中華系メニューと和風ラーメンの二本立て。居酒屋中華という感じ。 : 麺家 Dragon kitchen

麺家 Dragon kitchen

無化学調味料の動物＋魚のWスープ和風ラーメンが特徴

2014年1月26日現在　食べログ評価　3.39

ず～っと前から気になっていながら行けてなかった店です。

麺家 Dragon kitchen

名前から受ける印象はラーメン屋ですが、実は中華料理系。
しかし、普通の町の中華屋さんではなくて、居酒屋っぽかったりします。

そして、麺は動物系＋魚介の和風出汁だったりするからややこしい。

つまり『和風ラーメンを出す中華風居酒屋』

こんな感じなんじゃないでしょうか。

それではレビューです。

【アクセス】
最寄駅は小田急線の善行。
ただし駅から徒歩だと上り坂の連続のため15分ぐらいはかかりそう。
車だと店の下が駐車スペースになっていて3台まで停められるけど、狭くて停めづらい。
藤沢街道沿いの体育センター、藤沢翔陵高校の通り向かいです。

【店内の様子】
1階は駐車スペースなので、店舗は2階です。
厨房を取り囲むようにカウンター席があり、奥にはテーブル席が配置されています。
全体的な気配は中華食堂っぽくなくて、完全に居酒屋仕様。
それも和風の居酒屋（笑）
カウンター回りには焼酎とか日本酒のボトルや甕が所狭しと並んでます。
でもテーブル席付近はアメリカンでステーキ屋のようなウッディ空間で違和感！
要するに中華屋の匂いは何処にもないのです。
厨房とカウンター席は、アクリルボードなどで仕切られており、油などが飛び散らないような工夫がなされてたりします。

【スタッフ】
厨房の中に男性が3名。
店舗面積の割に調理人が多い印象。
接客は女性が1名。
躍動感のある中華らしい音が厨房から響いてきます。
ネイティヴな中国料理店ではなく日本の中華ですね。
接客のご婦人も丁寧で料理の説明も的確。
不満の無い正しい店だと感じました。

【客層】
平日の昼時なので、周辺で働くサラリーマンや作業者、営業マンなど、圧倒的に男性が多いです。
馴染み客も多くて、がっちり固定客をつかんでいると思われます。

【メニュー】
日替わりランチがお奨めだそう。
白いプレートにライス、サラダ、本日の一品料理が盛られ、それプラス、半ラーメン、デザートが付いて735円というリーズナブル・アイテムです。
この日の一品料理が海老玉。
半ラーメンは醤油・塩・味噌から選択できます。
なお、ガッツリいきたければ半ラーメンを普通サイズにversion upできますがその場合は945円になります。

その他のメニューはアラカルトで、麺類いろいろ、炒飯、炒めもの料理など、バリエーションはけっこう豊富。
特に炒飯の種類は多くて10種類以上あります。
カレー炒飯840円、ロースステーキ炒飯1,050円など気になってしょうがない料理も存在します。
なお、プレーンの炒飯は650円とまあまあのお値段。

麺類も基本の3大ラーメン意外にもカレー味のパイコー麺980円やカニ玉ソバ840円なんてのもあります。
トマトソース焼きそば900円も気になるメニュー。

でも初訪店の今回は、料理も麺も味わえて735円の日替わりにしてみました。

【日替わりランチ】
5分以内で到着。
先にプレート、少しして半ラーメン（醤油）が到着！

・プレート
左からサラダ、中央にライス、右に海老玉。
盛りつけに東南アジア系のエスニック感があり、屋台っぽい雰囲気です。
リーフレタス、千切りキャベツ、トマト、玉葱、かいわれ、胡瓜などにたっぷりとシーザーサラダ系のドレッシングがかかってます。
ドレッシングは明らかに市販品か業務用の濃い味系。
ライスは固め炊きで粘度の低い米です。
そのスチームライスにサラダのドレッシングが混じってマヨめしのような味に（笑）
海老玉はシッカリと塩味がついた、素材の旨味もある美味しいもの。
ニラ、玉葱などがプリプリな海老とともに脇を演出。
味が足りなかったら卓上調味料をつけてね？と言われましたが、そのままで十分でした。

・半ラーメン（醤油）
量的には本当に半ラーメン。
男は黙って普通サイズ945円をお奨めします（笑）
まあ、ご飯が十分な量なので、これでも満足感はありますが、もっと麺を食べたい欲求が生まれちゃう中途半端なボリューム。
スープは鶏、豚の動物系に煮干し、鰹節、そして野菜を加えてとった『ちゃんとした』スープです。
アッサリしていますが、動物系を加えることで脂分も適度に感じられるバランス型ですね。
無化調の和風テイスト。
香りが中々いいですよ！（＾＾）
ちなみにこちら、水はRO逆浸透膜水を使っているそうです。
つまりアクアクララ的なやつですね。
そして塩は完全天然モンゴルの岩塩を使用。
煮豚、メンマ、海苔に刻み青葱。
どれも極限的に薄かったり小さかったりなのが物足りませんが、味は良好でした。
麺は多加水で縮れていて固め。

・デザート
プレーンヨーグルトにフルーツのバリエーション。
健康的な一品ですね。
お店の優しさを感じます。

これで735円でCPはまあまあよろしいとは思いますが、945円にバージョンアップした方が更にCPアップしそうな予感です。
あと、炒飯系が凄く気になるので、いずれもう一度行ってみることになるでしょう。
カレー炒飯がターゲットですね。
ちなみに麺系には酸辣湯麺や担々麺などの中華スープ系もありますのでご安心を（＾＾）
あと、店全体から溢れる酒場テイストは間違いなく夜に本領発揮を発揮しそうなので、場所的な不便さのハンデはありますが、チャレンジする価値はありそうです。

拘りの優しい味。
この長所を優しくない味に慣れ親しんでるラーメン好きさんたちにどうアピールできるのか？
難しい命題ではありますが、是非とも頑張っていただきたい店です。