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謎の(失礼)自家焙煎珈琲豆店 その1
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店名 |
珈琲工房栄古堂
|
---|---|
ジャンル | 喫茶店、カフェ |
予約・ お問い合わせ |
0467-31-3352 |
予約可否 | |
住所 | |
交通手段 |
西鎌倉駅から619m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
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利用シーン |
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サービス | テイクアウト |
ホームページ | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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このお店の存在はかなり前から気になっていた。場所は西鎌倉小学校の正面の、西ヶ谷バス停近く。(食べログの地図は違っています)すぐ裏手に西ヶ谷団地が広がり、かつてはバスの乗降客も多かったところだ。多摩ニュータウンや高島平の団地で住民がどんどん減少していくニュースを耳にするが、こちらの団地も例外でなく、かつての面影はない。片瀬山循環のバスに乗っても、こちらのバス停で降りる人はかなり少なくなった。
西ヶ谷のバス停の付近にちょっとした店だまりがある。閉店するお店が多い中、エメラルドグリーンの外観が特徴のこのお店は、ちゃんと存続している。私がこちらに戻って来た時にはすでにあったように思う。バスで藤沢に出る際や、ウォーキングの時に店の前を通ることが多いが、お客さんの出入りを見ることは少ない。あっても何となくマニアックな人が、店主と話をしているという感じだ。店内は暗くて外からはよく見えないが、コーヒー好きの店主が、半ば趣味でやっているお店なのだろうと、勝手に思っていた。
クリスマスイブの日の朝、コーヒー豆が少なくなっていることに気がつき、鎌倉方面にウォーキングに行った後に「27ロースター」に行こうと考えた。前日はウォーキングで茅ヶ崎方面に向かったので、「27ロースター」に寄ればよかったのに、何故か頭に浮かばなかった。私は段取りが悪いのだ、やれやれ。などと考えながら歩いていると、天気のいいクリスマスイブのせいか、やたらと車が多くそこらじゅうで渋滞していることに気づく。湘南方面に来た車と買い物の車で混雑しているのだろう。困ったなぁと思っている時に、ウォーキングの帰りにこちらを覗いてみることを思い立った。
お店に入ると、20種類以上の主にストレートのコーヒー豆が、焙煎前の生豆の状態で置いてある。結構な規模のお店である。びっくりだ。奥が工房になっていてそこで焙煎を行っている。生豆はブラジルとかモカとかそういう単純なものでは無い。かろうじてマンデリンは認識したが。値段もそれほど高くはない。ブレンドを探すと、「西鎌倉ブレンド」と「鎌倉ブレンド」という2種類が目に入った。これも生豆の状態だ。ちょっと高い(200gで1,000円 税前)「鎌倉ブレンド」をお願いする。工房から出て来た愛想のいいご店主が「これから焙煎するので20分くらいかかります」と。昔「やなか珈琲」によく行っていたが、そこと同じスタイルで、オーダーがあってから焙煎するのだ。
お遣い物で頼まれていた「にしかまプリン」を買って時間をつぶそうといったん店を出る。「レシュー」に行くと、若年家族層に大人気の同店はクリスマスイブということもあって、車が止められないばかりか、ケーキを購入する人の列が店外まで伸びている。とても買えそうな雰囲気ではないので、「レザンジュ」に足を向ける。こちらは相変わらずお客さんが60~70代以上で、クリスマスの混雑も少ない。
店に戻ってコーヒー豆を受け取り、家に戻って早速淹れてみる。ローストはミディアムより多少濃い程度。最近はやりの深めのローストが苦手な私にはぴったりだ。その場でローストしてくれたこともあり、風味は結構生きているが、味は割合と平均的。「27ロースター」と比べてしまうとちょっと分が悪いのだろう。とはいえストレートの豆を買いにまた行ってみようと思わせるレベルではある。
これはあくまで想像だが、あれだけの種類の豆を結構大がかりな焙煎機で煎っているというのは、おそらくいろいろなお店に卸しているのだろう。結構オーダーがあるに違いない。そうでなければお店が存続しない。来店客だけでもっている「27ロースター」とは違うタイプのお店なのだろう。謎だと思っていたが、こちらのお店では謎が解けた。次回は「謎の珈琲豆店 その2」の須藤珈琲に行く予定。