「昼間から飲めるお店です」のひと筆に誘われて : 新横のまぐろや

新横浜で1杯ひっかけるシリーズ。
やっと、課題だったオゾン通りを見つけました！

新横浜駅がまだ駅だけだった頃はなんてことなく行き来できた篠原口。
いつの間にか迷宮に・・
キーポイントは横浜線だったんです。

新横浜駅（キュービックプラザ入り口）を正面から入ったら、横浜線改札に向かって直進。
間もなく改札と言う所、左下に降りる階段。
そうか、篠原口への通路はこの造りになってからまるで地下みたいな感覚なんだ。

頭の上に待合室を見ながら、階段を下りて右手。
何やらワクワクする照明不足・・・
右手に赤いテントが見えて、「あ～ここがあの串揚げ屋さんか～」
すっかりアウトドアにあるものだとばかり思っていたので、ちょと屋根のある感じが意外。
しかし残念、開店前。
次回への宿題にします。

で、オゾン通りというのは？
串揚げ屋さんの前を右にカーブすると、自動販売機とベンチがある休憩コーナーみたいな場所。
スタンド灰皿が4台あって、皆さん一服中。
新幹線を下りのホームで待っている時、喫煙室なんかそばにないのにタバコ臭いな～と思うことがあったけど、
ここから上がってきてたのかもしれない・・

その奥に出た！オゾン通りの看板！
CO²通りでなく　オゾン通り！（＾◇＾）

数段の階段を上がり、オゾン通り看板の下に立つと、全体の照明不足により赤ちょうちんがイヤに鮮やか。
老舗の喫茶店「エンリコ」が閉店して、その辺りが暗いこともあり、
まだ外が明るい時間だって事を忘れそう。

左手前の1軒目、「まぐろ」の幟の脇から覗く店内に
「昼間から飲めるお店です」の達筆。
そうですか、そうですか。いいんですか？と入店。

けっこう店内広いですね～。　
お客さんは男性率100％。
カウンターとホールにお姉さん2名。私を入れて性別的には3名の女子となり。

生ビール（600円ナイス内税ではあるけれど・・）をお願いして、
キョロキョロします。
「せまい店内小さい声でも届きます」など、一筆が面白いお店。
どこかに「貸して不仲になるよりも・・・」のくだりもあったら楽しかったな。
壁に無数のお品書きが垂れています。お魚各種、美味しいんでしょうね～
でも、ちょっと一人で1杯やるには高いですね～。
鮪ぶつ切り小鉢で350円みたいのを想像してたので、ちょっとたじろぐ。

お通しは小さな海老の入ったさつま揚げ。
白くて淡い味。美味しいです。

すでにビールも半分なくなった辺りで、
「やっぱりまぐろ屋に来てまぐろ食べないのもどうなの？」と
バカになった財布の口が呟く。
私「赤身でも1100円するんだよ。大人数で盛り合わせとかならともかく・・・」
バカ財布「じゃあ、美味しい日本酒と一緒にやればいいじゃない？」
私「そうだね～　これだけ酒瓶並べられちゃあね～　刺身には日本酒でしょう？」
バカ財布「そうよそうよ、今日はダーの夕飯もいらないんだし・・」

ということで、まぐろ刺し赤身1100円（ナイス内税ではあるけれど）と
青森のお酒「じょっぱり」をひとつ、冷やでお願いして。

まぐろ赤身、届いてビックリ、すっごい大きさ！
量はこの1/3でいいからお値段半分にしてくれないかな～・・
じょっぱり一升瓶をかかえたホールのお姉さんが、蛇の目の茶碗になみなみと注いでくれます。
そんなになみなみさせるなら下にお皿を敷いてもらいたい。
「口の方から　ね」と暗号の様なアドバイス(^.^)　はい了解。

いや～
日本酒は回りますね～
ちゃんとお水ももらいましたよ。労働の後、お酒だけで水分補給してたら倒れますからね。

鮪は・・
キハダかな～・・
インドマグロのねっとりした赤身を想像していたので、ちょっとザグッと感が・・・
1000円ずつ高くなる中トロ、大トロだったら、鮪の種類も違うのかな～

山葵たっぷり（効き甘し）で頂いて、
茶碗の蛇の目が回って見えだしたので、これにてご馳走さま。

カウンターの中にいた大将はいつの間にかカウンターの常連さんの脇で瓶ビール。
立ちあがる私に
「鮪、水出てなかったでしょ？　内は冷凍はしてないから！」と。
「ええ、美味しかったです(^.^)」

「これならあのお店の解凍インドマグロの方が旨いな。」という心の声が聞こえちゃったかしら(^_^;)・・・

一人で千ベロどころか2700円もお支払いしちゃって。
さっきまで雄弁だったバカ財布はすっかりパスモ入れと化し・・

次の串揚げ屋では、同じしくじりをしないように、
バカ財布の口にはガムテでも貼っておきましょう。

・・・まぐろやの奥にももう一つ提灯出てたな・・
　　　あそこはどうだろう？・・・(*^_^*)