久しぶりの今回は排骨と脆皮焼肉。いつものお姉さんに顔忘れられたかもしれません。 : 重慶飯店 本館売店

横浜中華街の老舗四川料理店 重慶飯店本館一階にある売店です。叉焼や脆皮焼肉等、焼き物が充実しているのがありがたい。コロナのせいでしばらくご無沙汰していましたが、春節の週末に横浜に出かけたついでに立ち寄ってみました。

店頭の立て看板によれば以前には無かった焼き物の丼 数種類も販売している模様。やはりコロナ対策でテイクアウト強化しているようです。

でもこの日の目的は焼き物単品のテイクアウト。一時よりもお客さんが増えた気がするお店に入ると、いつものお姉さんが迎えてくれました。

ここ十数年同じお姉さんが売店の責任者をやられていますが、凄いのはそんなに頻繁に行かなくてもこちらの顔を覚えているらしいこと。でも今回は久しぶりだからかマスクのせいか、そういう感じは受けません。忘れられたかも。

それはともかく、今回は排骨(スペアリブ)の叉焼200gといつもの脆皮焼肉(クリスピーポーク)100gを注文(各100gあたり500円)。スペアリブは残りが290gというのでそれを全部頂きました。

スペアリブの叉焼は家で軽く温めてから食べましたが、骨にくっついた肉に甘めの叉焼醤が染みて旨い。ただ骨が太いので食べれるところが意外と少ないのがちょっと惜しい。

大昔に今は無き叉焼の名店、有昌で買った子豚のスペアリブは骨が細くて美味しかったことが思い出されます。この日は近くの源豊行で叉焼醤も購入。それを使って今度麻布ナショナルで子豚のバックリブ買ってスペアリブの叉焼作ってみようと思います。

もう一つの脆皮焼肉も安定の美味しさ。コロナが落ち着いたら顔忘れられないよう、もう少し頻繁に伺いたいと思います。

中華民国の建国記念日「双十節」の10月10日は横浜中華街の老舗四川料理店重慶飯店本館のリニューアルオープンの日。

二階のレストランで貫禄の美味しさのランチコース食べた後は同時オープンの一階売店に伺いました。中華街には重慶の売店は何ヵ所かありますが、叉焼等の焼き物を量り売りしているのはここだけなので長らく愛用しています。

世界的に有名な香港のデザイナー、アラン・チャン氏が手掛けたという赤・黒・金の外観のビルの一階にあるのは二階以上のレストランへのエントランス・エレベーターホールと売店だけ。売店にはローズホテルのある通り側の入口から直接入れるようになっています。

店内にも開店祝いの胡蝶蘭が多数飾られた店内は以前より少し広くて明るい雰囲気です。でも奥に焼き物が吊るされたブースがある点と十年以上姿が変わらない年齢不詳の中華系のお姉さんがお店を仕切っている点は以前とおんなじです。

この日はまだ他でも買い物をするつもりだったので叉焼と脆皮焼肉(皮付き焼肉)を各300g の取り置きをお願いして一旦退店しました。普通なら名前、電話番号告げて会計を済ませるところですが、お姉さんによれば顔覚えてるから大丈夫とのこと。

以前からいかにも顔覚えてる感じで接してくれてますが、2～3ヶ月に一回しか行かないのに本当にそうだとしたら大したものです。

小一時間買い物をしてから戻ってみるとちゃんと叉焼と脆皮焼肉は取置き済み。蝦餃子、餅米焼売等も追加でいただいて帰りました。

家に帰ってから早速食べてみると、叉焼は凝縮された豚の旨味がしっかり閉じ込められています。軽く温めてそのまま食べるもよし、ラーメンのトッピングにするもよし。イマドキのラーメン屋さんで流行りの低温調理のチャーシュー(煮豚)とは一味違う美味しさです。

脆肉焼肉はサクサクの皮が相変わらずの美味しさ。蒸籠で蒸した蝦餃子も米の皮がもちっとして中の海老がぷるぷる。食感というか触感も味も官能的な旨さです。

愛用していた売店が味はそのままに綺麗に生まれ変わったのは嬉しい限り。お姉さんはリニューアル工事中の仮店舗にあまりお客さんが来ないと嘆いていましたが、これを機に千客万来になることを祈念します。自分の買う分が残らないと困りますが。

2018年秋の完成に向けて現在改築工事中の重慶飯店本館に併設されている焼物主体の売店です。本館の工事が始まってから伺うのは初めて。

週末に横浜に行ったついでに久し振りに伺うと、いつものお姉さんが工事始まってからお客さんがさっぱりこないとボヤいていました。お姉さんによれば以前のポイントカードは失効して新しいシステムに切り替わったらしい。新しいカードを作ってもらいました。

今回の買い物はほぼ毎回と言っていいほど頂く皮付きの焼豚。焼ける過程で皮が自分の脂でクリスピーに揚がる、その皮の食感がたまらない一品です。200gを購入すると例によって大きな中華包丁で食べやすいサイズにカットしてくれました。

家で食べてみると肉の部分はじわっと味がしみて旨い。でもでも「クリスピーな皮が命」のはずの皮が少ししんなりした感じ。お姉さんが焼きたてと言っていたけれど、まだ温かいのを密封したせいで水蒸気が皮をしんなりさせちゃったんだろうか。

試しにオーブントースターで一回再加熱して冷ますとかなり改善されました。レストランに出す時はどうやってるんだろう。次はその辺の事情を良く確認してから買いたいと思います。

尚、長い間買ってるけど、こういうことは初めてなので評価はそのままにして置きます。

2015年10月訪問
この日は家で使っている蒸籠が壊れたので横浜中華街の大通りにある照宝へ。中華式、日本式のいろいろなサイズ、材質の蒸籠の品ぞろえが豊富です。数ある蒸籠の中で、今回は比較的手ごろな中華式の杉製、24cmの一段を購入しました。せっかく蒸籠買ったので、ついでに近くにあるこちらを訪問。新品の蒸籠で前回美味しかったこちらのミニ飲茶セット2000円を試してみる目論見です。飲茶セットに加えて、ついでのついでで叉焼と花巻も頂きました。

家に帰って新品の蒸籠の初仕事。飲茶と花巻を蒸してみます。まず５種類の飲茶を二個ずつ。米粉の皮で作った海老餃子の蒸し上りが絶妙です。皮がぷるぷるで蠱惑的な食感。他の種類も含めて、ここの飲茶は相変わらず海老のプリプリ感がたまりません。15個入って2000円という値段も味を考えたら高くないです。ふっくら蒸された花巻は叉焼とネギ、甜麺醤と一緒に。北京ダックを春餅で包んだもののような味の組み立てでこれも旨い。世田谷の鹿港は肉まんがダメになっても万頭が魅力でしたが、この花巻があればわざわざ行かなくてもすむかも。

やはりこちらのお店は中華街行くたびに寄ってしまいますね。それだけの価値はあると思います。

2015年3月訪問
いつもの皮付き焼き豚バラ肉と初めての飲茶をテイクアウト
最近の中華街は食べ放題のお店や世界チャンピオンを売りにしたお店ばかりが増殖している気がします。その一方で、チャーシューの有昌、珠江飯店、永楽製麺所など、古くからの名店が無くなっていくのは寂しい限り。新陳代謝と言ってしまえばそれまでですが、味や質の面では確実に退化・劣化している印象です。

でも横浜中華街発展会によれば中華街には半世紀以上の歴史を持つお店が聘珍樓を筆頭にまだ12軒残っているとのこと。1960年創業の中華街では珍しい四川料理の名店、重慶飯店もその一つ。中華街には本館、別館、新館、第一・二売店、茶寮など、とにかく沢山の店舗がありますが、こちらは本館付属の売店です。重慶飯店の他の売店との違いはチャーシューや焼いた丸鶏など、焼き物の量り売りをしているところ。量り売り自体は同発本館等、他店でもありますが、入り口や会計等、全てレストランとは独立しているので、入りやすいし、買いやすい。中華街に行くたびに必ずと言っていいほど伺っています。

ここで一番のお気に入りは皮付き焼き豚バラ肉。皮付きのバラ肉を窯で焼くと、皮は自分の脂で揚げられてカリカリに。角煮の皮のとろとろな感じとも、子豚の丸焼きの皮のパリパリの感じとも違って香ばしくて旨い！ 豚の皮を一番美味しく食べる料理法の一つだと思います。豚バラ肉の皮カリカリ系ではタイのムークロップやデンマークのフレスケスタイも好きですが、やはりこれが一番。

それとこれからの時期にお勧めは焼き物４種が円形の器に盛られたセット（1600円くらい）。お花見にパーティーにとても良いと思います。

今回頂いたのは皮付き焼き豚バラ肉とチャーシュウ。それと初めて飲茶のセットを買ってみました。
皮付き豚焼き肉はもちろん美味しいですが、今回のサプライズは飲茶。餃子２種（海老、フカヒレ）と焼売３種（海老、椎茸、ジャンボ）が各３個づつのが2000円。餅米焼売５個入りが1000円。いかにも観光土産然とした感じがあったので今まで買わずにいましたが、かなり後悔。

どの飲茶も皮も具も旨い。特に焼売と餃子の海老はプリプリで含有率高し。その辺の中華料理屋で食べるより美味しいし、むしろ安い。お見それしました。これは買うべしです。