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球春の宵
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sequence
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店舗情報（詳細）
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店舗基本情報
| 店名 |
閉店
豊嶋屋酒店
|
|---|---|
| ジャンル | その他、立ち飲み |
| 住所 | |
| 交通手段 |
京急鶴見駅から徒歩10分 国道駅から615m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
～￥999
|
席・設備
| 席数 |
（角打ち 立ち呑み） |
|---|---|
| 禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法）が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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「つぎ、行こう」
丸松の角打ちでさっくりの後は、、目と鼻の先の豊嶋屋さん。
サッシの引き戸の上には長方形の看板で立ち飲みコーナーと書かれている。
引き戸を開けると壁際のふたつのカウンターには大勢のヒッターがたむろっている。
では、御地元のヒッターに交じって僕らも遠慮なく打つことにしよう。。
視線を浴びながらもすいませんの掛け声と伴に空いてる奥のバッターボックスに進む。
この位置は壁が終わり、小さな四角の空間を通じて向こうへと視界が広がる。
向こう側は店舗となっており枠の直ぐ真正面には御婦人が立たれて注文を聞いては酒を出す。
「ビンビールをください」
初球はゆるい直球を打ち返す。ふたつのグラスがカーンといい響きを放つ。うーん、、旨い。
続いての２球目はコップの冷酒。。ゆらりと曲がるカーブを打つ。うーん、、沁みるね。
続く３球目も冷酒。。こんどは大きく曲がるカーブをなんとか合わせる。ちょっとしびれるね。
「なんか食おうよ、腹減った」。。。
「そうだね」
鰯のかば焼きの缶詰が空間から出てくる。
箸が２羽の嘴のようなになって交互に缶を啄ばむ。これがなかなかにいける。
４球目は常連様の多くが愛飲している、焼酎の水割りでいこう。
サワーグラスに氷と焼酎が入って、ミネラル水は小さなペットがくる。
４球目はさながらフォークボールってところか、、快音は響かない、、ファールチップ。。
真正面の御婦人は新参の僕らにどんどんと優しい会話の球を投げかけてくる。
今度は会話のキャッチボールとなる。ボールを落とさずに楽しく話が弾む。
そこへ、常連さんがひょいと近づいて後ろが空いたからそっちへ移動してくれと言う、その理由はこの場所は受付の窓口だから少し邪魔になるらしい。
新参のビジターが御婦人と楽しくキャッチボールをしているのが面白くないのであろう。
御婦人っと言ってもかなりの年輪を重ね上げたお歳なのであるが。。
まぁ、、ここは素直にホームのヒッターの言に従うことが無難であろう。
「はい、、すいませんでした」
バッターボックスを後ろに変えて次の球を打とう。
次も焼酎の水割りにする。
さて、５球目は、、ナックルボール、、球が揺れて消えた。