酔来軒
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古き良き昭和の香りにどっぷり浸れる、横浜下町の大衆中華。
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酔来丼(名物価格400円)
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海老天、牡蠣天、ハチノス、皮蛋。前菜四点盛(800円)
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焼豚(700円)
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お通しもやし
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牡蠣のうま煮(1,200円) 豆腐、牡蠣、韮。
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プリプリ！
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イカの葱油かけ(800円)
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五目うま煮？
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餃子(450円)
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マーボトーフ(600円)
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タレを入れてかき混ぜる。
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酔来丼、まぜまぜ！炒飯みたいな見てくれですけど、違いますよ。
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揚げワンタン(600円)
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五目焼きそば(800円)
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製麺屋さん泣かせの特製香港麺。
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麺類に200円増で付く炒飯
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2017/10
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
酔来軒（スイライケン）
|
|---|---|
| 受賞・選出歴 |
中国料理 百名店 2021 選出店
食べログ 中国料理 EAST 百名店 2021 選出店 |
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
045-231-6539 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
横浜市営地下鉄「阪東橋」駅から徒歩7～8分 阪東橋駅から434m |
| 営業時間 | |
| 予算 |
～￥999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| サービス料・ チャージ |
なし |
席・設備
| 席数 |
35席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 「三吉橋 小嶋屋」の隣りの駐車場が安くて近くて良いかと思います。 |
| 空間・設備 | 座敷あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| お子様連れ |
子供可 |
| オープン日 |
1939年 |
| 備考 |
お店のYOUTUBE動画 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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横浜市営地下鉄阪東橋駅から続く、横浜橋商店街。
延長400m近くにもなる、かなり規模の大きなアーケード商店街です。
生鮮食品、総菜、衣料雑貨と、懐かしい昭和の香りがする、素敵な場所。
中華の食材や総菜の店が目立つのは、ご当地らしいところでしょうか。
商店街を抜けたところにある、酔來軒という古い中華料理屋さん。
昔ながらのファサード、傍らの食品サンプル、漏れてくる明りと、店内の賑わい、温かい空気感。
ドアを開けると、遥か昔を彷彿させる、木の温もりに包まれるお店です。
若旦那によれば、100年を優に超える、お店の来歴。
横浜の被害が特に酷かったと言われる、あの関東大震災をもくぐり抜けてきたことになります。
現在地に移ったのは。今の店主のおじさんにあたる方の若かりし頃だったと。
それ以来、およそ80年にわたって現在地でご商売をなさっておられます。
壁一面に張り出された品書き。
街中華の域を超えた、バラエティ豊かなメニューで、どの料理もなかなか良心的な価格です。
周りの皆さんに配膳されたものを一瞥するに、チャーシューや海老などの材料を実に気前よく使っています。
次々頼んで、思う存分味わってみます。
下味のついた海老や牡蠣をフリッター状にしたものと、皮蛋、ハチノスの和え物。
とても個性的な前菜三点盛(800円)。
本当は、てんぷらは海老だけしかメニューに書いていないのだけど、牡蠣は時季ならではのサービスかな？
叉焼は、紅麹を纏った本格派。
イカをサッと茹でて葱油をかけ、白髪葱を添えた一品。
海老や野菜、大粒の牡蠣などのうま煮は、此処の得意料理。
脂っこくなく、奥深い味わいが楽しめます。
辛さを抑えた麻婆豆腐や、皮がしっとりした餃子なども、かなり個性的。
いろいろ頼みながら、此処ならではの「酔來丼」にチャレンジ。
ご飯の上に隙間なく敷き詰められたたっぷりの自家製叉焼、刻み葱、メンマ、もやし、そして目玉焼き。
初めてだと言ったら、ご主人が「混ぜてあげますよ」と。
目玉焼きの黄身が、満遍なく全体に行き渡った頃が食べごろなのかな？
見た目は炒飯みたいになるけれど、全然別物。
特製ソースとからしをかけて、また混ぜ混ぜ！
つぎ分けて、一口食べたら、意外な旨さにびっくりです。
この値段がまた、400円とのことで、感激。
これだけを食べて帰る客はあまりいないと思いますが、こんな低価格を続けているお店の心意気に感謝です。
そして、五目揚げ焼きそばを頼んでみたら、これが何とも旨い。
細麺を丁寧に揚げて、海鮮や野菜たっぷりの餡をかけて。
細麺が、香港で食べた焼きそばの麺と瓜二つで、香ばしくて旨い！
聞けば、地元の製麺所に特注しているとのこと。
かなり煩く注文して、文句を言うものだから、製麺所泣かせの自信作なのだそう。
小上がりの設えは、古いお宅の居間とでもいうべき雰囲気。
店内の造作は、しみじみ昭和のあの頃を彷彿させる、素晴らしいもの。
基本的には戦後、造り上げてきたお店の設えだと思いますが、よくぞ、この雰囲気を上手に残してくれたもの。
ここまでくると、修理するのにも相当な神経を使っておられるのでは？
さりげない、古い街かどに、さりげなくこんなお店がある。
観光名所ばかりではない、横浜の奥深い魅力を、また少しだけ垣間見た気がします。