本格石窯ピッツァもいいですが、珍しいタイプのパスタが食べられるのも魅力！ : クオ　ヴァディス

☆平成28年11月3日(木・祝)訪問

この日は、次女の高校の文化祭を見るため、石川町までやってきました。
家内と長女と連れだって見に行くのは毎年の恒例行事になっており、昨年はイタリアン(Ｊ PASTA)でランチ→文化祭見学→元町でカフェ休憩(パティーカフェ)の行程だったのですが、今年は、娘の出番が午前中だったので、文化祭見学→ランチの順になりました。
この行程だと、ランチに伺うのが、空いているオープン時間直後というのが叶わなくなり、ランチタイム真っ只中に突入してしまいます。
まあ、これも巡り合わせと考え、今回は、そのスケジュールを甘受することにしました。

果たして、文化祭を一通り見て当店に着いたのが12時20分過ぎくらいになりました。
山手トンネルの入口近くにあるお店で、元町の混んでいる通りからはちょっと外れているところに所在することにかすかな期待を持ちつつも、食べログ3.5点超えのお店でもあるので、待たされる覚悟はしていました。
ところが、案に相違して、お店に着くとスンナリと入れました。
かと言って空いていたわけではなく、我々と我々の次のカップル客で店内は満席となっていましたので、とてもいいタイミングで訪れたということだったと思います。

空いていた入口近くの４人テーブル席に案内されました。
卓上にはメニューが出されています。
ランチメニューは、ピッツァ又はパスタにドリンクの付くＡランチが1,000円（ただし、パスタの場合は＋300円。以下のメニューも同じ。）となかなかリーズナブル。これに前菜盛り合わせとパンの付くＢランチが1,500円、さらにメイン料理、デザートまで付くランチフルコースが2,500円というラインナップです。

イタリアンランチの場合、アラカルト風にシェアして食べるのが一番満足度が高いと考えているので、全員Ａランチにし、私と長女がパスタを、家内がピッツァを選択します。デザートは、この後、元町散策を予定していたので、別のお店でということも考え、遠慮しておきました。
このため、ドリンクも、カフェ休憩で予想されるコーヒー、紅茶系以外からチョイスしたいところなのですが、メニューにはその記載がありません。
店員さんにお聞きしたところ、オレンジジュース、グレープフルーツジュースなら対応可能とのことだったので、家内と長女がオレンジジュース、私がグレープフルーツジュースを注文しました。

パスタは、日替わりメニューでボードに書かれており、この日は、以下の２品
・シチリア産ケーパーとキャベツとトマトのストロッツァプレーティ
・島根県産ナスのトマトクリーム パッパルデッレ
かろうじて、タリアテッレの倍くらいの平打ち麺パッパルデッレは知っていましたが、ストロッツァプレーティの方は知りませんでした。お聞きしたら、ロマーニャ地方の手でねじる手打ちパスタとのこと。とても興味をそそられたので、パスタは一品づつ注文しました。

待つこと10分ほどでまずシチリア産ケーパーとキャベツとトマトのストロッツァプレーティが提供。もっちもちの手打ちパスタは、パスタというよりは、すいとんのような感じ。ショートパスタと聞いていたのですが、ちょっと長めです。トマトソースを主体としてソースも魚介系の旨みがたっぷりでとても美味しい。これは大ヒットですね。
次いで５～６分でパッパルデッレが提供されます。これは、予想通りの超平打ち麺。ストロッツァプレーティに比べるとモッチリ感が無いのと出されるタイミングを考えると、こちらは乾麺なのかもしれません。こう書くとネガティブに受け止められるかもしれませんが、そんなことは全く無し。こちらもナスのトマトソースでシンプルながら、コクの深い味わいでとても美味しいです。

ピッツァは、定番７種類からのチョイスで、家内は、ビアンケッティ（しらす、フレッシュトマト）をチョイスしました。
多少、待たされて、パッパルデッレの提供からさらに10分ほど待って提供です。
コルニチョーネがあるナポリ風ピッツァで、しらすとピッツァの相性の良さは承知しておりましたが、これも期待通りの味わい。石窯焼きらしいふっくらもっちりのピッツァの仕上がりも文句ありません。これもとても美味しい。

全体に料理の満足度はとても高いです。
石窯が目立つお店なので、どうしても、ピッツァを頼みたくなるのですが、＋300円のパスタもそれだけのことはあります。
珍しいタイプのパスタが食べたい向きにはいいお店だと思います。

量的には、軽めではあったのですが、味の満足度は極めて高く、いい気分で元町散策に向かいました。