外套コート脱ぎ 纜ゆるめ 浜の夜 : 鶏料理・焼きとり　纜

沿線屈指の実力派の焼き鳥屋さん。軟なブロイラーじゃない、濃い旨味の〔大和鶏〕が魅力。週末は早めの予約必至です。

店名「纜（ともづな）」は、船の最後尾にあり、港に係留するた綱。横浜の海は少し遠いけど、港に立ち寄る気分で、男たちが立ち寄る人気店です。

店内はカウンター、テーブル、そして二階の小上がりが２セット。二階席で、６名用に４名でしたので、ゆったり利用させていただきました。土曜の口開け訪問で、三週間前に予約ています。

前回の訪問から３年の訪問と、お値段は殆ど変わっていませんが、人気は上がっている感じでした。

使用しているのは、大和鶏という奈良の地鶏。肉質がしっかりで、強い味わいを感じます。

生ビール共に、名物のお通しが登場です。
◼︎一番搾り 生中 600円
◼︎お通し：大根おろし

■８串セット　2,750円　
①梅しそ ②かしわ ③はつ ④肝 ⑤つくね ⑥せせり ⑦手羽先 ⑧プチトマト
胸肉のたたき、お新香、〆の鶏スープ付き
追加で、銀杏（230円）と椎茸。

スターターは、梅しそ。紫蘇の葉と梅、酸味と旨味、そして肉の味がよいバランスです。

二番手には、胸肉たたき。これは柔らかでさっぱり味、ポン酢醤油に紅葉おろし、玉葱も良いアクセントです。

日本酒は、以下の二合。
◼︎超・王禄（島根県・王禄酒造）　1,090円　さっぱり系
◼︎雑賀（和歌山県・雑賀酒造）　980円　雄町使用の、こくの深い酒

１本１本が食べ応えがあるため、８本超、食べるとお腹いっぱい。

使われている陶器は坂口健氏 作。趣きが溢れます。
http://ken-sakaguchi.com/

流れていたＢＧＭは80年代のファンク音楽。
リック・ジェームス『ギブイットトゥーミー 』、『プレイザットファンキーミュージック』そして、スティービーワンダーなど、懐かしのソウルです。

学生バイトらしき若者たちが、キビキビ働いている姿は気持ちが良いものです。
ここ「纜」なら、少々、酔っぱらっても、気が置けない安心感があります。

東横線、神奈川エリアでは最良クラスの人気・焼き鳥店。肉、器…等、こだわりが並びます。ビブグルマンとしてミシュラン掲載の『ShiNaChiKu亭』の掲示板に、近所の優良店として紹介されておりました。

使われる肉は、奈良の特産・大和肉鶏。名古屋種、ニューハンプシャー種、シャモの交配種で、ブロイラーより肉の旨味が強い肉です。
土曜の夜、口開け17時半に、予約訪問。10分遅刻したら、既にお客は入り始めています。連休初日で満席、全席２回転かな！？反町と云うターミナル駅でもない場所にしては、大人気ですね。

コースは３種あります。（消費税込み）
□５串 1,930円
■８串　2,720円　
①かしわ、②梅しそ、③ささみ、④つくね、⑤砂肝、⑥肝臓、⑦手羽先、⑧プチトマト
胸肉のたたき、お新香、〆の鶏スープ付き
□串と〆のご飯のコース 3,230円

戴いたのは８串のコース、〆のご飯やデザートは様子見で判断です。
但し、８串に加えて、
①海ささみ　②かしわ　③砂肝　④レバー　⑤つくね　⑥せせり　
⑦手羽先　⑧プチトマト　⑨胸肉たたき　⑩お新香　⑪〆の鶏スープ
一本目・梅ささみが見事です。紫蘇の葉の糸切り、フルーティな梅、旨味が濃く柔らかい肉、バランスの良い一本です。
肉や内蔵はとても新鮮で、塩も強過ぎず、特に、「たたき」は肉の甘味が感じられる一品。薬味も一ひねり、手が込んでいて、Good です。
手の込んだプチトマトも斬新で、面白い一串です。
焼き場前のカウンター中央に座ったこともあり、サーブのタイミングも適度で、良かったです。

■ちょうちん　230円
ちょうちん（キンカンとも云う。内臓にでき始めた、殻と白身に覆われる前の卵黄）、小振りですが、その分３個もついていました。Lucky ！

先ずは、
■付き出し　510円　キノコの白和え、大根おろし
■生ビール　590円　一番搾り
ジュニアーズの嫌いな付き出しシステムですが、全てが価格が消費税込みでしたので、支払いの際、高いとは感じませんでした。

冷酒は二合戴きました。
■雑賀　980円　和歌山県、雄町米の純米吟醸。男っぽい強さと旨味。
■風が吹く　930円　福島県、山廃仕込み純米生酒
新潟の名酒「〆張り鶴」、神奈川の「相模灘」‥　渋めの日本酒も揃っています。

また、お伺いします。
（2015年11月初訪問）