海沿いの素敵な海鮮レストラン : 江ノ島小屋

比較的家からは近所の江の島。
当然泊まることはないけれど、今回だけは特別。次の日の朝早くから江の島で用事があり
宿泊することに。宿のごはんはつけなかったので、宿にチェックインした時に
「おいしいお店ありますか？」
と聞いたところ、
「江ノ島小屋さんがいいですよ」とのこと。
風の冷たい日だったので、震えながら探していると、海の近くのおしゃれなお店
まだ少し早かったため、お客様はほぼいない状況。
スタッフの方が、窓際の方と中とどちらがいいですか？と聞いてくれたので
「とにかくあったかい方」
と主張し、カウンターの近くの温かい席に案内してくださった。

お勧めメニューらしい黒板の「生しらす」のところには線がひっぱられており、どうやら売り切れの様子。
なんと残念。一緒に行った友達は「生しらす」が食べたかったらしくって、ちょっとがっかり。
でも、私はメニューを見て大興奮！！
「あら」がある！！あらだよ、あら・・相模湾で「あら？？」
いや、そんなことはどうでもいい。「あら」ずいぶん食べてない。刺身にするか鍋にするか・・
取り急ぎ、刺身を二人前と寒いし、「あらのしゃぶしゃぶ」を注文。
最初にいただいたのはお汁。上品な少し醤油が強めかな、お汁でした。あったまるよね～

「お刺身」
ワラサ　ヒラメ　ブリ　イトヒキアジ　アオイリイカ
どれもこれもおいしくって、何も言うことなしです。
塩で食するものもあり、おいしい。
わさびは生わさびの擦り立て、これだけおいしいお刺身だと生わさびでちょうどいいアクセントになります。
でも、どんなにおいしくても一人一切れづつ・・ちょっと寂しい

【あらしゃぶしゃぶ】
板場の長（多分）自ら作っていただけたとてもおいしいしゃぶしゃぶでした。
あら　は一人3切れ、もちろんお替りもできるそうです。
出汁がとても上品で、あのくらい上品だからこそ「あら」が生きるのかなって思いました。
ゆずこしょうと　ポン酢を一緒に持って来られましたが、
お出汁だけでいただくのがおいしかった～

作っていただいている間、色々とお話を伺いました。
冬には牡蠣のしゃぶしゃぶがあるとか、明日香鍋のような汁をベースに（牛乳、生クリームなど）しゃぶしゃぶするらしく
しかも、牡蠣もかの帝国ホテルの村上シェフ由来の牡蠣だそうで。食べてみたい・・・
「ぶり」も旬。色々なところからおいしいものを仕入れてるとのことで、あ～何度もこないと満足できな～い
になりました。

一緒に伺った友人は、とても小食。そして私はとても大食。
この段階で友人は「御雑炊にしていただいたら、もうおなかいっぱい」という主張をしていたけど
私は「もっともっと食べた~~い」

ということで、以前から気になっていて食べたことがない「巻鰤」を頼みました。
炭が入ってきた小さな七輪。あぶって食べるということで、
このあぶるのも最初は板長さん（らしき方）があぶってくださって、半分に割ってくださって、
食べたとたん
「あ！これ、おいしい～」
と友達が。お！そうなの？？
味わいは「こんか鯖」とか「ふぐの卵巣」とかそんな感じ。
でも、かおりもいいし、いやみ一つないし、塩気もそこまでひどくない。
あ～おいしい！こういうものだったんだ。
お話によると「巻鰤」を作る量が少なくなってしまっていて、なかなか手に入らないものらしい。
今度福井の方に行ったら、絶対買う！！

最後にほんとに気になっていた
「刺身の青唐あえ」をお願い。
どれもこれもおいしかったけど、これがこの日は一番おいしかった！！
伊東でよく食べる「青唐のなめろう」もおいしいけど・・でも、これとは全然違う。
色々なおさかなの切り落としみたいのが入っているのもいいのかもしれない。
後から伺ったら、自家製の麹と青唐をあえておいて、注文のたびにからめるということで。。
すっきりさわやかおいしい、ピリッとしたお刺身でした。

締は御雑炊。これはテーブルではなく、奥で作ってくれてきたものですが
本当に卵がふわふわでおいしかった～
大満足。

お会計をすると、先ほどの板長さん（らしき人）が寒いのに表まで送ってくださいました。
今後のお話とか、お料理のお話をしてくださって、とっても楽しかった。

そうそう、乾燥バナナをいただきました。
二人でお酒を少し飲んで、1万2千円くらい。

十四代はものすごくおいしかった～～

江ノ島はなかなか行きませんが、リピ決定。
総合の点数が少し足りないのは、割と高級店で妥当な値段だと思いながらも。。庶民にはそうそう来ることができないな、
というマイナスです。
あんなおいしいお店はもっともっと頻繁に行きたいんだもの。

ごちそうさまでした。