痺れる黒胡麻担担麺(^o^) : 雪園 川崎店

拝啓、レイドバック様

いかがお過ごしでしょうか？
自分はなんとか元気だよ。
そっちの海はいい波がたつかな。
あー、サーフィンよりSiriのほうがいいか(笑)
自分はボチボチかな。カットバックを教えてもらえなかったから、まだまだ試練は続くよ。

あなたがいなくなってもうすぐ１年ですね。
去年の4月の定例会で会えるかなと思っていました。
桜も見れたらいいななんてみんなで話していたのに。

去年、ここに来た時は、土砂降りの大雨で寒い日でした。
あなたが来れなかったことを悲しんでたのかもしれませんね。
定例会の前の日、心配になって電話で話したことを覚えているよ。

もう３メートルも歩けないへなちょこなんだって言ってたよね。

びっくりして、定例会なんて来なくていいから早く病院に行って！今すぐに！って話したね。

いま、日本、いや、世界中、大変なことになっています。
自分もウイルスにおびえて、毎日、ビクビクしながら生活しています。

3月の定例会は新宿で花見＆ベトナム料理を風太くんが企画してくれました。
でも、気持ちがへなちょこで行けず。みんなに申し訳なかった。

そのかわり、あの日の定例会のお店に来てみました。
なかなか美味しかったですよ。
そうそう、今年も桜は綺麗に咲きました。

敬具
ルーニー

追伸
あなたが繋げた縁、みんな大切にしてますよ。

先日、川崎でも有名な「松の樹」の担担麺を食べたのだが、自分の好みの担担麺とは少し違っていた。
だから美味い担担麺が食べたくなっていた。

昔、この店にランチで来た時に、隣で食べてる担担麺がとても美味しそうだった。
そのことを思い出して、ランチはここの担担麺にしようと決めた。

静かな店内。
少し高めの天井。
ゆったりとしたテーブル間隔。
ここは、ゆっくり食事ができる。

店の外のメニューで担担麺があることを確認して、席に着いたらすぐに担担麺をオーダーするはずだった。

席を案内してくれた店員さんはすぐに行ってしまったので、メニューをひと通り見てみることにした。

定食セットもなかなか魅力的だけど、「痺れる山椒、黒胡麻担担麺」が目に入る。

これだ！これにしよう。

店員さんを呼び
「黒胡麻担担麺お願いします。」
と注文する。
「ライスは付けますか？」
「お願いします」

お茶はポットで。
ジャスミンティーのポットサービスは嬉しい。

しばらくまって黒胡麻担担麺が配膳。

ライスのほかに、青ザーサイも付く。

青ザーサイ、美味しいよね。普通のザーサイよりこっちの方が好きだ。

いゃー、真っ黒だ。真っ黒な中に細かく刻んだ赤い唐辛子が浮かんでいる。

スープを一口。
山椒が効いて舌がビリビリする。
ほどよい痺れと辛さ。美味いね。
干し海老で出汁を取っているらしい。
担担麺のスープは干し海老の出汁が好み。

麺は柔らかめだけど、スープがほどよく絡む。

辛くなった口の中を青ザーサイで口直し。
これがなかなか合う。

白米は半分ほど食べ、残りをスープに投入し、黒胡麻担担雑炊に。

あー美味かった。

ごちそうさまでした。

湖南料理ってどんな料理？と思ってちょっとネットで調べてみた。中国八大料理のひとつ。

八大料理を一言であらわすと

あっさり優しい味の「福建料理」
素材の味を生かした「浙江料理」
海の幸・山の幸が豊富な「山東料理」
親しみのある「広東料理」
痺れる辛さの「四川料理」
辛くて酸っぱい「湖南料理」
柔らかく優しい味の「江蘇料理」
珍味を味わうなら「安徽料理」
.. tabijin.jpより引用

おおきな国だから8つってことではなくて、他にもたくさんあるようです。湖南料理でも山岳部と中央と川に近い方でまた違うようです。

湖南料理でもっとも知られているのが酸辣湯だそうだ。これは知ってる！酸っぱい辛い！

中国には「四川人は辛いのを恐れず、湖南人は辛くないことを恐れる」という言葉があるそうです。それほど辛いという湖南料理。
さて、こちらのコースはどんなでしょうか。

飲み放題付特別コース

◇ 前菜4品
→蒸し鶏、タコのカルパッチョ風、ピータン、白菜の漬物。蒸し鶏のタレがピリ辛でいけます。

◇ フカヒレ入り竹筒スープ
→とろみのついた熱々スープ。強烈に熱いです。猫舌にはかなりきつい。酸味が効いたちょっと酸っぱいスープ。美味しいです。

◇ 彩り野菜とエビ・イカの炒め
→白いお皿に野菜が映えますね。塩味の炒め物は大好きなので美味しいです。

◇ 湖南式　鶏の唐辛子炒め
→唐辛子だらけ！唐辛子さえ食べなければ程よい辛さ。ビールが進みます。

◇ 揚げ魚の甘酢あんかけ
→ お魚はスズキだそうです。身の開き方が綺麗ですね。
甘酢は甘すぎず淡白な魚にあってなかなか美味い。

◇ 蟹の卵と白菜の煮込み
→とろとろになるまで煮込んだ白菜。とろけますね。

◇ 豚角煮入り麻婆豆腐
→一口の印象。ちょっと甘いかな。
いや、じんわり辛い。かなり辛い。どんどんくる辛さ。
四川麻婆豆腐の花椒の辛さではなく辣の辛さですよね。甘さは角煮の甘さだったか。

◇ 高菜チャーハン
→結構な量でした。お腹いっぱい。

◇ デザート
→フルーツタピオカ。タピオカは流行ってるらしいですね。

本場湖南料理というより、湖南料理を日本向けにアレンジという感じでしょうか。

完全に隔離された個室。たまに自分たちの声にびっくりしたり。
静かな個室でなかなか良いお料理でした。

ごちそうさま。