カルヴァドスのお店 : CALVA

休日のお昼に伺いました。

お兄さん→ブーランジェ、弟さん→パティシエのご兄弟のお店、常時店内に10人強の行列店。
ケーキは20種程＋パンは40種程と、ブーランジェリーの方が規模は大きい＋捌けていると感じた。

―――――――――――――――――購入した商品等（税込）―――――――――――――――――

◇エキゾチック　キャラメル　ショコラ（496円）　☆×3.8
　構成：パッションフルーツ＆パイナップルメレンゲ・ムース＋スポンジ＋チョコ＆キャラメル
　　　　ムース＋クランチチョコ
　メレンゲ部分でパッションフルーツ＆とパイナップルの香りを、ムースで味を表現している。
　この手のケーキは爽やかな酸味系が多いが、酸味は殆ど感じず味はかなり丸いので食べやすい。
　チョコ＆キャラメルムースは軽めの甘さ、ここにパイナップルコンポートでほんのり爽やか。
　最下層のクランチチョコっぽい食感で、肝心にふわふわにしないバランスが好み。

◇タルトフレーズ（496円）　☆×3.7
　構成：いちご＋カスタードクリーム＋タルト台
　いちごは甘い＋柔らかく（多分）マリネされている、水分がザクザクのタルト生地と上手く調和。
　タルト台内にベリーコンフィチュールが入っているが、主張はせずダマンドの甘味がメイン。
　クリームディプロマットレベルの滑らかな（多分）カスタードクリームが中心部にあるが、やや
　量は少な目。全体的に優等生なタルトフレーズだが、タルト生地の焼きの丁度良さが目を引く。

◇シュー（238円）　☆×3.7
　クッキー生地を乗せているタイプなのかな？薄めの皮に軽めのサクサク感が出ている。
　たっぷり入ったカスタードクリームは水分が多少ありさらっとしたタイプ、バニラの香りはやや
　抑え目でしっかりした卵感がメイン。全体的に素材の甘さが出ているが、軽めのシュークリーム。

◇マダガスカル（496円）　☆×3.6
　構成：チョコビスキュイ・ガナッシュ
　アンビベされているものの密度高めのビスキュイの構成比率が高く、食感的にはここがメイン。
　ガナッシュはしっかり甘さ・味はついているが、深さや香りは抑えられているさっぱりの印象。
　下段のガナッシュ内にアーモンドヌガーが入っており、香り面と食感を補助している。

◇完熟いちごのショートケーキ（502円）　☆×3.5
　構成：いちご＋生クリーム＋スポンジ
　アテスウェイっぽく見えるが、比べるとスポンジの比率が高く食感が出ており、しっとり感が
　やや減退している。生地がしっかりしたショートケーキが好きな人には良いかも。
　また、生クリームはこちらの方が水分少な目でコクがある、若干重いが量は多くは無い。
　いちごは割と普通に感じたが、タルトフレーズが多分マリネなのでそこで差を感じたのかも。

◇モンブラン（483円）　☆×3.5
　構成：マロンペースト＋生クリーム＋マロングラッセ＋メレンゲ
　アテスウェイのモンブランベースに見えるが、マロンペーストの量が2/3位で割と少なく軽い。
　マロンペーストは和栗＋洋栗だろうが、和栗のほっこり感が強めで洋栗は深みを足す程度。
　ただ、生クリームにしっかりしたコクがあるせいで、若干マロンペーストの量とアンバランス。
　メレンゲは焦がしておりザクザクだが、焼きがうーん…内部の気泡密度と香りが微妙。

◇マカダミア　カフェ（496円）　☆×3.5
　構成：クレームディプロマット＋スポンジ＋ドゥルセガナッシュ＋マカダミアナッツ＋タルト生地
　ドゥルセ（ブロンドチョコ）ガナッシュの香ばしさと、塩味がついたマカダミアナッツのザク
　ザクで下段の主張はかなり強め。このケーキのみかなり味が濃く、統一感からは外れている。
　クリームは（多分）クレームディプロマット＋コーヒー味で軽め、重くはないが味は濃い。
　スポンジはコーヒーでアンビベされているが、無くても濃いのでやや必然性はわからず。

◇クロワッサン（165円）　☆×4.2
　サクッと軽めの焼きだが生地の繋がりは割と強い、食感がしっかりしているので満足感が高い。
　バターが本当に適量、油っぽさを感じさせないがしっかり風味がある＝日常的に食べたいパン。
　ここのパンはとにかく安い、値段を考えると都内でも対抗できるクロワッサンは少ないと思う。

◇タルトタタン（411円）　☆×3.8
　サクサクのパイ生地は薄目、キャラメリゼもあるが水分を吸わずに軽やかな食感を保っている。
　ダマンドは多くは無く、見た目通り圧倒的果実の構成比率。タタン部分は水分が残った状態で
　柔らかさと繊維の食感のバランスが好み、食べやすい＝飴状ではなく、味はそこまで強くない。

◇タルトアプリコ（288円）　☆×3.7
　サクサク軽めなタルト生地は大きさと果実量が少ない事を考えると、軽めな焼きが合っている。
　ダマンドの甘さはアプリコットを侵さない範囲、甘酸っぱく優しさが先行してバランスは良い。
　果実量が多い方が多いタルトの方が好きだが、金額考えれば妥当なラインではあると思う。

◇ロンロン（6個・888円）　☆×3.6
　焼きドーナツ表記だが、しっとりの生地は全ての部分が柔らかく固さがほぼ存在しない。
　味はシンプルに卵の優しい甘さが広がり、油分はほぼ感じないので万人向けの味。
　オンラインショップで取り寄せも出来るよう、賞味期限は2日とやや短いがお土産に良さそう。

◇その他
　サントノーレ　フレーズ　ピスターシュ（548円）

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大きさは普通で金額はギリ400円台多目、鎌倉が軒並み観光地価格な事を考えるとコスパは高い。
常時行列の人気店ではあるが、接客が丁寧且つ固定や保冷剤が必要十分でサービスは素晴らしい。

味はパン☆×3.8＞＞ケーキ☆×3.6に感じた、アテスウェイ出身でモンブランやガトーフレーズ等
出身店を下敷きにしたケーキがあるが、差異がプラスに働いているかと言われるとうーん…
個人的に出身店は強い味をそのまま万人向けにシンプル＋力強く調和させる部分が好きだが、こち
らは優しい＋中途半端に多層的な構成をしている＝優しく食べやすいが、若干好みからは外れ気味。

パンをあまり買わなかったのが後悔、焼きは好みな気がするのでパンメインで再訪できたらいいな。