アルコールの種類は豊富ですし、おつまみ系は呑兵衛が泣いて喜びそうなものばかり : 川沿いの台所 やすざみや

この日は湘南ウォーキング。

やって来たのがこちらの創作料理店。

場所は、藤沢市片瀬海岸というエリアの住宅街の一角。
江ノ島モーターボート商会2Fにあります。

以前は、居酒屋だったそうなのですが、
2019年5月1日にこちらがオープンしました。

わりと時間が経っているのですが、土日でも13時からオープンですので、
それよりも早くお店の前を通っても気付かないんですよね。

早め早めの行動もこういう時にはデメリットを感じます（＾＾；

場所のイメージは有ったのですが、伺ってみるとイメージ通り。
確かにここだと路上に看板を出さないと100％気付かんわ・・・

ドアを開けて階段を上がって2Fの店内へ。

店内は、右手に厨房に沿って奥に伸びるカウンター6席。
さらに奥には4名掛けテーブル1卓。
さらには奧に階段があり、3Fには座敷と4名掛けテーブル1卓があるとのこと。

私は、カウンター一番手前に座ることにしました。

BGMは、洋楽ポップス系。

お店は、女性2名で切り盛り。
店長さんと、お店のオーナーの奥様になります。

それにしても女性が切り盛りしているとは思っていませんでしたし、
こんなに素敵なワインバーのような雰囲気とも思っておらず。

メニューを頂くとその気持ちがピークに達します。

自然派ワインを中心に、アルコールの種類は豊富ですし、
おつまみ系は呑兵衛が泣いて喜びそうなものばかり。

食べたいものが多過ぎるという意味で、逆にフリーズ状態に。

しばらく悩んだ末に、この日は以下を頂くことにしました。

・酔鯨 特別純米 高知 一合　800円（税抜）
　　ワイン推しのように思えましたが、それは後で愉しむことにし、
　　まずは日本酒を頂くことにしました。
　　すると小型の水筒のような酒器でのサーブ。
　　蓋がお猪口になっているんですよね。こういうプレゼンはいいなあ（＾＾）
　　米の旨味と酸味のバランスタイプで、旨いですよ。
　　それほど通好みのタイプでもありませんので、
　　日本酒初心者でも飲みやすいかも。

・おまかせ3品盛り合わせ　900円（税抜）
　　悩んだ時にはこれでしょうということで。
　　酒の種類を決めたかったので、この日の内容を伺うと、
　　逆に何にしましょうかと。
　　ということで、コールスローだけは入れてくださいとお願いして。
　　さすがにそれ以上は厚かましいのでお任せして。
　　すると、茹で落花生、鮪とヒラマサの南蛮漬け、
　　レッドカレー味のコールスロー、しば漬けポテトサラダ、
　　山クラゲの山椒オイルきんぴらの5種類が盛られました。
　　お一人ですので、量を少なめにして、その分種類を増やしましたという、
　　まさに女神のようなお言葉（T▽T）ノ＿彡☆ばんばん！
　　その上、山クラゲの山椒オイルは、私が麻辣なものが大好きというと、
　　追い山椒オイルをしてくれました。もはや何というか・・・
　　どれもこれも美味しいのですが、
　　コールスローはしっかりとレッドカレーフレーバー。タイの風を感じます。
　　山クラゲの山椒オイルはビリビリっとね。
　　しば漬けポテトサラダは他にも応用が利きそう。しば漬けの利用方法として。
　　別のお店ではタルタルソースに刻んで入れていましたしね。

・ハウスワイン 赤　600円（税抜）
　　ハウスワインも自然派ワインなんです。
　　しかしそれっぽくはないフルーティーな芳香で、
　　テイストも果実味をしっかりと感じるものでした。
　　これはワイン初心者でも飲みやすいタイプではと。

・トリッパの八丁味噌煮込み　600円（税抜）
　　しっかりと赤ワインを愉しみたいのでこちらを。
　　具は、トリッパ（ハチノス）、蒟蒻、大根。青ねぎをトッピングして。
　　イタリアンですと、トマトソースで煮込むのですが、
　　和風に、こっくりと八丁味噌で煮込んだもの。
　　これが旨いんだよなあ（＾＾）
　　イタリアンでも若干の臭みがあるのですが、こちらのはそれがありません。
　　トマトソースよりも、八丁味噌の方が臭み消しには優秀なのか、
　　それとも下処理が優秀なのか。もちろん後者だと思いますが！
　　トリッパはくにゅくにゅした程よい食感で、味噌味が浸みこんでいて。
　　八丁味噌って濃い色をしていますが、塩分という意味ではジャストな加減。
　　赤ワインにもジャストな相性でしたぜ！

・本日の自然派ワイン 赤　900円（税抜）
　　イタリア産の自然派赤ワインで、ブドウはネッビオーロと言ってたかな。
　　見た感じからして、それほど色味は濃く無くて、冷やされています。
　　飲んでみると、自然派ワインらしい糠漬けフレーバー。
　　冷やしたのが分かるように、軽快な飲み口でライトに近いボディ。
　　これであれば魚料理でも合いそうな気がしますね。
　　でもトリッパでも合うぜ！

これで消費税300円を加えて、〆て4100円。

無国籍料理、創作料理というカテゴリになると思うのですが、
とにかく呑兵衛仕様の料理の数々。それも昼から。
そしてアルコールの種類も豊富。

何よりもそれらが全て旨いんですよ。

こちらのお店の前はどちらかでお店をされていたのですかと伺うと、
なんと鎌倉駅東口から徒歩1分のランデブーデザミで働いていたと（驚）

それでこのメニュー構成や、味のクオリティに納得がいきましたわ。
ワイン推しで、料理も旨いはずだわ。

夜は近隣の方で混むので、狙い目は休日の昼営業。
昼は今のところ空いているらしいので。

ただしランチメニューはありませんので、
昼飲み利用の方がメインターゲットになります。
もちろん飲まなくても、おむすびとかパスタとかもありますけどね。

ワインバーのような雰囲気で、美味しい創作料理が頂けるとは、
まったくもって想像もしていませんでしたが、
予想以上の満足感を胸に抱えてお店をあとに。

ご馳走様です！（2019/9現在、ポイント無し）