コロナの制限下でも常時満席の人気っぷりが凄過ぎます！さすがは熊澤ワールド場外版♪【再訪】 : MOKICHI FOODSGARDEN

モキチ・フーズガーデン

香川より立地の良さが功を奏し茅ヶ崎マダムで大賑わい！！

2022年2月24日現在　食べログ評価　3.58

先月の「モキチトラットリア 3.60」に続き、その姉妹店にあたる『モキチフーズガーデン 3.58』へ再訪してきました！
妻と買物のため茅ヶ崎のイオンまで足を延ばしましたので、昼食は気心知れたこちらがいいだろうということで。
我が家の場合、妻は食べログには全くの無関心なため、私の新店開拓のためだけにリスクを冒して未訪店に飛び込む気持ちなど1mmも忖度してくれるやさしさはありません（大爆）
したがって、私の最良の任務は失敗しない店選びということのみになるというわけです。

誰かさんみたいに毎日独りでぶらぶらしてもいられず、私の食べログ活動は新型コロナウイルス登場の2020年以降、かなりの制限がなされているといっても過言ではないでしょうww

…というわけで、久々の『モキチフーズガーデン』になります。
レビューを遡ってみると2012年7月となっていますが、実際はそんなことはなくて、単にレビューをサボっていただけで、その間も数回訪れているはずです。
だいたいが妻と一緒のパターンですが。
そういえば、夜の高級ディナー以外は行動を共にしない不思議な夫婦関係の人っているもんなんでしょうか？
どうでもいい話ですけどね( *´艸｀)ばんばん☆彡

それにしても、なんと10年ぶりのレビューということなので、ここでちょっくら復習です。

モキチフーズガーデン
こちらは湘南で唯一の蔵元「熊澤酒造」が運営するビアレストランです。
熊澤さんは日本酒の「天青」ブランドが主力商品にあたりますが、それにも増して有名なのがクラフトビールの先駆的な存在でもある「湘南ビール」ということになります。
この2本の柱を軸に斜陽傾向の蔵元を今日まで守り続けてきたというわけです。
それに加えてホームである茅ヶ崎市香川において、和食レストラン「天青 3.51」、ビアトラットリア「MOKICHI TRATTORIA 3.60」、ブルストカフェ「MOKICHI CAFE 3.32」、ベーカリー「MOKICHI BAKER & SWEETS 3.52」などを敷地内に多角経営していて、そこはまさしく「熊澤ワールド」と呼ぶにふさわしいアミューズメントパークの様で。
そのセンスの良さで、湘南在住の幅広い女性たちから絶大なる支持を得ており、茅ヶ崎北部の超人気スポットになっているんです。

その中で中核をなす存在なのが「MOKICHI TRATTORIA」で、その姉妹店として茅ヶ崎駅北口の東側に、ベーカリーとベーカーズカフェを併設したビアレストランとして君臨しているのがこちらのレストランというわけです。
ちなみに藤沢駅南口にも「モキチクラフトビア 3.55」もあって、そちらも人気なんです。

何処も複数種の湘南ビールの生がいただけ、トラットリア的な料理＋自家製のシャルキュトリーなどを楽しめます。
ちなみに香川と茅ケ崎には存在感たっぷりな薪窯ピッツァがありますが、藤沢にピッツァメニューはありません。
ピッツァは職人の腕も大きく左右するもので果たして香川とのレベル差やいかに？
確認したいチェック項目が多々あります！

平日の13時を回ったというのに、未だ3組の入り待ちですよ…
どんだけ人気なのか…
記帳してからウェイティングスペースで密になるのを避け、外で待つことに。
コロナ禍では、一瞬たりとも気を許せませんから。

20分ほど待ってやっとお呼びがかかりました。
なんでこんな？
なぜなら、みなさん昼間からルービーチューズデイなんでございますよ（爆）
コロナなどどこ吹く風ってヤツです。
つまり食事にかなり時間を要するってこと。
で、中々席が空かないと。

【ランチ】
・モキチプリフィクスコース　3,960円　2名以上
・肉　蔵元厳選豚バラ肉のポルケッタ 西洋ワサビのソース　1,960円
・魚　金目鯛とムール貝・地野菜トマトのスープ リボルノ風　2,010円
・パスタ　鶏ムネ肉と季節野菜のトマトソーススパゲッティ　1,680円
・パスタ　本日の白身魚と蕪の春菊ソーススパゲッティ　1,680円
・ピッツァ　白海老と甘玉キャベツの酒粕チーズソースピッツァ　1,890円
・カレー　ちがさき牛スジの湘南ビール煮カレー 茅ヶ崎産黒米　1,680円

モキチと言えば生パスタと窯焼きピッツァと相場は決まってます♪
炭水化物過多と言われようが、しっかりと美味しい推しモノを食べる！
早死に結構ww
うじうじと長生きしてたくありませんからァ！！
チョイ食いではいかにも残念デス…
…で、
・パスタ　鶏ムネ肉と季節野菜のトマトソーススパゲッティ　1,680円
・ピッツァ　白海老と甘玉キャベツの酒粕チーズソースピッツァ　1,890円
以上に決定♫

どちらも前菜サラダ、パン盛り合わせ、デザート、コーヒーor紅茶付きです。
コーヒーは「27 COFFEE ROASTERS 3.56」のモキチブレンドなので迷わずそれで。

モキチパン盛り合わせ
香川では2種でしたが、こちらは3種盛りです！！！
レザンノア、ミルクパン、フォカッチャ。
そして香川には無かったバター添え！
このバターが個性的で、湘南らしく？釜揚げしらすを練り込んであり、オリーブオイルに浸っているような仕様です。
私はノープロブレムでしたが、妻は普通のバターが良かったとブ~ブ～不平不満をば。
確かに魚のクセみたいなものを受け入れるおおらかさがあるかどうかですね。
もちろん、パンは折り紙付きで旨いです♪
個人的な好みはミルクパン＞レザンノア＞フォカッチャかな。

前菜サラダ
昨今はゴージャスな前菜盛り合わせが主流ですが、こちらの主体はサラダです。
リーフ野菜中心に根菜のマリネとカポターナという組み合わせです。
ドレッシングは人参がメイン。
香川とはタイプが異なり店独自のオリジナリティがしっかりとあってイイですね。
何処も同じでは両方行く価値無いですから。
その辺り抜かりの無い熊澤さんです！

白海老と甘玉キャベツの酒粕チーズソースピッツァ
これは独創的でしたねえ！！
酒粕とチーズってこんなにも好相性なんだァ！！
なんだろう？初めて体験するこの味。
ふんわりと酒の香り♪
妻は日本酒がダメなのですが、この組み合わせには魅了されていましたww
発酵食品同士は仲良しなんでしょうね？
それに甘いキャベツと干した白海老の香ばしさがもう堪りません♪
これは発見でしたね。
ただ、焼きは圧倒的に香川に軍配かな。
ちょっとあまかったなと。
サイズ的には不足はありませんでした。
生地は香川同様に美味。

鶏ムネ肉と季節野菜のトマトソーススパゲッティ
うどん並に太めのスパゲッティーニ。
生パスタですがコシが強くもちもちしているだけでなく、ちゃんと硬さもあり、生パスタによくありがちな柔い食感とは違いました。
鶏ムネ肉は挽肉スタイルではなく乱切り仕様。
鶏肉自体に臭みとかは一切なく食べやすいものでした。
新牛蒡、新玉葱、ほうれん草などが生き生きしていて。
トマトソースは穏やか。
チーズのまろやかさが印象的でした。
アマトリチャーナっぽい？

デザート3種
パンナコッタを中心に酒粕のパウンドケーキとオレンジ、パイン、ピンクグレープフルーツ。
癖のあるパウンドケーキは妻は大の苦手。
食感はパサついていました。
パンナコッタは普通に美味しかったです。

コーヒー
辻堂の「27 COFFEE ROASTERS 3.56」がモキチのためにブレンドしたもの！
ホンジュラス、ケニア、コスタリカを合わせミディアムローストしたものでエスプレッソマシーンで淹れてガツンと旨苦い感じ。
もちろんミルクはモノホンです。

これで1,680円、1,890円は悪くないと思います。
突き抜けるほどの感動はもらえませんが、そつが無いという感じで、そこに店内の雰囲気の素晴らしさが追い風となり、それ以上の充実感を味あわせてくれるはずです。
ハリーポッターの世界みたいなww
食材や調理法、コーヒーなどにこだわりがあるのもイイと思います。
パンも自前で美味しいものだし。
あとは、前菜とデザートがレベルアップすれば申し分ないでしょう。
香川と比較するとあちらの方が一枚上だと私には感じられましたが、果たして？

湘南ビールをいただきながらの食事が絶対にベター。
できれば車で移動したくないものです。
早くコロナが落ち着いて、制限のない生活ができるようになれば、と思うばかりです。
「そんなの関係ねえ」人には関係のねえ話ですが…（爆）

※モキチ・フーズガーデンの「ランチ」を音楽で表現すると？
Rip Rig & Panic 「Beat The Beast」
https://www.youtube.com/watch?v=g8Glx-cIE4c
ブリストルUK♪ボーカルはNeneh Cherry♪
自由奔放なトラットリア！

味偏差値　62
居心地度　67
食べログ評価＜体験判断

常連向き　□□■□□　一見向き
男性向き　□□□□■　女性向き
庶民向き　□□■□□　高級志向
ハイＣＰ　□■□□□　ローＣＰ

MOKICHI FOODS GARDEN

これでFOODがレベルアップしたら凄いと思います

相模線の香川駅近くにある湘南最後の蔵元、熊澤酒造がプロデュースしたイタリアン中心のメニュー＋フレッシュな湘南ビールが飲めるレストランTRATTORIA MOKICHIの姉妹店、JR茅ケ崎駅付近にあるのがMOKICHI FOODS GARDENです。

戦前から続いた精麦工場の建物を再利用した、物凄く趣のある建物と内装の、広くて空間的な内装の素敵なレストラン。
席はゆったりとってもたくさんあり、段差やサイズを生かした芸術性を感じさせるのは流石です。
この辺は香川と同様ですが、こちらは建物の容積のでかさが凄いです。
天井までぶち抜きで、木造の柱がむき出しになった温もりのある新築では得られないアンティークな空気が流れています。

演出として利用されている古書を収納した、でかい本棚や、アンティークテーブル、昔の学校の木製の椅子、教室の様なスペース。
精麦の機械や、廃材を利用したオブジェ、そこにしっかりとなじんだ、でかいピッツァ石窯、そのサイドにドリンクコーナー、反対側にはドルチェのショーケース、その奥は庭から調理の様子を見ることができる厨房。
この雰囲気にイチコロな湘南マダムたちの優雅なランチタイムを演出！
店は常時入れ替わり立ち替わり客が絶えることなく繁盛しています。

従業員たちの接客はストレスなく丁寧で、嫌な感じを抱くことはないだろうと思います。
マニュアル的な顔に笑顔のない丁寧な接客ではなく、心がこもっているのを感じられる応対。これは素敵なことです。

大きな窓の外には素敵な庭が広がっています。FOODS GARDENの名前の由来はそこからですね。
テラス席もあります。このクソ暑い時期にも関わらず、テラスも埋まってます。凄い！

さらに併設されたMOKICHI Baker & Sweetsでは、目の前で焼かれたできたてのパンなどを購入することができるのです。
ハメ殺しの大きな窓から、その作業を見ることができます。欧米系の外人さんが作ってました。
ちなみにここのパン旨いです。
酒粕やビール酵母などを使用したケーキなども購入可能。もち湘南ビールもね！

という感じで、熊澤ワールド全開の世界観に酔いしれながらの飲食は、実力以上の味わいに感じられるから不思議。
食べ物はそれ自身だけでない評価も大事だということが実感できる店です。

絶対にビールは必須ドリンクですが、残念ながら車・・・
したがってノーアルコール・・・

ランチは1,680円の本日の肉または魚
パスタランチ2種1,380円
ピッツァランチ1,380円
そして本店の香川には無い、カレーランチ1,380円、スープとパンのプレートランチ1,280円
こんなラインナップです。

それぞれに、前菜3点盛り、パン食べ放題、ドルチェ、珈琲付き。
CPは悪くはないです。
パスタの量は少なめですが、トータルでお腹いっぱいになる仕組み。
かみさんがピッツァ、私がパスタを頼むと、まず先にピッツァ、終わった頃にパスタととりわけ皿を持ってきてくれますので、Wメニューのコースのような楽しみ方ができます。その際はパスタは大盛りにしてもらった方がいいかもしれません。

前菜はオリジナルドレッシングのサラダ、かぼちゃサラダ、サーモン、玉葱などを薄切りの大根で挟んで、オリジナルのマヨネーズで和えてあるもの。どれも手がかかっていてそれなりに美味しいです。

パンは出来立てが提供されていて、美味しいのですが、その後のピッツァ、パスタとは炭水化物のオンパレードなので、おかわりする気にはなれません。
ただし裏技ですが、残ったらお持ち帰りできるので、おかわりして残って持ち帰る作戦が有効です。
バゲットを含め3～4種で構成。

そしてピッツァ。
この日のメニューは小海老とズッキーニ、トマト＆バジルソース。
こちらナポリピッツァで、生地のモッチリ感、薪使用石窯の風味が特長。
ちょっと海老の数がせこかったけれど、味は上々。
目の前で生地をのばしてつくって焼いて出してくれるのを見ているとそれだけでも得した気分になります。

パスタは自家製ソーセージと夏の豆野菜のぺペロンチーノを選択。
ソーセージは輪切りの様なものを想像していたのですが、出て来て吃驚！
「あれ？何を頼んだんだっけ？」と一瞬かみさんと顔を見合わせてしまうくらいでした。
そう、ソーセージは荒挽きというか挽肉というか、その中身をほぐして具材に使用しています。
さすが自家製。
食感がいいし、スモーク独特の風味もあり、その塩気がエキスとなって、下のスープに溜まっていて美味しかったですよ。
ただし量は少ないです。とりわけるとちょっと寂しい。だから大盛りは必須です。
緑の豆類は夏を感じさせる色どり。
あ、そうそう、一番大事なポイントを記述しておきますね。
こちら、基本は手打ち生パスタです。
でも乾麺も選択できます。
いつも生なので、今日は初めて乾麺を選択してみましたが、まあ普通。
絶対に個性的な生パスタを選択することをお奨めします。モチモチで美味しいですよ。

一品の量は多くありませんが、最後のドルチェで帳尻が合います。
かぼちゃのケーキ生クリームのせ
黄粉プリン
そしてコーヒー。
両方とも熊澤独特の味です。
特に黄粉プリンは和テイスト全開な凄く懐かしいような新しいような。
カラメルは黒蜜のようなもので代用、これが合うんですね。

がっつりパスタを食いたいみたいな選択肢にはあわない店ですが、ゆっくり語らいながらお茶までして行けるカフェ的な使い方もできる長居できる店として有効なのでしょうね。
女性客が95％を占めている（見た感じ）のもうなずけます。

特別凄く美味しいというレベルではありませんが、居住性、雰囲気、芸術性などトータリティでポイントを稼げる実に人気の出そうなタイプ（というか人気だし）だと言えるでしょう。

帰りには、併設のパン屋さんでバゲットとパンドミを購入。
夜はまた違った雰囲気を楽しめるので、お奨めです。

ちなみに併設の駐車場がどど～んとありますので、ビールを飲みたくない方は、お車でどうぞ！（涙）