◆テイクアウト専門店◆国産鰻のお弁当 : 跳ね鯛+三代目茂蔵 アトレ川崎店

川崎駅東口の商業施設『アトレ川崎』地下１階にあるお弁当と和惣菜のお店です。

運営会社は駅ビルを中心に販売店を持ち、惣菜や煮物を中心に小売も行う会社です。
屋号に『三代目茂蔵』が加わり豆腐料理も売るようになりました。

売っているのはパック詰めのお惣菜とお弁当がメインです。他におでん種やパック詰めのおでん、加えて、右側のエリアは三代目茂蔵の商材がメインになっており、豆腐が売られています。

いただいたのは、
■国産うな重・竹（１，８８０円）
土用の丑の日に向けて、初夏にはどこのお店も鰻に力を入れますね。
今年は、昨年のウナギの稚魚が豊漁だったとのこと。加えて、外出自粛ムードが漂っており、土用の丑の日商戦は、スーパー、鮮魚店、惣菜店を中心に熱くなりそうです。
こちらのお店は、「愛知県・静岡県産うなぎ使用」とのことで、国産鰻を使用しています。
鰻の価格が下がるなら、外国産の価格を下げて売るよりも国産にしてある程度の単価を維持したほうがお店も儲かりますし、消費者も嬉しいでしょう。
なかなかのお値段ですが、半身と尾の方の１／２とボリュームも相応にありますね。
焼きたてではないので、ふっくら美味しいとまでは言い切れませんが、品質がいい分、厚みがあって美味しくいただけます。
タレは、甘めのものですね。鰻専門店だとタレの甘さは控えめですが、こういう専門店でない持ち帰り業態のお店のものは必ず甘いのが不思議です。
ご飯は、うな重にちょうどいい、ちょっと硬めの炊き加減。
鰻以外には、柴漬けのみというわかりやすい構成がいいですね。


国産でこの価格と品質なら、納得という味わいのうな重ですね。
家でひとりで楽しむなら、十分な内容でしょう。
他社はどのようなメニューをどのような価格で提供してくれるのか楽しみです。
ちなみに今年の稚魚は不漁との話なので、安くて美味しい鰻を食べるなら今年がおすすめです。

川崎駅東口の商業施設『アトレ川崎』地下１階にあるお弁当と和惣菜のお店です。

以前は、割烹蒲一 アトレ川崎店でしたが、屋号を変えてリニューアルしたものです。
運営会社は駅ビルを中心に販売店を持ち、惣菜や煮物を中心に小売も行う会社です。
屋号に『三代目茂蔵』が加わり豆腐料理も売るようになりました。

売っているのはパック詰めのお惣菜とお弁当がメインです。他におでん種やパック詰めのおでん、加えて、右側のエリアは三代目茂蔵の商材がメインになっており、豆腐が売られています。
比較的手ごろな価格帯で揃えていますが、なぜか、たまに１折で３，０００円程度の国産鰻を使った蒲焼弁当を売っていることもありますね。

いただいたのは、
■おでん詰め合わせ（大）（１，０５０円）
お店の本分は、おでん種にもなるような練り物ですので、本来的にはこちらが主力となるべき料理でしょう。
お店の気合の入りようがわかる味わいです。汁は、色合いが薄く、塩味は薄めですがダシはしっかりしていますね。美味しいものです。
おでん種は、それぞれに調理をした上でこの器に盛られていています。それがわかるのは卵ですね。色合いはこの汁からついたものでないのがよくわかる濃さがあります。しっかりと味の染みた煮卵ですね。
大根は、卵ほどは濃くない味で煮てあり、芯までしっかりと味が染みて、適度に柔らかくなっています。
ちくわは、煮てもグダグダにならないようにしっかりとした密度の濃いものです。
おもしろいところでは、焼売が中に入った練り物もありますし、汁を吸ってボリュームがある水餃子もありますね。
どのおでん種も同じものは無いので、このひと皿でいろんな味が楽しめるのがいいですね。
魚介を使ったお弁当もいいですが、お店の得意分野のおでんも美味しいでしょう。

■イカほたて照焼弁当（７９０円）
ちょっと小ぶりですが厚みのあるものが使われており、噛んだときの食感がいいですね。厚みがありますが、噛み切れるものです。
ちゃんと、エンペラの部分もあって、ここのコリコリ食感も味わえますね。
甘さのあるタレで味付けしてあり、この味付けとイカの相性はよく、ご飯がすすみます。
ホタテは、ベビーホタテよりひとまわり大きいぐらいのものが３粒入ります。
生の美味しさにはかないませんが、加熱しても旨みは残っており、タレの甘さも加わって、こちらもいいですね。
ご飯の上には錦糸卵が盛り付けてあるので華やかな印象です。
副菜はいかにもお弁当用という感じの玉子焼き、煮物、漬物が入ります。
ご飯の量は、一般的な１人前の量がありますが、おかずは量より質にシフトしており味のわかる人向けのお弁当ですね。


和食系の安定感のある惣菜・弁当店です。お弁当がお手軽ですが、お店の実力が発揮されているおでんもおすすめです。