お酒の後の、もっちりみっしり蕎麦の旨さ。 : 手打ち蕎麦切り 新川

以前、こっそり一人飲みに来た蕎麦前処に
今夜は娘が付き合ってくれました。(勿論、彼女はまだノンアルですが)
焼き味噌、だし巻き玉子…定番の旨さの蕎麦前で、
いただいたのは「田酒 山廃」。
娘と相談して選んだ「鴨のとうばん焼き」は
焼き付けた鴨のむね肉、葱、分厚い椎茸、さやいんげんを
とうばんに乗せて《かえし》で煮込んだもので
ボリュームたっぷりなだけでなく、味のほうもかなり濃いめで、
シンプルな鴨の塩焼きが好きな私と娘は、ややびっくり。
でも、とうばんに溜まった鴨の脂が滲みたタレを
蕎麦湯で割らせてもらったら美味でした。
蕎麦は、私が食べ比べのために普通のせいろ
ザラザラした蕎麦が好みの娘は、天せいろの蕎麦を「田舎(太打ち)」に変えてもらいました。
こちらの蕎麦は、細打ちでも太打ちでも、
蕎麦粉のもっちり&みっしりした密度があって
食べ応えがあります。
特に、以前来店した時にはなかった「田舎」は
食感も風味も素晴らしく、娘も気に入った様子。
汁との相性もぴったりです。
彩り、素材の味も良い天ぷら。
青葉台駅からは少し歩きますが、季節の酒肴も地酒も蕎麦も良いので
「また来ようね。」と言いながらお店を後にしました。
ごちそうさまでした。

行ってみたかった蕎麦屋飲みのお店に、やっと訪問できました(^_^)v。
「青葉台」駅から環状４号を「十日市場」駅に向かう右側。
両駅のちょうど中間ぐらい（どちらからも徒歩１５分程度）の「しらとり台」に、
横浜・本牧の名店「手打ち蕎麦切り海望」のお弟子サンが
昨年オープンした、蕎麦店です。
日曜日の１３：００頃伺うと、先客は１グループだけでした。
オープンキッチンを囲むカウンター席と、二人用のカウンター席、
奥の蕎麦打ち場前に、テーブル席が４つほど。
「手打ち蕎麦切り海望」に比べると外光の入る、明るめの店内には
モダンジャズがやや大きめに流れています。
一番奥のテーブル席に案内され、メニューをひと通り眺めてから
「おまかせ酒肴盛り合わせ」（小）８００円と、定番「焼き味噌」６５０円、
それに「ちょっぴりサイズ生ビール（アサヒ熟撰）」５００円を、お願いしました。
ちょっぴりサイズでアサヒ熟撰を出す、という細かい配慮は
お若い大将が修行した「海望」と同じ、ですね。
「酒肴盛り合わせ（小）」も、一人飲みには実に嬉しい！！
そして登場した盛り合わせの皿に、思わずニッコリしてしまいます(*^。^*)。
ほたるいかの素干し
あさりの時雨煮
鴨ロース
うどのきんぴら
そば味噌
春キャベツの柚香漬け
奈良漬
以上７品が盛られた、備前焼き風の大皿。
いろいろ、少しずつ味わう度に、幸せ感とお酒の味わいが増します（笑）。
特に良かったのは、ふんわり軟らかく生姜の薫り高い「あさりの時雨煮」と
これも「海望」と同じ「ほたるいかの素干し」の、旨みと苦味。
「そば味噌」に練り込まれた蕎麦の抜き実の、香ばしさと見事な三稜が立った美しさ。
ビールの後は、「能古美（のごみ）」（佐賀）を1/2合、いただくことにしました。
山吹色をした「焼き味噌」ですが、焦げ目の部分はかなりこんがりしていて
こちらも練り込まれたネギと蕎麦の実が、実に香ばしい(^O^)。
私が一人飲みしてる間にも、お一人様、女性二人組、ご家族連れなど
入れ替わり、立ち代わりで客出入りがあります。
以前「響心庵」に伺った時にも感じましたが
このエリア、今イチ目ぼしい蕎麦店がなかったので
休日の昼に家族で寄って、蕎麦とお酒をチョット楽しめる、こういうお店を待っていたんですよネ？
さて、〆の「せいろ」９００円。
蒸籠の上に山を二つにして盛るのも、「海望」と同じ、ですね(^o^)。
そのまま手繰ると、挽きの細かさと太さから、みっしりした蕎麦の密度の濃さを感じます。
つゆは鰹のイイ薫り。蕎麦の密度にはもう少し辛くてもイイかな？という気がしますが
このつゆを、ナチュラルな蕎麦湯で割ったものが、素晴らしいご馳走～でした！！
いやぁ、美味しかったです(^^♪
接客もお若いお弟子サンと大将、お二人からしっかり目配り、していただきましたし。
実を言うと私の場合、「海望」に行くにはかなり遠出感があるのですが
ココなら思い立ったら何時でも来られる(^_^)v。嬉しいコトです。
夜もきっと、大将の趣向を凝らした酒肴（笑）を楽しめますし
昼・夜ともに「蕎麦会席」、好みの相談に応じていただける、というのも
素敵ポイントです。
もう少しどちらかの駅に近いと、もっと来やすいけど（苦笑）。
でもまた、来ますヨ！ご馳走様でした。