すっかり定番となった仲通りのブラジル料理店 : ユリショップ

鶴見区の沖縄ストリートと呼ばれる仲通り商店街にあるブラジル食材店＆料理店です。

昔の集合型の商店のあった建物を改装し、お店の手前側はブラジル食材を売り、奥では飲食店をしています。

小さな改装を行い、店頭には大きなグリルを設置。ここでロティサリーチキンなどを焼いて持ち帰りで販売するようにもなりました。

奥の料理店のメニューは、１，０００円程度のブラジル定食が主力商品ですが、ハンバーガー・ピザ・コシーニャ・リゾリス・エンパナーダなどの南米系の軽食も売ります。
ドリンクメニューは、あまり豊富ではないですが、物販で売られているドリンクも店内でいただけるようです。

いただいたのは、
■牛ステーキの玉ねぎ和え（１，２００円）
以前は定食は１，０００円均一でしたが、一部メニューが値上がりしていますね。こちらのステーキは２００円アップです。材料が牛肉ですし、当然でしょう。
ステーキ肉と玉ねぎを炒めたもので、味付けも塩胡椒程度のシンプルなものですが、肉の旨みをはっきりと感じますね。
主食のライスは日本米です。それ以外に付け合わせにフライドポテトとサラダが盛られています。栄養バランスは悪くないですがハイカロリーですね。
また、フェイジャオンと呼ばれる豆の煮込みが付きますが、前回食べたときより、豆の香りが強く食べにくさを感じました。
全体のボリュームは、なかなかのものです。成人男性でも食べればお腹いっぱいになるでしょう。

■牛カツ（１，０００円）
メイン以外は、牛ステーキの玉ねぎ和えと同じです。
メインの牛カツは、細かい衣のカツですね。ポルトガル語表記は「MILANESA DE CARNE」でミラノ風カツレツです。
赤身肉のカツレツで塩味だけなのですが、ステーキとは違い、衣が付いた分、何か味が足りない印象になりますね。日本人としてはソースがかけたくなりますね。
１，１００円のチーズとトマトソースの牛カツのほうが完成された味になることが予想できます。

■パステル・ミックス（３５０円）
パステルは、ブラジル定番の軽食です。オープン当初よりも種類が増しました。
ミックスは、挽肉とチーズのパステルです。
肉とチーズというコンビはバランスがいい味わいですね。
揚げ加減も良く、さほど油っこくありません。


鶴見の街にあるブラジルの食堂という感じで、本格的なブラジルの普通の定食がいただけますね。
利用している人のほとんどは日系ブラジル人ですが、日本人が訪問しても歓迎してもらえます。
手軽に外国気分を味わうのにもってこいのお店ですね。

鶴見区の沖縄ストリートと呼ばれる仲通り商店街にあるブラジル食材店＆料理店です。
昔の集合型の商店のあった建物を改装し、お店の手前側はブラジル食材を売り、奥では飲食店をしています。

メニューは、１，０００円のブラジル定食が主力商品ですが、ハンバーガー・ピザ・コシーニャ・リゾリス・エンパナーダなどの南米系の軽食も売ります。
ドリンクメニューは、あまり豊富ではないですが、物販で売られているドリンクも店内でいただけるようです。

客層は、日系ブラジル人のみ。日本人はいませんね。この界隈には南米系のお店が多いですが比較的入りやすいお店かと思います。また、日本語も問題なく通じるので、一般的にイメージされる以上に利用しやすいお店ですね。

テーブルもイスも簡素なもので、店内のモニターではブラジルのニュースが流れていました。ここで食事をしていると日本にいるのを忘れそうです。

いただいたのは、
■ピカーニャ　ア　カヴァロ（１，０００円）
ブラジル定食メニューから選びました。説明を読むとランプ肉のステーキといった感じです。
ステーキ、目玉焼き、ライス、フライドポテト、サラダがワンプレートに盛られ、フェイジョンが付きます。
ステーキは、塩コショウだけのシンプルなものですが、何が違うのか美味しいです。外国で食べている味がしますね。
目玉焼きも塩コショウでの味付けですが、黄身が半熟でステーキに絡めると美味しいです。
サラダは、レタスとトマトで市販のフレンチドレッシングです。
ライスやフライドポテトはボリューム満点。
フェイジョンは、中南米でよく食べられる豆の煮込みですが、小豆に玉ねぎを加え、ニンニク風味の塩味で煮込んだ感じです。若干の食べにくさを感じますが、お腹にはたまりますし、この構成だと、この料理が健康的にバランスを取ってくれている気がするのでやはり必須アイテムですね。

■チーズバーガー（４５０円）
写真の見た目が悪いのは、バンズも焼いているので熱々で、チーズが溶けるためです。価格もちょっと高めですが、その分、肉を強く感じる仕上がりで、これも日本ではいただけない味ですね。

■チーズパステル（３００円）
大きいですが、小麦粉の生地と具のチーズのみなので価格相応です。外国な感じの雰囲気を持つ見た目ですが、味は、春巻きの皮でチーズをくるんで揚げたものに近いです。実際、春巻きに起源はあるようですし、構成要素と調理法が同じなので、味も似て当然でしょう。

■ひき肉リゾリス（２５０円）
見た目は、小ぶりなカレーパンか大きな揚げ餃子といった雰囲気のものです。中身は潰したじゃがいもが入っていて、中央部は具のひき肉炒めが入っています。
このじゃがいもを潰した生地が秀逸で、ねっとりしていてチーズのような雰囲気も感じます。
南米系の揚げてある軽食類は、いくつかありますが、私の好みの順にリゾリス・コシーニャ・エンパナーダ・パステルですね。

■ポークリブ（１，０００円）
メニューの日本語は、「ポークリブ」ですが、リブではないですね。皮付き豚バラ肉のグリルといった感じです。
中華料理の東坡肉と同じ素材を使っていますが、煮込んでプルプルに仕上げる中華に対し、南米は焼いてパリパリに仕上げます。この食感は、これでいいですね。
美味しいしお酒がすすみますが、他の料理に比べるとコストパフォーマンスが悪いのが弱点です。

●生ビール（４５０円）
こちらは日本のものです。アサヒスーパードライです。

●カイピリーニャ・レモン（７００円）
ブラジル伝統のカクテルです。ブラジル特産のカシャッサと呼ばれるラムをベースにライムと砂糖をたっぷり入れたものです。
ラムの風味と甘さ、それに柑橘の酸味がしっかりしている味のはっきりとしたカクテルですね。飲みやすいのでちょっと危険です。


気軽に海外気分を味わうのにちょうどいいお店です。南米料理の初体験にも適したお店かと思います。