お蕎麦はやっぱり美味しいですね。 : 手打そば風來蕎

たまプラーザの「手打そば 風來蕎」さん、３年ぶりでしょうか。２度目の訪問です。

　この日は蕎麦前もと思い、ノンアルコールビールで一品料理も頂くことに。
入店すると広いカウンター席の端に案内されました。端とは言え落ち着けそうな席です。取りあえずメニューに目をやると、「鮮魚のカルパッチョ」と「絶品！〆サバ」が目にとまりましたが、絶品の文字に釣られて〆サバをお願いしました。

　しばらくして届いた「絶品！〆サバ」は、皮目のかがやきは綺麗ですが、身はさほど生っぽくはなく適度に締められている様子。一切れ頂いてみると、弾力も適度にあり旨味もしっかり感じられてなかなか美味しい仕上がりでした。〆サバは、お店によってもそれぞれ表情が違い、どれが良いとは簡単に言えないのですが、締めすぎは論外としても半生のような仕上がりも美味しいものです。こちらのお店の〆サバは、ほどほどに〆られていて
さっぱりとした風味を重視しているようです。
　
　さてビールの代わりのドリンクを飲みながら、次に「おせいろ」をお願いしました。

　しばらくして器に盛られた「おせいろ」が届きました。蕎麦はせいろではなく趣のあるこだわりの「焼き物」に盛られていて、お盆が置かれた瞬間、カウンターが落ち着いた感じになります。

まず何も付かずに少し箸で蕎麦をつまみ口に運ぶと、適度なしなやかさと蕎麦の風味がほのかに感じられます。美味しいですね。蕎麦つゆを少し口に含むとこれまた薫り高いしっかり旨味の感じられる汁でした。
伸びないうちに次々に麺を頂きましたが、繊細な蕎麦の風味と旨味がしっかり感じられる美味しいお蕎麦でした。美味しかったです。ごちそうさまでした。

　食べ終わった頃に出された蕎麦湯は、そば粉を少し加えているようで濃度の高い旨味たっぷり蕎麦湯です。それが銀色の急須に盛られて提供されます。美味しさにつられて、香りの良い蕎麦つゆを何度か加えて、飲み続けました。

食事が終わった頃合いを見て、口直しに小さな甘味が届きました。嬉しいサービスです。

■２０１５年７月２１日（火）、ようやくたまプラーザにある蕎麦の名店「風來蕎」（ふうらいきょう）さんに初訪問です。かなり以前（２，３年前）から気になっていたお店です。　先日の訪問では、タッチの差で入り損ねました。

今回は、滅多には来られないだろうと言うことで奮発して「天せいろ」（１７５０円）を頂きました。

　１時半過ぎの訪問でしたが、蕎麦専門店にしてはかなり広めの店に、けっこうお客さんの姿が見らました。（やや年配の女性が多いようです）７，８人座れるカウンターも、ほぼ満席です。人気店で客が多いためか、お店のスタッフも多いようです。厨房内に３人、接客担当も３人ほど、さらに店主の奥さんと思われる方が、店内と厨房の間をこまめに行き来していました。十分なスタッフでお店を回しているようです。そんなことも有り、混んでいるのに、お店には落ち着いた雰囲気が漂っています。

　待つこと１０数分で「天せいろ」が届きました。麺と天ぷらの量はやや少なめでしょうか。まず、お蕎麦を２，３本何もつけずに頂きましたが、特に強い風味は感じませんでした。コシの強さはほどほどです。次に、付け汁につけて一口頂くと、これが風味といい旨みといい、実に麺に良く合っていました。これは美味しいですね。強い個性は感じないのですが、美味しく優しいお蕎麦が頂けます。しばらくお蕎麦を食べ続けました。

　天ぷらは、からりと揚がっていて、まずまずの美味しさです。お蕎麦がメインで、天ぷらはあまり主張していないようなタイプですね。

　あと、蕎麦湯がかなり濃厚で、これが旨みたっぷりで美味しかったです。とくに、薬味の山葵と刻みネギを少量加えると、これは美味でした。お蕎麦も美味しくて楽しめましたが、蕎麦湯も十分に楽しめました。

　次に訪問できるのが、何時になるかわからないのですが、次回はシンプルに「せいろ」の大盛りあたりが良さそうです。天ぷらを食べると美味しいのですが、さすがに蕎麦本来の繊細な風味が感じられにくくなってしまいそうです。
　ちょっと贅沢ですが、アルコールも頂きながら料理の味も楽しみ、最後に〆で「せいろ」などを頂くというのが、美味しいお蕎麦の食べ方かもしれません。そのためには、車を置いてこなければいけませんが・・・。