2022.02.25 古久家 藤沢店 / 藤沢駅 : 味の古久家 藤沢店

2022.02.25 味の古久家 中華の店
JR東海道線藤沢駅南口の “391街区” と呼ばれるダイヤモンドビル、藤沢名店ビル、藤沢プライムビル、此れら商業ビル3棟の再開発構想が検討される旨が報道されました。
此の一画は昔乍らの面影を色濃く残しており、訪れる度に当時へ思いを馳せておりましたが、老朽化したビルを立て替えて一体化すると言う、時代の流れに抗う事は出来ないのでしょう。
現在の “391街区” が閉鎖されるまでに、ダイヤモンドビルB1Fにひっそりと佇む、創業1947年(昭和22年) ”ふじさわのソウルフード“ を供する “古久家“ さんへ出来るだけ訪問したいものですわ。
本日も迷宮のラビリンスと見紛う程に複雑で、昭和感溢れる地下通路を走破した後店舗へ到着し、お好み食堂システムで発注と会計を済ませ客席へ進み、4人掛けテーブル席へ陣取ります。
海老ワンタンメン ¥ 858
コールした商品は会計時に男性店員さんが、厨房へオーダーを通してくれており、ノスタルジックな店内を拝見して待ち時間を過ごしましょう。
先客は疎で繁忙時ではありませんが、約10分後に件の男性店員さんにより配膳され着丼、御対麺と相成ります。
外観は底から縁にかけてゆるやかなカーブを描く白磁の高台の丼に、澄んだ醤油スープがたっぷりと張られ、中央部に炒めたモヤシ、人参、ニラの野菜類、中華街の紅い叉焼、支那竹、黄色い皮に包まれた4つの海老雲呑、薬味長葱、僅かに麺線を覗かせる玉子を練りこんだ平打ちストレート中太麺から構成される丼顔です。
先ずは散蓮華でスープを啜ると、豚、鶏ガラ、野菜、昆布等々の出汁が優しく重なる王道の醤油スープが、カエシの元に纏まって正に ”ふじさわのソウルフード“ と言える出来栄えです。
お次に自社製麺の断面が長方形な多加水平打ちストレート中太麺は、特徴的な滑らかな舌触りと、もちもちした食感、咀嚼する際の弾力が変わらぬ魅力ですわ。
黄色い皮が特徴的な海老雲呑は、しっかりと全体の形状は維持し乍も、つるんとした皮の食感と噛み切る際に海老の風味を感じられて美味しいですよ。
老舗街中華店の “海老雲呑麺” を堪能しつつも、新形態の日常生活を模索しましょう。
本日も御馳走様でした。
11-2022

2020.10.13 古久家 藤沢店
　藤沢駅南口のダイヤモンドビルB1Fにひっそりと佇む、1947年創業の老舗店な此方を久方振りに再訪し、藤沢のソウルフードを食しましょう。
天井高が低く迷宮の如く入り組んだ、ダイヤモンドビルの通路を潜り抜け、漸く店舗に到着すると、昭和感溢れる変わらぬ佇まいで迎えてくれますよ。
先ずは店舗正面入口のカウンターにて、口頭注文と前払い生産を済ませて、“お好き席へどうぞ” との声掛けを貰います。
此方は屈指の人気店故に、店員さんの差配する相席がデフォでしたが、当面取りやめる旨が掲示されております。
先客9名後客3名の客入りの店内は、比較的大箱な客席の影響もあるでしょうが閑散として、時の移ろいを実感させられますね。
五目焼きそば ¥ 935
4名掛けテーブルを独り占めし店内の昭和感に浸り乍ら、暫しの待ち時間を過ごしましょう。
適度な待ち時間で、男性店員さんより配膳され着皿、御対麺と相成ります。
商品名は五目ですが、八宝をも超える豪華なる具材と白い餡掛け、茶色い細麺が僅かに顔を覗かせる外観です。
細麺と餡を混ぜ合わせて手繰ると、油分を纏い煌く美しい麺は、揚げ麺とも蒸し麺とも異なり、謎麺と言える出来栄えで初見ですよ。
後半は酢を投入し、柔くなった麺と餡掛けの相性も楽しめますね。
華やかな具材に彩られた “五目焼きそば” は、街中華王道の出来栄えで、楽しませて貰いましたよ。
“焼きそば” を堪能しつつも、新形態の日常生活を模索しましょう。
本日も御馳走様でした。
100-2020

2017.01.30 古久家 藤沢店
藤沢駅前のﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞﾋﾞﾙB1Fに位置する老舗の此方へ訪問します。
遥か昔に伺って以来ですが、ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞﾋﾞﾙ、藤沢名店ﾋﾞﾙ等、この付近は当時の雑多な面影を残しており、まるでﾀｲﾑｽﾘｯﾌﾟした様な錯覚に陥ります。
さて此方は、入口の券売機ならぬ店員さんに口頭で注文し先に清算します。その後着席すると、別なﾎｰﾙ係の店員さんが厨房へｵｰﾀﾞｰを通してくれるという、正にお好み食堂的なｼｽﾃﾑが現在でも健在です。
名物ﾗｰﾒﾝ ¥572
基本的なﾗｰﾒﾝを注文しました。
店内は繁忙時では有りませんが、待つ事10分で着丼です。
外観は、濃い目な醤油色の鶏ｶﾞﾗｽｰﾌﾟ、ﾆﾗ/人参/ﾓﾔｼ炒め、完熟煮卵、大振りな支那竹、中華風味の紅色ﾁｬｰｼｭｰ、ねぎ、そしてｷﾗｷﾗ輝き表面に浮かぶ香味油です。
化調も上手に使用されています。
多加水長方形ｽﾄﾚｰﾄ中太麺は、表面が滑らかで舌触りと弾力が良く、ｺｼも持続する特徴有る麺です。
昭和の雰囲気をﾘｱﾙに残す店内とぴったりな一杯ですが、中々どうして単価設定を上回る実力を備えて居ます。
流石老舗店です、楽しい時間を過ごさせて頂きましたよ。
09-2017