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「シェフ、上海蟹を下さい‼︎」
お洒落な中華は・・・いざ鎌倉
マイレビさんも続々訪問されているイチリンハナレ、ようやく伺うことができました。
最初は夫と二人の予約でしたがたまたま息子の予定が空いたので前日にお訊きしてみると一人なら何とかと快諾いただきました。
息子が同席だと私のお腹のキャパが不安な時にとても助かるのです。
早い目に鎌倉駅に着いて小町通りを散策、久しぶりの通りは予想したインバウンドの方々の海ではなく修学旅行や見学旅行の小学生で溢れていました。
ぶらぶら歩いてお店に到着、細い坂道に沿ったずっと続く竹塀がお店の立派さを伺わせます。
こちらはフランス人の外交官がご高齢で亡くなられるまで実際に生活されていたお宅とのこと、お庭も地の傾斜を生かして造られており、待合に至る道は殊更に奥行きが深く感じられます。
案内されたのは予約時に是非にとお願いしたカウンター、思いのほか大きなカウンターでしかもとてもモダン、3つのお部屋を繋げたリノベーションだそうです。
床がまた凝っていて鎌倉彫をイメージしてあるとのこと、シェフの拘りとデザイナーさんのセンスが至る所に溢れています。
真正面に坪庭を眺めるとても良いお席にして頂きました。
さてお飲み物です。
お洒落な中華なのでまずは白ワインから、ワイン音痴ながらミュスカデを頂きます。
この後お酒はおススメ3種や5種の紹興酒飲み比べセットを頂きました。
以下、メニューの記載通りに
【雲丹】
紹興酒に漬けたイクラの上に雲丹柚子添え
のっけから大好物がデデーンと
紹興酒の風味がものすごくミュスカデと合って思わずグラスが進んでしまいます
【鰹】
鰹の下にはアオリイカがねっとりと、セロリの酢漬でさっぱりと
玉葱ベースのジュレで頂く鰹は和食ともフレンチとも違い不思議なことにやっぱり中華です
【丹波高坂地鶏】
よだれどりです
上に載ったレバーパテが素晴らしく美味しい、あっさり目のフォアグラみたい
タレはものすごく深い味で辛いのだけれどふくよかというイメージです
問題はトッピングのパクチー、出された瞬間、苦手申告していなかったのが痛恨のミス、ヤッチマッタ!!と思ったのです
それが、な、な、なんとこれは美味しい!!
パクチーなんだけど嫌いなパクチーじゃない!!
驚愕&感動する私にシェフが仰るには国内産だとこういうきつくない風味に仕上がるとのこと
カメ〇シ臭だと苦手なんでしょう?なんてさらっと仰る気取らないシェフ、速攻でファンになりました。
【に つける餃子】
文字通り上記よだれどりのたれに漬けて食べる餃子です
大振りでジューシー、餡がねっとりした肉々しい餃子
最初の人齧りはたれを付けずに
どうやって食べても美味しい最高の餃子でした
【フカヒレ】
焼フカヒレです
フカヒレのような高級食材、決して詳しいわけではありませんがその辺りの中華屋さんのものとは全く違うというくらいはわかります
というか、以前銀座のそこそこのお店でとても残念なフカヒレを頂いたので名の有るお店が必ずしも良いフカヒレを出すとは思っていません
でもこちらのはとても美味しいのです
雑味も臭味もないただただ純粋に無味なフカヒレが焼いてあり贅沢なスープの池に浮かんでいます
焼目の香ばしさ、スープの豊潤さ、これらが一度に押し寄せ鼻も口もお祭り状態に
恐らくこれまで頂いたどんなフカヒレよりも私は好きです
最後はリゾット仕立てに
これを知らずに迂闊にもかなりスープを飲んでしまっていた(汗)
【鴨】
鴨のスモークのクレープ包みです
鴨の下には荏胡麻の葉、上には白髪葱
くるりと巻いてがぶりと頂きました
【水蓮菜】
これは初めてのお野菜でした
2・3筋つまんでお蕎麦のようにどうぞとご案内がありました
仰せ通りにいただくと何というかシャキシャキと素晴らしい食感です
これハマりそう、でも普通では売っていませんよね
【陳麻婆豆腐】
なんと白子が入っています
麻婆豆腐に白子、これも初めて
合うのかしらといただいてみるとあら不思議、温められた白子が麻婆豆腐の麻と辣を纏いねっとりとした旨味が口いっぱいに広がります
麻婆豆腐も丁度良い辛さ、そして麻婆豆腐といえばご飯でしょうとばかりに白飯が出されました、憎いですねぇシェフ
固めに炊き上げられたご飯に添えられたのは自家製ザーサイ
浅漬けのザーサイは緑の色も美しくパリパリ、これもっと、そしていつも食べたい
国産のザーサイ、神奈川では三浦産のミウラ―ゼという品種が売られているので手に入ったら漬けてみようかなと思ったけれどこんなにうまく行くわけないですし(泣)
【最中】
東方美人のアイス最中
台湾茶と言いながら私の味覚嗅覚はほぼ紅茶の香りに感じました
これ、東方美人だと教えてもらわなければ紅茶アイス食べたよ、って言いそうです
【茶菓子】
可愛らしい小菓子たち
*東方美人クッキー
*キャラメル
*ガトーショコラとピーカンナッツ
*干し無花果
*干し葡萄果
*メンブリージョのゼリー
因みにお店のHPでは平日はランチ8000円までとありましたがお訊きしたら10000円でもということだったのでそれでお願いしました。
後から考えたら土・日・祝は13000円まであるのでお願いすれば平日でも上位コースに対応して下さると思います。
伺うまではどんな方かなぁと思っていた齋藤シェフ、当日はカウンターと厨房とを行き来しながらフランクにサーブしていただきました。
カウンターの皆さんにどちらからですか?とか気さくに話しかけられ仕上げをしながらもお客さんへの目配りも細やかです。
この地をことのほか気に入っていらっしゃるようで、鎌倉野菜もさることながら三浦野菜の豊潤さや素晴らしさもシェフの作品の助けになっているとのことです。
お庭が素敵だから夕景、それが暮れなずんでいき夜となる風情もとても素敵だからぜひ夜もと仰っていただきました。
11月からは上海蟹も始まるので次の訪問を想像してワクワクします。
お料理はもちろん、シェフのお人柄、しつらえ雰囲気すべて本当に満足しました。
どうもごちそうさまでした。
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can
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canさんの他のお店の口コミ
店名 |
イチリン ハナレ
|
---|---|
受賞・選出歴 |
2024年Silver受賞店
The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店
2023年Silver受賞店
The Tabelog Award 2023 Silver 受賞店
2022年Silver受賞店
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中国料理 百名店 2023 選出店
食べログ 中国料理 EAST 百名店 2023 選出店
中国料理 百名店 2021 選出店
食べログ 中国料理 EAST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | 四川料理、中華料理 |
予約・ お問い合わせ |
050-5593-6795 |
予約可否 |
完全予約制 ♦サービス料10%頂戴しております |
住所 | |
交通手段 |
鎌倉駅から徒歩15分 鎌倉駅から773m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥30,000~¥39,999
¥10,000~¥14,999
|
支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
27席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可(乳児可、小学生可)、お子様メニューあり |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2017年4月13日 |
電話番号 |
0467-84-7530 |
備考 |
予約可 |
初投稿者 |
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店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
コロナ禍中もいつも頭にあったイチリンハナレさん、ようやく久しぶりの訪問が叶いました。
11月も終盤というのに雲ひとつない青空が広がりお店に着く頃には汗ばむほどの陽気でした。
出して頂くものすべてが美味しく思う存分食べ尽くしたいのですが終盤がかなり苦しくなることは経験済み、子供たちのヘルプ必須なのにこの日は夫と2人だったので一番軽いコースでお願いしてあります。
お席は前回と同じくお庭を正面に見るカウンターの中央付近でシェフのカウンター内の定位置辺り、
お髪に少し白いモノが増え一段と風格を増した斎藤シェフを拝見して訪問できなかった月日の長さをあらためて実感しました。
さて、ピーカンの下を歩いて来たのでまずはビールを。
前菜を置いて頂く頃には飲み干してしまい、一息付くとこれではまたお腹のキャパをビールに取られると我に帰りお代わりは私はノンアルコールビールに替え夫はそれ以降白ワインを頂きました。
*イクラ
繊細なカクテルグラスに入れられた紹興酒に漬けたイクラ、さぁコースの始まりです。
さぁここで困ったことが起きました。
本日のお席カウンターはもちろん満席ですが見渡す限り私たち以外殆どのお席に上海蟹が。
当たり前ですよね,この時期にイチリンハナレに来て上海蟹を頂かないなんて愚の骨頂です。
予約時にもこのコースと迷ったのですが皿数も多くなるし、まっいいかと流した私はバカでした。
次々に運ばれ、嬉々としてしゃぶり付かれてらっしゃるお客さまたち、特にすぐお隣さんのお皿を見てたらもう我慢出来なくなって考えるより早く口が動いていました。
「シェフ、上海蟹を下さい‼︎」
私のようなお客も多いのでしょう、斎藤シェフはニヤリとされすぐ厨房にオーダーを通して下さいました。
*くらげ
生姜をアクセントに黒酢で和えてズワイの身をトッピング。
中華前菜に定番のくらげもこちらではとてもお洒落です。
黒酢もまろやかでズワイの風味も邪魔せず両方美味しく頂きました。
*上海蟹紹興酒漬
さぁここで先程お願いした上海蟹の登場です。
甘めの紹興酒に漬けられたねっとりオレンジ色の味噌がたまりません。
大好きな酔っ払い蟹、お店によって紹興酒の味わいも違うし何より蟹の風味も違いごくたま〜に期待はずれのこともありますがさすが斎藤シェフが出して下さるものは完璧です。
*丹波高坂地鶏
お馴染みのよだれ鶏、鶏は地鶏ならではのむっちり食感でスパイシーかつ複雑なタレがたまりません。
でもこのタレは後に続く餃子や山椒麺のために残しておかねば。
なのにぐいぐい行けそうなタレを掬うスプーンが止まらず。
*に につける餃子/からの麺
まず餃子が登場、大振りの餃子は何も付けなくても美味しくていつも半分くらいはそのまま頂き残りをタレで味変するのが好みの食べ方です。
続くは麺ですが、餃子の後あまりのタレの美味しさについ匙で掬っていたら前のスタッフさんに麺のために残しておいて下さいね、ってやんわりと釘を刺されました。
はい、わかっておりますよ・・・でもね、わかっちゃいるけどやめられな〜い、でございます。
山椒を練り込んだ麺はタレの麻辣と相俟って相乗効果で抜群に美味しい坦々麺と昇華されます。
*帆立
帆立の春巻と仰っていました。
厚い貝柱の火入れが完璧、外側カリッと、キャビアが良いアクセント、とにかく贅沢な春巻仕立てです。
キャビアは仏産だそうです。
*干焼有頭蝦
簡単に言えばエビチリですがこんな形では初めて、
チリソースに海老の味噌が混ぜられてものすごく美味しいです。
添えられるチュロスはなんと桜海老、香ばしくって良い感じです。
*シャランカモ
鴨には素揚げしたような山椒が振り掛けられています。
ほろ苦いのでよけて香りだけ楽しんでとのことでしたが山椒好きの私は鴨一切れごとに一粒載せて頂いたら美味しさ倍増でした。
鴨に添えられるのはなんと百合根。
月光という名だと教えて頂いたので後ほどググったところ、十勝で栽培されていて手掛ける農家さんは10数軒ほどの希少な品種で高価なものです。
その糖度は22〜24もあり高感度の料理人さんたちに使われているそうです。
実際、百合根と言われたら百合根ですが普通の百合根のイメージを覆す味わいでした。
*ご飯もの
毎度お馴染み、白子トッピングの麻婆豆腐、説明不要の安定の美味しさです。
*ラ・フランス
ラ・フランスのスムージー
お口の中さっぱりとさせてくれました。
*最中
これもお馴染み、紹興酒のアイス最中。
もちろん安定の美味しさです。
*お茶
台湾産 金萱茶(キンセン茶)
時間と共にお湯が金色に変化していきます。
原種は烏龍種ですが発酵度が高くないので風味が軽くさっぱりしています。
久しぶりのイチリンハナレは酔っ払い蟹も頂けたし大満足でした。
もちろんフルの上海蟹コースが最高ですが私達のようにお腹のキャパに問題があるとカジュアルなコースにしがち、シェフからもお昼だったらこれくらいで良いよね〜って商売っ気のないセリフが・・・思わずありがと〜って言いたくなりました。
気さくなシェフはフロアでも人気者、カウンター内をあっちのお客さまこっちのお客さまとお相手に忙しく、私たちのような常連とも言えない客、初見らしいお客さま、皆んなに話しかけられフロア全体がとても和やかでした。
さぁ次はいつお伺いできるでしょうか、その日が楽しみです。
どうもごちそうさまでした。
また伺いますのでどうぞどうぞよろしくお願いします。