雨の北鎌倉、Akizukiにてイタリアンを : Akizuki

この口コミは、ふらわ★さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

4.5

¥15,000~¥19,9991人
  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.5
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.5

4.5

¥10,000~¥14,9991人
  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.5
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.5
2022/11訪問5回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.5
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.5
¥15,000~¥19,9991人

雨の北鎌倉、Akizukiにてイタリアンを

 人通りがまばらな雨の北鎌倉、Akizukiにてイタリアンを。
 6人座れるカウンター席を2人ずつ2組で贅沢に使い、テーブルにも1組。
 コロナ禍でゆったりした席使いにも慣れましたが、今夜は特別な心持ちです。

 乾杯は泡で。
 ぶつけていいグラスはビールジャッキだけ。
 他のグラスは高さを合わせるだけ、今夜は北鎌倉で2人お疲れ様会。
 ボトルを裏返して記録に残すことも出来るけど、今夜は空気感も含めた記憶最優先にしようかと。

 アンティパスト(前菜)
 サツマイモと柿とチーズ、イタリアン版白和え、松の実とミントを添えて。
 小松菜の蒸し煮にドライトマトが入ったマッシュポテト、ローストしたホタテ、ローストした白子、蓮根のすりおろしに烏賊を合わせたコルペッティ、フリット風栗の渋皮煮、洋梨のバターとローズマリーでローストした洋梨、銀杏。

 シャブリ
 ランチの貸切会ではボトル飲み切りが基本ですが、ディナーのデートではグラスワインで。
 そこはかとなく何杯かは口切りで、気分はボトル飲み。

 自家製のパン
 食べ終わると「お代わりはいかがですか?」と訊かれます。
 美味しいので何個でも食べたいのですが、お腹いっぱいになるために来ているのではないので、2個だけ。

 舞茸のスープ
 揚げた舞茸も合わせてある冷製スープ。

 オレンジワイン
 ワインセレクトは、料理に合わせてのお任せ。
 「美味しいなぁ」「美味しいね」と何度も言い合う夜の、第一回目。

 神経締めの真鯛
 いわゆる真鯛のカルパッチョ、今夜も箸が用意されているので、箸メインで楽しみます。

 白ワイン
 ボトル一本を一気に飲み切るのも美味しいけど、グラスワインで多くのワインを楽しむのも嬉しい。
 エチケットに描かれたドナウ川、まだ見ぬヨーロッパに思いを馳せて。

 牡蠣のパスタ
 ディナーでは2種類のパスタが用意されていて、牡蠣から。
 浅利出汁のスープが、これまた良く合って美味しい。

 もう一つの白ワイン
 先ほどの白に比べて味わいがふくよかで、次のパスタが先に比べて味が濃いことが想像されます。
 まま、そんな想像より、ワインの美味しさを楽しむんだけど。

 春菊のパスタ
 角切りの山芋を合わせてあり、最後にカラスミを削りかけています。
 全く苦味を感じない春菊、カラスミの香り豊かに。

 焼き太刀魚
 太刀魚の大きさは指の本数で表し、本数が多いほど、つまり大きいほど美味しいとされています。
 今夜の太刀魚は「指5本」、いやぁー、美味しい。
 付け合わせは蕪、青梗菜、ムカゴ。

 赤ワイン
 さてさてメインを迎える前の赤、今夜はフルボディ一歩前のスッキリした味わい。

 鹿肉
 この時期ならではのジビエ、絶妙な火入れにで最高の味わい。
 付け合わせの焼き紅玉も美味しく、トレビスとビーツも名脇役。

 雑炊、って言ってた
 良い感じに酔ってきて、お喋りも最高潮で、椎茸が入っていて三つ葉が添えてあって。
 美味しいことしか覚えていない。

 マール
 マール(Marc)はブランデーの一種で、フランス語の「しぼりかす」という意味。
 
ワインを造る際に出るブドウの搾りかすを使って造られるフランスの伝統的な蒸留酒。
 マールかグラッパを飲まないと、フレンチやイタリアンは終わらない。

 赤いティラミス
 その細かい造りに心を奪われ、食材の話しをすっかり聞き逃しました。

 最後は茶碗でコーヒー。
 美味しい料理、美味しいワイン、楽しいお喋りをありがとうございます。

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2022/05訪問4回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.5
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.5
¥10,000~¥14,9991人

Akizukiにてイタリアンを

 北鎌倉が混み出す前に、Akizukiにてイタリアンを。
 いつもお誘い頂くばかりなので、今日は私の方で予約を取りました。
 仲良しを拝み倒して、の、カウンター貸切。
 コロナ禍があって、二年ぶりの訪問になりました。

 カウンター席に座り、ひとしきり四方山話をしつつ。
 2人は初Akizukiかと思っていたら、1人から「ふらわさんに誘って頂き、一度来てます」と言われてしまい。
 ああ、世の中で一番信用できないのは自分自身だな。

 口濡らしにビールをお願いしたら、「ベルギービールはいかがですか」と勧められて。
 ラシーヌ。
 『ベルギーのカンティヨン醸造所が、熟成中の2年物のランビックの入った樽にラディコンのオスラーヴィエ(2019)のヴィナッチャを浸漬させ、2020年にボトリングしたビール。』
 ワインの香りがするビール、ってことでしょうか、いやん、美味しい。

 1品目は、川を泳ぐ稚鮎をイメージして。
 プレートにグリーンピースのクスクスを盛り付け、グリーピースを添えて。
 天竜川の稚鮎や赤くならない青いトマト、コゴミ。
 和食ではたまに見かける川を遡上する鮎、イタリアンでも表現されることがあるとは。

 ワインは完全にお任せ。
 1本目は甲州ワイン、98WINEsの白、霜SOU 2021。
 改めて、日本のワインは美味しいと実感。

 パンは自家製、オリーブを掛けて下さいます。
 もちろんお替わり自由で、食べ終わった辺りで「お替わりいかがですか」と声を掛けて下さいます。

 新玉ねぎとグリーンアスパラの冷製スープ。
 ペコリーノチーズ(山羊のチーズ)、自家製のパンチェッタ(豚バラ肉の塩漬け)を乗せてあります。
 ほのかな甘味と程良い塩味、いつまでも浸っていたいほどの味わい。

 鮮魚のカルパッチョ、魚介は平目と真蛸、アオリイカ。
 とはいえ、野菜の方が多いのでサラダでもいいんじゃ無いかと。

 SP68 Bianco 2020 Arianna Occhipinti(アリアンナ・オキピンティ)イタリア シチリア 白 2020。
 カルパッチョに合わせてくれたのかな、こちらの白ワインもとても美味しい。

 パンは、知らないうちにお替わりされている様です。
 黒胡椒や赤ワインを練り込んでいるとのことで、ちょっと変わった味わい。

 目の前ので調理されているので、ああ、パスタを茹でているんだと言うことは分かるのですが。
 桜海老をたっぷり入れたパスタ、食べる前からその香りが堪りません。
 去年は捕れなかったと聞いていましたが、今年は捕れたんだな。

 コース半ばですが、このパスタ、私が今まで食べてきたパスタの中で一番の美味しさ。
 桜海老を使ったパスタとか、考えも付かないし。

 「ふらわさん、お店がこちらに移転してきたときに買ったワインなんですけど、そろそろ飲み頃かと思って」と。
 どのワインも貴重さは変わらないけど、セラーで保存してあったワイン。
 La Biancara Pico IGT Garganega del Veneto(ラ・ビアンカーラ ピーコ IGT ガルガーネガ・デル・ヴェネト)イタリア ガンベッラーラ 赤 2015。
 ワインは美味しいかそうでもないかしか分からないけど、飲み頃一歩手前でとても美味しいことは分かる。

 石鯛とかナスとか、ふきとかゴボウとか、ヤングコーンとか。
 お皿がとても可愛くて、訊けば移転前の店舗で使っていた食器で、唯一持ってきた食器だそうだ。
 色々な思いが詰まっているのだろう。

 高知産赤牛のモモ肉、じゃがいもを添えて。
 メインになるのかな、それなりの量を仕入れて、今日ので最後とのこと。
 そんなに量が多くなくて良いけど、一口二口は肉を食べたいし、その気持ちがちゃんと入っているコース。

 98WINEsの赤、「芒(NOGI)赤 2021」。
 白も美味しかったけど、赤も美味しい。
 ワイナリーに伺った時に店主さんの話が楽しくて、じゃあ、私も行こうかなと。

 デザート。
 バナナのカタラーナ、キャラメーゼしたバナナ、白インゲン豆、ひよこ豆、空豆
 アールグレーのジェラード、スナップエンドウのツル。
 食後酒として、ドメーヌ・ドレンサン カレ・デ・ファントム。

 私を含め皆、お年頃なので、ワインの量は1人1本には届かないけれど、お腹も胸もいっぱい。
 天気も良くて、お喋りも楽しくて、ほんと良かった。
 美味しくいただき、ご馳走様でした。

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2020/06訪問3回目

4.3

  • 料理・味4.5
  • サービス3.7
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク4.0
¥8,000~¥9,9991人

北鎌倉のAkizukiにてイタリアン

 お誘いいただき、北鎌倉のAkizukiにてイタリアンを。
 今日で三回目で、いつもカウンター貸切で楽しませて頂いています。

 口切りは、茅ヶ崎のブルワリーであるBarbaric Works(バーバリックワークス)のSwoon(スウォーン)  エールビール 2019。
 大瓶(633ml)より大きい750mlのボトル、片手でムギュッと持ちにくいので注ぎにくい。
 ビールそのものも美味しいけど、香りを楽しめるように、泡多め。
 初夏を思わせるすがすがしい香りと味わい。

 いきなり前菜が並んでいるのではなく、前菜を調理するところからですので、その間、お喋りが楽しめます。
 今日は私と相方以外は初訪問ですので、軽い自己紹介。
 「あっ、以前近くに住んでいました」的は話で一通り盛り上がります。

 モッツァレラチーズ入り花ズッキーニ、舞鶴の甘エビのフリット、鮎のコンフィ、大葉のジェノベーゼ添え。
 ヤングコーンのフランチャーレ(?)乗せ、自家製のドライトマト。
 今の時期の鮎ってもっと小さいと思ったら、何と卵を持っていて、イタリアンなのに。
 どれもこれもが美味しい。

 1本目は、Colli Piacentini Marvasia(コッリ・ピアチェンティーニ・マルヴァジーア)2018 白ワイン イタリア。
 今日はオレンジワイン縛りじゃないけど、オレンジワインに近い白ワイン。
 料理に合わせるのも楽しいけど、料理の合間に合わせるのも楽しい。

 パンは自家製で、お代わり自由ですが、大抵は二つ、食べても三つ。
 手でちぎって食べないといけないのに、そのまま端から食べてしまう。
 周りが固く、それでいて噛みきれないと言うことなく、オリーブオイルがよく合います。

 冷製トマトスープ、スープは二層になっていて、下は宮地豚のコンソメ。
 コンソメはジェル状になっていて、食感も楽しめます。
 オクラとかゴーヤとか夏野菜が、また美味しい。

 Riesling S'Ge-lt Christian Binner(リースリング・スゲルト・クリスチャン・ビネール)2018 白ワイン フランス。
 これはもう白じゃなくて橙ですよね、味もしっかりしているし。

 ヒラマサのカルパッチョにミョウガや新ショウガなどを乗せて。
 毎回料理が変わっていて、同じ料理を二回食べたことが無いのが、こういうレストランの楽しみ。
 野菜と共に食べる刺身の美味しさよ。

 粉から練り上げるパスタ。
 パスタの種類って100種類以上あるらしいけど、このパスタはピーチと呼ぶそうです。
 京都の真蛸とズッキーニを合わせてあって、一口二口楽しみます。

 Chianti Diamine Giocoli(キャンティ・ディアミネ・ジョコリ)2018 赤ワイン イタリア。
 店主さんは「うすあか」と称していましたが、ロゼではないんですね。
 コースのメニューは提示されていないので、次の料理に合う様にワインを選んでもらっています。
 料理の前に軽く飲んで下を馴染ませたところで、メインを。

 穴子の白焼き、この穴子を焼くために炭焼きを用意されたとのこと。
 個人的に穴子を白焼きで食べるのは初めて、和食ではなくイタリアンで食べることになるとは。
 ふわっとした食感に炭火の香り、淡泊な味わいながらも奥に秘めた美味しさ。
 食べてみて合わせたワインがうすあかと言う理由が、改めて分かります。

 Il Maiolo Emilia Rosso 2004 / Il Maiolo(イル・マイオーロ・エミリア・ロッソ / イル・マイオーロ)2004 赤ワイン イタリア。
 裏に日本語のラベルが貼ってないワインは美味しいに決まっているけど、値段を見ないからこそ飲める。
 ザ・フルボティの味わいで、若い頃はこの味こそが赤ワインと信じて疑わなかった。

 鴨のローストにインゲン、トウモロコシ、デストロイヤー、インカの目覚めを添えて。
 お皿はどれも素晴らしいし、使うソースによってお皿を使い分けていますが、盛り付けが独創的。
 ここまでカットしてあるとナイフは要らないけど、周りを見渡してナイフを持ってみた。
 鴨肉ってどうしてこんなに美味しいんだろう、出汁もいいけど、ローストが美味しい。

 食後のデザート。
 楽しいお喋り、美味しい料理とワインですっかり気持ちが良くなってしまい、食材をちゃんと聞いていなかったな。
 冷たいジュレが掛かっていて、甘過ぎないスイーツ。

 ここで料理は終わりなので、食後に紅茶かコーヒーですが、私はマールを。
 Domaine Buronfosse Marc du Jura(ドメーヌ・ビュロンフォッス マール・デュ・ジュラ)2014 ブランデー フランス。
 ブランデーをブランデーライクに飲むのが正しいのだろうけど、フレンチかイタリアンのランチの最後に飲むのが好き。

 本当は食材や料理を一つ一つ掘り下げるべきだし、ワインとのマリアージュも考察が要るんだけど。
 今日も美食会、何を食べて何を飲むか、ではなく、どこで食べて誰と飲むか、に重心を置いて。
 美味しくいただき、ご馳走様でした。

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2020/02訪問2回目

4.1

  • 料理・味4.5
  • サービス3.7
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク4.0
¥10,000~¥14,9991人

akizuki、私にとってひとつだけのイタリアン

 akizuki、珠玉のワインと共に至高のイタリアンをア・ラ・ミニッツにて提供して下さいます。
 自分でも席の予約は取れるかも知れませんが、常連さんにお願いして予約してもらった方が何かと上手くいきます。
 私もそんな風に誰かに頼られたら嬉しいけど、、、ま、その話は置いといて。
 定刻になって開店、店員さんが七宝焼きを店に出して下さいます。

 店内はカウンターとテーブルが用意されていますが、今回も前回同様、カウンター6席を貸し切る感じで。
 今日は店主さんの目の前の席を割り当てて頂いたので、色々と細かい話をしたかったのですが。
 「ラーメン、お好きなんですね」と先制パンチを食らって、ダウン寸前。
 何で私がラーメン好きっていつバレたんだろうか。

 泡から始める手もありますが、クラフトビールから始める方が好き。
 大分から取り寄せた、というか、大分まで出向いて買い付けてきた、とのこと。
 4種類説明して下さいまして、その中に2本をシャアしつつ乾杯。
 これまでは1本々々のメーカー、名称を調べて説明していましたが、今回からやめました。

 ア・ラ・ミニッツとは、目の前のオープンキッチンで調理され、できたてを配膳して下さる提供方法のこと。
 和食の世界では昔っから「さらし」としてお寿司が提唱していましたが、お寿司屋とは異なる理由で同じ提供方法を取られています。
 ま、私の個人的な考えですので、間違っていると思われる方は、ブログへコメントされるのではなく、ご自身でア・ラ・ミニッツを正しく紹介されて下さい。
 この、沈丁花の様に。

 懐石料理で言うところの先付け、フレンチならアミューズ、イタリアンなのでアンティパスト。
 ふきのとうの天ぷら、ホタルイカ、赤大根などなど。
 一つ一つの盛り付けを目で楽しみ、一つ一つの味を舌で楽しむ。
 ああじゃない、こうじゃないと、皆で楽しむ。

 お店で焼いているパンは食べ放題、実際はそんなに食べられませんが。
 さっとオリーブオイルが掛けてあって、いくらでも食べられます。

 マーノ K 2019。
 長野のドメーヌ・ムラヤマのナチュールワイン、記念すべき第二作目。
 ワインのことは全く分からないけど、このワインがどれだけ飲みやすくて、どれだけ美味しいかは分かる。

 小松菜の茹で湯にアサリ出汁を合わせ。白子を乗せ、小松菜の根をあしらったイタリアン。
 グルメとはほど遠い立ち位置の私は、小松菜の根を食べたのは初めて。
 ほんのりとした甘さがこんなにも美味しいなんて。

 ヒラメのカルパッチョ、下に初物のわかめを敷き、全体に酢をスプレーしています。
 酢は富士酢プレミアム、つまり米酢の大吟醸。
 儚いほどの美味しさ、美味しいと言う言葉さえ儚い。

 コンプレモン・テール ラ・クロワ・モリソー(Complémen'Terre La Croix Moriceau)2018 白ワイン フランス。
 料理に合わせたワインを、とお願いしているので、白ワインが続きます。

 牡蠣と菜の花のタリオリーニ。
 もちろんパスタは自家製、菜の花は葉と幹を茹で、花の部分は盛り付けの時点で散らしていました。
 食事としてのパスタではなく、料理としてのパスタ。

 ドメーヌ・アツシ・スズキ アッチ ブラン(Dom. Atsushi Suzuki Acchi Blanc) 2018 白ワイン 余市
 ケルナーのワインを飲んだのは初めてかも知れない。
 すっきりした酸味、梨や林檎などの複雑な香り、美味しい。

 鰆の塩焼き。
 レンコンの素揚げとか、焼きプチトマトとか、わさびルッコラとか野菜の彩りが綺麗で食べるのがもったいない。
 けど、食べる。
 焼き魚の火が少しずつ入っていくのは、ひょっとしたら凄いこと。

 ダミヤン ネカイ(Damijan Nekaj)2014 白ワイン イタリア。
 ワインは必ず店主さんがテイスティングされてから注がれます。
 このワインをテイスティングされた後の笑顔、そっと注ぎながら「美味しい」と口からこぼれ落ちる。
 店舗で5年ほど寝かせたそうです。

 今日は肉の日なので、イノシシ肉のタンを煮込み、ヒレをソテー。
 ぼたん鍋は遙か昔に食べたことがあるけど味は覚えておらず、こんなに美味しいとは。
 アスリート肉と言われるほど脂身が少ないので、脂身が苦手な私にはとても美味しい。
 付け合わせの野菜が美味しすぎます。

 ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ(Rosso di Montepulciano) 2004 赤ワイン イタリア。
 脂身の少ない猪肉にピタリと合わせる軽すぎない重めの赤。

 デザートにはセミフレッド、季節のフルーツを添えて。
 フルーツはイチゴくらいしか分かりません、スミマセン。

 食後の飲み物を全員に訊いていて、皆はホットコーヒーを頼んでいましたが、私だけマール。
 とはいえ、akizukiはイタリアンですので、そこはグラッパ、しかししてマールもあります。
 個人的にはマールかグラッパを飲まないと、フレンチやイタリアンを楽しんだ気にならないのよね。
 懐石料理や割烹、寿司を楽しんだ後は緑茶を飲むのと同じ、かな。

 心ゆくまで楽しんで、ご馳走様でした。

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2019/08訪問1回目

4.0

  • 料理・味4.5
  • サービス3.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク4.0

北鎌倉のAkizukiにてイタリアンを

 お誘いいただき、北鎌倉のAkizukiにてイタリアンを。
 レストランたるアイコンは、入り口に置かれた七宝焼きだけ。

 どの位この店の予約が取りにくいのか知りませんが、カウンター貸切はそう簡単ではないでしょう。
 開店時刻は12時ですが、5分前にシャッターが上がるので遅れない様に、と幹事さんから案内がありました。

 店主さんが全ての調理をこなすので、カウンター6席、テーブル1卓が精一杯とのこと。
 幹事さんのご厚意でカウンター貸切、イタリアンのオープンキッチンというかアラミニッツは初めてです。

 アラミニッツは料理が提供される間隔が長いので、手持ち無沙汰になりかねないと杞憂がありましたが。
 何のことはない、美味しいワインを楽しめば良いし、色々な話をしていれば返って時間が少ないほど。
 ちなみに全ての料理は箸で頂くのが、何とも嬉しい。

 先ずは口濡らしにビール。
 もちろんリストなんか無くて、今日の料理に先立って飲むと合うと店主さんが思うビールを何種類か勧められます。
 大分のクラフトビール専門店「Monkey Mountain(モンキーマウンテン)」から、一番人気のABV約12%の「Barley Wine(バーレーワイン)」と、ABV約6%の「India Pale Ale(インディアペールエール)」。
 BROTURESのEASY RIDER、茅ヶ崎のブリュワリーであるBarbric Works協力で作られた完全オリジナルのクラフトビール、の3本。
 私は一番アルコール度数の高いバーレーワインを頂きましたが、一口目からワイン、二口目は日本酒、こんなビールがあるのか。

 1品目はフルーツの盛り合わせ、葡萄、梨、自家製のドライトマト、焼きナス、ブルーベリーを盛り付けてあります。
 コッパ(イタリア産の生ハム)を合わせ、リコッタチーズとペコリーノチーズ(羊乳を原料とするイタリアのハードタイプチーズ)。
 生ハムの塩気ってフルーツに合いますね、とても美味しい。
 全ての料理に口頭で説明がありますが、全て覚えられないので、間違っていたり、抜けていたらごめんなさい。

 ビールに続いて泡、Kumpf et Meyer Cremant d'Alsace Brut(クンプフ・エ・メイエー クレマン・ダルザス ブリュット)2016 フランス。
 こんな美味しいスパークリングワイン、味わったことありませんけど。
 店主さんと幹事さんらのワインの会話、全く付いていけないけど、聞いているだけで楽しくなってきます。

 自家製のパン。
 オリーブオイルを敷いて、提供前にオーブンで温めて下さいます。
 大抵のレストランではパンは食べ放題ですが、パンでお腹を膨らます必要はあまり感じません。
 それでも美味しいから、ついつい食べてしまって、お代わりしていたりします。

 ヒトミワイナリー MCNi(エムシーエヌアイ)2017 日本。
 ナイアガラ(白ブドウ)をMC法(房のままのブドウをもろみに投げ込んで、1週間ほどタンクで密閉発酵させる製法)で発酵させたワイン。
 ヒトミワイナリーとは、自然な美味しさをそのまま閉じ込めた無濾過仕上げの「にごりワイン」が有名な滋賀のワイナリー。
 『自家農園で栽培されるブドウは減農薬で手をかけて育て、自然酵母で発酵させ、酸化防止剤などを使わずできる限り無添加でワイン造りを行っている。』

 カジキのカルパッチョ。
 鮪の赤身、鰹の身、真蛸、太刀魚、無農薬の蜜柑の皮。
 魚と野菜を特製ドレッシングでまとめ上げてあって、一つ一つは明確な個性ある味わいがありつつ、全体が繋がっている味わい。
 そう、物語は始まったばかり。

 ここで、5本のワインを出されてどれにするかと言うことになり、鶴の一声で決まったロゼ。
 Volpe Rosa Cantina Giardino(ヴォルペ・ローザ カンティーナ・ジャルディーノ)2015 イタリア。
 この濃い出汁の様な色合いは、何と表現したら良いのだろうか。
 ロゼはあまり好きではないけれど、このロゼは美味しい。

 鮎のパスタ、キタッラ。
 鮎、おかわかめ、冬瓜、ペーストにした鮎の内臓を添えて。
 アラミニッツとはいえ、キタッラは既に打って用意されていました。
 キタッラを押し出す調理器具も見せてもらって、一堂感動。

 次は白。
 Daniele Piccinin Bianco dei Muni(ダニエーレ・ピッチニン ビアンコ・デイ・ムーニ)2016 イタリア。
 魚料理(?)には白が合うよね、とは言え、ここまでワインが美味しいと、何にでも合いそうですけど。

 甘鯛、赤ピーマンとバジルを利かせたソース、付け合わせの野菜のサラダは、トスカーナ料理のパンツァネッラ。
 写真だと完成した料理しか紹介できませんが、目の前で甘鯛の鱗を立たせるのを見ながら料理の出来上がりを待つ楽しさ。

 最後は赤、ツヴァイゲルト2016 日本。
 北海道余市で育ったツヴァイゲルト(赤ワイン用のブドウ)を、野生酵母、野生乳酸菌で発酵させた赤ワイン。
 大抵はフルボディの赤ワインをガバガバ飲んでいる私であっても、こうして泡、ロゼ、白、そして赤と流れる飲み方はとても嬉しい。

 最後は肉料理。
 付け合わせにポテト、ローストイチジク、落花生。トレビスを敷いてあります。
 一口ずつ少しだけ頂く肉料理も、とても美味しい。

 デザートにシナモンを掛けたアイス、チョコレート添え。
 合わせたのはブランデー、Vieux Marc de Riesling GC Kaefferkopf Christian Binner(ヴュー・マール・ド・リースリンググランクリュ・ケフェルコフ 1989 クリスチャン・ビネール)1989 フランス。
 マールを飲みたいと言ったらブランデーが出てきたけど、同じ事。
 日本に100本程度しか入ってきていないと思われる1本、割り勘じゃなければお代わりしたほど印象的な美味しさ。

 これだけ飲み食いして、他では聞けない貴重なお話を聞いて、一人約一万円の会計って何だよ。
 美味しい料理、美味しいワイン、楽しい会話、とても落ち着く空気、全て込み込みでその値段は何かがおかしい。
 とても素敵な会に誘って下さり、幹事さんありがとうございました。
 また秋が深まってきた頃に、お伺いしたいです。

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店舗基本情報

店名
Akizuki
受賞・選出歴
イタリアン 百名店 2023 選出店

食べログ イタリアン EAST 百名店 2023 選出店

ジャンル イタリアン、創作料理
予約・
お問い合わせ

0467-53-8740

予約可否

予約可

住所

神奈川県鎌倉市山ノ内1386-2

交通手段

JR北鎌倉駅から徒歩3分

北鎌倉駅から404m

営業時間
  • ■ 営業時間
    12:00~15:30
    18:00~LAST
    ※月曜日と金曜日はディナーのみの営業

    ■定休日
    木曜日(月に2回月曜日不定休)

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算

¥10,000~¥14,999

¥4,000~¥4,999

予算(口コミ集計)
¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999

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支払い方法

カード可

(AMEX、JCB)

電子マネー可

席・設備

席数

12席

(カウンター6席、6人がけテーブル1卓)

個室

貸切

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

空間・設備

オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり

メニュー

ドリンク

ワインあり、ワインにこだわる

料理

魚料理にこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

公式アカウント
オープン日

2019年2月10日

初投稿者

KEN21KEN21(7049)

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