本格カレーまで始めた名物お母さん : ＳＨＩＮ

反町の行列ラーメン店Shinでカレーを提供との報に接し、何はともあれ訪問。

ラーメンとは異なり行列はできないようで、元気なお母さんも余裕の仕事ぶり。それにしてもお母さんは飲食業がとても好きなんだな、と実感。

じっくりとカレーを温めているようで、まずいりこ出汁のスープがサービスで提供される。さすがスープにこだわりのある店のスープ、じんわりと美味い。

サラダとカレーが到着。サラダは玉ねぎとニンジンをすりおろした自家製ドレッシング。こだわりは半端なし。

さてカレーだが、大量の野菜を煮込んだとろみがあるがさっぱりとした味わい。最初甘みを感じるもののしつこい甘さではなくあくまで軽やか、次にスパイスが軽やかに香り刺激してくる。

これはカレー専門店に匹敵する美味さ、素晴らしい。辛さはハバネロスパイスで調節可能。

名物揚げチキンは言うまでもなく美味しく、さっぱりとしたカレーによく合う。

なんでもお母さんは、開業時にラーメン店にするかカレー店にするか思案していたそうであり、思いがかなったそうである。

レンゲが止まらずあっという間にフィニッシュ。

これが月、火のみ提供なんてもったいないが、仕込みの手間を考えるとマボロシのカレーでいいのかもしれない。

Shinファンの方は祭日の月、火に是非！

地元民に愛される店、SHINさんで、魚出汁のみ作った担担麺が限定販売、ということで、久しぶりに行列に並ぶ。何しろ、ラーメンＤＢでは、2014年担担麺部門№１の店だ。
2順目となり、魚辛担担麺とミニ揚げチキンの食券を購入、着丼を待つ。
ビジュアルはかなりおいしそう、思わず写真を撮り忘れ、中国菜を食べてしまった。スープをすすると、ラー油が辛い。麺をすする。辛い。

ナッツや練ゴマのコクが分からないほど辛い。これは辛さ控えめで注文するべきだったと反省しながら食べていると、同じ魚辛を食べていた人から「山椒ください」、「ちょうど良い辛さだった」との声がかかる。

ひゃー、日本一の担担麺は辛さも日本一に近いのか？固形物をすくい上げ、水を飲みながらスープと格闘していると、ナッツ類のコクのスープが顔をを覗かせる。魚出汁は分からなかったが、お腹から温まる担担麺だ。

上方修正。ちなみに次回の限定は、トマトだとか。ちょっと楽しみ。

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東横線反町駅から桐畑の信号に至るまでは、狭いエリアにラーメンの名店がひしめいている、激戦区だ。

今回は、こちら「自家製麺SHIN」さんへ。

本当は期間限定の「しじみ塩」が食べたかったのだが終了してしまい、現在は通常メニューでの営業、関東では珍しいアゴ（トビウオ）出汁のラーメンが１日限定15食程度、提供されている。

ツイッターを見ると、本日は頑張って３０食分仕込むとのこと。アゴ出汁らーめん突入だ。

開店１０分弱前に到着したが、小雨の中４人が行列している。看板を確認しようと見上げていると、親切なおじさんが、「ここはラーメン屋さんですよ」と声をかけてくれ、その後ろに並んだ。

細長い店内だが、入口からカウンター（８席）までにスペースがあり、待ち客が数名、屋内で待てる構造だ。

食券機で特製アゴ塩らーめんとミニ揚げチキンを買い、注文。

体格がよいお母さんに助手君１名のオペレーションだが、ほぼお母さん１名での作業のようだ。

ほどなく着丼。

アゴ出汁特有の魚の香りがするスープをすすると、やや塩気が立っているが、アゴらしいやさしい旨味であふれている。「ああ、九州のおふくろの味（ちなみに北陸出身です^^;）」と思いながら、麺を手繰る。

低加水の自家製麺は、パツンと歯ごたえよく、小麦の味がしっかりとする。さすが、ナルト以外無化調を標榜するだけのことはある。

分葱がまた九州感をあおる。ここに柚子皮のアクセントが光る。

メンマではないタケノコは、柔らかく歯ごたえよく薄味で煮込まれており、なるほどこういう手法もあるかと思わせる。

２枚のったチャーシューは、脂身がほとんどないにもかかわらず、ほろほろと柔らかく、それでいて肉を感じられるかみごたえと味がある、絶品！

煮玉子のゼリー感も見事だが、全体に塩気が強いかな。

ミニ唐揚げはレビューにあった通り、ミニでもボリュームたっぷり、肉汁ジュワ~。

「味調整しますよ」、「辛みもっといる？」などしきりに客に話しかけるお母さんと「大丈夫です、ありがとう」と応える常連さん。いい雰囲気だ。

心まで温まり、「ごちそうさま」と声をかけると、「ありがとうございました。また来てね。気を付けて帰ってね」と、お母さんがにっこり。

これははまるわ～。お母さんとお客の息がぴったりと合う、稀有な店でした。

お母さん、しじみ塩またやって！！