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紫陽花と青い空
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店舗基本情報
| 店名 |
日高屋 鴨居南口店
|
|---|---|
| ジャンル | ラーメン、中華料理、食堂 |
| お問い合わせ |
045-934-3371 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
JR横浜線鴨居駅下車徒歩1分以内 鴨居駅から28m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード可 （AMEX、JCB） 電子マネー可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | カウンター席あり |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| お子様連れ |
子供可 |
| 関連店舗情報 | 日高屋の店舗一覧を見る |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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60の坂を越すと3日連続は応える。
「きょうは東神奈川まで出る元気はないや、それに座って呑みたいね」
土手の遊歩道は夏草が勢力となり紫陽花は空からの色を透過して天色の大きな毬となる。
幾つもの毬は緑の葉から浮き出すように連なって可憐で控えめな水色の微笑を零している。
北口の階段を上り今度は南口に通じる階段を重い足取りで降りて行く。
降りれば右の方向にサンプル棚が遠目に視界に入る。棚に向かって歩を進める。
サンプル棚の生ビール、レモンサワーが夕刻の明るい日を受けて旨そうである。
5時半前の店内はテーブル席も斑である。
生のジョッキで乾杯！！
ジョッキをテーブルに置くとふーっと息が出る。
つまみは、ソラマメ、餃子、レバニラ炒めを選択する。
お店は接客から調理まですべてが女性陣である。
接客係は主婦歴何十年とも思しきパートさんが二人とひとりの若い女性がいる。
みなさん、素敵な笑顔の接客である。若い女性は弾む毬、経験豊かな御婦人は転がる毬。。
ソラマメを相手にすればジョッキはすぐに空となる。
「酎ハイください」
「はい、レモンぬきのですね」
「えーそうです」
酎ハイのジョッキがふたつ運ばれる。ひと口つければ、これがなかなかに濃くてよろしい。
うーぅん、旨いもんだとちょっと恐れ入る。この260円には不信感を大きく翻された。
２杯目の酎ハイを相棒と共に空ければ餃子、レバニラも綺麗になくなる。
餃子にしてもレバニラにしても旨い。
「ハイボールふたつと、ゲソ揚げを。。」くださいな。
品書きを見れば、ハイボールはホワイトホースを使用しているらしい。
「ハイボールです」
こいつも濃いめでいい調合である。
御婦人がひとり入ってこられる。間をおいて次の御婦人が入ってくる。
夜の部の交替時間なのであろうか、お互いに挨拶を交わしている。
時間を見れば6時半前である。
斑であったカウンター、テーブル席はひとり客、グループ客でいつのまにやらである。。
店内の紫陽花たちは跳ねたり転がったりを繰り返す。
残り少なになったハイボールを呑み干す。
外は日がまだ高い。