明治42年創業☆断崖絶壁の眼下に広がる風光明媚な相模湾を眺めながら片瀬漁港の新鮮な海の幸に舌鼓♪ : 江之島亭

訪問日：2017年8月27日（日）17時頃到着・曇時々晴れ

今回の『日帰り江の島一人旅』の一番の目的は、生しらすをはじめ、地元 片瀬漁港で揚がった新鮮な地魚がいただける食事処『江之島亭』の海鮮丼。

片瀬江ノ島駅から約1.2km、江の島の頂上にある『江の島シーキャンドル』（展望灯台）の少し先の喧騒を離れた場所に佇む、知る人ぞ知る老舗の名店です。

江の島シーキャンドルへ行かないなら、江島神社の所まで来たら、江の島シーキャンドルのある左の道ではなく、右の道へ進んだ方が近いようです。

夜勤明け＆丸一日何も食べていなくても急な坂道や階段を歩けたのは、道中、お土産屋さんや江島神社、2020年の東京オリンピックのセーリング競技会場に選ばれた江の島ヨットハーバーがあり、そして何より、湘南の絶景を楽しみながら歩いたからでしょう☆

歩くのが大変だという人も、江の島エスカー（大人360円・小人180円・昭和34年につくられた国内初の屋外エスカレーター）を利用すれば、あっという間に頂上に辿り着きます。

ただ、今回は、夜勤明けでスマホの電池が残り少なく、もし、食事の写真が撮れなかったらショックなので、かなり焦っていましたw (￣▽￣;)

でも、間一髪で、ササッと数枚、江之島亭での写真を撮ることかできました☆

…というか、そのあと、本当は店内から観た美しい夕日の絶景等をカメラで撮ったんだけど、写真の転送が出来なくなってしまったまま直していないので、直したら、夕日の写真をアップします…(-""-;)

少し話がそれましたが、『江之島亭』は、ナント！1909年（明治42年）創業。
現在の場所に食事処を開業して100年を越える歴史があります。
この年に江の島に初めて電灯が開設されたというから驚きです☆(￣□￣;)!!

こちらのお店の窓から見る相模湾の夕日は本当に美しく、1923年（大正12年）当時、二代目が、太陽の西日が差すことから『西陽軒』と名前をつけたほどです。

1982年（昭和57年）8月には、男はつらいよシリーズの29作目『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』の撮影の舞台となり、寅さんとマドンナかがり（いしだあゆみ）が江の島を舞台にデートしたシーンで使われたのだとか。

歴史を感じる味のある調度品が配された店内は広々としていて、半分以上は座敷で、更に外にも断崖絶壁の眼下に広がる風光明媚な相模湾が一望できる、お座敷テラスがあります☆

ピークを過ぎた時間帯だったせいか、私は一人でも眺めの良い窓際のテーブル席に案内されました♪

客層は、家族連れやカップル、お一人さま等、さまざま。

＜主なメニュー＞

●江ノ島丼（税別1100円）
江の島名物のサザエの卵とじ
※勘違いしている人が多いようですが、江ノ島丼元祖のお店ではありません。

●生しらす丼（税別1100円）
湘南産（相模湾産）・季節限定☆
新鮮な生しらすを贅沢に使用した定番メニュー

生しらすは、不漁の時や時期によって食べられない日もあるので、あれば食べるべき一品☆

ちなみに、しらすは、毎年1月から3月中旬頃までは禁漁、旬は春（3～5月）と秋（9・10月）です☆

↓単品もあります。

●生しらす単品（税別500円）

●釜揚げしらす丼（税別1100円）
生しらすが無い日も、ふわっふわの釜揚げしらすがあります☆

●まかない丼（税別1450円）
女性一番人気！？
ぶつ切りのお刺身と釜揚げしらすの上に、やまいもをかけていただきます。

●海鮮丼（税別1500円・税込1620円）
江の島名物の生しらすを含め、新鮮な魚介類8点盛り♪（生しらす、釜揚げしらす、いくら、まぐろ、かんぱち、たこ、いか、甘海老）

●江之島亭御膳（税別2200円）
お刺身や サザエのつぼ焼き等、新鮮な江の島の海の幸が詰まった御膳。

とにかく、スマホの電池が切れそうだったので、メニューは見ずに、食べたかった江の島の名物 生しらす入りの海鮮丼（税別1500円・税込1620円）を注文することに…

両隣、見事にラブラブカップルに挟まれてしまったお一人さまの私は、目立たないようにしていた（あわよくば、待ち合わせしている彼氏を待っているように見せたかったw）けど、内心、ラブラブカップルに挟まれ、心穏やかではなかったしw夜勤明けで何も食べていなくて腹ペコだったし、何より、スマホの電池が気になって焦っていました。

そんな状況の中、ちょうど、そばを通った店員さんに『海鮮丼1つお願いします！』と言うと…ナゼか、戸惑った表情。

海鮮丼が品切れでないことをちゃんと確認してから入店したのに、何でだろう！？と思ったら…

次の瞬間！『あのぉ…店員じゃないんですけどぉ…』と言いながら、スッと隣の席に腰を下ろした。

ナント！トイレから戻った隣の席のカップルの彼氏を店員さんと間違えてしまったのだ…(￣▽￣;)

両隣のカップルに苦笑いされ、せっかく目立たないようにしていたのに、むしろ、目立つ結果となってしまったw
あ～ぁ…(￣▽￣;)

そんなことがあったものの、そのあと、なんとか無事に注文を済ませると、ほどなくして料理が運ばれて来ました。

ごはんは、酢飯ではなく白飯。しかも、予想外の温かいごはんで、やわらかい炊き上がり。

その ほかほかごはんに、生しらす、釜揚げしらす、いくら、まぐろ、かんぱち、たこ、いか、甘海老、大葉、海藻が乗っています☆

あとは、あおさのお味噌汁と漬け物（丼の陰に隠れて写真には写ってないけど）です。

さすが、海鮮は鮮度が良く、生しらすも いくらも生臭さは無く、生しらすはとろっとろ♪
釜揚げしらすは生しらすとは全く別物のように ふわっふわ♪
他の魚介類も新鮮で とっても美味しかったです♪

ただ、温かいごはんに乗っているので、早く食べないと、せっかくの新鮮な魚介が温まってしまい台無しです…(^-^;

お味噌汁もとても上品なお味でした♪

私はのんびり食べていたので、隣の席の女性が3回入れ替わったのですが、そのうち、2人の女性が『まかない丼』（税別1450円）を食べていたので（もう1人の女性は不明）、それが女性に一番人気のメニューなのかもしれませんね☆
いろいろな魚介類が乗った海鮮丼に とろろをかけていただく丼です。

美味しい海の幸をいただきながら、湘南の海と断崖絶壁の絶景とともに、ちょうど美しい夕日を眺めることができて超感動☆
天気の良い日は富士山も見えるらしいです。

8月の日曜日でも、遅めの時間に行ったら、お店に並ぶことなく、ゆっくり絶景と美味しい海の幸を堪能することができて、旅のしめくくりに とても良い思いができました☆

余談ですが、竜宮城を模した片瀬江ノ島駅の駅舎は、2020年の東京オリンピックの前に立て替えが決まったそうですね☆

私的には、立て替えても、また、長年、慣れ親しんだ竜宮城を模した駅舎にして欲しいです…

■江之島亭
http://www.enoshimatei.com/
神奈川県藤沢市江の島2-6-5
片瀬江ノ島駅より約1.2km
（江の島の頂上の『江の島シーキャンドル』（展望灯台）の少し先）
0466-22-9111
※お昼の席の予約は平日のみ
平日 10:30～L.O. 日暮れ後1時間
土日祝日 10:30～L.O.19:00
※冬季は1時間早く閉店
※荒天時は閉店時間が変更となる場合あり
不定休（荒天時休み）
80席
カード不可

●1909年（明治42年）創業の老舗の名店
●1982年（昭和57年）8月、男はつらいよシリーズの29作目『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』（マドンナかがり役いしだあゆみ）の舞台に。