メニューが全体にグレードアップしていますね : セラフィーノ

小雨交じりの休日の晩、予約無しでダメ元で訪問すると、運良く真ん中の席が空いていて入店することができた。随分久し振りとなる。厨房のスタッフは変わっていないようだが、フロアの女性がいなくて、代わりに若い男性のスタッフが。それ以外はあまり変わりがないようだ。

プロセッコをグラスで貰って黒板のメニューを眺める。値段がちょっと上がったような気がする。フロアのスタッフの方が、今日のメインのお勧めはアマダイと伝えてくれる。値段も3,000円以上と結構いいお値段だ。いろいろ迷ったが、折角なのでアマダイをいただくことにして、今日は白ワインに合う料理で行くこととする。アンティパストは「メヒカリと小鯵のフリット」「鶏のレバーと砂肝の～（難しくて覚えられませんでした）」、パスタは「トウモロコシのパスタ」。ワインはシシリーのビオのシャルドネをいただく。

リニューアル前は少し上質で高めなカジュアル系イタリアンだったが、リニュアル後は少しグレードアップを狙っている感じがしたが、その流れは今も継続しているようだ。お料理の美味しさはどれもなかなかなレベル。特に「鶏のレバーの～」が秀逸。ワインもまだ半分以上は非イタリアンだが、それでもリニューアル直後よりはイタリアワインが増えている。

お会計は2人で15,000円くらい。グレードアップした分、値段は昔と比べると上がっている。そのせいかどうか、週末の夜は2回転位する人気店だったが、たまたまかもしれないがその日は1回転。カジュアルダイニング志向が強いこのエリアで、ここからががんばりどころなんだろうな。

行こう行こうと思いながらなかなか行かれなかった新生「セラフィーノ」をようやく訪問。レビューを見るとあまり大きく変わっていないようなので、おいしいイタリアワインとパスタを楽しもうという魂胆。以下、変わっていないところ、変わったところ、大きく変わったところを書きます。

変わっていないところは、「お店の佇まい」（多少テーブルアレンジや家具類は変わりましたが）「パスタの種類が多くて美味しいところ」「サービス料を取らないところ」かな、と思う。美味しいパスタを食べたいと思った時に最初に頭に浮かぶのはこちらのお店。その流れが変わっていないのはうれしい限り。また単品の値段はそれなりなのにお会計をすると意外と安い（サービス料を取っていないから）のも変わっておらず安心。

次に変わったところは、「メニュー構成と言うかコンセプト」。グランドメニューが無くなって、すべて黒板のメニューになっていた。また黒板のメニューも地元の野菜や魚介類、肉類が中心で地産地消的な要素がより強くなったと思う。西鎌倉のフォセッタの感じに似てきたような印象。
また、すべてのメニューが2人前になっていて、一つを頼むと最初から取り分けて提供されるようになったことも変化か。取り分ける手間が無いのはありがたい。

最後に大きく変わったところは、イタリアンワインの品揃え。かつてこちらは拘りのパスタとイタリアワインが売り物だった。ただ残念ながらイタリアワインの品揃えは大幅に減って、フランスやチリのワインが主流になっていた。拘りの湘南地方のフォロワーさんを除けば、この辺りでイタリアンワインに凝る人はそう多くないのだろう。もしかすると、前のオーナーはイタリアワインに拘り過ぎて、お店を手放さざるを得なかったのかもしれないなぁなどと思いながらお店を後にしました。

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久し振りの訪問。おいしいパスタが食べたくなると、こちらを訪問する。パスタの種類も大変多い。週末は満員になるので、予約をして訪問。7時に訪れると、我々のテーブル以外すべて埋まっていた。

いつものフロアの方（多分オーナー？）にもう一人女性の方が増えていた。人気店だけに、1人ではさばききれないのだろう。こちらは、混雑具合を見ながら、オーダーのアドバイスや、時間がかかる旨をあらかじめ伝えてくれる。細かい心遣いがうれしいお店だ。今日はメニューを渡してくれる時に、タイミング的にオーダーが集中しているのでと言うことで、早くできるメニューをいくつかアドバイスいただいた。

生ビールを飲みながら、メニューを眺める。相変わらずパスタのバリエーションが幅広い。前回来た時に、こちらは生パスタを使用していないことを伺ったが、それもバリエーションを増やせる理由なのだろう。（イタリアでもそうだったが、生パスタでないとおいしくない訳でもないし。）アンティパストに、本日おすすめのかつおと焼きナスのマリネ、パスタは大葉とクレソンのパスタと本日のお魚とあさりのパスタ（パスタの名前は忘れました）、最後にスズキのグリル。ワインはこちらで人気のシチリアのカタラットをお願いするも、売り切れだそうで、ソアーベに。

まずは、かつおのマリネ。お醤油風のマリネの味が、1年漬け込んだにんにくのスライス、付け合せのねぎのソースと絡んで、大変おいしい。
続いて、大葉とクレソンのパスタ。これが今日の大当たり。すりつぶした大葉が、日本版バジルソースのようで、爽やかで大変おいしかった。暑い日だったので、大変印象に残ったお皿だった。
パスタの2皿目は、あさりとかれいのパスタ。これはパスタが独特で、フォークで巻けないほど太くてしっかりとしている。数日前に食べた、つけ麺をほうふつとさせる。これもおいしい。
最後にスズキのグリル。スズキを炙ったものを、ピーマンのソースの上に載せてある。見た目もきれいな1品。

すっかり満足して、これで2人で12,000円行かなかったのは、さすが。こちらのお店はコスパもいい。サービス料も取っていないようだ。これだけ心遣いをしていただいて、申し訳ないような気がする。定期的に来たくなるお店だ。