鎌倉の老舗ティールーム♡ユニークなビジュアルのスノーフレークケーキ！ : ブンブン紅茶店

2017.11.25.sat.15:10-

お天気の良い週末、急に鎌倉へ行きたくなりました。
お目当ては西口から10分ほど歩いた場所にあるティールーム。
鎌倉市役所のさらに先にあり、トンネルを潜ってどんどん駅から離れていきます。

ブンブン紅茶店は1977年に営業を始められ、
今年で40年目を迎える老舗のティールームです。
店内は使い込まれた調度品に囲まれた、英国風の喫茶店。
落ち着いた上品な紅茶専門店のムードにレトロな趣が加わっています。

この日はカフェ本で気になった、スノーフレークケーキをいただきに。
メレンゲのケーキなのですが、驚きの特徴的な見た目に惹かれて。
早くお目にかかりたくて、ドキドキが高まってしまいました。

紅茶は産地別に様々な品種を用意されていますし、チャイも淹れています。
お店の方は気軽に相談に乗ってくれ、
スイーツとの相性を考えて茶葉を提案してくださいます。
旬の紅茶をおすすめしてくれるので、初めてなら相談するのが間違いないかと。

チャイとケーキをオーダーされた娘さんに、
甘いお茶に甘いケーキで大丈夫かしら？とアドバイスされていたので
最良の組み合わせで提供するというところまで気配りをなさっているのかな。
飲みたいお味が決まっていれば、それに越したことはないですけど（＾＾;）

ポットの紅茶がケーキとセットで￥1,000以下。
ちょっと駅から離れますが、観光地でこの価格設定は良心的なのかも。

紅茶とケーキのセット（￥970）スノーフレークケーキ
きました！
ケーキとクリームが逆さまに盛りつけられた、ユニークなビジュアル♡
これに会いたかったの〜〜♡
苺、レモンカード、固めのクリームを絞った土台にケーキを乗せています。
ケーキはメレンゲを焼いたもので、とっても軽量のためこのような配置が可能になります。
メレンゲをざくざくと崩して、下のクリームと混ぜて食べるようにと説明がありました。
これはイギリスの伝統的なメレンゲ菓子「イートン・メス」が元になっているようです。
苺の甘酸っぱさと綿菓子のようなメレンゲのしゅわしゅわと溶ける儚い甘さ、
バターのようなコクのあるずっしりとしたクリーム、
お味も存在感もあえて控え目なレモンカード、
これらをごちゃ混ぜにすることによって生まれる調和を楽しむという
たいへん面白いケーキでした。
スノーフレークには「皆をひきつける魅力」という花言葉があるのですが、
まさにぴったりだと思います。
メレンゲはクリームと和えるとすぐに水分を吸収し、
食感がねっちっとマシュマロのように固くなってしまうので、
もちろんそういう食感を楽しむお菓子なのかもしれないですが、
個人的にはサクッしゅわっとした食感のほうが好みなので
さっと食べるのがいいようです。時間との闘い（笑）

おすすめの紅茶・ドアーズ
ドアーズという産地を知ったのはここ最近です。
アッサム地方の入口にあたるため、ドアーズという地名が与えられています。
このエリアではアッサムと同様の木を育てているらしいのですが、
これまであまり美味しい葉っぱが市場に出てくることはなかったそうなんですね。
それが昨年あたりから急に上質な茶葉が出回るようになり、
日本でも多くのバイヤーが買付け、お店でもいただける機会が増えてきました。
お味はアッサムにすごく似ています。
ボディーはアッサムほどしっかりめではありませんが、
スッキリとした美味しいミルクティーになりますよ。

テーブルが小さいことをのぞけば、居心地は悪くはないです。
こぢんまりとした空間にお客様がひっきりなしなので、長居には向きませんが
シックな英国風の雰囲気、紅茶好きなら一度は訪問してみましょう。

たいへん年代物のレジを使用されているようで、
おつりをわたす時に、チャリーン！っていう気持ちの良い音が響きます。
この音がたまらなく素晴らしく、雰囲気に表情をつけていました。
これからも貴重なレジは変えないで欲しいですね。


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賑やかな八幡宮方面に比べると、このエリアは、完全に山。
心無しか気温も低い気が...
山に囲まれただだっ広い国道、お役所関連の建物も古そうで、バス停がぽつんと。
周囲の景色だけ見ると、実家の山に囲まれた湖畔沿いの集落となんら変わらないのですが
いかんせん人出がちゃんとあり（笑）街全体のテンションというか、
空気感が、当然ですが田舎とは違いすぎます。
やはり鎌倉って昔からすごい栄えてたんだな、と今更ながらに感じました。