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店名 |
家系 麺場寺井
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
お問い合わせ |
045-533-0017 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
徒歩:東急東横線「綱島駅」より1分ほど 綱島駅から108m |
営業時間 | |
予算 |
~¥999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
14席 (カウンター10席、テーブル4席(4人×1卓)) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
オープン日 |
2019年9月20日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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日吉武蔵家で修行されていた方が綱島に新店を出されたという話を耳にし、これはすぐにでも訪問すべきと判断。
北海道の山から帰って来てすぐに初訪。
時刻は19時を回って店内満席の状態で外待ち3名の上々の立ち上がり。
聞くところによると今月の20日がオープンだそうでまだ1週間経っていないフレッシュさが店内から溢れ出ている。
注文は食券制で店外左手の券売機にて購入。
程なくして1名様お席が空きましたとアナウンス有り入店。
回転は早めで逆L字カウンターに陣取る。
コールは麺硬のみ、トッピングは海苔以外は別盛りでお願いする。
この点は修行先の日吉と同じだ。
店主が誰だかわからぬが、恐らくオペレートされていた方かな?
オープン早々とは思えぬ手際の良いオペレートに料理の提供速度でこちらの店主はかなりの遣り手と観た。
麺揚げの人はヘルプの様で今日は只働きだと冗談とも本気とも取れる話をされていたが、仕事は見ていて安心出来、安定感のある仕事ぶり。
麺揚げは修行先のテボ笊と相違し、こちらは王道の平笊揚げ。
2回の麺切りで見事に湯切りされていて少々感心した。
チケット渡してからあまり待たされずに指定の方法で茹でキャベツ、ネギチャー、サービスのライス(大)がサーブされる。
すかさずラーメン海苔増しが着丼。
ここら辺のスピード感はとても開業したばかりの新店とは思えない提供のタイミング。
先ずはスープから戴く。
これは完璧だ!
嫌な臭さやクドさは一切無く、豚と鳥の美味しいとこだけを見事に抽出させて、良い具合の乳化度にタレの利き、鶏油のコクが渾然一体となってかなりレベルの高いスープではないか。
このコクの充実度はかなりの材料を投入してしっかりと煮詰めていって旨味を凝縮させている味わいだ。
スープ少な目は武蔵家仕様だが、濃度はトロリとしつつも滑らかで口に障らないほど良き口溶け感。
これで650円という値段設定は分かる人には驚きの完成度で素晴らしいの一言!
麺がこれまでの武蔵家ではお目にかかった事の無い細麺仕様のストレート麺。
聞かなければこれがあの酒井製麺製の麺とは絶対思えないテクスチャー。
このタイプは多摩川にある同じ日吉武蔵家出身の歩輝勇の麺に近い。
硬めコールで揚がった麺はコシがしっかりしつつも滑らかさも併せ持ち、噛めば小麦の風味が広がる。
ただ当方の好みから言えば、このスープの出来であれば王道の中太麺で食べたかったなぁ。
チャーシューは数多ある家系ラーメン店の中でも当方はお目に掛かった事が無い二郎系の豚。
これは賛否ありそうだが悪くない方向性。
豚も質が良く脂身の臭さやしつこさは感じさせずにジューシーな仕上がり。
海苔は破れにくくしっかりとしたコシと風味を持った中々のもの。
ほうれん草、ねぎは特筆無し。
トッピングのネギチャーは150円でかなりのボリューム感のある盛り付け。
このチャーシューも二郎系豚のほぐし身。
何かこの感じも歩輝勇のネギチャーと瓜二つ。
味は決して悪くはないのだが、冷えた一皿なので脂身の部分が蝋石の様な、コンビーフの脂身の様で歯にニッチャリとクッ着き、食べ進めて行くうちに段々と口内が重くなっていき、舌が疲れて飽きて来る。
チャーシューは赤身脂身を一体感を出すために練っている様だが、赤身と脂身の味わいが冷えた事によって分離してしまっているのだ。
これを冷製では無く温かい温製にして提供されれば豚の香りも味も花開き、旨味も感じやすくなって食べ味もわかりやすくなってくるのではなかろうか。
ここら辺は改善の余地十分に有りだ。
ライスは無料なのに美味しくやや硬めで炊けており、これは嬉しいサービスである。
しかもお代わり自由、盛りも大、中、小とあり、少しだけライスを食べたい人にも良いサービスで武蔵家系列の有難い心遣いだ。
スープの完成度の高さ、的確なオペレート、うるさ過ぎずも元気ある声出しと柔らかい接客は来店する客の心を掴んでいくであろう。
日吉店の隣客との狭い席間よりもやや余裕もあり、食事を戴く環境としても当方はこちらが好みになっていく可能性が十分に有る。
「今日も1日お疲れ様でしたー」と送り出してもらって同じ修行先である自由が丘の渡来武の様でもあるが、気持ちの良い接客でこれからが楽しみな1店であることは間違い無い。