全席オーシャンビューでロケーション抜群！！手の込んだお料理と極上ステーキがいただけます♪ : 鉄板焼き 七里ガ浜

店名そのまま、鎌倉の七里ガ浜を目の前に見下ろせる海岸線沿いにあります。

お店の１階部分に専用の駐車場があり、食事の予約時に駐車場の予約をした方のみ停車できるようになっているようです。

食事場所であるレストランへは、お店に向かって左側の階段を上るか、駐車場中央付近にある入り口からエレベーターでの上がることになるのですが、このエレベーターには、どこで降りたらよいか書いてないので、予約した際に席は何階なのかを確認したほうがよいのかな？と思います。

ひとまず２階で降りると、そこに広がっているのは、一面のガラス窓から見渡せる真っ青な水平線!!
そんな景色に見入っていると、案内の方が出迎えてくれて、早めに到着してしまったこともあり、いったん待合所に通された後、準備が整ったようで席へと案内してくれました！

席は全て海に向かって鉄板のあるテーブルとともに一列に並んでいて、2～4人席に区切られ、区切りごとに荷物置きが設置されているという素晴らしい配慮とデザイン！！

それだけでも感激なのに、着席すると先ほどまで見えていた海岸が視界から消え、見えるのは海だけですから！
まるっきり海の中のレストランのような錯覚に陥る素晴らしさ(*´∀`*)

そんな見事なまでの景観に酔いしれていると、ドリンクの後に、コース料理の提供が始まりました。

✳前菜『7種の盛り合わせ』
正方形のガラスのプレートに盛り付けられた前菜7種は、七里ガ浜の"7”にちなんでとのこと。
ロケーション上、基本的に海（魚介）を主とした構成となっているそうです。

左手の後ろから順に
①『手長海老（ニュージーランド産）のカダイフ揚げ　赤ピーマンのソース』
カダイフって？？と初めて耳にするその名前に思わず検索！！笑
「小麦粉でできた細麺状の生地」とのこと。
もじゃもじゃっとしたその見た目もユニークながら、パリパリっとした衣の食感とプリッとしたエビの食感を楽しむことができます。

②『姫サザエの香草バター　オーブン焼き』
　貝類が苦手なため、こちらはお隣へ（＾＾；

③『小田原産トウモロコシのムース　ズッキーニのソース』
甘みのあるトウモロコシのムースが、黄色のパプリカに盛り付けてあり、さらに黄色の花びらが散らしてあり夏色に仕上げてあります。
まろやかな味わいのズッキーニソースをディップして食べることで、野菜の旨味のハーモニーが口の中に広がります。

④『ホタテ貝のタルタル　キャビア（イタリア産）添え』
⑤『小田原漁港直送　シマアジのカルパッチョ』
⑥『マグロのマリネ』
⑦『水だこのマリネ』
これらは生もの＆貝類＆魚卵が食べられないため合わせてお隣さんへお願いすることになりましたが、いずれも1つ1つのお料理、味付け、盛り付けととても手が込んでいて、お皿まるまるっとアート作品のよう！！
今日の食事がこれだけでも十分満足できる品ぞろえでしたが、コースのお料理はまだまだ始まったばかりです！！

続いて提供されたのは、
✳スープ『かぼちゃの冷製ポタージュ』
透き通ったガラスのカップに盛り付けられていて、鮮やかな黄色のスープをまずは見た目から堪能させてくれます！
蓋を開けていただきます！
お隣の三浦産南瓜が丁寧に裏ごしされていて、舌ざわりなめらかながらも、濃厚かつクリーミーで、口の中に南瓜の存在感と甘味をしっかりと残してくれます。
トッピングされたクリームには、トリュフのオイルが混ざっているそうで、程良いアクセントとなっていました！

いよいよメイン料理の登場です！
とその前に登場したのは、すらっとした長身のイケメンシェフ！！
鉄板の前で丁寧に挨拶をしてくれました(*^^*)
その流れで、食材と料理の説明をしながら、見事なパフォーマンスとともに、目の前で鉄板焼の料理を仕上げてくれます。

✳魚料理『金目鯛のポワレ』
伊豆下田産の金目鯛の皮面をカリカリッと焼き上げたポワレ！
本来、金目鯛は深海魚なため、釣り上げて日数が立つと臭みが出てしまうので、煮つけとして料理し提供されるのが一般的。
しかし直送品で新鮮なうちに調理することができるため、このようなメニューで提供できるとのこと!!
さらに自家製（同系列店アマルフィ産）のタイム（ハーブ）の香りが、オリーブオイルとともに馴染み、モッツァレラチーズのスライスを鉄板に乗せてトロット溶け始めると同時に金目鯛の上にのせられて、エストラゴンの香草をきかせた、ズッキーニ、パプリカ、ナス、トマト入りのカポナータをソースとして敷いています。
臭みのない金目鯛は、甘みすら感じられるほど！！
絶妙な塩加減のポワレは、トマトの酸味と野菜の旨味がたっぷり詰まったソースに絡めて食べるもよし、カマンベールチーズとの組み合わせを楽しむもよし、もちろんすべて一緒に食べてもおいしく、何通りもの味わいを楽しむことができる1品でした！

✳肉料理『サーロインステーキ』
熊本県産　A5等級　黒毛和牛を使用しているとのこと。
ミディアムレアからミディアム程度がおすすめとのこと！
生肉が苦手な私は、ミディアムで依頼。
丁寧に焼き上げられたステーキは、ジューシーさを残しながらもよけいな脂感を感じさせません。
中年でも持たれることがない安心さにほっとします！笑
柔らかくて口の中からあっという間に消え去るのですが、お肉の旨味だけはしっかりと口の中に残してくれて、今でもあの美味しさが思い出せるほど！

そんなお肉の付け合わせもまた素材にこだわりが感じられるところ！
栃木県産の甘味と味の濃い存在感のあるアスパラのソテーもまた焼き加減が程良く食感を楽しめます！
透き通るほど薄くスライスされた玉葱は、淡路島産とのこと。
辛味はなくシャリシャリ食感と甘味で美味です。

お皿には、岩塩とワサビ（静岡県天城産）
タレは2種類「ごまだれ塩」「醤油だれ」が用意されていて、
お肉もお野菜も好みのタレで色々なバリエーションを楽しむことが出来ます(*´▽｀*)


✳飯物
『ガーリックライス』『しらすの炊き込みご飯』
『ご飯』の三種より選べます。
私が注文した「ガーリックライス」は、刻んだニンニクとともに丁寧に炒められ、ぱらっぱらに仕上げられていました。
香ばしい香りとともに、満足したはずのお腹の中へとおさめたくなる味付けの良さ。

お隣さんが頼んでいた「しらすの炊き込みご飯」は、気づけば目の前の鉄板にお釜が置かれていまして仕上げられていたんですねー(*´▽｀*)
炊きたてアツアツのご飯は、しらすと大葉の香りよく、こちらはこちらで楽しめました！　
と言うのも、二人で2種類頼んだご飯を1/2ずつに盛り付けてくれるという配慮が嬉しいですよね(*´∀`*)ノ

赤だしのお出汁と香の物が添えられていて、この漬物もまた全てお手製の品なわけですが、着色料で色づけされてるわけではなく、素材そのものの色がいかされているから素晴らしい！

それも三浦野菜で、ピンク色は「紅真大根」、黄色は「コリンキー」とのこと。
見た目にも鮮やかでいて安心食材！嬉しいですよね！

ゆっくり会話を楽しみながら、もうみじんのすきもないくらいお腹いっぱいになり、お食事は終了。

一息ついたところで声をかけられ席を移動します。

奥にある階段を数段下り、各テーブルごとに仕切られたソファ席は、完全なプライベート空間になってますが、目の前に見えるのは、見事な海岸線！

リゾートホテルのビーチサイドのような贅沢な空間でくつろぎながら、デザートをいただくことになります。

✳『ドリンク』
『ホットティー』
青磁色の深みのあるティーカップにダージリンが、ティーポットとともに提供されました。

コーヒーはまるで宝石箱のような入れ物から、16種類のコーヒー豆を、3種類（ホット・アイス・カフェオレ）の飲み方から好みをチョイスすることが出来るとのことで、なかなか粋ですよね(*´▽｀*)

焼き菓子の「フィナンシェ」と「チョコレートケーキ」が添えられてきました。
一口サイズで食べやすく、ドリンクのお供にもちょうどよい甘さ♪

✳『デザート』5種類の中からチョイス
『デリッツアリモーネ』イタリアのレモンケーキ
ふんわりと軽いスポンジ生地にさっぱりとしたレモンのクリームがかけてあり、見た目よりもさっぱりとした口あたりなため、別腹すらあいてなかったはずなのに、ペロリと食べることが出来ちゃいました！

✳『バースデープレート』
デザートとは別にサービスしていただけました(*^^*)
フレッシュなフルーツとともにHappyBirthdayの文字を入れていただき、なんともスタイリッシュで美しいヾ(o´∀｀o)ﾉ

バースデープレートにかぎらず、食事全てがスタイリッシュで、アーティスティック！！

通常鉄板焼屋さんとなれば、和食のコースが出てくるのが定番ではありますが、こちらはイタリアンレストラン「アマルフィ」の系列店であることから、イタリア料理をメインとしたコースとなっているとのこと。
それでいて和食の会席料理に負けず劣らず、一つ一つのお料理にとても手がかけられ、素材の味や持ち味をいかすってこういうことだよなーって実感できるお料理の仕上がりとなっていました！

お料理だけではありません！！
鎌倉彫で七里ガ浜をイメージしたボードに乗せられた七里ヶ浜の“７“をコンセプトとしたモチーフの数々など、細かい小物にまでここにお店がある存在価値を示しているよう。
さらにこのロケーションから観光地価格であってもおかしくないと思えるところでありながら、いやそれを考えれば、この景色とともにいただけて、この食事の内容で「12500円」とは、コスパ良すぎとしか言いようがありません。

高級な食材を使っているだけで食材の持ち味を行かせていないお店、
立地による土地代が乗ってるようお店、
そんな高級店が多々ある中で、こちらはそれとは正反対！

全国各地のおいしい食材と地野菜をする「素材へのこだわり」
その素材の持ち味を生かし、丁寧に手をかけられ工夫された「お料理」
お皿の上がキャンパスのようなアート作品として仕上げられた「盛り付け」
お料理や食材について、シェフはもちろんのこと、スタッフ皆さんが説明できること、
また笑顔と丁寧な「接客」と
どれをとっても飲食店として素晴らしい「おもてなし」！

私が訪れたときにも、お一人様から4人のお姉様方による女子会、熟年のカップルさんと、幅広い客層と用途に使用されているのが大納得なとこ！

三階には個室がある用なので、さらに用途も広がりますよね。
一ヶ月間何度となくお祝いしていただいたお誕生日会！！
一番のお気に入り店で一番のお勧め店であること間違いなしです（＾＾）