3ヶ月連続で「季節の和菓子」を頂きました : 美鈴

レビューにはアップしていませんでしたが、
ここ数ヶ月の間、細々と美鈴の「季節の和菓子」を食べ続けていました。

美鈴では上生菓子とは別に、月ごとに季節をテーマにした「季節の和菓子」を販売しています。
上生菓子は月ごとにガラッと変わることも少ないので、毎月買わなくても良いかな〜と思っていますが、
この「季節の和菓子」は名前の通り、月ごとに楽しませてくれますのでついつい買ってしまいます。

8〜10月分の下書きが溜まっていましたが、
無闇に投稿件数を増やすのも憚られたので、まとめてアップします。
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■8月　吹雪　★4.0
　真夏の和菓子にも関わらず「吹雪」というネーミング！

表面に砂糖がまぶされた生地に中はこしあん。
　生地にしょうゆが加えられていて、これがすごく効いています。
　みたらしほどの強さはなく、砂糖、小麦を打ち消さないちょうど良い塩梅で、
　あんこの団子とはまた違う、これが奥深い味を演出しますね。
　原材料は「小豆、砂糖、小麦粉、しょうゆ、水あめ」でした。

■9月　流鏑馬　★4.0
　串にさした求肥に、矢羽を描いた紙を巻いた一品。流鏑馬とは実に鎌倉らしいネーミングですね。
　求肥に白餡と卵の黄身を混ぜたものと、小倉餡を混ぜたものの２種類が用意されています。

　白餡はコクのある味わいに、小倉餡は小豆の風味を楽しめる味わいで、見た目だけでなく味わいもしっかりと異なってい余す。
　どちらも口当たりが良く、甘さ加減、求肥のもちもち感も私好みでした。

■10月　栗羊羹　★3.9
　箱を開けると中からはずっしりと重みのある、竹の皮に包まれた羊羹がお目見えします。
　箱には「栗そのものが秋であり、秋そのものが栗である」と禅問答のような深いお言葉が書かれています。　

　黄金色に輝く栗羊羹。中にはゴロッと栗がまるごと。どこを切っても栗が入っていますね。
　ねっとりとした食感ですが、甘さはすっきりとしていて、いくらでも食べられてしまいます。

　和栗を前面に出す味付けではなく、あくまで他との調和を考えられた味わい。
　栗とあんこのバランスが良く、どちらが強く出ることも無く、お互いを引き立て合いおいしいです。
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3ヶ月連続で頂きましたが、どれも美しくかつ美味しかったです。
今後も毎月も買いたいと思わせてくれる品々でした。
やはり四季の表現は、洋菓子よりも和菓子に軍配が上がりますね～

11月の季節の和菓子は、柿を表現した「姫柿」
こちらも是非いただきたいですね

Camera：Fujifilm X-E2
　　　　　Fujifilm X70
Lens：C Sonnar T*1.5/50 ZM
　　　Fujinon XF 10-24mm F4 R OIS

最近、和菓子は美鈴の投稿が多いですが、スミマセン。今回も美鈴です（笑）
10月に入り少し肌寒くなってきましたが、去る夏に思いを馳せて、8月購入の上生菓子をレビューします。

夏場は練り切りはお休みということで、ほとんどが錦玉羹が占めています。
残りの二つは朝顔？を模したあんこ餅。

あんこ餅は、しっかりと豆の存在感が感じられる餡ですね。
夏場はあんこの和菓子が少ないので、うれしいです。

そして、メインの錦玉羹。
涼しげな見た目に、大納言？、梅と素材本来の味を活かしたつつ、ほんのりと寒天の甘さも感じられる優しい味わい。
寒天よりも練り切り派の私ですが、こちらの寒天は見ても食べても良く、美味しくいただけました。

しかし、半分以上が錦玉羹なので、最後のほうは少し飽きが。。
夏場なので仕方がないですが、もう少し色々な種類が欲しいところでもありますね。

Camera：Fujifilm X-E2
Lens：Fujinon XF 35mm f1.4 R

前回は上生菓子のレビューをしましたが、美鈴でもう一つ忘れてはいけないのが月替わりの「季節の和菓子」
上生菓子も月毎に替わりますが、わらび餅や桜餅、栗蒸し羊羹など、月に合わせて販売される季節の和菓子も魅力的です。

替わりの和菓子を購入したのでご紹介します。
7月の季節の和菓子はその名も「文月」

■文月（1500円）★4.0
　箱の蓋を開けると、麦の香りがふわっと上がってきます。
　原材料を見ると、「麦粉こがし、小豆、砂糖、米粉、水あめ」で作られています。

　最初は落雁にも見えましたが、麦粉で固めたお菓子です。
　ナイフを入れて一つ切り分けると、間にはあんこが挟まれていました。

　口にすると、ほろほろと崩れていく麦粉に、しっとりとしたあんこがともて良く合いますね。
　そして、抜けていく麦の風味に、あんこが合わさり美味しいです。

　そして、夏の和菓子と言えば、さっぱりとした口当たりのものが多い中、
　この暑い時期にあえて口に残るような和菓子であることも面白いですね。

上生菓子も良いですが、季節の和菓子も美味しかったですね。
これは他の月の和菓子も頂きたくなりましたね～

Camera：Fujifilm X-E2
Lens：Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLII N

京都と比べて和菓子屋の絶対数が少ない関東では、上生菓子が購入できるお店も限られてきますが、
その中でも、神奈川県内では私の一番好きな和菓子屋。鎌倉「美鈴」さん。

何度か頂いており、レビューを投稿したつもりでいましたが、実は初投稿でした。
3回分くらい下書きに溜まっていますが、順次放出して行きます。

場所は、観光コースからは少し外れて、鎌倉駅からは鶴岡八幡宮を通り過ぎ、宝戒寺方面の路地の奥にあります。
他レビュアー様が仰られている通り、分かりにくい道なのでナビ必須ですね。

予約必須ではありませんが、予約なしの場合は、その日に作った残り和菓子の中から選ぶことになるので、
色々味わいたい方は、予約していくのがオススメです。

今回は上生菓子を数点、購入しました。
細やかな和菓子というよりは、ずんぐりむっくりとした可愛らしい和菓子。
一つ一つの和菓子の名前が分からなかったので、ざっくりとしたレビューになります。

草もち、大福風、きんとんに、練り切りが3点です。
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■草もち
　ふんわりと香る蓬に、ほどよい甘さのあんこ
　甘さ加減が私好みで、蓬の風味とも良く合います。

■大福
　もっちりとした、口当たりの良い柔らかな餅に、
　優しいあんこが美味しいです。
　餅の具合もあんこのバランスも好みです。

■練り切り
　練りきりも口溶けの良い、滑らかな練りきりに、
　少し控えめの奥深い甘さのあんこ。
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練り切りや餅の口当たり、そして、あんこの食感と甘さ加減が私好みのバランスで美味しかったです。
京都もそうですが、歴史ある街に行くと和菓子が食べたくなりますね。
店内にイートインはありませんが、近くの「大佛茶廊」でこちらの和菓子を頂くことが出来るので、
遠方の方は、休憩がてら「大佛茶廊」でお一つ頂いてみては如何でしょうか。

Camera：Fujifilm X-E2
Lens：XF 60mm F2.4 R Macro