あんかけそばで暖まる～ : 葉隠

　暖冬だとは言いつつも日中ですら10℃に届かないこの日。だましだまし使ってきた洗濯機がいよいよダウン。久しぶりに近所のコインランドリーに行き待ち時間にランチ。
　やはり暖まるものが良いという訳で入ったのは駅前の蕎麦屋さん。あとちょっと歩けば自宅なんですけどね。
　カレー南蛮じゃありきたりなので選んだのはあんかけそば850円に半ライス100円。
　簡単な話、かけそばの汁にとろみを付けたものです。トッピングはカマボコ、ワカメ、ほうれん草、なると、ゆで卵、海苔、刻みネギとシンプル。いつもの汁ではありますがとろみで胃袋が暖まりますね。ご飯との相性も良いな～。鶏肉か豚肉一切れ加わって汁があと少し熱かったら(熱々では無かった)最高でしたが美味しく頂きました。
　
　暮れに焼き肉屋が閉店。並びにあった八百屋、美容院も閉店し急に寂しくなった富岡の商店街ですが続いてほしい店です。

　皆様、本年もよろしくお願いします。

　年末の墓参りの後の昼メシ。町内の寺に有る墓と自宅の途中に有るのがこちら。
　寺の裏山の墓地で身体が冷えていたので肉南蛮そば780円を注文。自宅に近いこの店、子供の頃は良く出前を取ったものです。冷たい蕎麦で一番好きだったのが天もり。これで蕎麦とピーマンの天婦羅の旨さに目覚めてしまいました。で、温かい蕎麦で好きだったのが肉南蛮。記憶に残る味です。
　御存知、豚バラ肉とねぎを蕎麦つゆで軽く煮た蕎麦です。50年前初めて食べた時、蕎麦つゆに脂が入るとこんなに旨いのか～と驚いたものです。くたくたまでは火が通っていないねぎの食感、風味がまた楽しい。
　まあ、特別ではない、良く有る街の蕎麦屋の味ですが子供の頃から馴染んだ味というのはホッとするものです。
　どうも跡取りは居ない様子。一日でも長く続けて貰いたい、我が町富岡の大切な店です。
　これで今年のレビューはおしまい。皆様、良いお年をお迎え下さい。
　

　今日は14時からかかりつけ医で四回目のワクチン接種。その前にランチ。自宅とかかりつけ医の中間という便利な場所にあるのがこちら。京急富岡駅前の蕎麦屋「葉隠」。
　ご飯の気分だったので親子丼850円。もう少し味が濃い方が好きだがまずまず美味しい。ただ、いつもながらここの味噌汁だけはどうにも良くない。出汁も味噌もかなり薄くて味が無い。蕎麦つゆはちゃんと出汁も返しも効いているのにどうしてだろうか？非常に残念。これのせいで丼ものを食べるとちょっとポイントが下がる。
　さて、外で一服して行きましょか。今回も副反応が出なけりゃイイけどね。
　

　気温33℃、炎天下の墓参り。我が町富岡は「丘に富む」と書くくらい平地が少なく小さな山(丘)が連なります。
　地名の由来は二つあって、一つは大昔、白い雉が捕らえられ朝廷に献上したところ「鳥見が丘」の地名を賜ったという説。もう一つは丘が13個集まっているので十三丘(とみおか)という説。
　そんな訳でうちのお墓も寺の裏山にあり夏場の墓参り(ほとんど草むしりです)は熱中症との戦いだったりします。風があったとは言え全身汗だくです。
　帰り道、涼むべくいつもの葉隠さんへ。お冷やをイッキ飲みするとすぐにお代わりをくれました。
　注文は天もり980円。イ～イ固さの更級そばに出汁はちょっと弱いけど濃いめのつゆ。天婦羅はサクッと揚がった海老、カボチャ、ナス、ピーマン。メチャクチャ旨いというところまでは行きませんが子供の頃から食べている味というのは旨く感じるものです。ましてや汗だくで食べる冷たいそばが不味い訳はありませんよね。
　汗が引いたところで自宅へ戻り水シャワー。生き返りました。
　葉隠さんの裏に私の幼稚園時代からあった牛乳販売店。先日店主(おばあちゃん)が無くなり閉店。これで富岡駅周辺で50年続いている店はストア、散髪屋、和菓子屋、そしてこの葉隠くらいになっちゃいました。歴史があっても未来(発展性)が無い街、段々寂しくなります。

　今日は暑い！こんな日に墓参りで汗だく。帰りの昼メシはやっぱ冷たいものがイイ。てな訳で自宅近くの蕎麦屋で冷やしたぬき(大)800+200円。
　具は天かす、なると、きゅうり、わかめ、ゆで玉子。盛り蕎麦より少し薄めに割られた返しは飲みながら食べてちょうど良い。蕎麦もキチッと絞められていてまずまず。さっぱりしていながら天かすが適度に油分を加えてくれて旨味がアップする。
　ただ、蕎麦つゆにきゅうりが合うかは微妙。彩りという事なんだろうが個人的にはあまり合わないような気がする。一汗かいた後の昼メシとしてはほぼ文句無しではあるが…

　季節外れではありますが今日頼んだのは温かいきのこそば930円。季節限定ではなく一年中あります。
　掛け蕎麦に煮たきのこを合わせただけです。ヒラタケ、シメジ、ナメコかな。薄い醤油味で煮てあります。一年中あるので自家製では無さそう。
　な～んの変哲も無い温蕎麦なんですが実に旨い。今日の蕎麦つゆはいつもより出汁が効いてそれだけでも旨かったんですがきのこの旨味が加わって今までで最高でした。
　蕎麦の茹で加減もくったりしておらずなかなか。これが手打ちの二八だったりしたらもう文句無しですが「街の蕎麦屋」として普段使いには充分過ぎる味です。
　我が町「富岡」に一軒しか無い(昔は三軒ありました)蕎麦屋。夜はやってない(15時まで)なのが唯一、最大の不満ではありますが、無くなっては困る大切な店です。

　一ヶ月ぶりの墓参り(前回お参りの翌日に発熱したんだよな)の帰りにご近所ランチ。ポカポカ陽気なのでキリッと冷たく天もり980円、大盛りで200円増し。
　蕎麦は更級であまり香りはないものの歯応え抜群で甘い。つゆもキリッと返しが効いてちょうど良い出汁が追いかける。特別ではないが良い仕上がり。
　天ぷらは海老、ナス、ニンジン、タマネギ。何時にも増してサクサク。海老が甘い。近くで上天もり(1300円)を食べている方がいたが、海老が二尾になり野菜も追加されるようだ。
　味覚障害が治り醤油(返し)の味がちゃんと感じられる事がこんなに嬉しいとは思わなかった。当分、何を食べても美味しく感じそうだな。

　2/1、早朝から39℃の発熱があり町内のかかりつけ医へ。PCR検査を受け解熱剤その他を処方されて自宅待機。結果が出るのには3～4日かかるらしい。
　ところが解熱剤はほとんど効かず五日間39℃越えが続いてグッタリ。しかも買い込んだカップ麺の味が段々しなくなっていくではないか。「味覚障害」。食べログをやっていると一番ショックな出来事だったりする。コロナなんだろな。
　2/4、PCR検査結果は陰性。胸部レントゲンと血液検査の結果「肺炎」と診断。解熱剤が増量され2/6、なんとか37℃前後まで熱は下がった。
　二回目の胸部レントゲンだった今日。三日前と比べるとだいぶ改善が見られ、呼吸苦も軽くなってきた。
　診察からの帰り道、一週間ぶりの外食として寄ったのが駅前の蕎麦屋「葉隠」。注文は鴨南蛮そば(大)980+200円。昨日から(熱が下がってから)急速に味覚が戻ってきている実感があったので過去何回も利用している店のそばつゆで確かめたかった。
　鴨は厚さ5ミリくらいのカット。ちょっと硬めだが鴨ならではの味、香りがある。つゆに浮いた脂もイイ。発熱中も嗅覚障害は無かった。
　そばは更級で病人には適度に柔らかい。いつもなら平気(当たり前)の大盛りだが、ず～っと寝ていて小さくなった胃袋にはちょっと無謀だったか。
　さて、問題のつゆ。いつもながらのちゃんとした出汁にちゃんとした返し。そこに鴨の旨味を感じる。味覚障害はほぼ元に戻ったようだ。食べていてこんなに嬉しい鴨南蛮は二度と無いかも知れない。
　まだ、しばらくは自宅で安静にしていなければならず食べログ活動を本格的に再開するには時間がかかりそうだ。体調万全、味覚も万全になるまでは「休業」という事で。

　ちなみに医師によるとオミクロン株は高熱や味覚障害にはあまりならないらしい。

　寒い日が続きますね。今日は母の月命日で墓参り。うちの墓は小山の中腹(寺の裏山)にあって、夏は暑く冬は寒い。墓参りだと墓石を洗ったりで水を使うので更に寒くなります。おまけに日差しもあまり無く…
　帰り道にある蕎麦屋に避難して頼んだのはカレー南蛮うどん800円に半ライス150円。身体の内側から暖めよう作戦です。
　カレー南蛮、具は豚肉、タマネギ、長ネギ。そばつゆにカレー粉、そして水溶き片栗粉のとろみ。麺は結構細め(稲庭うどんくらい？)です。
　熱々の汁とカレーの効果で舌は火傷必至ですが身体は暖まりますね。そばつゆにカレーってなぜこんなに旨いんだろう。考えた人に拍手です。そしてお供の半ライス。カレーうどんとカレー丼の両方が楽しめます。
　お腹一杯、身体はポカポカ。このまま寝たら気持ちいいだろうな。でもこの後コインランドリーに行かなくちゃならず、待ち時間に寝ちゃいそうだ～。
　

　土曜日、月命日の墓参り後に近所の蕎麦屋に訪問。注文は天もり(大)1180円。
　残念ながらまだ新蕎麦にはなっておらず(去年は同じ日に新蕎麦だったが)あまり香りの無い蕎麦だが茹で加減、絞め加減はなかなか良い。
　辛汁はいつもながらのすっきりしたやや濃いめ。適度に甘味があり、しかもいつもより出汁を感じる。最初から大きめの器に汁が入っているが別に徳利に入った汁も付く。なかなか良いサービスだと思う。
　天ぷらは海老、ナス、カボチャ、ピーマン、オニオンリング。蕎麦屋なので海老にはちょっと派手な花が咲いているが野菜には控えめな衣。サクサクでとても良い。海老のプリっとした食感やナスの甘味も良かった。過去に何度も書いているがピーマンが入っているのが素晴らしい。子供の頃(40年以上前)、蕎麦とピーマン天が大好きになったきっかけがこの店。自分にとっては蕎麦という食べ物の原点になった店と言える。
　特別旨いとまでは言えない。が、子供の頃に舌と脳に刻み込まれた味はおそらく死ぬまで消えないのではないかと思う。普段使いには十分過ぎる味だ。
　跡継ぎはいないようだが地元富岡に一軒しか無い蕎麦屋、一日も長く続いて欲しい。

　月命日、墓参り。うちの墓はお寺の裏山を大～昔(江戸時代かな、かなり古い墓石が結構あります)にちょこっと切り開いて作られた墓地にあり土がむき出し。墓参りと言うよりは月一回の草むしりと言った感じ。ハサミ、鎌、ノコギリが必要です。暑いこの時期は下手をすると命懸けだったりします(笑)
　今日は日差しがあまり無く風も吹いていたので多少は楽でしたが終わってみれば汗びっしょり。こうなるとやはり冷たいものが食べたくなりますね。
　帰り道の蕎麦屋に入り頼んだのはとろろそば(大)1050円。もりそばでも良かったんですがとろろで体力回復を狙います。
　蕎麦はいつも通り、機械打ちですが茹で、絞めの加減も良く喉越しが良いですね。
　つゆもいつも通りでしたがちょっととろろが多過ぎたかな。玉子も入るので最終的にはほとんどとろろの味(とろろそばだからこれで良いのか？)。しかもとろろのおかげでつゆが蕎麦に良く絡むのでつゆが足りなくなっちゃいました。
　とろろを減らすか別盛りにして調節できるようにするとか、つゆを増量あるいは味を濃くするとかすればもっと旨くなりそう。ちょっと惜しい味でした。
　まあ、喉越しが良い冷たいそばで汗は引いたので良しとしましょうか。

　13:30、普段より格段に早い昼御飯。今日は三週間ぶりの歯医者の日。予約が取れたのは15:00。いつも昼食を摂る時刻なんだけど仕方がないので早めに食べます。まだあまりお腹が空いてないんだけどなあ…
　注文したのはきのこおろしそば980円。気温も湿度も高い日はこういうのがイイですね。平たい皿に蕎麦、きのこ、おろし、カマボコとワカメ。そこに汁をかけるぶっかけスタイルです。
　ふむ、いつもより蕎麦がボソッとしている？おろしのせいでざらついたように感じるのかも知れませんがなんとなく喉ごしが今一つ。ぶっかけなので汁が多少薄めなのも災いして粉っぽいような。きのことおろしはごく普通の味。おろしがもっと辛いと嬉しかった。
　蕎麦の食感はたまたまだと思うので、出来れば汁とおろしをもっと辛くしてきのこ増量。そうなれは文句なしなんだけどね。
　ま、空腹に勝る調味料は無いという事かな。

　月末の墓参り。帰り道、自宅まであと100mくらいしかありませんがろくな食い物がないのでこちらに寄ります。日曜日13:30で先客一人。駅前とは言え「富岡」という街の過疎化、衰退はとどまるところを知らず寂れていく一方です。
　注文はカツ丼セット(もり)1000円。本来は1100円なんですが何故かずーっと100円引きキャンペーン中。
　厨房からは豚肉を叩く音、ジューっと揚げる音。のどかに時間が流れています。
　カツ丼は前より肉が少し厚くなったかな。たまたまかも知れませんが。ロース肉ですが脂身はほとんど無く甘味やしっとり感はありません。甘ったるくない割下は良いのですが量が少ないのかちょっと薄味。もう少し味が欲しいもののまずまず。
　そばは味、香りともに控えめ。茹で加減はとても良く、水切りは完璧で器に水が残りません。手打ちではない街の蕎麦屋としては標準的な出来。辛汁はキリッと返しが効いていて良い味です。
　1000円のセットとしてはまあ納得できる味とボリュームがあります。何より「日曜の昼」「駅から見える範囲」で昼メシが食べられる店はこことカレー店、家系ラーメン店の三軒しか無いので貴重な存在。助かります。
　ただし、ここの味噌汁だけは旨くない。出汁が効いておらず味噌も薄い。そこが残念。

　雨の水曜日。昼前に雨が上がったので町内の寺へ墓参り。帰り道に昼を食べようと思うものの開いているのはハンバーガー店とこちらだけ。
　注文はかなり空腹だったので天重セット1350円。天重にミニもりそばが付く。
　待ち時間は15分くらい。厨房から聞こえる「パチパチ」という揚げ音に胃袋が反応。話が逸れるが中華料理屋の中華鍋を振る音(カンカン)もワクワクする。
　天重は海老天二尾、ピーマン、ニンジン、タマネギ等。おそらく天ぷらを一同タレに軽く潜らせている。衣がやや柔らかくなるがタレに旨味が増す(育つ)ので個人的にはこの方が好きだ。ブリブリした海老の食感とタレがマッチ、タレの量もちょうど良くなかなか旨い。
　蕎麦はミニサイズ。歯応え良し。そば粉の味は強くない。辛汁は甘味のある濃い口。東京の有名店みたいにやたら濃くはないが蕎麦の味も強くないのでバランスは良い。
　町の蕎麦屋としては天重も蕎麦も標準以上に旨く普段使いには充分。ただしここの味噌汁だけはあまり良くないのが残念。

　遅いランチ利用。この店、夜は営業していないが昼は16時までなので連日15時頃昼メシの自分には助かる。夜もやっていればもっと助かるが家族二人での商売。無理は言えない。
　注文はけんちんそば850円。若干薄めのかけ汁で豚肉、里芋、大根、ニンジン、ゴボウ等を煮てある。ホントのけんちんなら肉が入っちゃダメだし豆腐が入らないのもおかしいが細かい事は言いっこなし。豚肉と野菜(特にゴボウ)の味が汁に出てしみじみ美味しい。もう少し薄味にしてそば無しにすれば立派なつまみになる。
　残念ながら前述のように夜はやっていないのでこの店で呑む事は難しいが。

　墓参りの帰り道にランチ訪問。昨日三浦で食べた天ぷらがどうにも納得いかなかったのでリベンジとばかり天もり(大)1180円。
　蕎麦は新蕎麦。小麦粉多め(三七くらい？)なので際立った香りはしないが瑞々しさは感じる。
　辛汁はキリッとした醤油と控えめな甘味の奥に鰹出汁が香る。蕎麦湯で割るとこの香りが更に引き立つ。
　天ぷらは海老、ピーマン、カボチャ、ナス、サツマイモ。衣がやたらサクサクしておらず量も適切。蕎麦と汁と共に食べるにはちょうど良い。海老にはちゃんとプリっとした歯ごたえがある。何より厨房から聞こえる「パチパチ」という揚げ音が嬉しい。
　特別旨い蕎麦屋ではない。どこにでもある「町の蕎麦屋」だが、小さい頃に蕎麦好き、天ぷら好きになるきっかけとなった店だけに「安心感」という旨さがある。

　この日、町内のお寺で祖母の十三回忌。とは言え参列は私と姉の二人。午後からお互い予定があり法要後のお斉は無し。帰り道、昼メシに寄りました。
　雨は上がったもののかなり蒸し暑い。更に滅多に着ないスーツで汗だく。如何にも暑そうにして店に入ると女将さん？が「ここが一番涼しいよ」と一番奥のテーブルに案内してくれました。そして熱いお茶の他に冷たいお冷やも。こんな事は初めて。このところ割と頻繁に食べに来ているので覚えられたのかな。
　注文は天もり980円(大盛りで200円追加)。ここで子供の頃から一番好きなメニューです。
　キリッと絞められた蕎麦は更級系。蕎麦粉の味、香りは時期からしてあまりありませんが「町の蕎麦屋」はこれがスタンダード。これで良いんです。辛汁は出汁はやや軽めで返しが立つタイプ。コロナ休業明け直後は返しの寝かせ時間が足りず深みが足りなかったものの、元の味に戻っています。
　天ぷらはエビ、ピーマン、茄子、オニオンリング、ニンジン。今日は今までで一番出来の良い揚げ上がりで衣はサクサク中はしっとり。特にオニオンリングとピーマンが格別でした。これはおそらく時間(11:50入店)が効いたのかと思います。キレイな油がちゃんと温まっていたんじゃないかと。普段は14～15時あたりに行くので油もやや疲れ一旦温度も下がっている=ホントの味ではないという事でしょう。
　子供の頃、この店で天もり(当時はつけ天)を食べたのが「ピーマン天大好き！」になるきっかけなんです。その味、その店が数十年続いている事に感謝。そして段々優しくなってきた接客にも感謝してご馳走さま。格別美味しい店とまでは言えませんが私には気取らず食べられる「原点」となる店です。

　一ヶ月半休業していた富岡で一軒しかない蕎麦屋さんが営業再開。墓参りの帰りにランチ利用しました。
　うちの場合、墓参り=草むしりなので汗をかきます。当然目当ては冷たいそば。でもざる、もりではつまらないので葉隠そば(冷し)1100円。そばの上に海老天、カマボコ、なると、きゅうり、ワカメ、山菜、茹で玉子が乗っています。メニュー写真を見てぶっかけだと思い込んでいましたが実際はそば猪口で食べるスタイルでした。
　蕎麦屋の場合、休業期間中「かえし」はどうしていたのかちょっと疑問というか不安がありました。使わず長期保存は難しいだろうし新たに作るにしても仕込んでから一週間くらい寝かせるもののはず。なんとなく辛汁に深みがないのはそのせいかな。まあ、これはすぐに解決するでしょう。
　そばは変わりません。茹で加減はまずまずです。
　具についてはちょっと疑問。海老天は良いとして刻んだきゅうりと茹で玉子はあまり辛汁と相性が良くないかも。カマボコとなるとも被っていてどちらか一方で良いような気がします。店の名前を着けたメニューなのでいろいろ乗せたかったのかも知れませんが全体のマッチングは今一つでした。
　とは言え町にたった一軒しかない蕎麦屋です。しかも自宅からは徒歩2分。営業再開はありがたいし「かえし」も徐々に良くなるはず。まずは素直に喜びたいと思います。

　緊急事態になって自宅に引きこもると困るのが昼メシ。夜は作るとしても一人分の昼メシはさすがに面倒くさいので夕飯の買い物がてら自宅近くの蕎麦屋でささっと済ませます。
　注文は肉南蛮そば780円。子供の頃、こちらからの出前で一番好きだったメニューです。
　何て事無い、蕎麦汁で豚バラスライスとネギをさっと煮た蕎麦ですがバラ肉の脂とネギの風味が汁に出て旨味が数段(かけそばより)上がります。
　柚子の皮を一枚入れてくれたらもっと嬉しいがまずまず美味しく頂きました。自宅じゃあ蕎麦は何とかなっても汁がどうにもならないんですよね。


　コロナにかかると一番心配は当然「命」ですが、味や匂いも感じなくなるとか。気を付けなければいけませんね。

冷たい雨の金曜12:45。温かい蕎麦(うどん)でも食べたくなります。皆考える事は同じと見えて先客六人。後から一人。なかなか繁盛しています。
注文はニシンそば(大)1150円。掛け蕎麦にニシンをのせるだけですが先に六人入っているので15分くらいかかりました。
ニシンそばの場合、本当は関東風の濃い汁よりやや薄い汁のほうが好きなんですが、たまたまか意図的にか今日の汁は若干味が薄めでちょうど良く美味しかったです。

こちら通し営業ですが16時で店仕舞い。夜もやってくれたら便利なんですけどね。

時刻は14:30。ただでさえ飲食店の少ない富岡駅周辺。選択肢はインネパカレー屋、イオン系中華と蕎麦屋。良く行くラーメン屋は定休日という訳でまあ良いかと蕎麦屋に入ります。
日中多少気温が上がっていたのと店内がやや暑かったので天もり(大)1180円にします。並盛りだと980円です。先客は一人、もう食べ終わりそうです。待ち時間は約10分。
普段こちらの蕎麦は味も香りも控えめですが新蕎麦の時期だからか風味が良いです。茹で加減も今までで一番良いみたいです。
辛汁も結構濃いめでキリッとしたかえしの味と出汁の香り。しかも大盛りにしたからかとっくりで来ました。
天ぷらは海老、なす、サツマイモ、いんげん、ニンジン。海老の歯応えがやや頼りないもののカラッと上手く揚がっています。特に野菜が少な目の衣で揚がっていて、こういうのは好みです。
結果、消去法で入った割にはなかなか気分の良いランチになりました。しかも普段は言わなきゃ出てこない蕎麦湯まで先に来ました。何か段々良くなってきてるのかな？

平日12時半訪問。先客四人、後から二人。結構入っている。
注文はたぬきそばセット1000円。たぬきそばにもつ煮と半ライス、漬け物が付く。
そばは普通に美味しい。どうしても麺が柔らか目になるが汁の味はなかなか良い。
もつ煮は味濃い目。柔らかく煮えている。臭みというほどではないがかすかに独特の匂いがある。
ささっと昼飯を済ませたい時には充分納得できるセットではあるが、800～900円くらいなら尚良い。

自宅から最も近いのにあまり利用しなくなっていたこちら、最近は結構行くようになりました。
幼少期に蕎麦の旨さを教えてくれた店なんです(出前もよくとっていました)がいつの頃からか味が変わってきて…なぜか最近元の味に戻ってきてます。
今日は天重セット1350円。天重は海老二尾、ピーマン、カボチャ、ナス。いかにも蕎麦屋の天ぷらですがキチンと揚がっています。丼タレは50過ぎには丁度良い濃さ。くどくなく薄くない。お重に盛られたご飯は約一センチ強。割りと少ないのであまり濃いのも困ります。そういう点ではバランスがとれています。
蕎麦は普通の盛りの半分くらいでしょうか？蒸籠ではなく皿に盛られてきますが、食べ終えた皿に水が一切残らず完璧な水切りです。どんなに蕎麦が良くても水切りが悪いと汁に絡まないんです。更に時間が経つと蕎麦同士くっつきます。蕎麦屋に行くと気にするポイントです。ここはそれがありません。
汁は出汁が効いています。やたら濃くは無いですがキチンと水切りされた蕎麦には合っています。基本的には良い感じのセットなんですが唯一惜しいのが味噌汁。出汁、味噌ともに今一つ。いわゆる「出汁の効いた蕎麦屋の味噌汁」ではありません(不味くはないけど)。今回の天重セットは一番高額メニューですから尚更です。もう一つ、こちらは頼まない限り蕎麦湯が出ません。蕎麦湯を出せる程回転していないのかも知れませんが「蕎麦屋」ですからね。その辺は気配りしてほしいかな。
でもまあ、高級蕎麦屋ではないものの町の蕎麦屋としては充分使える店です。夜も営業してくれたら嬉しいんだけどなあ～。

ちょっと早い年越し蕎麦。バタバタして出掛けられなかったので自宅至近のこちらへ。14時過ぎていたのでお客さんはいません。
天もり980円を注文。待ち時間は10～15分くらい。蕎麦を茹でたり油の温度を上げたりの手間を考えると遅くはありません。
蕎麦は冷水でしっかり締められて歯応えはなかなか良いです。色は白く香りも控えめで更級風。汁は濃いめで出汁が効いています。夏場に食べた際に感じた薄～い感じは全くありません。実はそのせいであまり行かなくなっていたのですが、汁に関しては良かった頃の味に戻ったみたいです。あれは何だったんだろう？
天ぷらは海老、ナス、さつまいも、ピーマン。どれもサクッと揚がっています。しかも大好きなピーマンが入ってるとなればテンション上がります。
幼少期、産まれて初めてここで天もり(当時はつけ天)を食べた際、蕎麦と天ぷら(特にピーマン)を合わせた旨さに衝撃を受けた記憶があります。私の蕎麦好き、天ぷら好き、そしてピーマン好きはここから始まった、そういう大事な店なんですね～。だんだん味がおかしくなってきたな～と感じていましたが今日は昔を思い出させてくれました。これなら再訪何度でもOK！

実は自宅から最も近い飲食店です。もう40年は続いています。富岡人なら必ず知っているはず…
今日はお昼にカツ丼を食べに行きました。本来は900円ですが800円に値引き(ずーっとですね)になっています。
カツはお肉に旨味がなく、ややパサつき気味。汁は出汁感なくやや薄め。とじ具合はまあまあか。
味噌汁は出汁感なく味も薄く何しろぬるい。沢庵は市販の物で評価不能。正直言って900円だったら頼まないなあ。不味くはないが「蕎麦屋のカツ丼」ではありません。
昔(30年くらい前)は旨い店だったのに段々と(代替わりしてから？)変な味になってきて、近所なのに年に１～２回(仕方がない時のみ)しか行かなくなってしまいました。しかも蕎麦は食べません。幼年期、蕎麦の旨さを教えてくれた店だけに寂しいです。
店内や接客も陰気でよけいに…
飲食店の少ない富岡駅前に一軒だけの蕎麦屋、それなりの味で夜も営業(16時くらいで閉店します)していたら、こんなにありがたい店は無いんですがね。