カイマライス使用の美味しくて稀少なビーフビリヤニ : ケララキッチン

＜2022年８月再訪＞
　知る限り、東京・大島の南インド・ケララ料理店くらいしか提供していないカイマライス（短粒米）使用のビリヤニ（スパイシーなパエリア風ライス）かつ、同店では提供していないビーフビリヤニ※が食べられることを知り、久方ぶりにランチに出向いてみました。
※ビーフビリヤニは、大塚、東十条や錦糸町の一部バングラデシュ店でも提供中。

　接客兼厨房にインド人男性店員１名、厨房に２名の体制で、洋楽が流れています。
　店員さんにカイマライス使用であることを確認して、ケララビーフダムビリヤニ（税込1,650円）を注文。

　10分ほどして、昨年オープンした新大久保のネパール７階店で使用しているものと似た、赤い陶器皿※に載せられた料理が登場。
※同店の皿は内側が白地

　お店のロゴ入りの陶器の蓋を開けると、彩り良くミント、カシューナッツ、レーズンと揚げ玉ねぎが載せられた、カイマライスのビリヤニが見えます。
　
　ビリヤニを陶器皿に取り出し、パパド（＝アッパラム：豆粉の薄焼き揚げせんべい）を砕いてふりかけ、ライタ（ニンジン、キュウリと玉ねぎ入りヨーグルトソース）とアチャール（漬物）をかけて頬張ると、香りが良く、程よくスパイシーです。
　ライスに埋まっている、小ぶりな角切りの骨なしビーフは弾力があって程よい旨味があります。
　また、ライタの優しい酸味と、味に変化をつけてくれる少しスパイシーなアチャールが相まって、見かけは日本米と同様なれど、バスマティライス（高級長粒米）に似た、パラパラした軽い食感のカイマライスをサクサク完食。

　次回行く機会があれば、お店で未食の料理を食べてみたいです。

追伸：帰りは東急線高架沿いに武蔵小杉まで10分程度歩いてから電車に乗りました。

＜2020年11月初訪問＞
　東口の先行南インド店の線路を挟んだ反対側（西口）に、11月に新店がオープンしたことを知り、祝日のランチで出向いてみました。
　等々力競技場に向かう、川崎フロンターレや、コンサドーレ札幌のレプリカユニフォーム着用の人々を横目に、駅改札を右折し、道路をさらに右折して渋谷方面（多摩川側）の高架沿いに直進、大通りで左折し、少し直進するとお店を発見。（徒歩４分）

　オープンキッチンにサウスパーク（浅草）出身のマウスシールド着用のインド人男性コック１名と厨房兼接客にマウスシールドやマスク着用の男性店員２名の体制です。

　休日のケララスペシャルミールス（南インド定食）のノンベジタリアンミールス（税抜2,000円：サンバル、ラッサム、ライスはお替り可能）で、２種のカレーはマトンとフィッシュを選択して注文。（他にチキンも選択可能）

　すぐさま、今はなき、新大久保のイスラム横丁のパキスタン店のタンドリーチャイの容器を彷彿させる、オレンジ色の陶器入りのKudam kalakki（マンゴー、ライム等のジュース）が開店サービスとして登場。酸味が利いてほのかに甘いです。

　15分ほどしてバナナリーフが敷かれた陶器皿に載せられたミールスが登場。
　
　ラッサム（カレーリーフ、トマト、コショウ入りのスープ）はお澄ましのようですが、適度な酸味があってスパイシーです。
　
　こんもり盛られたバスマティライス（高級長粒米）にサンバル（豆、ニンジン等入りのカレー）をかけ、特に味付けされていない、細かく刻まれたポリヤル（野菜炒め）や、赤唐辛子が利いてキムチのような味わいのアチャール（漬物）を少しずつ合わせると良い塩梅です。

　フィッシュカレーは酸味があって、メカジキも肉厚です。

　骨なしのマトンカレーは適度にスパイシーで、小ぶりな肉が柔らかいです。

　ライスがなくなったので、サンバルとラッサムとともにお替り。
　お替りライスの小さな陶器皿にもバナナリーフが敷かれており、これまで出向いた南インド店ではこのようなことがなかったので、ちょっと驚きました。　

　ライスに半分ずつサンバルとラッサムをかけて、お茶漬けのようにサラサラと完食。

　ホットティー（ミルクと砂糖入り：サービス）はコックさんが厨房でエアブレンド（交互に注いで泡立てる）してくれたので、とてもマイルドで良かったです。

追伸：バナナの葉に包んだビリヤニ（スパイシーなパエリア風ライス）や、ビーフビリヤニ、マサラドーサ（スパイスで和えたポテトを米と豆粉を発酵させた生地でクレープ状に包んだ料理）、ソフトドリンクではMorumvellam（バターミルク）やSulaimani（スパイス入りレモンティー）なども提供しているとのこと。（メニューは別添写真を参照願います。）