楽しんでいるような、正にノッている感じで、見ているこちらも気持ちが良くなる。
どんなに立て込んでいても、親身になってワインを選んでくれたり、その時々の素材を活かした料理を提案してくれる。
盛況は良いのだが、息切れをしないよう是非、気を付けて欲しいものだ。
◆ゴルゴンゾーラのムース
フワフワとしたゴルゴンゾーラムースはとても上品な香り。個人的にはもっと青カビ臭の強いものが好みだが、一般にはこの位の加減がよろしいのだろう。バゲットに乗せて頂く。はちみつの甘さが味を引き締めて、レッドペッパーの小気味良いスパイス感がアクセントになっている。
◆海老のアヒージョ
小鍋の中でグツグツと煮えたぎったオイルの中から海老を摘出するのが楽しい。海老の熱の通り加減が絶妙で締まり過ぎず、しっかりと素材の味が残っていた。具材の香りのついたオイルに軽くバゲットを浸して2度美味しい。
◆茹で空豆
サヤを活かしたとても綺麗な盛り付けだ。そのサヤに楊枝を刺してあるところがなんともユニーク。
オリーブオイルとペコリーノチーズを着けて食べると立派なイタリア料理に感じる不思議。
◆ポモドーロ【超絶】
イタリアから取り寄せた珍しいパスタがあると。手延べそうめんのように折り返した感じの乾燥スパゲティだ。パスタの味を楽しむ為にはシンプルな調理が良いと言うことでお勧めのポモドーロに。
太さがあるので時間がかかるとのこと、早速ハサミで折り返し部分を切って鍋に投入。
ソースはトマトと塩とオリーブオイルしか使っていない自家製のソース。それを手早くパスタに絡めてドンと出てきた。
厳選したトマトを用いたソースは爽やかな酸味のある香りとコクのある味。更に、熱々のパスタが放つ小麦の香りと相まって深みと広がりが加わり、シンプルながらとても充実した味わいだ。
パスタはモチモチ感とコシの強さが絶妙なバランスで、噛めば噛むほどそれ自身の旨味を感じる。
ソースとパスタの美味さ感覚がミックスした瞬間に感動は絶頂に。熱々のうちにペロリと平らげてしまった。
◆ピスタチオのジェラート
◆エスプレッソ
2019/04訪問
地元民に新しいライフスタイルづくりの場を提供 @読売ランド前
平日の仕事帰りに一人で伺った。
嬉しいのは店内に一人でも落ち着ける場所があるしところと一人でも歓迎してくれるところ。料理も盛り合わせやハーフサイズで対応してもらえる。そして嗜好に合ったオーガニックワインを選んでグラスで出してくれる。惜しげもなく目の前で開栓。とてもありがたいな。
当日は年度始めでとても賑やか。地元団体の歓迎会客や若いグループ客に混じり、仕事帰りのお父さんと小さな子供の親子客も。
地元民の新しいライフスタイルづくりに一役買っている様子だ。
さて、料理をいただきましょう。
◆前菜盛り合わせ
・プロシュート
・水牛モッツァレとフルーツトマトのカプレーゼ
とてもクリーミーで癖のない味のチーズは酸味控えめて糖度の高いトマトと良く合っていた。
・筍と海老の焼きリゾット
海老の香りと筍の新鮮な歯応えがチーズに包まれて。チーズの焼き目がパリッと楽し。
・イワシの南蛮
玉ねぎトッピング、レーズン、松の実は鰯と一緒に漬けあったものだとか。それぞれの変化が感じられつつ一体感が表現された逸品。
・サラミ
ホンモノの芳醇な香りがホワッ。そしてピリ辛。
・新玉ねぎのキッシュ
玉子の旨味は感じず。冷んやり、みずみずしいかった。
◆ホワイトアスパラのビスマルク風【超絶】
パリッとした歯応えの後からジューシーな果汁の旨さが追いかけてくるような感覚。根に近い茎の甘みは素晴らしい。こんなにみずみずしさを残しながら、こんなに歯応えを残しながらこの旨味を引き出すとは。目玉焼の黄身の甘みが絶妙でこれを熱々のアスパラに絡めて食べると、これが至福の世界。
今シーズン食べたホワイトアスパラの中で最上の美味さだった。
◆筍とカラスミのアリオーリオペペロンチーノ【絶品】
まず、金色に輝く佇まいに驚く。よーく見ると丁寧に解されたカラスミの一粒一粒がキラキラと光っていた。新筍は歯応えが若々しく、擬音語としての正しい表現は「シャクッ」だろう。筋も無くエグ味も無い。丁寧な下処理の証だ。
パスタが纏いとったカラスミの上品な芳醇さにオリーブオイルのフレッシュな香りが、春の贅沢な若々しさを演出しているようだった。
山椒の葉
◆牛ほほ肉と生胡椒の赤ワイン煮込み
日本人が植えた胡椒の木から採れたアンコールワットの生胡椒を加えたワインで煮込んだとか。しなやかな弾力性とトロみが残る煮込み具合。上質な舌触りは牛の種類か年齢の問題か、個人的にはこのように木目の細かい筋の肉が好みだ。
◆ピスタチオのジェラート/エスプレッソ
2019/03訪問
高感度客が集う実力店の上質なもてなしに感謝 @読売ランド前
今や地元の高感度客で大賑わいの人気店。
桃の節句に久しぶりの訪問。今シーズンは薪ストーブを楽しめなかったのが残念だったが。
時間差で訪れるお客はカップルや親子風、若いグループ客から老若男女の家族客まで様々だ。店内は明るい笑い声が溢れるが、広い店内で席のレイアウトに余裕があるので不思議にうるさくない。
ま、これは前回も一緒だが大きな変化に気づく。それはキッチン、ホールのスタッフの動きに余裕があること。互いに臨機応変にフォローし合ったりして、バタバタせずにとても良く連携しているみたいだ。マスターとは話もできるしワインの相談もできる。シェフはメニューにない料理もサラッと作ってくれる。
安心感が満足感に変わる。そして感謝の気持ち。
退店時に兄弟が仲良く並んで見送ってくれた。その姿に一瞬だけ対のお内裏様が重ねて見えたのは、小生だけだろうか。
◆プロシュートのサラダ
プロシュートの風味とバルサミコ酢で和えた青野菜。
◆イタリアハムの盛合せ
肩肉の生ハムの燻製は芳醇。サラミの香りはとても豊かだ。
◆モッツァレラオーブン焼きブルスケッタ【絶品】
モッツァレラは通常のものと燻製の二種。力強く豊かなしなやかさを持つチーズとアンチョビバターを染み込ませたバゲットがしっかりと一体化している。噛んでもバラバラにならないところが嬉しい。後から心地よくピリッとさせているのはチリペッパーか。燻製したモッツァレラにはレモンがよく合った。今まで味わったことのない、これが本場感か。
◆ホワイトアスパラのオムレツ
卵焼きにホワイトアスパラをトッピングした形。濃黄色の卵は3/4の焼き具合で艶を感じる舌触り。ホワイトアスパラはシャッキリ感を残した熱通しでそのバランスが絶妙だ。自家製のトリュフペーストの香りが豊か。
◆十勝牛イチボのグリル【絶品】
200gで厚み38mmの和牛肉が鏡開きに。見事な赤身だ。肉汁が皿に溢れないのは最高のグリル加減の証だ。周囲は漆黒でチャコールの香り豊か。このコントラストがとてもゴージャスで肉食欲をそそるのだ。
バルサミコ酢や岩塩、粒マスタード、トリュフペースト、ガーリックチップがまるでパレット上の絵の具のように彩り良く並ぶ。
最初は岩塩で頂く、上質な赤身の味が舌に染みチャコールのキメ細かで爽やかな苦味が追いかける。こりゃ堪らん。他はトリュフとバルサミコ酢との相性がとても良かった。
付け合わせのカリフラワーは小さくほぐされてコリコリの食感で肉の歯応えとの対比が楽しい。
◆カチョエペペ【絶品】
贅と技が尽くされた料理の締めくくりは、とびきりシンプルなパスタが食べたくて。わがままを言い作ってもらった。
太めのロングパスタはプリプリ歯切り感が心地よい茹で具合。チーズの溶け具合の絡み具合は最高。塩はやや薄く軽快なペッパーが冴える。こりゃ堪らん。
◆ピスタチオのジェラート、エスプレッソ
大満足のディナーの後はいつもこれを頂きながら余韻に浸る。
2018/11訪問
名物チャコールグリルの技が冴える
開業して間もなく1年。独自の雰囲気を醸し出してきた事で、感度の高さに敏感な地元の若い人達や家族客が溜まり始めている。サービスの安定感もあり、料理の質の高さもあり、このまま定着してくれたら嬉しい。
当日も、初冬の料理を堪能。中でも炭火で焼いた肉料理は絶品。名物が美味いお店は納得感が有る。
カウンター越しに楽しい話も聞かせてもらい、居心地の良さに酔った感じだ。
◆イタリアハムの盛り合わせ
◆チェリートマトとシャインマスカットのカプレーゼ
甘いマスカットとモッツァレラがこんなに合うなんて。
◆ポルティーニ茸の焼きリゾット【絶品】
焦げたチーズの香ばしさに芳醇なポルティーニが合成された贅沢な味わい。
◆カチョエペペ
シンプルでポリシーの強い料理。充実感のあるチーズのコクとそれに負けないペッパーは直前に炒ってあるのだとか。パスタはキタッラ。ギターの弦のようなワイヤーに生地を押し当てて作ったラングパスタだ。腰のある噛み応えが力強いソースによく合っていた。
◆牛赤身肉のグリル 秋トリュフ掛け【絶品】
炭火で焼かれた赤身肉の焦げた表皮のチャコールが独特のスパイスに。香り高いトリュフの香りが芳醇さを引き出している。美味。
一足早い春の味を。
シェフがそんな提案をしてくれた。
蛤、蕗の薹、そら豆、グリンピース、菜の花などなど。
四季の変化を料理で楽しむという日本の贅沢をイタリアンで体験する贅沢なディナーとなった。
創作する力って素晴らしい。
◆前菜盛り合わせ
・ハム2種
・完熟苺のカプレーゼ
・真鯛のカルパッチョ
・タコとセロリとみかんのマリネ
◆牡蠣と芽キャベツのフリット【超絶】
これは最高に美味い。
極薄の衣が素材の旨みをしっかりと保存。その軽快な歯触りの後から牡蠣のジューシーな旨みが溢れ出る。キリッとレモンを絞り蕗の薹のソースと絡めると味の深さと楽しみが増す。
◆蛤の酒蒸し 菜の花、春キャベツ、そら豆、グリンピースと共に【絶品】
薄肌色と数種の緑で彩られた上品で美しい装い。
蛤の出汁がしっかり出たスープと一緒に具材を楽しむ。
菜の花のほろ苦さと春キャベツは甘さ、そら豆の若い青みのある味が良かった。グリンピースはパリパリと皮が弾けて楽しいい。絶妙な炊き具合だ。
◆白子のソテーを乗せたリゾット【超絶】
なんと贅沢な。
大きな椎茸を土台にリゾット白子、トッピングに九条ネギとは。
白子のソテーは香ばしくとても芳醇で、桜エビの香りを纏っている。
九条ネギは甘く深い風味。それぞれと食べ合わせることでこの料理の印象に一体感を与える。
秋田小町のリゾットはモチモチ感あり。グリンピースのコクと歯応えがアクセントに。土台の椎茸の旨みが合わさることで滋味深さが増しているように感じた。
◆炭焼きポルケッタ【名物】
チャコールの香りを纏った豚の脂の甘み。挟み込まれたハーブの香りが沁みた柔らかな肉。
トッピングは紫キャベツのマリネ。軽快な酸味と食感が重厚なポルケッタによく合っていた。
◆アラビアータ スパゲットーニ
チーズを作る際に出る透明な液体、ホエー。脂肪が無く栄養が豊富と言われている。そのホエーと生唐辛子を熟成させて自家製のペーストを作ったそうだ。
それを用いてアラビアータに。酸味とコク、鮮度を感じる辛さが新しい美味。
太くしなやか、もちもち感のあるスパゲットーニにそのソースが実によく絡む。
後半はそのペーストを加えてみる。
頭から一気に汗が。
シンプルかつ奥の深い美味さ。
◆ドルチェ
・ピスタチオのジェラート
・ティラミス
大人の甘さ。ラム酒などで香り豊かに。
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