鎌倉小川軒って、鎌倉店と戸塚店のどっちが本店？ : お菓子の家 鎌倉小川軒 鎌倉店

【2012/01/13】　　　　　お菓子の家 鎌倉小川軒 鎌倉店

　今日はRAUISIN WICHを買いに来たのではなくて、奥にあるカフェの利用で立ち寄りました。鎌倉小川軒 鎌倉店の左奥には、多少判りにくい所がありますがカフェが併設されていて、売店で売っているケーキ、焼き菓子などすべての商品をイートインする事が出来ます。また店内がすこし暗い照明になっていて落ち着いたカフェになっており、表現は正しくないかも知れませんが穴倉に入った印象をいつも持ちます。すっぽり中に入ってしばらくぼーっとするには最適です。

　　　　　アルグレイ（ポットサービス）　　　　　550円
　　　　　シュークリーム　　　　　　　　　　　　126円

　最近どこに行っても“シュークリーム”ばかり食べている気がします。“シュークリーム”も結構奥が深いケーキなので食べ較べると面白いこともあるでしょうけれど、食べ較べをするなら東京に頻繁に行かなくてならなくなるので、別にそこまでする気はないのです。鎌倉小川軒の“シュークリーム”はシューが固めで、カスタードクリームもごてごてした味ではなくて好きです。お店の方とすればせっかく色々なケーキを売っているのに一番単価が安い“シュークリーム”を食べる客はあまり嬉しくないかも知れませんね。

　先客はいません。穴倉（失礼！）の中は私の独占です。にこやかに紅茶のポットをスタッフが持って来てくれます。ちょっと話をしてみました。
　　　「鎌倉小川軒って、鎌倉店と戸塚店のどっちが本店？」。。「鎌倉店が本店ですけど」
　　　「戸塚店は2号店で工場にもなっているけど、あちらの方が店が大きいでしょう？」
　　　「もう22年か3年前に開店したお店はこことは場所が違いましたよね。それから2度移転してません？」　。。。「あの小さなお店の時代をご存知なのですか？」
　　　「開店直後に東京から車でやって来たんだぁ」。。。。「すごい！」
　でもどう考えても、あの御嬢さん、鎌倉小川軒が出来た２２，３年前は生まれていたのかな？」と思ったり。ポットが運ばれてきた後、“シュークリーム”をまっていると、さっきの御嬢さんが「試食です」と言って、小さなケーキも持って来てくれました。

　アルグレイは、すごく香りが立って上手な淹れ方。紅茶専門店みたいに美味しい。普段ここでは珈琲しか飲まないけれども、これからは紅茶だなと思いました。薄いラップに包まれた“シュークリーム”。ホークは付いてきませんでした。いつもそうだったかなと思いましたが、そのまま手で食べました。柔らかいクリームが出てきて、手に付いたりして食べにくくなりますが、まぁどっちでもいいかな。こんどはホークを貰ってみよぅっと。

　そうこうしているとオバチャン3人が入ってきました。店内には「あまり大きな声でしゃべると他のお客さんに迷惑になります」なんて張り紙がありますが、全く気が付いた様子がないので、そろそろ退散する事にしました。窓から、焼き芋屋さんのリアカーが見えます。「寒い冬には焼き芋もいいなぁ」と思ったりして。


【20'10/12/19】　　　　　　ちょっと甘くなったのかな

　いつものRAUISIN WICHを購入。鎌倉に来るといつもように買って帰る。
家に帰って早速1個食べてみたが、ちょっと甘さが増したように思った。包の裏を読むと材料に水飴が増えているよう思った。ベーキングパウダーが膨張剤、ラム酒が洋酒にも変わっているかな。いつから変わったのか全然今日まで気が付かなかった。甘さが増したように思えたのは、水飴のせいか、季節のせいか、または私の感覚が違ってきたのかもしれない。

　４軒４種のレイズンウィッチも元は同じレシピであったろうと聞いているが、作り手によって、材料によって、経過によって今では微妙に味が異なる。京都の和菓子などは客の舌がだんだん肥えてくるため微妙に材料の質を上げていかないと「美味しくなくなった」と言われてしまうと和菓子屋の主人に聞いた事がある。それにダイエットだとか、糖分控えめとか言って、砂糖を減らしたり、大きさを小さくする事もあると聞く。

　今日は少し時間が遅かったので、奥の喫茶には入らずに帰って来てしまった。鎌倉歩きに疲れた時などは、少し暗い奥の喫茶でお茶をすると
落ち着きを取り戻せて良いものだ。鎌倉の穴場の一つ。

次回は甘さについてお店の人に聞いてみたいと思う。